ふるさと納税でお得な返礼品をもらえた、という話をよく聞きますが、一人暮らしには関係ないと思っている人も少なくありません。
ふるさと納税は、納税金の一部を応援したい自治体に寄附することで、お礼としてその地の特産品がもらえる制度です。
肉や野菜、米、日用品などの返礼品もあり、一人暮らしでも十分メリットを享受できます。
一人暮らしの社会人がふるさと納税を上手に活用するポイント、もらってうれしい返礼品の選び方などを紹介します。
ふるさと納税は一人暮らし・独身でもメリットがある
ふるさと納税は社会人として税金を納めている人なら、誰でもメリットを受けることができます。
- 得られるメリットは一人暮らしでも変わらない
- 返礼品の選ぶものによっては節約ができる
一人暮らしの30代男性フリーライター、家族と同居する20代独身OLなど、社会人として働いている限り、ふるさと納税で受けるメリットは変わりません。
寄附のお礼として自治体からもらえる返礼品により、生活費用を節約できます。
得られるメリットは一人暮らしでも変わらない
一人暮らしや独身の場合でも、ふるさと納税で得られるメリットは結婚して家族がいる人と変わりません。
メリットとして3つあります。
- 返礼品をもらえる
- 寄附金が控除される
- 自分の好きな自治体に寄附ができる
ふるさと納税は寄付した人と自治体双方がプラスになる仕組みです。
寄附した人はお礼として返礼品がもらえるだけでなく、住民税、所得税の一部が控除されます。
自治体は寄付されたお金で新しい施策を行うことができます。
自分の好きな自治体に寄附できるのもメリットです。
例えば、両親の出身地、観光で訪れて大好きになった田舎町に寄附することで、自治体を応援することになります。
また複数の地域に寄附することも、寄付金の使い道を選択することもできます。
選ぶ返礼品によっては節約ができる
ふるさと納税の新基準が導入されたことで、「返礼品は地場産品のみ」「返礼品の還元率は3割以下」という明確なルールが定められました。
自治体は新基準に適応するため、地場の特産品に力を入れています。
ゴルフのパター、プリンター、演歌歌手のフィギュアといったユニークな返礼品もあるのですが、根強い人気は野菜、肉、果物、缶詰、インスタントなどの食品、ビールや日本酒などの嗜好品です。
例えば、肉や野菜、缶詰などを選ぶと、食費の節約になりますし、お酒を飲む人であれば、ビールの詰め合わせを選んでもいいでしょう。
箱ティッシュペーパーやアルコール除菌スプレーといった日用品を返礼品としている自治体もあるので、こちらを選ぶと日用品代の節約になります。
一人暮らしの方が行うふるさと納税の注意点・ポイント
一人暮らしでもメリットがあるふるさと納税ですが、行う際には注意点やポイントがあります。気を付けてもらいたい点として以下の2つがあります。
- ふるさと納税の上限金額を知る
- 一度に届いても困らない日持ちするレトルトなどの返礼品を選ぶ
寄附に対する控除額は、所得や就労状況などによって上限があります。さらに、上限額は年収や家族構成によっても異なります。
ふるさと納税の上限金額を知ることが第一歩です。
返礼品はいつ届くか分かりません。複数同時に申し込むと、一度に大量の返礼品が届くこともあり得ます。
冷蔵庫や冷凍庫に入りきれず、賞味期限を過ぎてしまうこともあります。
日持ちのするレトルトや缶詰などを選ぶのもポイントです。
ふるさと納税の上限金額を知る
一人暮らしの方がふるさと納税を行う際、上限金額を知っておく必要があります。
ふるさと納税の仕組みは簡単に言うと、「住民税の前払い」です。
例えば、令和3年度の年収が400万円で、一人暮らしの場合、自己負担額が2,000円で済む寄付額の上限金額は約42,000円となります。
所得税を計算してみると、42,000円をふるさと納税で寄附した場合、42,000円から自己負担額2,000円を差し引いた40,000円に、所得税率20%(税率は所得金額により異なる)を掛けた8,000円が令和3年度の所得税から控除(還付)されることになります。
では、42,000円から8,000円を差し引いた34,000円の金額は無意味なのかというとそうではなく、34,000円から自己負担額2,000円を引いた32,000円が、令和4年度の住民税として減額される対象となります。
住民税の税額に関しては、基本分と特例分があります。
詳細な計算に関しては、住んでいる市区町村にお問い合わせください。
総務省のほか、ふるなびなどで、寄附金控除額のシミュレーションがあるので、参考にしてください。
