れんこんの旬はいつ?産地別の特徴と美味しい食べ方、見分け方をご紹介

れんこんの旬はいつ?産地別の特徴と美味しい食べ方、見分け方をご紹介

シャキシャキとした食感が美味しいれんこん。

穴の開いた形状から、先が見通せる縁起物として扱われ、おせち料理にもよく使用されています。

普段から、煮物や筑前煮の具材としても使われるれんこんですが、その旬や産地、正しい保管方法を知っている人は少ないのではないでしょうか。

今回の記事では、れんこんの旬や産地別の特徴、美味しい見分け方や調理方法をまとめてお伝えしていきます。

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れんこんの旬は秋〜冬!時期によって変わる味わいをご紹介!

産地別れんこんの旬の時期と特徴を解説

れんこんは、現在1年を通してスーパーで販売されています。

そのため、旬の時期がわかりづらくなっていますが、実はれんこんの旬は秋〜冬にかけてです。

れんこんは通常、9月下旬までに田んぼの中で成長を終えますが、その後そのまま田んぼのなかでしばらく寝かせます。

そうすることによって、れんこんのタンパク質が糖に変化し、れんこんの旨味が増します。

そのため、れんこんは収穫の時期によって味わいが異なります。

まずは、そんな収穫時期によって変わる、れんこんの味わいの特徴をお伝えします。

「新れんこん」はみずみずしくてあっさり

旬の時期よりも少し早い、6月以降に収穫されるれんこんを「新れんこん」と呼びます。

この時期のれんこんは、みずみずしくてあっさりとした味わいが特徴です。

れんこんは切り方によって食感が変わりますが、新れんこんは輪切りにすることで、よりシャキシャキとした食感が味わうことができます。

輪切りにしたれんこんを、サラダなどに入れて食せば、新れんこんの風味と食感をより味わうことができます。

晩秋のれんこんは粘りと甘みが特徴

一方、れんこんの需要が最も多くなる晩秋〜冬にかけては、粘りと甘みが強くなる特徴があります。

これは、れんこんを田んぼの中で寝かせたことで、でんぷん質が糖に変化したためです。

この時期のれんこんは、すりおろしてれんこん餅にしたり、天ぷらにして火を通すなど、加熱調理をすることで、より粘りと甘みを味わうことができます。

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産地別れんこんの旬の時期と特徴を解説

れんこんの旬は秋〜冬!時期によって変わる味わいをご紹介!

東の茨城:茨城県産れんこん

れんこんの名産地は、「東の茨城」「西の徳島」と言われます。

このうち、「東の茨城」と称される茨城県は、国内のレンコン生産量のうち約50%を占めています。

特に、茨城県南部にある霞ヶ浦は、れんこんの主な産地であり、この地域の豊かな水とミネラル豊富な土壌が美味しいれんこんを育ててくれます。

茨城県のれんこんは、主に東日本に出荷され、丸みを帯びた形が特徴です。

西の徳島:徳島県産れんこん

茨城県に次いで、れんこんの生産量が多いのが徳島県です。

徳島県のれんこんは、日本のれんこんの生産量のうち約10%を占めます。

徳島県のれんこんは、主に西日本に出荷され、茨城県産のものと比べて、細長い形が特徴です。

金沢伝統野菜:加賀れんこん

金沢県には、金沢伝統野菜の「加賀れんこん」があります。

加賀れんこんの特徴は、一般的なれんこんと比べ、でんぷん質が多く粘りが強いことです。

茨城や徳島のものと比べ、全体的に小ぶりサイズで、穴が小さいという特徴もあります。

加賀れんこんの旬も、一般的なれんこんと変わらず、秋から冬にかけてが最も美味しい時期を迎えます。 

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美味しいれんこんの選び方と保存方法はこれ

美味しいれんこんの選び方と保存方法はこれ

美味しいれんこんの選び方

美味しいれんこんを選ぶポイントは、以下の通りです。

  • 全体的にふっくらとしている
  • 持った時にずっしりとした重さがある
  • 表面に艶があり、傷がない
  • カットされている場合、切り口が変色していない
  • 穴の中が黒ずんでいない

