とうもろこしの茹で方を解説!皮付き・皮なしの場合の茹で時間や塩の量、レンジを使った簡単な方法も

とうもろこしの茹で方を解説!皮付き・皮なしの場合の茹で時間や塩の量、レンジを使った簡単な方法も

ぷりぷりとした食感と、みずみずしい自然な甘みが魅力の「とうもろこし」。

家庭で食べるときの定番は、シンプルな「茹でとうもろこし」です。

簡単なメニューに思われがちですが、じつは茹で方ひとつで味や食感が大きく変化します。

そこで今回は、とうもろこしの美味しい茹で方について解説。

今さら聞けない基本の茹で方から、少ない水で茹でられる「蒸し茹で」の方法、電子レンジで手軽に茹でる方法まで、順を追ってご紹介します。

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とうもろこしを美味しく茹でるポイントとは?

とうもろこしを美味しく茹でるポイントとは?

まずは、とうもろこしを茹でるときの5つのポイントをご紹介します。

どんな茹で方をする場合も、このポイントを押さえておけば美味しく仕上がるはずです。

買ってきたらすぐに調理しよう

とうもろこしは、収穫直後が一番甘く、その後時間が経つにつれて糖度が低下することで知られています。

これは、収穫後、とうもろこしに含まれる糖分が酵素の働きで徐々にデンプンに変化するためです。

時間が経つほど風味も失われていきますので、買ってきたらすぐに調理して、できるだけ早く食べるようにしましょう。

すぐに食べない場合も、生のままではなく、加熱してから保存するのがおすすめです。

皮付きのまま茹でよう

とうもろこしは、皮をすべて剥いてから茹でるのではなく、内側の皮を数枚残した状態で茹でるのが基本です。

皮なしで茹でたものより旨みが逃げにくく、甘みが引き立つといわれています。

お湯から?水から?仕上がりの好みで選ぼう

とうもろこしを茹でるとき、お湯から茹でるか、水から茹でるか、どちらか迷った経験はありませんか?

じつは、とうもろこしを茹でるのはお湯からでも水からでもOK

お湯から茹でるとほどよい食感でシャキシャキとした仕上がりに、水から茹でるとジューシーでふっくらとした仕上がりになりますので、用途や好みにあわせて選んでください。

塩はきちんと計量しよう

は、茹でとうもろこしの味の決め手。

とうもろこしの美味しさを最大限引き出すためには、使う水やお湯の塩分濃度を調整する必要があります。

少し面倒かもしれませんが、塩は目分量ではなく、計量スプーンやキッチンスケールできちんとはかり取るようにしてください。

熱いうちにラップで包もう

茹で上がったとうもろこしをすぐに食べない場合は、熱いうちにラップでぴったりと包んでおきましょう

水分が飛んで、とうもろこしの粒にシワが入ってしまうのを防ぐことができます。

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とうもろこしの基本の茹で方

とうもろこしの基本の茹で方

ここでは、とうもろこしの基本の茹で方を6つのステップにまとめました。

手順ごとのコツもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

手順1:最後の1~2枚を残して皮を剥く

最後の1~2枚を残して、とうもろこしの皮をすべて剥きます。

根元の茎は手で折るか、包丁でカットして取り除きましょう。

残した皮は、上半分をめくってひげを大まかに取り除いた後、元の場所に戻してとうもろこしを包んでおきます。

手順2:鍋またはフライパンに水を入れる

鍋やフライパンにとうもろこしがすっぽり浸かる量の水を入れます。

このとき、計量カップなどで水の量をはかりながら入れるようにしてください。

とうもろこしが鍋に入らないときは…

とうもろこしが入るサイズの鍋がないときは、大きめのフライパンを使うのが便利です。

直径26~28cmのフライパンであれば、2~3本のとうもろこしを一度に茹でることができます。

切らずに丸ごと茹でるのがベター

とうもろこしが鍋やフライパンに丸ごと入らない場合は、半分または1/3程度にカットしても問題ありませんが、水に触れる断面が増えるほど風味や栄養は流出しやすくなります。

