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一年を通じて、お手頃に購入できる食材の豆腐。いつでも冷蔵庫に1つは入っている家庭が多いのではないでしょうか。
うっかり豆腐の賞味期限が切れてしまっていても、できれば廃棄しないでおいしく食べたいものです。
この記事では、豆腐の賞味期限はどれくらいなのか、賞味期限が切れたあと何日程度食べられるのかをご紹介します。
そして豆腐の正しい保存方法も説明するため、ぜひ参考にしてください。
豆腐の賞味期限はどれくらい?
豆腐は種類が豊富にあり、賞味期限の目安が異なります。
豆腐の中でも代表的な種類である、水入り豆腐と充填式豆腐の賞味期限について解説します。
水入り豆腐は3~10日
容器の中に水が入っており、豆腐が浮いているような見た目の豆腐を水入り豆腐と呼びます。
水入り豆腐の賞味期限は、商品によって違いがあり3〜10日間程度です。
また、賞味期限内であっても開封したものは日持ちせず、長くても2日以内に食べ切りましょう。
どうしても食べきれない場合はそのままにせず、水を入れ替えて清潔に保つ必要があります。
充填式豆腐は1~2か月
充填豆腐は豆乳と凝固剤を直接空の容器に入れて、フィルムで密閉したあとに加熱して固める作り方です。
容器の中はすばやく真空状態になり、殺菌されるため水入り豆腐と比較してかなり日持ちが良いところが特徴。
充填式豆腐は、水入り豆腐よりも賞味期限が長く設定されており、未開封であれば1~2か月保存可能です。
水が入っていない充填式豆腐の場合でも、開封したあとはそこまで日持ちしません。
長くとも2~3日以内に食べ切ることが理想です。
豆腐の賞味期限・消費期限の違いに注意
食品には賞味期限と消費期限の2種類の期限があります。
「賞味期限」は、定められている方法で食品を保存した場合、おいしく食べられる期限のことです。
消費期限が過ぎてもすぐに食べられるわけではないものの、期限が切れたあとは風味や食感が変わるなど、本来の食品の味とは異なる可能性があります。
そして、「消費期限」は定められている方法で保存した場合に、安心して口にできる期限です。
賞味期限はおいしく食べられる期間だとすると、消費期限は期限が過ぎると腐敗の可能性が高まり、口にしない方が良いという目安。
たとえば製造から5日以内で劣化するような、食品としての寿命が短いものは消費期限が定められているため、ラベルを見てみましょう。
豆腐は種類によって腐敗まで長持ちしないものもあり、消費期限が記載されている商品も存在します。
賞味期限と違い、消費期限が過ぎた豆腐は腐敗によって健康を害する可能性があるため絶対に口にしないよう気を付けましょう。
賞味期限と消費期限いずれも、期限内に食べることが理想です。
賞味期限が切れた豆腐は何日まで食べられる?
賞味期限は食品をおいしく食べられる期限の日付です。
しかし、うっかり豆腐の賞味期限が切れてしまった場合、フードロス削減のためにできるだけ食べたいと考える人も多くいます。
結論として、賞味期限が切れてしまった豆腐は何日頃まで食べられるのか、賞味期限切れの豆腐の特徴を見ていきましょう。
2~3日程度は食べられる
豆腐の賞味期限が切れてから、食べられる目安は2~3日です。
ただし、雑菌が繁殖している可能性があるため、生ではなく必ず加熱しましょう。
とくに水入り豆腐は、豆腐の水が腐りやすくそのまま保管していると、豆腐の腐敗が進んでしまいます。
そのため必ず毎日豆腐の水をきれいなものに入れ替えましょう。
1週間過ぎたら危険
豆腐の賞味期限が過ぎてから、腐敗している可能性が高い期限の目安は1週間です。
夏場など気温の高い季節だと腐敗が進みやすく、3~4日でお腹を壊す危険性が高まります。
賞味期限はあくまでもきちんと冷蔵保存など、商品が定めている正しい方法で保存しているときの目安の期限のこと。
それゆえ、常温保管や日光が当たる場所での保存など、豆腐が腐敗する原因になる環境で置いている場合は、賞味期限内であっても口にしないよう十分に気を付けましょう。
賞味期限が切れた豆腐は風味が落ちる
賞味期限が切れてしまった豆腐は、期限内のものと比べて風味が落ちてしまいます。
豆腐は時間が経過するごとにパック内にアクが溜まり、苦みが出る原因に。
本来であれば、豆腐の旨味を感じられる商品も、水に豆腐の旨味や水分が抜けていってしまい、味が薄くなったりぼそぼそとした食感になったりする可能性があります。
すぐに腐敗するリスクは少ないものの、安全においしく食べられる賞味期限が切れる前に調理しましょう。
賞味期限切れの豆腐の特徴
賞味期限が切れた豆腐の中でも、雑菌が繁殖していたり腐敗が進んでいたりするものはどんな特徴があるのかまとめました。
- 酸っぱい臭いがする
- 粘り気が出る
- カビが発生する
- 茶色っぽく変色している
- 食べるとピリピリと刺激を感じる
- 未開封のパックが膨張している
これらのサインがあれば、豆腐が腐ってしまっている可能性があります。
そのため、豆腐を調理する前に色や臭いなどをしっかりと調べたうえで、安全性を判断しましょう。
とくに未開封のパックが膨張している状態は、雑菌の繁殖や腐敗によるガスが発生している可能性があります。
見た目は問題がなさそうでも、酸っぱい臭いを感じる際は、腐り始めているサインのため口にしないよう気を付けてください。
豆腐の正しい保存方法
豆腐を安全においしく保存するには、品質をできるだけ変えないような環境に置いておくことがポイントです。
ほかにも豆腐を長持ちさせるために、知っておきたい正しい保存方法を説明します。
清潔な水に入れておく
水入り豆腐は中に水が入っているため、賞味期限が短く設定されています。
もしすぐに調理しない場合は、保存容器に清潔な水を入れて保管しましょう。
保存容器に入れた水は1日に1回必ず取り替えて、清潔に保つと菌の繁殖防止につながります。
また、密閉されている充填豆腐であれば、そのまま冷蔵庫に保存していて問題ありません。
ただし、賞味期限が切れてしまった場合は、早めに調理しましょう。
加熱してから冷蔵庫保存する
賞味期限が切れそうな豆腐は保存容器に沸騰したお湯と豆腐を入れて、2分ほど浸けると豆腐が加熱されるため、ある程度菌の繁殖をおさえられます。
お湯で加熱した場合も、その後きれいな水を入れて毎日取り替えることが大切です。
充填式豆腐でも、同様に加熱してから保存する方法があります。
冷凍保存する
豆腐は水入りパックと、充填式のどちらも冷凍保存が可能です。
冷凍によって雑菌の繁殖をおさえられるため、1か月程度安全に保存できます。
すぐに食べないときや大量購入の際は、買ったあとすぐに冷凍保存しましょう。
未開封であればパックごと冷凍庫に入れて問題ありません。
もし開封した豆腐を冷凍するのなら、キッチンペーパーでしっかりと水切りしてから冷凍用の保存袋に入れてください。
豆腐の型崩れ防止に役立つため、バットなどの平らな場所に置いて冷凍しましょう。
ちなみに木綿豆腐を冷凍するとツルツルした食感はなくなり、高野豆腐のようなスポンジ状に変わります。
なめらかな絹ごし豆腐は、まるで湯葉のように弾力のある食感に変わってしまうため注意しましょう。
食感を変えたくない場合は、冷蔵保存で早めに調理することをおすすめします。
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