ふるなびスタッフ
香りが非常に豊かで、味わい深い落花生。
最近では、血管を健康にする食材として注目されています。
ガンや生活習慣病を予防するだけでなく、ダイエットや美容にも効果があるのが特徴です。
調理の仕方は茹でる方法と炒める方法がありますが、新鮮な生落花生であれば茹でる方法が断然おすすめ。旬の落花生の香りを存分に楽しめます。
ですが間違った茹で方をしてしまうと、落花生の魅力を活かしきれません。
そこで今回は落花生の美味しい茹で方を解説します。
圧力鍋を使った時短の茹で方や冷凍方法もご紹介するので、落花生の茹で方に興味ある方は是非参考にしてみてください。
落花生を美味しく茹でるポイント
ここでは落花生を美味しく茹でるときのポイントをご紹介します。
これらを意識すれば程よい歯ごたえとホクホクとした食感の落花生に仕上がります。
それぞれ順番に解説するので、ひとつずつ見ていきましょう。
買ってきたらすぐに火を通す
落花生は買ってきたらすぐに茹でましょう。
生の落花生は時間が経つと、すぐにカビが生えてしまうからです。
生の落花生には土がついていたり、乾燥していなかったりするため、包装内に水分が豊富に含まれています。
保存方法や保存場所によっては、下手をすると1日放置しただけでカビが生えてくる場合もあります。生の落花生を買ってきたらすぐに茹でるようにしましょう。
水から茹でる
落花生は水から茹でると美味しくなります。
水から茹でると表面と内部の温度差が少なくなり、全体の茹で加減が均一になるためです。
お湯から茹でた場合、芯の残った硬い落花生となる場合があります。
多少時間がかかっても水から茹でるようにすると良いでしょう。
大きな鍋で茹でる
落花生は大きな鍋でたっぷりの水を使って茹でましょう。
大きめの鍋にたっぷりの水を使うと、沸騰後の温度が安定し、実の内側まで熱が伝わりやすくなります。
水が少ない場合、落花生が鍋の中で積み重なった状態になり、温度が一定にならず火の通り加減にムラができます。
そのため、落花生を茹でる際は、大きな鍋に大量の水を入れて茹でると良いでしょう。
圧力鍋で茹でる
落花生を圧力鍋で茹でると、柔らかく濃厚な味に仕上がります。
圧力鍋で圧力をかけながら茹でると、食材が柔らかくなります。
また圧力鍋で茹でると、水の沸点の上昇と、密閉された水蒸気の作用で内部が高温となり、短時間で火が通る効果もあります。
圧力鍋を使うと時短で美味しい落花生が茹でられるためぜひ活用してみてください。
落花生の基本的な茹で方
ここでは落花生を茹でる手順を順番に解説します。
茹でる際の水や塩の量は落花生の大きさによって多少変わりますので、好みに合わせて調整してみてください。
圧力鍋ではない一般的な鍋で茹でた場合はおおよそ40分から1時間程度で落花生が茹で上がります。
手順1:殻のついた落花生をよく洗う
まずはボウルに落花生を入れ、殻にこびりついた土や汚れを丁寧に洗い落としましょう。
土が残っていると土臭い仕上がりになってしまったり、火の通り具合にムラができたりするため注意しましょう。
丁寧に洗うのも落花生を美味しく茹でるコツです。
手順2:塩水と落花生を鍋に入れて落し蓋をする
鍋に落花生500gに対し、水1.5Lと塩45gを入れて落し蓋をします。
塩は水の重さの3%程度が目安です。
落し蓋をすることで落花生がまんべんなく水に浸かり、均一に火が通りやすくなります。
落し蓋がない場合は、ざるやアルミホイルを代用しましょう。
手順3:火にかけて沸騰するまで中火で茹でる
沸騰するまでは中火から強火で茹でます。
手順4:沸騰したら弱火で30分茹でる
沸騰したら弱火にして30分程度茹でます。
茹でる時間が長いため、お湯がなくならないように注意しましょう。
手順5:火を止めて10分程度余熱で蒸らす
茹で終わったら、火を止めて余熱で蒸らします。
10分程度が目安ですが、お好みに応じて時間を調整してください。
蒸らし時間が長くなるほど柔らかくなり、塩味が沁み込みます。
手順6:ざるで水気を切る
蒸らし終わったら、ざるで水気を切ります。
手順7:粗熱が取れたら殻を割る
手で触れるくらいの温度になったら殻を割ります。
茹でた落花生は、殻が柔らかくなっているため簡単に剥けます。
食べる際は薄皮ごと召し上がっていただいて大丈夫です。
圧力鍋を使って短時間で落花生を茹でる方法
ここでは、圧力鍋を使用し、短時間で落花生を茹でる方法をご紹介します。
普通の鍋で茹でるよりも時短になるうえ、よりホクホクとした食感に仕上がるので、ぜひ試してみてください。
圧力鍋を使って落花生を茹でた場合は、30分から40分程度で茹で上がります。
手順1:洗った落花生と塩水を圧力鍋に入れる
落花生を丁寧に洗います。
落花生500gに対して、水1.5L 、塩45gです。
鍋が小さい場合は、水１L、塩30gにすると水と塩の比率を変えずに茹でられます。なお、圧力鍋は、容量の3分の2程度が調理できる適量です。
手順2:圧力鍋に蓋をして火にかける
圧力鍋に蓋をして沸騰するまで火にかけます。
手順3:沸騰したら弱火で5分加圧する
沸騰して圧力がかかったら、弱火で5分加圧します。
硬めにする場合は3分、柔らかめにする場合は8分くらいを目安に加圧しましょう。
手順4:火を止めて圧を抜く
加圧したら、火を止めて自然減圧します。
圧が抜けきるまで15分程度かかります。
さらに塩味を染み込ませたい場合は、圧が抜けた後に5分から15分程度蒸らすと良いです。
手順5:ざるで水気を切る
ざるで水気を切ったら完成です。
粗熱が取れてから手で殻をむきましょう。
茹でた落花生の保存方法
茹でた落花生はすぐに召し上がるのがおすすめですが、茹でた量が多い場合は保存しておく必要もあります。
ここでは、茹でた落花生の保存方法や、日持ちする期間を紹介します。
茹でた落花生は冷凍保存がおすすめ
茹でた落花生は、冷凍保存がおすすめです。
傷むのが早いため、常温や冷蔵で保存するとすぐに食べられなくなってしまいます。
冷凍保存する場合は冷凍焼け防止のため、水気をしっかりと拭きとってから冷凍してください。
保存期間の目安は以下の通りです。
- 殻をむいて冷凍した場合は1ヵ月程度
- 殻をむかずに冷凍した場合は2日程度
殻付きのまま冷凍すると、劣化が早まり殻の中に霜が降りて臭みが出てしまう可能性があります。
そのため、早めに食べきると良いでしょう。
冷凍保存した落花生の解凍方法
冷凍した落花生を解凍する際は、電子レンジでの解凍が手軽です。
落花生100gあたり、600Wの電子レンジで1から2分程度加熱しましょう。
冷蔵庫で3から4時間ほどかけて自然解凍すると、塩味が抜けずに解凍できるのでおすすめです。
まとめ
美味しくて健康効果も期待できる落花生。
この記事で紹介した茹で方のコツをマスターすれば、誰でも簡単に落花生を美味しく茹でられるようになります。
新鮮な落花生の茹でたての味は、まさに絶品です。
ぜひとも薫り高い旬の落花生をお家で味わってみてください。
