テーブルマナー | ナプキンの役割と正しい使い方とは?NGマナーと合わせて解説!

テーブルマナー | ナプキンの役割と正しい使い方とは?NGマナーと合わせて解説!

結婚式など、フレンチやイタリアンといったレストランで食事をするとき、テーブルにナプキンが置かれていることがあります。

テーブルマナーとして、ナプキンの使い方を知らずに恥をかいてしまっては台無しです。
いざという時に安心して対処できるよう、本記事ではテーブルマナーの中でも「ナプキン」について、役割や使用方法について解説します。

この記事では、カトラリーを使う順番やシーンによっての置き方などカトラリーに関するテーブルマナーについて徹底解説します。

ナプキンの役割はどのようなもの?

ナプキンの役割はどのようなもの?

そもそも、ナプキンは食事中どのような役割があるのでしょうか。

歴史を遡れば古代ローマの時代から、食事中に顔や手を拭くためにナプキンは存在していました。

当時は手づかみで食事していたため、手が汚れてしまいます。

そのため、現代の「お手拭き」といったイメージでナプキンは使用されてきました。

そうして時代を経るにつれて、ナプキンは形や大きさを変化させていき、17世紀ごろ、現在のようなスタイルになったとされています。

そのため、現在でもナプキンは基本的に本来の用途と変わりなく、食事で手や口元が汚れた際に、それらを拭き取るといった役割で使用されます。

さらに、膝上に広げたり、首元から下げることで着ている服が汚れることを防ぐ役割もあります。

ふるさと納税サイト「ふるなび」

正しいナプキンの使用方法

正しいナプキンの使用方法

それでは、実際の食事シーンでどのようにナプキンを扱えばよいのでしょうか。

食前、食中、食後のシーンごとの使用方法を解説していきます。

手に取るタイミング

食事の席につくと、テーブルの上にはきれいに並べられた食器類と一緒に、ナプキンも畳まれています。

その時、椅子に腰掛けると同時に膝上に広げる方も多いですが、実は間違いです。

シーンに合わせて、3パターンのマナーがあります。

大勢での会食の場合は、全員での乾杯が終わってから、ナプキンを取るのが正しいタイミング。

少人数での会食の場合は、オーダーを済ませた後などの、前菜が運ばれてくる前に手にしましょう。

そして、主催者がいる場合では、その主催者が手にとったタイミングに合わせるようにしましょう。

置き方

ナプキンの置き方は、ただ膝の上に広げればいいというわけではありません。

まず、ナプキンは二つ折りにしてから、折り目を自分の体へ向けてひざの上に乗せておきましょう。

こうすることで、もし食べ物を落とした場合でも衣服が汚れません。

子供向けの使用方法として、首元にかけて胸元の汚れを防ぐという方法もあります。

大人はひざの上に乗せるのが、スマートな使用方法です。

口の拭き方

ナプキンの本来の役割である、口の拭き方。

真っ白なナプキンを汚すことに抵抗感があるかもしれませんが、気にする必要はありません。

まず二つ折りにしたナプキンの内側で、口周りの汚れを拭き取りましょう。

こうすることで、汚れた面を他人に見せることなく、スマートに使用できます。

ソースなどで口元が汚れた時に使うことが基本ですが、ワインなどを飲む際、グラスに油や口紅がつくことを防ぐために、一度口を拭くという使用方法もあります。

席を外す時

食事中、お手洗いなどで席を外す時もあると思います。

そのような場合には、座っている椅子の上に、ナプキンを三角の形をするように畳んで置いておきましょう。

三角の形は「食事中」のサインです。

お皿の料理が食べかけだったとしても、ウェイターに下げられることもありません。

その際決して、テーブルの上にナプキンを置かないように注意しましょう。

他人に汚れたナプキンを見せることになり、大変失礼な行為です。

たたみ方

食事も終わり、退席する場面でナプキンを畳むのか、畳まないのか迷われると思います。

この時、あまり丁寧過ぎない程度に、簡単に畳んでおくのがマナーです。

くしゃくしゃにして席を立つのは、ナプキンの汚れた面が見える可能性もあり少し見苦しくなってしまいます。

