にんにくで滋養強壮!主な栄養素・選び方・保存方法を徹底解説

ニンニクで滋養強壮!主な栄養素・選び方・保存方法を徹底解説

にんにくは料理の香り出しや薬味、そのままたべることもできる幅広い調理法が魅力の食材です。

滋養強壮のスタミナ食材としても有名ですが、ほかにも多くの栄養素を含んでいます

この記事ではにんにくの主な栄養素や、選ぶときのコツ、おいしく保存する方法を解説します。

にんにくの保存方法に悩んでいる方や、もっとにんにくをおいしくたべたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

「料理のためににんにくをまとめて買ったけど、余ってしまった」「にんにくがどれぐらい日持ちするのか分からない」。そんな時に役に立つ、にんにくの保存に関する情報をご紹介します。

にんにくの主な栄養素

ニンニクの主な栄養素

にんにくの主な栄養素は、次の5つが代表的です。

毎日の食事ににんにくを適量取り入れることで、健康的な日々につながります。

アリシン:疲労回復や滋養強壮

にんにくの滋養強壮は、アリシンという栄養素が関係しています。

アリシンは疲労回復に優れたビタミンB1の吸収を手助けして、滋養強壮効果が期待できます。

また、アリシンは免疫力の向上や、がんの予防効果につながるといわれています。

摂取すると血行促進によって、血管が拡張するはたらきから、冷え性のケアや動脈硬化、血栓の予防にも役立てられているのです。

アリシンは結核菌やブドウ球菌などの危険な菌に対抗する抗生物質としてのはたらきも認められています。

優れた殺菌作用で、体内に入ってきた菌をシャットアウトし、健康的な日々を手助けしてくれるのです。

カロテン:皮膚や粘膜の健康をサポート

にんにくの芽の部分には、多くのカロテンが含まれるいます。

カロテンはニンジンやとうがらしなどの赤色の色素で、摂取すると体内でビタミンAに変化する性質をもっています。

皮膚や粘膜の健康維持に役立つ栄養素として、毎日の摂取が推奨されています。

ビタミンAが不足すると、爪がわれやすくなったり、肌荒れしやすくなったりします。

健康的な肌を維持するため、毎日の食事ににんにくを取り入れましょう。

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リン:健康な歯や骨を作る働き

リンは健康な歯や骨をつくるサポートをする栄養素です。

にんにく100gあたり153mgを配合しており、1日あたり男性は1,000mg、女性は800mgの摂取量が推奨されています。

リンは新しい骨や歯の発達にも不可欠な成分であると同時に、代謝反応にも関係しています。

体内でリン酸になり一定濃度が保たれることで、健康的な体の維持に役立てられているのです。

葉酸:貧血予防・胎児の発育をサポートする

葉酸は葉物野菜に多く含まれている栄養素です。

にんにくにも芽の部分を中心に葉酸が含まれており、貧血予防に役立ちます。

また、葉酸は胎児の発育をサポートする重要な栄養素でもあります。

特に妊娠初期は胎児の細胞分裂が活発な時期で、葉酸がDNAの合成などの重要な部分に関係します。

そのため、十分な葉酸をとることが、胎児の成長をサポートして、鉄分の補給にもつながるのです。

ビタミンB6:タンパク質をエネルギーに変換する

ビタミンB6は、エネルギー代謝をサポートするはたらきがあります。

ほかにもタンパク質の分解を手助けするため、ダイエットや筋トレでプロテインなどをとっている方ほど、ビタミンB6も一緒にとりたい栄養素です。

ビタミンB6が不足すると、痙攣やむくみ、湿疹や口内炎などの健康被害が起きるリスクがたかまります。

1日あたり1.3mgの摂取が推奨されている中、にんにくは100gあたり1.53mgと、多くのビタミンB6がはいった食材です。

にんにくは疲労回復やタンパク質をエネルギーに変換するなど、ダイエットや体をきたえるサポートになる食材です。

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美味しいにんにくの選び方

美味しいニンニクの選び方

にんにくは新鮮なものほど、水分がのこっており、みずみずしいおいしさを体験できます。

新鮮なにんにくを選ぶために、おぼえておきたいコツをご紹介します。

実が固く綺麗な丸みを帯びている

にんにく全体の形がふっくらと丸みがあるものは、水分が多く新鮮な証拠です。

収穫から時間が経過しているにんにくは、形が歪んでいたり、やわらかくなったりしています。

固さがありつつも、きれいに丸みをおびているにんにくを選びましょう。

ずっしりと重い

新鮮なにんにくは水分を含んでいるため、ずっしりと重みがあるものを選びましょう。

同じサイズでも重いにんにくは、水分が残っており新鮮な証拠です。

一方で軽いにんにくは、おいしさや香りが損なわれている可能性があります。

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にんにくの保存方法は?

ニンニクの保存方法は?

にんにくは保存方法に気をつければ、長持ちする食材です。

3つの保存方法と保存期間、注意点をご説明します。

冷蔵庫で保存する方法

にんにくは冷蔵庫にいれておくと、約1か月間保存できます。

ただしにんにくを冷蔵庫で保存する際は、必ず薄皮をむいておきましょう。

常温でそのまま保存すると、発芽してしまい水分や香りが損なわれる原因になってしまいます。

薄皮をむいたにんにくは、ジップ付きの保存袋にいれて、冷蔵庫に保管しましょう。

香りや乾燥が気になるときは、保存袋にいれる前に、キッチンペーパーで1片ずつ包んでください。

冷凍保存する方法

冷凍保存するときは、皮ごとジップ付きの保存袋にいれましょう。

1片ずつにわけたら、2~3片を一緒にラップで包んだあと、冷凍用のジップ付き保存袋にいれることがコツです。

また、にんにくは冷凍庫に入れてもかたくならないため、つかうときもそのまま包丁でカットできます。

ほかにも、からかじめみじん切りや薄切り、すりおろしにして、そのまま冷凍する方法があります。

香りがとんでしまうため、冷凍可能期間は2週間程度ですが、すぐに取り出して料理につかえるメリットもあります。

漬け込んで保存する

薄切りやみじん切りしたにんにくをしょうゆなどに漬け込んで、冷蔵保存する方法もあります。

保存期間は1週間程度で、そのまま料理の味付けに活用できます。

臭いが強いため、密閉容器にいれて冷蔵庫に保管しましょう。

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まとめ

にんにくは滋養強壮や疲労回復、さらには骨や歯をつくるためのリンなど、豊富な栄養素が含まれています。

食事の香り付けの薬味だけでなく、さまざまな料理に加えられる万能食材です。

おいしいにんにくは香りがよく、みずみずしい食感がたのしめます。

健康的な日々のサポートとして、栄養豊富なにんにくを食事に取り入れましょう。

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