レモンを長持ちさせる保存のコツ|冷蔵・冷凍方法から保存食レシピまで

レモンを長持ちさせる保存のコツ|冷蔵・冷凍方法から保存食レシピまで

さわやかな香りと酸味が特徴のレモンは、料理はもちろん、お菓子作りや紅茶・お酒などのドリンクにも欠かせない果物。

果汁をキュッとひとしぼりするだけで、どんな食べ物・飲み物もさっぱりとした味わいに仕上がります。

鮮やかな黄色は添えるだけで見栄えがするので、盛り付けのアクセントとしても大活躍。

ビタミンCやクエン酸などの栄養も豊富に含まれていて、疲労回復や免疫力アップといった健康効果も期待できます。

そんなレモンにまつわる失敗でよく聞かれるのが、「冷蔵庫の中で腐らせてしまった!」というもの。

主に風味づけに使われるレモンは一度の使用量が少なく、正しく保存しないとうまく使い切れないことが多いのです。

この記事では、そんな失敗の解決策をご提案。レモンを長持ちさせる保存方法や、美味しい保存食の作り方をご紹介します。

鮮度をキープできる大葉の保存方法は家にあるもので誰でも簡単に行えます。大葉の保存方法には冷蔵・冷凍・乾燥の3種類があり、用途や都合に合わせて保存方法が選べるというメリットがあります。今回は、大葉のそれぞれの保存方法について詳しく解説いたします。

レモンはどのくらい日持ちする?

レモンはどのくらい日持ちする?

レモンの保存期間は、未熟な状態で収穫される輸入レモンと、比較的完熟に近い状態で収穫される国産レモンとで異なります。

保存条件によっても前後しますが、輸入レモンの保存期間は収穫後3週間ほど国産レモンの保存期間は収穫後2週間ほどが一般的な目安です。

保存期間を過ぎるとレモン表面のハリと弾力が失われ、果肉からも水分が抜けて、味も風味も落ちてしまいます。

果肉が茶色く変色したり、カビが生えたりするなど、さらに劣化が進んだものを食べるのはおすすめできません。

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レモンの保存方法を徹底解説!冷蔵・冷凍の保存期間はいつまで?

レモンの保存方法を徹底解説!冷蔵・冷凍の保存期間はいつまで?

レモンの保存に適した温度は10℃以下とされ、冷蔵保存または冷凍保存が基本です。

ここでは、丸ごと・使いかけ・カットレモン・皮・果汁など、レモンの状態や部位にあわせた保存方法と保存期間について解説します。

レモンを丸ごと保存する場合

冷蔵保存

レモンを丸ごと保存する場合は、乾燥を防ぐためにラップや新聞紙、キッチンペーパーなどで包み、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

