仙台の名物グルメ15選|牛タンから海鮮、スイーツまで

仙台の名物グルメ15選|牛タンから海鮮、スイーツまで

東北地方で最もにぎやかな宮城県仙台市は、伊達政宗の統治下にあった歴史的な街です。

最も有名な牛タン以外にも、数多くの名物グルメがあります。

本記事では肉や海鮮をはじめ、仙台ならではのご当地グルメからスイーツまで、仙台で食べたいグルメをご紹介します。

本記事では、その歴史の深さと日本海がもたらす恵みにより、さまざまなグルメが生まれてきた金沢の名物グルメをご紹介します。

仙台の名物グルメ【肉・海鮮編】

まずは仙台で食べたい肉や海鮮グルメをご紹介します。

海と山に囲まれた、恵まれた立地ならではのおいしさを堪能してください。

牛タン

牛タン

「牛タン」の発祥は昭和23年、「味太助」の店主である佐野氏によるものといわれています。

佐野氏は東京で修行をしていた20代の頃、フランス人シェフから牛タンのおいしさを学び、日本人好みの味になるよう試行錯誤しました。

戦後間もない時期は物資が少なく、佐野氏は東北中を駆け巡って牛タンを集めていました。

創業当時はなかなか市民に浸透しませんでしたが、高度経済成長期に入ると変化を見せます。

仙台へ異動になった単身赴任者や転勤族が、仙台で食べた牛タンのおいしさを全国に広めていきました。

次第にメディアにも取り上げられるようになり、仙台を代表する名物になりました。

牛タン専門店としてオープンした「味太助」は佐野氏の長男が引き継ぎ、現在も市民や観光客に愛されています。

仙台牛

仙台で肉といえば、「仙台牛」は外せません。

仙台牛は、「ひとめぼれ」や「ササニシキ」などの良質な稲わらを食べて育ちます。

宮城県の自然のめぐみをたっぷり吸収し、丹精込めて飼育されることで、最高品質の肉ができあがります。

仙台牛と名乗れるのは、宮城県内で肥育された黒毛和種で、A5ランクまたはB5ランクに評価されたもののみ。

霜降りと赤身のバランスがよく、きめ細やかなサシが入っているのが特徴です。

口当たりがよくまろやかな味わいで、ステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶなど色々な料理によく合います。

せり鍋

せり鍋

仙台名物「せり鍋」は、宮城県の特産品であるせりを使った鍋料理で、2004年頃から市内の居酒屋で提供されるようになりました。

鶏肉または鴨肉にせりを加え、醤油やみりんなどで味付けされただしで煮て食べます。

具材に豆腐やねぎを加えたり、だしに鶏がらや鰹を取り入れたりと、店ごとにさまざまな味わいが楽しめます。

せり鍋が全国的に有名になった経緯には、宮城県出身の人気芸人「サンドウィッチマン」が大きく関係しています。

彼らがテレビ番組で地元を訪れた際に「せり鍋がおいしい」と紹介したところ認知度が急激に上がり、仙台の名物グルメとまで呼ばれるようになりました。

はらこ飯

海が近い仙台では、海鮮も食べておきたいところ。

「はらこ飯」は厳密にいうと、仙台市の南に位置する亘理町の名物グルメです。

煮た鮭とその煮汁で炊いたご飯、汁にくぐらせたいくらを使った料理で、仙台市内でも多くの飲食店で食べられます。

昔は混ぜご飯として提供されていましたが、現在はきれいに器に盛り、丼ぶりのような形で定着しています。

仙台づけ丼

東北大学の教授が「新たな仙台グルメを」と提案して生まれたのが、「仙台づけ丼」です。

大分の名物であるアジのづけ丼にヒントを得て、地元で獲れる新鮮な白身魚を丼ぶりにしたのが始まり。

宮城県産米のすし飯に、ヒラメやカレイ・タイ・スズキなど何種類もの白身魚をのせた、仙台の新名物です。

笹かまぼこ

笹かまぼこ

仙台で人気のグルメ「笹かまぼこ」の名付け親は、市内にある「阿部蒲鉾店」です。

明治時代にヒラメの大漁が続いた際、できるだけ長く保存するために笹の形に成形して焼いたのが始まり。

旧仙台藩主伊達家の家紋に描かれている笹になぞらえ、「笹かまぼこ」と名付けられました。

こんがりと焼けたきつね色と、やわらかく濃厚な歯応えが支持され、現在も仙台グルメとして愛され続けています。

チーズや青じそ、ピリ辛味など、近年ではバリエーションが増えており、お土産としても人気を博しています。

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仙台の名物グルメ【B級グルメ編】

仙台には、抑えておきたいご当地グルメが多数存在します。

ほかの土地では味わえない、おいしいB級グルメをご紹介します。

冷やし中華

冷やし中華

現在はラーメン店や中華料理店、定食屋などの夏の定番とされている「冷やし中華」ですが、じつは仙台が発祥という説があります。

昭和12年ころ「中国料理 龍亭」の店主が「真夏でも食べられる麺を作ろう!」と仙台支那料理同業組合(現・宮城県中華飲食生活衛生同業組合)のメンバーとともに開発をしました。

