長ネギの保存方法|鮮度を保つポイントや保存食のレシピも紹介

長ネギの保存方法|鮮度を保つポイントや保存食のレシピも紹介

長ネギを保存するとき、

「冷蔵庫に入れていたら乾燥して使えなくなった」

「冷凍庫の中で霜が付き、風味が落ちてしまった」

といった経験はないでしょうか。

長ネギの特徴や保存のポイントを押さえれば、香りや風味を落とさずに、長持ちさせることが可能です。

この記事では、長ネギの鮮度を保ちながら保存する方法を、冷蔵・冷凍・常温に分けて紹介します。

長ネギを使った簡単な保存食のつくり方や保存方法も紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。

この記事では新玉ねぎの保存方法を紹介します。美味しさを保ったまま、なるべく長く保存するための方法を紹介していきます。

新鮮な長ネギの見分け方

新鮮な長ネギの見分け方

まずは、新鮮な長ネギと、傷み始めた長ネギの特徴や見分け方を押さえましょう。

新鮮な長ネギの特徴

鮮度の高い長ネギは、次の2点で見分けます。

  • ハリとツヤがある
  • みずみずしい

ハリやツヤがなく萎れていたり、乾燥したりしている長ネギは避けましょう。

なお、質の高い長ネギは土の中で育った白い部分が長く、日を浴びて育った青い部分とはっきり分かれていることが特徴です。

長ネギの青い部分は固くて食べないという人も多いですが、料理に活用できます

具体的には、肉や魚の臭み消しやスープを取るときに使ったり、独特な香味と辛みを活かせる料理に使ったりすることがおすすめです。

傷み始めた長ネギの特徴

収穫後の長ネギは、傷み始めると以下のような特徴が現れます。

  • 外側の葉が乾燥する
  • 青い部分が黄色く変色する
  • 白い部分がくすんだ色に変色し、ぐにゃっとしてくる

なお、外側の葉が乾燥した場合には玉ねぎのように剥くことで、内側のみずみずしい部分を使うことが可能です。

長ネギをすぐに使う予定がない場合は、傷まないうちに早めに保存しましょう。

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長ネギの鮮度を保つポイント2つ

長ネギの鮮度を保つポイント2つ

長ネギは、次の2つのポイントを押さえることで、鮮度をキープして保存できます。

ポイント①|適温は0~5℃

長ネギを保存するときの適温は、0~5℃です。

風通しのよい冷暗所であれば、常温保存もできます。

ただし、鮮度を保つという観点では、温度や湿度が安定した冷蔵庫の野菜室または冷蔵室がベストです。

ポイント②|乾燥させない

長ネギは切り口から乾燥します。

そのため、長ネギを保存するときは、なるべくカットの回数を減らすことがおすすめです。

また長ネギには、香りや辛みの元となる成分で、殺菌・抗菌効果のある「アリシン」が含まれていますが、切ると断面から揮発したり水に溶けだしたりします

このように、切ったことで栄養素や成分を損なわないよう、保存するときは以下のポイントを押さえましょう。

  • 長いままがおすすめ
  • 保湿する

なお、保湿の方法は冷蔵、冷凍、常温保存のそれぞれの項目を参照してください。

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長ネギの冷蔵保存|(目安:10日)

長ネギの冷蔵保存|(目安:10日)

長ネギを新鮮なうちに使い切りたい場合は、冷蔵保存がおすすめです。

長いまま冷蔵保存する方法

長ネギは断面から水分や香味成分が飛びやすいため、なるべくカットしないほうが長持ちします。

また、長ネギはできるだけ立てて、自然に近い状態で保存するとよいでしょう。

長いまま冷蔵保存する手順は以下の通りです。

  1. 根元を落とし、冷蔵庫に縦入れしやすいサイズにカットする(3等分程度)
  2. 濡らしたキッチンペーパーに包む
  3. 保存袋に入れて空気を抜き、野菜室に立てて保存する