一度に届いても困らない日持ちするレトルトなどの返礼品を選ぶ
ふるさと納税の返礼品は自治体や内容によって、到着までに時間がかかる場合があります。
一人暮らしの方がふるさと納税で食品の返礼品を選ぶ際には、一度に届いても困らない日持ちするレトルトなどの返礼品を選ぶのがおすすめです。
理由は以下の通りです。
- 一度に大量に届く可能性がある
- 冷蔵庫・冷凍庫に入りきらない可能性がある
- 一人では賞味期限内に食べきれないことがある
例えば野菜詰め合わせや魚介類詰め合わせなどを返礼品として選んだ場合、大きな段ボール箱に入った、大量の野菜や果物が届きます。
冷蔵庫に入る量だといいのですが、入りきらないこともあるかもしれません。
旅行や出張中に届くと、鮮魚などは台無しになることもあります。
さらに、一人では賞味期限内に食べきれないこともあるため、いろいろなケースを想定して、返礼品を選んでください。
一人暮らしの方に人気おすすめのふるさと納税の返礼品
ふるさと納税の返礼品にはさまざまなものがあるため、目移りして選べないという人もいるくらいです。
一人暮らしの方に人気で、おすすめの返礼品を紹介します。
- 一人暮らしにおすすめの肉類の返礼品
- 一人暮らしにおすすめの魚介類の返礼品
- 一人暮らしにおすすめの野菜の返礼品
- 一人暮らしにおすすめのフルーツ・果物の返礼品
- 一人暮らしにおすすめのお米の返礼品
- 一人暮らしにおすすめの日用品の返礼品
- 一人暮らしの女性におすすめの返礼品
- 一人暮らしの男性におすすめの返礼品
ふるさと納税は、普段の生活でなかなか購入できない高級品を食べる絶好の機会です。
お得感いっぱいの返礼品で生活を豊かにしましょう。
一人暮らしにおすすめの肉類の返礼品
一人暮らしの方におすすめの肉類の返礼品です。自己負担2,000円で数万円の肉を食べることができるとあって、ふるさと納税の大人気商品です。
- サーロインステーキ
- ひれステーキ
- 和牛 焼肉用
- 和牛 すき焼き用
- 和牛 しゃぶしゃぶ用
- ハンバーグ
- ウインナー
- ローストビーフ
- 生ハム
- 牛肉バラエティセット(定期便6回連続)
- コロッケ
- 肩ロース(しゃぶしゃぶ用)
- 豚モモ切り落とし+ばら肉スライス+コマ切
- 若鶏ハーブ肉
- 鶏モモ肉
- しゃも、もも、むね肉セット
- 唐揚げ
- スパイシーチキン
- チキンナゲット
- 焼き鳥詰め合わせ
- ジンギスカン
- イノシシ焼肉セット
- カレーレトルトパック
- パスタソースレトルトパック
- もつ鍋セット
肉は焼くだけで食べることができるため、ふるさと納税では人気を誇っています。
量が多すぎると食べきれないことがあるため、量より質を重視して選ぶのがポイントです。
ブランド肉など普段は食べることができない、高級なお肉を食べて、ぜいたくなひと時を楽しみましょう。
すき焼き用、ステーキ用など、食べ方で選ぶことができます。定期的に届くタイプもあります。
一人暮らしにおすすめの魚介類の返礼品
一人暮らしの方におすすめの魚介類の返礼品です。
一人暮らしの方は、カニ丸ごと一パイ、獲れたて魚介類の詰め合わせなどを選ぶと、ゆでたり、さばいたりといった下処理が必要となります。
簡単に調理でき、すぐ食べることができる加工品を選ぶのがポイントです。
- 鮭の切り身
- ボイル冷凍伊勢海老
- 蒸しあわび
- サバの味噌煮 骨とり
- いくら醤油漬け
- 天然ふぐ(唐揚げ)
- ウナギのかば焼き
- かまぼこセット
- カキフライセット
- シーフードミックス詰め合わせ
- 明太子
- ほたて缶詰
- 一夜干し
- ちりめんじゃこ
- 創作珍味詰め合わせ
- かつお節
- さつま揚げ
- はごろも シーチキン各種
- はごろも マグロフレーク
- まぐろ乾燥珍味
- 干物セット
- 辛子明太子
冷凍やチルド発送の品物は、出張や旅行と重なると、せっかくの返礼品が台無しになるので、ご注意ください。
家を空けることが多い方は、缶詰やかまぼこなどの加工品を選ぶのがおすすめです。
一人暮らしにおすすめの野菜の返礼品
一人暮らしにおすすめの野菜の返礼品です。
野菜は一度に大量に届くと食べきれないため、定期便で複数回に分けて届くものを選ぶとよいでしょう。
青汁や野菜ジュースなどの加工品も日持ちがするため、おすすめです。
- 季節の野菜詰め合わせ(定期便6回連続)
- 旬の野菜詰め合わせ(定期便12回連続)
- 有機野菜セット
- お米と野菜のセット
- きりたんぽ鍋セット
- お米と野菜、果物のセット
- ほしいも
- ミックスナッツ
- 野菜ジュース
- 青汁