きれいな面を上にして、簡単に畳んでおきましょう。

置き場所

使用したナプキンですが、最後はテーブルの上に簡単に畳んで置いておきましょう。

食事中に席を外す時は椅子の上でしたが、食後はテーブルの上がマナーです。

置く場所は、自分が使用していた席の正面、肩幅の15センチ前後の範囲に置いておけばスマートです。

ふるさと納税サイト「ふるなび」

ナプキンのNGマナー

ナプキンのNGマナー

ナプキンのマナーについて、一連の流れを解説しました。

こちらでは反対に、ナプキンのNGマナーを解説します。

NGマナーを知ることで、ナプキンのテーブルマナーの理解がより深まります。

着席してすぐの使用

先程正しいマナーにて、ナプキンを手に取るタイミングについて3パターン解説しましたが、着席してすぐにナプキンを使用することはNGです。

なぜ着席してすぐに使用してはいけないのでしょうか。

理由は2つあります。

1つ目は、あまりに早く手にとってしまうと料理を催促しているように見られてしまい、せっかちな印象を持たれてしまうからです。

そして2つ目は、ナプキンは主催者などの目上の方が先に広げることがマナーであるからです。

立場をわきまえた上で、手に取ることが重要となります。

表面で汚れを拭く

ナプキンの役割は、口元や手の汚れを拭くということですが、その汚れを決してナプキンの表面で拭いてはいけません。

正しいマナーでもお伝えした通り、必ずナプキンの裏面で汚れを拭き取るようにしましょう。

なぜなら、他人に使用後の汚れが見えてしまうかもしれないからです。

ナプキンの表面ではなく、誰にも見られない裏側で汚れを拭くようにしましょう。

自分のハンカチで汚れを拭く

ナプキンが用意されている場合は、食事中に自分のハンカチを使用しないようにしましょう。

それでも、「きれいなナプキンを汚してしまうのは申し訳ない」と思ってしまうかもしれません。

しかし、自分のハンカチを使うという行為は、「お店のナプキンは汚くて使えない」というメッセージになってしまいます。

たとえあなたにそのような思いが無かったとしても、マナー違反となりますので、ナプキンを使用するようにしましょう。

飲みものを飲む前に使用しない

ナプキンの役割には汚れを拭く以外にも、グラスの縁を汚さないために使用するということはお伝えしました。

グラスに油や口紅がついてしまい、縁が濁っていると汚いものです。

見ている周囲の方に、不快感を与えてしまうかもしれません。

さらに、ワインの風味を損なう可能性もありますので、飲み物に口を付ける前に、口元をナプキンで拭くように心がけましょう。

落としたナプキンを自分で拾う

食事中、うっかりナプキンを床に落としてしまった場合、自分で腰をかがめて拾ってはいけません。

お酒を飲んでいる場合は、腰をかがめることで思わぬハプニングが起きてしまう可能性もあります。

さらに、ウェイターにも「サービスが不足してしまった」と思わせてしまうかもしれません。

落としたものを自分で拾わないというマナーは、ナプキンだけではなくカトラリー類も同様です。

落としてしまった場合は、ウェイターへ合図を出し、拾ってもらうようにしましょう。

ふるさと納税サイト「ふるなび」

まとめ

ナプキンのテーブルマナーについて解説しました。

本来の用途が口や手の汚れを拭き取るということを理解しておけば、そこまで難しいマナーではないかもしれません。

本記事を参考にしていただき、正しいテーブルマナーでスマートなお食事を楽しんでください。

ふるさと納税サイト「ふるなび」

食べ終わりのテーブルマナーには、洋食・和食・中華料理のそれぞれにルールがあります。しかしながら、それぞれの正しいテーブルマナーはあまり知られていません。食べ終わりのテーブルマナーを知ることで、会食などに参加した際も安心して楽しめるでしょう。洋食・和食・中華料理についてそれぞれの食べ終わりのテーブルマナーを詳しくご紹介いたします。
日本の風物詩として定着している「お歳暮」。郵便・宅配便など非接触で済ませることができるため、コロナ禍の挨拶にもぴったりです。そこで今回は、お歳暮を贈る時期やマナーを始め、品物選びのポイントまでを詳し紹介します。