魅力的な名産品がいっぱい!山形県上山市ってどんなところ?

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山形の南東部、荒天や積雪が少なく安定した気候が特徴の上山市。市民が幸せに暮らせる「日本一の健康保養地」を実現すべく、観光・健康・環境への取り組みに力を入れている自治体です。そんな上山市には、人々を惹きつける観光スポットや名産品が多く揃っています。

豊かな自然、歴史溢れる街並み、家族で入浴可能な温泉が集まる観光地

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上山市の有名なレジャー地といえば蔵王です。樹氷や「蔵王のお釜」が楽しめるだけでなく、標高の高い地域に生育する植物と目の前に広がる雄大な青空を直接体感できるトレッキングスポットとしても知られています。上山市街から蔵王までは無料のシャトルバスが運行しており、アクセス面も良好。コースが豊富な「蔵王ライザワールドスキー場」、熟練度に適したゲレンデで滑ることのできる「蔵王猿倉スキー場」もあります。

上山市は、1535年に築城された「上山城」の下、城下町としても栄えた場所です。上山城周辺には当時の武家屋敷が今でも4軒あり、城が築かれたころの面影が残されています。天守閣から蔵王連峰までを望める上山城は、1692年の取り壊しから再びこの世に蘇ったもの。今では、地域の歴史や文化などの情報を発信する郷土資料館としての役割を担っています。

また、上山市は1458年に開湯した「かみのやま温泉」を有する歴史的な温泉街でもあります。福島・東山温泉と秋田・湯野浜温泉とともに奥羽三楽郷と呼ばれ、古くから人気を博していました。泉質は弱アルカリ性で、大人だけでなく赤ちゃんも一緒に入浴することができる、家族に優しい温泉です。

特徴は、城下町としての上山市が体感できる「新湯・湯町・十日町地区」と、自然あふれる「葉山・河崎・高松・金瓶地区」の2つのエリアに分かれていること。温泉に浸かりながら、あるいは足湯を楽しみながら、上山市の歴史と自然に触れられます。

四季折々の楽しみ方で人々を魅了

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一年中楽しめる観光スポットはもちろん、その季節にしか満喫できない楽しみ方でも上山市の魅力が実感できます。

春は、3~4月にかけて「かみのやまの雛祭り」が開催され、古今雛や土人形の雛人形など、古来より継承されてきた雛人形が上山城や武家屋敷、博物館などに展示されます。5月上旬のイベントは「上山城(おしろ)まつり」です。甲冑の着用体験やのど自慢大会に参加できるほか、ステージでは居合道の演舞や吹奏楽部員たちの演奏、山形殺陣乃会による演技などが行われます。

夏は西山地区で「西山ホタル祭り」が7月上旬ごろに、イベントを花火大会で締めくくる「スマイルプロジェクト☆(きらり)かみのやま」が同月下旬に開催されます。伝統のかかしと手作りのかかしがおよそ300体も並ぶ「かみのやま温泉 全国かかし祭」、自転車で市内を駆け抜ける「かみのやまツール・ド・ラ・フランス」は秋を代表するイベントとして毎年盛り上がっています。

冬は前述した蔵王連峰でのスキーに加え、数人の男性が餅を杵で高く掲げる無形文化財「高松観音裸餅つき」、商売繁盛・五穀豊穣祈願の意味を持つ民俗行事「加勢鳥」などがあります。

旬の味覚を満喫するなら、さくらんぼ狩りが最適です。6~7月下旬ごろまでがシーズンですが、気候条件によっては8月に入ってもさくらんぼ狩りが楽しめることもあるそうです。

人気を集める上山市の名産品

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山形の中でも果樹栽培が盛んに行われている上山市では、宝石のようにキラキラと輝く真っ赤なさくらんぼ・佐藤錦をはじめ、ラ・フランスや桃、ぶどうなど季節ごとに数々のフルーツが生産されています。そのままはもちろん、加工しても美味しく食べられるため、ジュースやゼリー、パイなどに使われることも多いようです。

山形を代表するお米、つや姫やはえぬきは上山市でも栽培されている人気の名産品です。炊きたてだけでなく冷めても旨みが感じられるのが特徴で、お弁当・おにぎりにもってこいの品種です。奥深い味わいと脂身のマイルドな風味が口に広がる良質なブランド牛肉・山形牛と合わせれば、上山市尽くしの食事も楽しめます。

なお、フルーツやお米、牛肉を含む名産品の数々は上山市のふるさと納税の返礼品としても人気です。5,000円の寄附でラ・フランス2キログラム、10,000円の寄附で佐藤錦700グラムなど、金額によってさまざまな名産品が用意されています。ちなみに、寄附金の使い道は子育て支援や健康事業、環境保全対策などに充てるとされており、寄附する際に自分で用途を選べるほか、市長に一任することもできます。

一年を通じて見どころ満載で、名産品の種類も豊富な上山市。ふるさと納税を利用して遠い地から特産品を満喫するのも良いですが、その魅力を五感で楽しむべく、実際に現地を訪れてみるのも良さそうです。

このコラムは2018年4月時点の情報をもとに制作したものであり、現時点において最新の情報ではない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

※こちらの記事は「JIMOTOZINE」とのコラボ記事となっています。