なお、保存のコツは2つあります。

青い部分と白い部分では青いほうが早く傷むため、保存するときは切り分けて、一緒に傷むのを防ぎましょう

分けて保存すると、料理のときも用途によって使い分けやすくなります。

保存袋は、冷蔵の場合でも冷凍用がおすすめです。

冷凍用は厚みがあるため乾燥しにくく、ネギの匂いが庫内に移りにくいメリットがあります。

刻んで冷蔵保存する方法

長ネギを刻んで冷蔵しておくと、包丁やまな板を使わずに調理に使えるため、時短になります。

ただし、長いまま保存するより傷みやすいため、早めに使い切りましょう。

長ネギを刻んで冷蔵保存する手順は以下の通りです。

  1. 長ネギを小口切りにする
  2. 保存容器にキッチンペーパーを敷き、1を入れる
  3. キッチンペーパーは湿ったら交換する

保存容器の中では、切り口から出た水分でネギの傷みが早くなります。

刻んだ長ネギの保存期間を長くするコツは、キッチンペーパーを使用して余分な水分を吸い取らせることです。

キッチンペーパーの交換は2日おきが目安ですが、様子を見て調節してください。

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長ネギの冷凍保存|(目安:1ヶ月)

長ネギの冷凍保存|(目安:1ヶ月)

長ネギをすぐに食べきれないときは、新鮮なうちに冷凍保存する方法がおすすめです。

冷凍すると、新鮮な状態をキープできるため、より長く保存できます。

ただし、保存期間が長くなると味や風味が落ちるため、1ヶ月を目安に使い切りましょう

長いまま冷凍保存する方法

冷凍する場合も、できるだけ長いままで保存することで、水分や風味が飛ぶのを防げます

長ネギは長いまま冷凍してもサクサク刻め、ぬめりが出ることもありません。

なお、長ネギを長いまま冷凍保存する手順は以下の通りです。

  1. 根元を落とし、冷凍庫で保存しやすい長さでカットする(3等分程度)
  2. 水気をよく拭き取り、ラップに包む
  3. 冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて閉じる
  4. 金属トレイに乗せて冷凍する

長いままの長ネギを、鮮度を保ちながら冷凍保存するコツは、ラップでぴっちり包むこと。

1本ずつ包むと乾燥を防ぐことができ、料理するときも使いやすく便利です。

また、金属トレイで急速冷凍すると細胞が壊れにくいため、鮮度や味、風味を保てます

青い部分と白い部分は分け、3等分程度の長さにしておくと、急速冷凍した後に立てて保存しやすく便利です。

刻んで冷凍保存する方法

長ネギを刻んで冷凍保存しておくと、長持ちするうえ、そのまま加熱調理に使えるため時短になります。

長ネギを刻んで冷凍保存する手順は以下の通りです。

  1. 長ネギを小口切りにして水気をよく拭き取る
  2. 冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて閉じる
  3. 金属トレイに乗せて冷凍する

刻んだネギは、冷凍すると水分が出て霜になりやすく、香りや風味が落ちてしまいます。

カットネギに霜を付けずに冷凍保存するコツは、水分管理をていねいにすることです。

保存袋の中にキッチンペーパーを敷いて余分な水分を吸わせると、霜が付かず、パラパラな状態で保存できます

使うたびに袋を軽く振ってネギをほぐしましょう。

1回で使う量をラップに小分けして包んでから冷凍袋に入れる方法も有効です。

使わない分を料理のたびに取り出さずに済むため、ネギが室温で溶けて霜が付くことを避けられます。

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長ネギの常温保存|(目安:1週間~1ヶ月)

長ネギの常温保存|(目安:1週間~1ヶ月)

