えのきの賞味期限と長持ち保存方法&レシピをご紹介!無駄なく食べきるためのコツとは?

えのきの賞味期限と長持ち保存方法&レシピをご紹介!無駄なく食べきるためのコツとは?

みそ汁や鍋、炒め物などさまざまな料理で役立つ万能食材であるえのき。

年間を通じて安価に流通しており、手に入りやすい食材の一つです。

今回はそんなえのきの賞味期限や保存方法、大量に消費できるおすすめのレシピをご紹介。

この記事を読むことでえのきを長くおいしく楽しむ方法が分かります。

この記事では、種類が豊富なきのこの中から、スーパーで手軽に購入できる食用きのこを9種類紹介しています。 それぞれの食用きのこの特徴から活用方法まで徹底解説しているので、ぜひ参考にしてください。

えのきの賞味期限はどれくらい?

えのきの賞味期限はどれくらい?

スーパーではパックに詰めて販売されることが多いえのきですが、賞味期限の記載はない場合がほとんど。

どのくらいの期間であればおいしく食べることができるのでしょうか。

一般的なえのきの賞味期限について解説します。

常温保存の場合の賞味期限

えのきを常温で保存した際の賞味期限は非常に短く、約1〜2日くらいとされています。

その理由は、えのきが15度前後の寒冷な気候で育つ菌類のため。

購入したえのきを常温の室内に放置しておくと、1日前後でぬめりや変わったにおい、変色など腐る兆候が見られる場合がほとんどです。

冷蔵保存の場合の賞味期限

えのきを冷蔵庫内で保存するなら、とくに野菜室が適した環境です。

野菜室で保管した場合の賞味期限は約1〜2週間となっています。

また、えのきを含めたキノコ類は湿気に弱いため、袋のまま保存するのはあまりおすすめできません。

袋から取り出してキッチンペーパーで包み、水分を吸収できるようにすると風味の劣化を防ぐことができます。

ふるさと納税でえのきを探す

えのきを長持ちさせるなら”冷凍保存”がおすすめ!

えのきを長持ちさせるなら”冷凍保存”がおすすめ!

えのきを長持ちさせたいときに最もおすすめなのが”冷凍保存”。

賞味期限が伸びるだけでなく、栄養価までアップする体にも嬉しい保存方法です。

冷凍保存の際の賞味期限やコツ、意外なメリットを紹介します。

冷凍保存の場合の賞味期限

えのきを冷凍で保存した場合の賞味期限は約3〜4週間

冷蔵保存に比べおよそ2〜3倍の間おいしい状態を保つことができます。

えのきを冷凍保存する方法

えのきの風味を損なわずに冷凍保存するためにはいくつかのコツが存在します。

具体的な冷凍保存の手順は以下の通りです。

  1. えのきを袋から取り出して根元を切り落とす
  2. 優しくほぐし、一度に使う量を小分けにする
  3. ラップやビニール袋で密閉してから冷凍室へ入れる

この際、とくに注意が必要なのが次の2点。

  • 水洗いをしないこと
  • なるべく空気に触れないように包むこと

水洗いをせずに冷凍することで、えのきの栄養が外へ流れ出るのを防ぐことができます。

また、空気に触れるとえのきの酸化が進み味の劣化が早くなってしまうため、できるかぎり真空に近い状態で保存するのが理想です。

冷凍保存で栄養価&旨味も増加!?

えのきを冷凍で保存することで、ダイエットに役立つ栄養素や旨味が大幅に増加します。

えのきに含まれる「キノコキトサン」は、脂肪の燃焼を促進し、体重減少や生活習慣病の改善をサポートしてくれる近年注目の食物繊維。

驚くことに、えのきを冷凍するだけでキノコキトサンの含有量は12倍にまで増加します。

また、冷凍保存には旨味がアップするというメリットも存在。

凍る過程で細胞壁が破壊され、旨味を作り出す酵素がはたらくことでえのきのおいしさが引き出されます。

ふるさと納税でえのきを探す

健康効果が話題の”えのき氷”とは?

健康効果が話題の”えのき氷”とは?

えのきを冷凍保存する際の便利な方法の一つが”えのき氷”です。

必要な材料はえのき300gと水400mlだけ(えのきの量に合わせて水分量を調整すればOK)という手軽さも魅力的。

冷凍庫で3週間程度は保存できるため、えのきの使い道が思いつかないときにもおすすめのレシピです。

えのき氷の作り方

えのき氷はミキサーと大きめの鍋さえあれば作ることが可能。

煮詰める過程では少し時間がかかりますが、焦げ付かないように時々かき混ぜればいいだけなので手順は非常に簡単です。

  1. えのきの根元を切り落とし、長さが1/2~1/3程度になるようにカットする
  2. えのきと水をミキサーへ投入し、滑らかになるまで攪拌する
  3. ペースト状になったえのきを鍋で1時間程度煮詰める
  4. 水分が減り表面に気泡が浮かんだ時点で火を止め、粗熱をとる
  5. 製氷皿に流し込み冷凍庫へ入れる