季節の野菜詰め合わせ定期便は、6回と12回コースがあります。
野菜だけでなくお米とのセット、野菜とお米、果物のセットもあります。
一人暮らしにおすすめのフルーツ・果物の返礼品
一人暮らしの方におすすめの果物の返礼品は以下の通りです。
こちらもセットを選ぶと、大量に送られてくるため、加工品などを選びましょう。
定期コースも人気です。
果物は量より質がポイントで、日ごろ手が出せない高級フルーツがおすすめですが、一人では食べきれないかもしれないため、事前に重さなどを確認することと、冷蔵庫のスペースを確保してください。
- シャインマスカット
- 完熟マンゴー
- さくらんぼ佐藤錦
- メロン
- 巨峰
- いちご・あまおう
- 完熟桃
- 完熟みかん
- フルーツ詰め合わせ(定期便6回)
- 季節の果物セット(定期便4回)
- リンゴジュース
- みかんジュース
- フルーツゼリー詰め合わせ
あまり出回っていない高級フルーツ、例えば一房1万円以上する高級ブドウ、希少価値の高い黒イチジクなどを返礼品としている自治体もあります。
一人暮らしにおすすめのお米の返礼品
一人暮らしの方おすすめの返礼品で人気の高いものが、お米です。
スーパーで購入すると、持ち帰りが大変です。
ふるさと納税だと、全国各地のブランド米を自己負担2,000円で食べることができます。
食べきりサイズのパックや無洗米もあります。
災害時、保存食になる携帯おにぎりも返礼品として選ぶことができます。
- 最高級魚沼産コシヒカリ5kg
- ゆめぴりか10kg
- ひとめぼれ20kg
- つや姫ライスパック24P
- さとうのごはん36個
- 携帯おにぎり12個セット
- あきたこまち5kg(定期便4回)
- 無洗米5kg(定期便3回)
- はえぬき玄米30kg
- 雑煮セット
- 海鮮ぞうすいセット
- あまざけセット
- どぶろくセット
- こめ油
- みそ
- 日本酒詰め合わせ
雑煮セットやぞうすいセット、おかゆセットは温めるだけで食べることができるので重宝します。
美と健康に気を使う方はあまざけセットがおすすめです。
一人暮らしにおすすめの日用品の返礼品
一人暮らしにおすすめの日用品の返礼品は以下の通りです。
置き場所の確保が大変かもしれませんが、災害時の備えにもなります。
一度チェックしてみてはいかがでしょう。
- ティッシュペーパー60箱
- トイレットペーパー
- タオル
- キッチンペーパー
- マスク
- バスタオル
- 羽毛布団
- 枕
- ステンレスボール
- 包丁
- 鍋
- 爪切り
- フライパン
- キッチンケトル
- 防災ラジオ
- 紙おむつ
- ゴルフボール
- フォーク、ナイフ、スプーン
ふるさと納税の新基準に地元の特産品が加わったことで、銅器、刃物、金属洋食器の高品質な日用品を返礼品として選ぶことができます。
日本製のこだわりの逸品があるのもふるさと納税の魅力です。
一人暮らしの女性におすすめの返礼品
ここまで紹介したもの以外で、一人暮らしの女性におすすめの返礼品を紹介します。
- ロールケーキ
- ショコラ
- 秋田杉お弁当箱
- 濃厚ヨーグルト
- パン詰め合わせ
- ワインセット
- メイクブラシセット
- ノニジュース
- つげクシ
- アイピロー
ロールケーキ、ジェラート、ショコラといったスイーツも返礼品に入っています。
ご当地ならではのバターや乳製品、フルーツがたっぷり入った絶品ばかりです。
メイクブラシセットやつげクシといった、おしゃれグッズもあります。
一人暮らしの男性におすすめの返礼品
一人暮らしの男性におすすめの返礼品として、ちょっと贅沢な逸品はいかがでしょう.
- ビールのおつまみセット
- ネクタイ
- オーダースラックス
- かりゆしウェア
- ワイシャツ
- オリジナルTシャツ
- チーズセット
- すず製タンブラー
- ビールグラスペアセット
- ゴルフパター
最近話題のクラフトビール、高級陶磁器でできたビールグラス、飲み物の味をまろやかにする、すず製タンブラーなど、ちょっと贅沢な品がおすすめです。
ゴルフパター、ドラえもんトラムプラレールを返礼品にしている自治体もあります。
まとめ
ふるさと納税は毎年11月ぐらいから申し込みが殺到します。
慌てて申し込むことになると十分に返礼品を選定することができない可能性があるので、早いうちから返礼品を探しておくのがオススメです。
人気返礼品ランキングや寄附金額の上位自治体ランキングも参考になりますが、自分の応援したい自治体を探してみてください。
驚くような逸品と出会うかもしれません。
ふるさと納税を上手に活用し、返礼品を手に入れましょう。