れんこんは収穫とともに水分が抜け、次第に乾燥していきます。

そのため、美味しいれんこんを選ぶ際には、水分を含んだ新鮮なものを選ぶ必要があります。

最近では、乾燥を防ぐため、泥付きのまま販売されているれんこんもありますが、ほとんどはカットされた状態で販売されているため、表面の艶感や切った断面の変色などを確認すると良いでしょう。

また、れんこんは白色というイメージがあるかもしれませんが、実際のれんこんは少し黄色味がかった色をしています。

不自然に白いものは漂白されている可能性がありますので、注意して観察しましょう。

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美味しさを保つ保存方法

れんこんは通常、室温が25℃以下になる冬場であれば常温保存が可能です。

ただし、カットされているものやそれ以外の時期は、冷蔵保存がおすすめです。

通常れんこんは、両端が閉じているそのまま状態か、カットされた状態で販売されています。

両端が閉じている状態のものは、濡らした新聞紙などでれんこんを包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫にいれておくと良いです。

一方、カットされた状態のものは、ラップで包み空気に触れないようにして、冷蔵庫で保存しましょう。

カットされているものは傷みやすいため、早めに食すことはもちろんですが、切り口が変色してしまった場合には、薄く断面を切ってから調理をすると良いです。

また、カットしたれんこんを酢水にさらし、よく水分をとったあとにラップで包んでジップロックに入れれば、冷凍保存も可能です。

冷凍保存の場合は、約1ヶ月ほど保管ができるので、すぐに食べられない時におすすめです。

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れんこんの美味しいレシピ3選

れんこんの美味しいレシピ3選

定番!れんこんのきんぴら

ここからはれんこんの美味しい調理方法をお伝えします。

まずは、定番のれんこんのきんぴらです。

れんこんのきんぴら作り方

  1. にんじんを千切りにし、れんこんは薄いいちょう切りにしておきます。
  2. フライパンにサラダ油と鷹の爪をいれて熱します。
  3. 切ったにんじんとれんこんを入れ、しんなりするまで中火で炒めます。
  4. れんこんがしんなりしてきたら、醤油大さじ1.5、みりん大さじ1.5、砂糖小さじ1をいれて炒めます。
  5. にんじんとれんこんに火が通り、全体的に調味料が馴染んできたら器に盛り付け、仕上げに白ごまを振って完成です。

れんこんサラダ!ツナマヨ和え

続いてご紹介するのは、れんこんのツナマヨ和えサラダです。

こちらのメニューは、とても簡単に作ることができるため、夕飯の一品としてぜひ作ってみてください。

れんこんのツナマヨ和えサラダ作り方

  1. れんこんを薄くいちょう切りにします。
  2. 切ったれんこんを水につけアクを抜いたら、水気を切ります。
  3. 耐熱容器にいれて、ふんわりとラップをしたら600Wのレンジで3分加熱します。
  4. ツナ缶の汁を切り、マヨネーズ大さじ1、めんつゆ(3倍濃縮)小さじ1、こしょう少々をいれて、れんこんと混ぜ合わせます。
  5. 器に盛り付け、刻みネギをかけて完成です。

簡単おつまみ!れんこんチーズチップス

最後にご紹介するのは、れんこんチーズチップスです。

お子さんのおやつや旦那さんのおつまみなど、簡単にすぐ作ることができるため、ぜひ一度試してみてください。

簡単れんこんチーズチップス作り方

  1. れんこんの皮を剥き、3mmくらいの薄さにスライスします。
  2. れんこんを酢水にさらし、ザルで水分をきります。
  3. フライパンにサラダ油を入れ、チーズを大さじ1ずつ間隔をあけて並べます。
  4. チーズが溶けてきたら、その上にれんこんを1枚ずつのせます。
  5. チーズの周りが茶色く色づいてきたら裏返します。
  6. 弱火にして、れんこんに火が通るまで2〜3分焼きます。
  7. 器に盛り付け、こしょうを振ったら完成です。

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まとめ

今回は、普段なかなか詳しく知ることのできないれんこんについて、旬の時期と味わい、生産地、美味しい選び方や調理方法をお伝えしてきました。

ぜひこの記事を参考にして、美味しいれんこんを召し上がってくださいね。

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