長ネギは、保存環境や鮮度を保つポイントを押さえることで、常温でも保存ができます。

常温であれば、長ネギを切る手間がいらず、丸ごと保存が可能です。

常温保存の方法について、室内と屋外に分けて紹介します。

室内で常温保存する方法

長ネギの常温保存に適した温度は14℃以下です。

夏場の常温保存は避けましょう。

長ネギを室内で常温保存する手順は以下の通りです。

  1. 長ネギを新聞紙に包む
  2. 直射日光が当たらない、風通しのよい場所に立てて保存する

保存のコツは冷蔵や冷凍と同じで、乾燥を防ぐことです。

購入したときにネギが入っていたビニール袋は通気性がなく、そのまま保存すると湿気がこもり、傷みやすくなります。

ビニール袋から出して、カットせずに新聞紙に包み換えましょう。

カットした場合には、様子を見ながら1週間以内に使い切るか、早めに冷蔵または冷凍に切り替えてください

屋外で常温保存する方法

根と土が付いた長ネギであれば、屋外で1ヶ月程度の長期保存もできます。

長ネギを屋外で常温保存する方法は以下の通りです。

  1. 斜めにして白い部分を庭の土やプランターに埋めておく

この方法は、冬が旬の長ネギを春先まで保存したいときにおすすめです。

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長ネギの保存食3選

長ネギの保存食3選

保存期間が長く、長ネギの旨味や風味を活かせる保存食を3つ紹介します。

①干しネギ(目安:2~3ヶ月)

長ネギは天日干しすると旨味が凝縮され、約2~3ヶ月の長期保存が可能になります。

干しネギは、味噌汁やスープなどの具としてそのまま使えて便利です。

干しネギのつくり方は以下の通りです。

  1. 長ネギを薄切りにする
  2. ザルや干しかごに1を広げ、天気がよい日に風通しのよい場所に干す

なお、雨の日や夜間はカビが生えやすいため、室内に取り込んでください。

季節にもよりますが、1週間程度干すと、かさが減ってカラカラになります。

②ネギ味噌(目安:冷蔵で2週間)

長ネギの白い部分はもちろん、香りや辛みの強い青い部分でつくってもおいしいネギ味噌。

白いご飯にのせたり、焼きおにぎりに塗ったり、野菜スティックや豆腐につけるディップとしても重宝します。

ネギ味噌のつくり方は以下の通りです。

  1. ネギは小口切りにしておく
  2. 味噌、みりん、酒、醤油、砂糖を合わせておく
  3. フライパンにごま油を熱して1を炒め、しんなりしてきたら2を入れて、水分を飛ばしながら炒めて完成
  4. 粗熱を取り、保存容器に入れて冷蔵庫で保存する

保存期間の目安は、冷蔵で2週間程度です。

味噌だれは焦げやすいので、よくかき混ぜながら炒めてください

③ネギ油(目安:冷蔵で2週間)

ネギ油は、炒飯や炒め物のほか、料理にさっとかけるだけで風味とコクをプラスできる万能調味料です。

ネギの青い部分も活用でき、簡単につくれます。

ネギ油のつくり方は以下の通りです。

  1. 長ネギは5㎝程度に切っておく
  2. にんにくは薄切りにする
  3. フライパンに1と2、サラダ油を入れて弱火にかけ、焦がさないように15分ほど加熱する
  4. 長ネギがこんがりときつね色になったら火を止める
  5. ザルで濾して、粗熱が取れたら清潔な瓶に入れ、冷蔵庫で保存する

保存期間の目安は、冷蔵で2週間程度です。

長ネギは焦がしすぎると苦みが出るため、低温でじっくり加熱してください

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まとめ: 

長ネギを上手に保存して長く楽しむためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 長ネギの鮮度をチェック
  • 長ネギを保存するときの適温は0~5℃
  • 長ネギの水分、香りや辛み成分が飛ばないよう、長いまま保存するのがベスト
  • カットして保存する場合は、保湿や水分管理をていねいに

用途に応じて冷蔵や冷凍、常温保存を使い分けたり、長ネギの香味や風味を楽しめる保存食にしたりして、長ネギを長く楽しんでください。

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