できるだけ切らずに、丸ごと調理するのがおすすめです。

手順3:水の量に対して2~3%の塩を加える

「手順2」ではかった水の量に対して、2~3%の塩を投入します。

水が1Lであれば20~30g(大さじ1.5~2杯程度)1.5Lであれば30~45g(大さじ2~3杯程度)が目安です。

実際にはかってみると塩の量が多いことに驚くかもしれませんが、この塩加減こそが美味しく仕上げるポイントになります。

手順4:とうもろこしを入れ、中火で3~4分茹でる

菜箸などで転がしながら、とうもろこしを茹でます。

とうもろこしが浮いてきてしまう場合は、落とし蓋や平たい耐熱皿などをかぶせておきましょう。

お湯から茹でる場合

「手順3」の鍋を火にかけ、沸騰してからとうもろこしを投入します。

茹で時間は3~4分ほどが目安です。

水から茹でる場合

「手順3」の水の中にとうもろこしを入れ、火にかけます。

茹で時間は沸騰してから3~4分ほどです。

手順5:火を止め、そのまま5~10分置く

とうもろこしは、茹で上がってもすぐに取り出さず、5~10分ほど鍋の中に放置しておきましょう。

粗熱が取れる過程で塩水がとうもろこしに染み込み、よりしっかりとした塩気が感じられるようになります。

手順6:水気を切って、残りの皮を剥く

5~10分経過したら、とうもろこしをザルにあげます。

残しておいた皮を剥き取り、軽く水気を切ったら完成です。

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水は少量でOK!とうもろこしを「蒸し茹で」にする方法

水は少量でOK!とうもろこしを「蒸し茹で」にする方法

コップ1杯程度の少ない水で茹でることができ、簡単で節約にもなるのが、とうもろこしをフライパンで蒸し茹でにする方法

仕上がりが水っぽくなりにくいので、甘みが凝縮されたように感じるはずです。

手順1:フライパンに少量の水と塩を入れて沸騰させる

とうもろこしがすっぽり入る大きさのフライパンに、深さ5mm~1cmほどの水と、水の量に対して2~3%の塩を入れて火にかけます。

水が200mlであれば、塩の量は4~6g(小さじ1杯程度)です。

手順2:とうもろこしを入れる

沸騰したら、皮を1~2枚を残して下処理しておいたとうもろこしをフライパンに入れます。

手順3:蓋をして弱火で8~10分加熱する

フライパンに蓋をして、弱火8~10分ほど加熱しましょう。

途中で一度とうもろこしを裏返しておくと、加熱ムラができにくくなります。

手順4:水気を切って、残りの皮を剥く

とうもろこしをザルにあげて、残しておいた皮を剥き取り、軽く水気を切ったら完成です。

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簡単!電子レンジで茹でるとうもろこし

簡単!電子レンジで茹でるとうもろこし

1~2本のとうもろこしをパパッと茹でたいときにおすすめなのが、電子レンジを使う方法です。

わざわざお湯を沸かす手間が省けて楽なのはもちろん、とうもろこしが水に触れないので、水溶性の栄養素が流失しにくいというメリットもあります。

加熱ムラができやすいので大量調理には向きませんが、少量を茹でたいときには持ってこいの方法です。

手順1:とうもろこしに塩をまぶし、ラップで包む

下処理をして、皮を1~2枚残しておいたとうもろこしをラップで包みます

皮なしのとうもろこしは、まず濡らしたキッチンペーパーで包み、その上からラップで包むようにするとよいでしょう。

手順2:500~600Wの電子レンジで5分ほど加熱する

500~600Wのレンジで5分ほど加熱します。

加熱時間は目安ですので、お使いのレンジによって調整してください。

手順3:レンジから取り出し、ラップをしたまま蒸らす

加熱が終わったら、とうもろこしを取り出し、粗熱が取れるまでそのまま蒸らします

とうもろこしを取り出すときは、くれぐれもやけどに注意してください。

手順4:ラップと皮を剥がし、塩をなじませる

食べるときにラップと皮を剥がし、好みで塩をふっていただきましょう。

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茹でたとうもろこしの日持ちはいつまで?

茹でたとうもろこしの日持ちはいつまで?

ここでは、茹でたとうもろこしの保存方法について解説します。

その日のうちに食べられなかった場合、どのくらいの期間保存しておくことができるのでしょうか。

冷蔵保存の場合

茹でてラップで包んでおいたとうもろこしは、そのまま冷蔵庫で3~4日ほど保存することができます

時間とともに風味が失われてしまうので、できるだけ早く食べきるようにしましょう。

冷凍保存の場合

冷凍保存する場合は、包丁や専用のとうもろこしカッター(コーンカッター)で芯から粒を外し、フリーザーバッグなどで密封して冷凍庫に入れましょう。

保存期間の目安は1ヵ月ほど

使うときは、炒め物やスープなどに凍ったまま入れることができます。

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まとめ

今回は、鍋・フライパン・電子レンジを使ったとうもろこしの茹で方をご紹介しました。

下処理や塩加減、冷まし方のコツも押さえて、美味しいとうもろこしを堪能してください。

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ぷりぷりとした食感と、みずみずしい自然な甘みが魅力の「とうもろこし」。家庭で食べるときの定番は、シンプルな「茹でとうもろこし」です。簡単なメニューに思われがちですが、じつは茹で方ひとつで味や食感が大きく変化します。そこで今回は、とうもろこしの美味しい茹で方について解説。
とうもろこしは、収穫した直後が一番美味しく、食べごろとされています。とうもろこしの正しい保存方法を覚えておくと、風味を逃さずに、美味しくいただけます。常温・冷蔵・冷凍の保存期間や、解凍するコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。