保存前の状態にもよりますが、この方法で1ヵ月ほど鮮度を保つことができます。

冷凍保存

ラップで包んでからフリーザーバッグなどに入れ、しっかりと空気を抜いて、冷凍庫で保存することも可能です。

保存期間の目安はおよそ1ヵ月で、使うときは常温に30分ほど置いておくと、通常どおりカットすることができます。

使いかけのレモン・カットレモンを保存する場合

冷蔵保存

使いかけの半端なレモンを冷蔵庫で保存する場合は、切り口が空気に触れないようぴったりとラップをかけましょう

くし切りや薄切りにしたレモンも同様に、空気に触れないように密閉容器に入れるか、ラップでしっかりと包んで冷蔵庫に入れます。

いずれも4~5日が保存期間の目安です。

冷凍保存

冷凍する場合は、使いかけのレモンもくし切りや薄切りにしてから保存するのがおすすめ。

カットしたレモンをラップやバットの上に重ならないように並べ、冷凍庫に入れて凍らせたあと、フリーザーバッグに移して再び冷凍庫で保存します。

レモン同士がくっつかずバラバラの状態で保存できるので、使うときにひと切れずつ取り出せて便利です。

自然解凍してから果汁をしぼったり、凍ったまま料理や飲み物に添えたりと、使い勝手も抜群。

この方法で3週間~1ヵ月ほど美味しさをキープすることができます。

レモンの皮(レモンピール)を保存する場合

冷蔵保存

表面に防腐剤やワックス処理がされていないレモンの場合、皮の部分まで安心して食べることができます。

細かく刻んだり、すりおろしたりした皮をラップで包んで冷蔵庫に入れておけば、4~5日の保存が可能です。

冷凍保存

冷凍する場合も同様に、刻んだりおろしたりした皮をラップで包み、フリーザーバッグに入れて保存します。

保存期間の目安はおよそ1ヵ月。

凍らせてもレモン特有の香りはほとんど飛びませんので、料理の薬味やお菓子の風味づけなどに重宝します。

レモンの果汁を保存する場合

冷蔵保存

レモン果汁を冷蔵保存する場合は、清潔な密閉容器に入れて2~3日で使い切るようにしましょう。

あらかじめ種を取り除いておくと、果汁をそのまま使うことができます。

冷凍保存

製氷皿に果汁を少しずつ注いで凍らせておき、取り出したものをフリーザーバッグなどに移して冷凍保存すれば、1ヵ月ほどの長期保存も可能です。

解凍して料理などに使うのはもちろん、凍ったまま水や炭酸水、アイスティーなどに入れていただくのもイチオシ。

小分けになっているので、使いたい分だけを気軽に使うことができます。

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長期保存ならレモンの保存食を作ろう!大量消費にもぴったり

長期保存ならレモンの保存食を作ろう!大量消費にもぴったり

もっと長持ちさせたい場合は、レモンを使った保存食作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?

そのまま食べられるものから、いつもの料理に使えるもの、さっぱり美味しい飲み物になるものまで、バリエーションも豊富です。

どれも長期保存するものなので、調理に使用する道具や容器は事前に煮沸消毒するようにしましょう。

レモンの砂糖漬け・はちみつ漬け(レモンシロップ)

レモンの定番の保存食といえば、砂糖やはちみつにレモンを漬け込んで作るレモンシロップ

薄くスライスしたレモンと、レモンと同じ重量の砂糖やはちみつを保存容器に入れ、1~2日置いておけば完成です。

水で割るとレモネード、炭酸水で割るとレモンスカッシュ、紅茶に入れるとレモンティーのできあがり。

ヨーグルトやスイーツにトッピングしても美味しくいただけます。

レモンジャム(レモンマーマレード)

レモンを同量の砂糖といっしょに煮込めば、自家製のレモンジャム(レモンマーマレード)に。

そのままトーストやスイーツに使うのはもちろん、肉・魚料理のソースやドレッシングなどに入れる調味料としても活躍します。

レモンの果実酒(リモンチェッロ)

お酒好きの方には、イタリアのレモンリキュール・リモンチェッロがおすすめ。

レモンの皮とスピリタスウォッカをおよそ1週間漬け込んだあと、砂糖やはちみつで作ったシロップと混ぜ合わせ、さらに1週間ほど寝かせて作ります。

水やソーダで割っても美味しい、ほろ苦い味わいがクセになるお酒です。

塩レモン

モロッコの伝統的な保存食として話題になった塩レモンは、もはや日本でもおなじみの万能調味料

仕込みに必要なのはレモンと、レモンの重さの10~20%ほどの塩だけです。

適当な大きさに切ったレモンと塩を交互に容器に入れ、1週間ほどなじませたら完成。

肉や魚といっしょに漬け込んだり、パスタや鍋料理、サラダなどに加えたりと、使い方も自由自在です。

乾燥レモン(ドライレモン)

常温保存できて便利なのは、乾燥レモン(ドライレモン)

薄くスライスしたレモンを天日干しにしたり、オーブンで乾燥させたりして作るドライフルーツです。

おやつ代わりにそのまま食べるだけでなく、紅茶などに入れてもレモンのさわやかな香りを楽しむことができます。

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防腐剤・ワックス不使用の国産レモンがおすすめ

防腐剤・ワックス不使用の国産レモンがおすすめ

スーパーなどでよく見かける輸入レモンは、日本に輸送される過程で品質が低下しないよう、「ポストハーベスト農薬」が使われているものがほとんど。

収穫後に防ばい剤(防カビ剤)や防腐剤と呼ばれる薬剤がふりかけられ、さらに果実表面の乾燥を防ぐワックスでコーティングされています。

これらの薬剤は水洗いしても皮の部分に残ってしまい、家庭で完全に取り除くのは難しいのが現状です。

そこでおすすめなのが、防腐剤やワックスが使われていない国産レモン。

皮ごと冷凍保存してそのまま使う場合や、皮ごと使う保存食を作る場合など、レモンを長持ちさせて余すことなくいただくのには、輸入レモンより国産レモンが適しています

国産レモンのなかでも、無農薬や減農薬のものが手に入ればより安心。国産レモンは香りや風味も格別なので、ぜひ一度味わってみてください。

まとめ

使い切れずに余らせてしまいがちなレモンも、正しく保存すれば無駄なく美味しくいただくことができます。

保存方法や保存食のアイデアを活用して、毎日の食事にレモンをどんどん取り入れましょう。

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