ニラの冷凍保存|メリットや下準備のコツ・おすすめの使い方も紹介

ニラの冷凍保存|メリットや下準備のコツ・おすすめの使い方も紹介

栄養豊富なニラは冷凍保存することで、常温や冷蔵では短い保存期間を1ヶ月まで延ばせます。

凍ったまま料理に使えるため、冷凍庫にニラをストックしておくととても便利です。

さらに、ニラは冷凍すると栄養成分が大幅にアップするというメリットも。

しかし、ニラを冷凍すると香りや食感が落ちそうで、保存や活用が難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ニラをおいしく冷凍する方法を下準備のコツから解説します。

冷凍ニラを凍ったまま使うおすすめの方法も紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

餃子やニラレバなど中華料理でよくみかけ、その特徴的な香りと鮮やかな緑が料理を引き立てるニラ。実は多くの栄養素を含んでおり、体にうれしいさまざまな健康、美容効果が期待できる食材です。この記事では、ニラのすぐれた栄養効果とおすすめの調理法をまとめました。

ニラを冷凍するメリット

ニラを冷凍するメリット

食べきれないニラは、早めに冷凍するのがおすすめです。

ニラを冷凍したくなるメリットを2つ紹介します。

保存期間を長くできる

餃子や炒め物など、ご飯が進むおかずやスタミナ料理に欠かせないニラは常備しておくと便利です。

しかし、ニラは常温ではすぐに傷み、冷蔵庫で保存しても2~3日でしなびたり変色したりしてしまいます。

そのため、ニラをすぐに食べ切れないときは、少しでも鮮度が高いうちに冷凍するのがおすすめです。

ニラは適切に下ごしらえをして冷凍すると、保存期間を約1ヶ月まで延ばせます。

冷凍保存でニラを常備しておくことも可能です。

栄養価がアップする

ニラの青々とした葉にはビタミン類が、根元にはアリインなどの栄養素が豊富に含まれます。

アリインとはニラやネギ、にんにくといった香りのある野菜に特徴的な、イオウを含むアミノ酸の一種です。

アリインそのものはほぼ無臭ですが、切ったりつぶしたりすることによりアリシンに分解され、ニラやネギなどに特有の食欲をそそる香りを発します。

アリインは香り成分に加えて、優れた抗酸化作用やがん予防効果の高さでも着目される栄養素です。

近年の研究では、ニラを冷凍することで、アリインが生の状態と比べて約9倍にも増えると報告されています。

冷凍によってニラの保存期間を延ばせるうえ、栄養も高まるため、一石二鳥です。

βカロテンやビタミンなど、ニラの栄養についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。

>>ニラに含まれる驚きの栄養とは?免疫力アップ・疲労回復・冷え性におすすめ!

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ニラを冷凍する前に行う下準備のコツ

ニラを冷凍する前に行う下準備のコツ

ニラは下準備のコツを押さえると、香りや食感、栄養価を損なわずに冷凍することが可能です。

ニラを冷凍する前に行う下準備のコツを「洗い方」と「切り方」に分けて詳しく解説します。

洗い方のコツ

スーパーなどで売られているニラは一見きれいに見えますが、根元部分に土などの汚れが残っていることがあります。

ニラの根元はアリインが豊富に含まれるため、捨てたりせず、ビニールテープを外して念入りに洗いましょう。

水溶性のビタミン類が豊富な葉は、水とともに栄養が流れやすいため、さっと洗います。

なお、ニラの表面に水分が残ったまま冷凍すると霜が付いて食感が落ちるため、しっかり拭き取りましょう。

切り方のコツ

前述の通り、ニラを切るとほぼ無臭だったアリインがアリシンに分解され、強い香りを発します。

ただし、アリシンはほかの栄養素とともに切り口から流出しやすくなるため、できるだけ調理に使う直前に切るのがおすすめです。

冷凍ニラをすぐに使う予定がない場合は、大きめに切って断面をできるだけ少なくするとよいでしょう。

ニラは冷凍しても包丁やキッチンバサミで簡単に切れます。

すぐに使う場合や、調理時間を短くしたい場合は、用途に合わせた大きさにカットしておくとよいでしょう。

炒め物に使う場合は3~4㎝の長さで、餃子やスープに入れる場合は粗みじんに切っておくと、使いやすく便利です。

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ニラの冷凍方法(目安:1ヶ月)

ニラの冷凍方法(目安:1ヶ月)

ニラをおいしく冷凍する方法を解説します。

具体的な冷凍の手順は以下の通りです。

  1. ニラは水洗いした後、キッチンペーパーで水気をよくふき取る
     ※洗い方のコツを参照
  2. 用途に応じてニラを切る
     ※切り方のコツを参照
  3. 冷凍用保存袋に入れて、空気を抜く
  4. 金属トレーに乗せて冷凍する

ニラを粗みじんに切った場合は、小分けしてラップに包んでから冷凍用保存袋に入れると香りが飛びにくく、ほかの食材へのにおい移りも防げます。

なお、小さく切ったニラは大きめに切ったものよりも味や香りが落ちやすいため、冷凍保存袋に日付を入れて早めに使い切りましょう。

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冷凍ニラのおすすめ活用方法|凍ったままでOK

冷凍ニラのおすすめ活用方法|凍ったままでOK

冷凍ニラは、凍ったまま生と同じように加熱調理に使えるため、とても便利です。

冷凍ニラのおすすめの活用方法を紹介します。

スープや味噌汁の具に

冷凍ニラがあれば、ニラの香りと辛みが食欲をそそる、栄養たっぷりの汁物が手軽につくれます。

つくり方は、味噌汁やスープなどに凍ったまま入れるだけ。

汁物に入れることで、ビタミンCやカリウムなど、解凍すると流れ出やすい水溶性の栄養も余さず摂れます。

炒め物に

冷凍したニラは、ご飯が進むニラ玉やニラレバなどの炒め物に使うのもおすすめです。

ニラの香り成分であるアリシンは熱に弱い性質がありますが、油で調理すると分解されにくくなります。

そのため、炒め物にすることで、冷凍したニラでも香りや味を十分に楽しめるのです。

ただし、炒め過ぎると食感が落ちるため、最後に加えてさっと火を通す程度にするとよいでしょう。

冷凍ニラの食感が気になる人は、ニラと相性がよく、シャキシャキした食感を楽しめるもやしを加えるのもおすすめです。

餃子やチヂミの具材に

ニラは餃子やチヂミなど、子どもも大人も大好きな粉ものの具材にも欠かせません。

ニラの大きさは餃子ならみじん切り、チヂミなら3~4㎝に切って冷凍しておくと、ほかの材料と合わせるだけでつくれるため、時短になり便利です。

少量であれば、長めに切って冷凍したものを使う直前に切ると、ニラの香りや風味が残りやすくなります。

なお、小さく切ったニラは冷凍しても劣化が進みやすいため、保存期間よりも早めに使い切ることを意識しましょう。

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まとめ

ニラは冷凍することで、2つの大きなメリットを得られます。

  • 常温や冷蔵では短い保存期間を1ヶ月まで延ばせる
  • 香りの素であり、抗酸化作用やがん予防効果の高いアリインが約9倍に増える

そのため、使う予定がないニラは、すぐに冷凍するのがおすすめです。

ニラを冷凍する際は、洗い方や切り方など下準備のコツを押さえると、香りや食感、栄養価を損ないにくく、おいしく調理できます。

解説やおすすめの調理法も参考にしていただき、香り高く栄養豊富なニラをおいしく食べ切りましょう。

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