そうしてできたのが、冷やした麺にゆでた野菜とチャーシューやゆで卵をのせた「凉拌麺(リャンパンメン)」です。

戦時中は消えてしまったものの、戦後からリニューアルを重ね再販売し、現在の「冷やし中華」の形になったといわれています。

麻婆やきそば

仙台のご当地グルメのひとつに「麻婆やきそば」があります。

麻婆焼きそばは1970年代、市内の中華料理店「まんみ」にてまかない料理として提供されていました。

従業員からの評判を得てメニューに取り入れたものの、当時は市民に浸透していませんでした。

しかし2013年に「秘密のケンミンショー」で大きく取り上げられたところ、人気が沸騰。

一気に仙台のご当地グルメとして普及していきました。

仙台麻婆やきそばを名乗る条件は「麻婆を使い、具は豆腐に限定しない」「麺は焼くか、揚げたものとする」「宮城県中華飲食生活衛生同業組合の認定人が認定したものとする」の3つ。

現在は多数の仙台市内にある飲食店で食べられます。

仙台あおば餃子

「仙台あおば餃子」は、名産品である仙台産雪菜を皮に練り込んだ餃子です。

青葉を表現した美しい緑色が「杜の都仙台」を連想させるとして、市民や観光客に支持されています。

現在は仙台市内の20以上の飲食店で食べられるほか、土産店でも購入できます。

定義三角あぶらげ

市内にある「定規とうふ店」が販売している「定義三角あぶらげ」は、宮城県民におなじみの定番グルメ。

定義如来(極楽山西方寺)の参道沿いに建ち、週末には行列ができるほどの人気店です。

大豆100%を使用し、低温と高温の油で丁寧に二度揚げして作られています。

外はカリッ、中はフワッとした食感はやみつきになること間違いありません。

ひょうたん揚げ

「ひょうたん揚げ」を生み出したのは、笹かまぼこの名付け親でもある「阿部蒲鉾店」です。

第一回「仙台あおば祭り」にて販売をしたところ、爆発的な人気になったのが誕生のきっかけといわれています。

ボール状の蒸しかまぼこを甘い衣で包み、2個並べて串に刺してひょうたんのような形にしたスナックです。

気軽に買える食べ歩きグルメとして、観光客からも人気が高い一品です。

仙台長なす漬け

仙台長なす漬け

仙台長なす漬けは、古くから愛されている伝統野菜です。

「岡田の仙台長なす漬本舗」では、厳選した仙台長なすを3か月以上かけて丁寧に造り上げています。

丁寧に仕上げた長なす漬けは、あっさりしていていくらでも食べられる味わい。

お土産品としても人気を集めています。

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仙台の名物グルメ【スイーツ編】

仙台には、おいしいスイーツもたくさんあります。

仙台に行ったら食べたい名物スイーツをチェックしておきましょう。

ずんだスイーツ

黄色く熟す前の若い大豆を使ったずんだ餡は、仙台市で古くから愛されてきた食材です。

夏のわずか3〜4日ほどしか収穫できず、贅沢品として扱われてきました。

豊かな枝豆の風味と砂糖の甘さがマッチした、至福の味わいです。

仙台市内にはずんだ餅はもちろん、パフェやパンケーキ、ソフトクリームなどさまざまなずんだスイーツが販売されています。

おはぎ

おはぎ

仙台でおはぎといえば、秋保温泉にあるスーパー「主婦の店 さいち」が有名です。

小さいお店ですが行列が絶えず、多いときで1日1万個を売り上げることもあります。

味は「あんこ」「きなこ」「ごま」の3種類。

手のひらサイズながらずっしりとしたボリューム感と、ほっこりした甘みが楽しめます。

仙台駄菓子

江戸時代の仙台では、白砂糖を口にできるのは貴族階級のみで、庶民は黒砂糖しか食べられませんでした。

黒砂糖を使ったお菓子を「つまらぬもの、粗悪なもの」という意味で「駄菓子」と呼ぶようになり、次第に市民に広まっていったといわれています。

昭和30年ころ、仙台の駄菓子の種類の多さと味わい深さが評価され「仙台駄菓子」という固有名詞で呼ばれるようになりました。

現在は市内の和菓子店や駅ビルなどで、気軽に購入できます。

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この記事では、名古屋のご飯ものから喫茶店メニューまで、全制覇したくなる名物グルメをご紹介します。
鎌倉ならではの食材を使用した定番料理から、食べ歩きができるB級グルメまで、おすすめの名物をジャンルごとにご紹介します。