えのき氷のメリット

えのき氷がもつ最大のメリットが「あらゆる料理に使用できる」点です。

生のえのきをそのまま凍らせるだけでは料理に加えた際に「歯ごたえがあるので食べづらい」「繊維が口の中に残って不快」といった問題が発生することがありますが、えのき氷ではそうした心配が一切不要。

えのきの食物繊維を細かく粉砕しており非常に食べやすくなっているため、高齢者や子供へ提供する料理にも使うことができます。

また、製氷皿で小さいブロック状に分けて冷凍されているため、使う分だけすぐに取り出すことができるのも良い点です。

えのき氷の活用術

えのき氷はスープやカレー、煮物などの汁物料理で大活躍。

冷凍したえのきには旨味が凝縮されているため、だし汁いらずで奥深い味わいが完成します。

その他にも、炒め物や炊き込みご飯、天ぷらの衣に至るまで、活用できる場面は非常に豊富です。

ふるさと納税でえのきを探す

えのきの大量消費・救済に!おすすめレシピ3選

えのきの大量消費・救済に!おすすめレシピ3選

えのきの佃煮

えのき以外の材料や難しい作業が一切不要のお手軽レシピ。

濃いめの味付けにすればご飯が進むこと間違いなしです。

フライパンや小鍋を火にかけて作ることもできますが、今回はより簡単な電子レンジを使った調理方法を紹介します。

  1. 根元を切ったえのき150gを用意し、一口大の大きさに切って軽くほぐす
  2. 耐熱ボウル・皿にえのきと醤油大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ1を入れてよく混ぜ合わせる
  3. ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(500W)で1分30秒加熱→かき混ぜて2分加熱する
  4. ラップを外し、さらに2分間加熱する

「量が多くて一度にすべて食べきれない」という場合は粗熱をとって冷蔵庫に入れることでおよそ5日間保存することが可能です。

空気に触れると味の劣化が進むため、密閉できる瓶やガラス製のタッパーで保管しましょう。

えのきの揚げ焼き

クセが無いため他の食材の引き立て役となることも多いえのきですが、揚げ焼きにすることで存在感が格段にアップ。

あっという間に食卓のメイン料理が完成します。

  1. 根元を切り落としたえのき1株を用意し、食べやすい太さにほぐす
  2. 醤油大さじ1、酒大さじ1、チューブタイプの生姜1cmをボウルの中で混ぜ合わせて漬けダレを作る
  3. ボウルにほぐしたえのきを入れ、タレと絡ませて下味をつける
  4. 片栗粉をえのき全体に軽くまぶす
  5. 油を多めに引いたフライパンにえのきを投入し、表面がカリッとするまで揚げ焼きにする

カリカリした食感の揚げ焼きはお酒のおつまみにも最適。

ヘルシーで罪悪感なく食べることができるのも嬉しいポイントです。

えのきのバター醤油ソテー

和食のイメージが強いえのきですが、じつは洋風の味付けとも相性バツグン。

バターのコクと醤油の塩味がえのきの旨味を最大限に引き出します。

  1. えのき1株の根元を落とし、5~6等分にほぐす
  2. たっぷりのバター(大さじ1~1.5程度)を引いたフライパンにえのきを入れ、中火で軽い焦げ目がつくまで焼く
  3. えのきをひっくり返して反対側も同様に焼く
  4. 火を弱めて醤油大さじ1/2を加え、えのき全体に醤油をなじませる
  5. 器に盛り、ブラックペッパーで味を整える

また、お好みでエリンギやマイタケなど他のキノコ類も加えるのもおすすめ。

それぞれの旨味の相乗効果でさらに豊かな味わいが楽しめます。

ふるさと納税でえのきを探す

まとめ

栄養価が高く、どんな料理とも相性が良いえのきは体にも財布にも嬉しい素晴らしい食材です。

適切な方法で保存することで長持ちさせることができるので、さまざまなレシピに取り入れてみてはいかがでしょうか。

えのきを正しく活用し、豊かな食生活を楽しみましょう。

ふるさと納税でえのきを探す

食卓にのぼる頻度が高いキノコといえば椎茸ではないでしょうか。煮ても焼いても美味しく食べられるため、あと1品欲しいという時に重宝するキノコです。この記事では、身近な椎茸の栄養素や旬、栽培方法などをご紹介します。

日本の伝統的な発酵食品、納豆。ダイエットや美肌への効果も期待できるので、ついまとめ買いしたくなりますが、そんなときに気になるのが賞味期限です。今回は、納豆の賞味期限や保存方法、おすすめの食べ方について解説します。