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冬になると食べたくなる、鍋料理。
野菜がたっぷりとれ、具材の旨みが溶け出しただしは、栄養たっぷりです。
しかし、鍋の機会が多くなると、いつもと同じバリエーションになってしまいがちです。
この記事では、鍋に定番の具材から、変わり種、シメまでを一挙にご紹介します。
もしかすると、まだ鍋に入れたことのない具材もあるかもしれません。
鍋をするときのアイデアとして、具材を選ぶときの参考にしてください。
メインとなる鍋の具材4選【肉】
まずは、メインになる肉を紹介します。
肉を選ぶことで、どんな鍋にするかを決めやすくなります。
【牛肉】すき焼き・しゃぶしゃぶ
牛肉は火を通しすぎると硬くなってしまい、アクがでやすい具材なので、だしで煮るのには向きません。
すき焼きやしゃぶしゃぶで、牛肉本来の味を楽しむのがおすすめです。
【豚肉】豆乳鍋・キムチ鍋
豚肉は、どのような鍋にでも合わせられる具材です。
部位によっても味わいが変わり、コクが欲しければ豚バラ、あっさり食べるなら豚ロースや豚ももなどを選ぶとよいでしょう。
【鶏肉】水炊き・鶏鍋
鶏肉は、あっさり味の鍋に入れると、鶏本来の味を楽しめます。
鍋に向いている部位は鶏もも肉ですが、手羽元を入れてもだしが出ておいしいです。
鶏肉は火が通りにくい具材なので、はじめのうちから鍋に入れることで旨みが出ます。
【モツ・ホルモン】モツ鍋
モツやホルモンは独特の歯ざわりと風味が楽しめる具材です。
鍋にモツやホルモンを使用する場合は、下処理が必要です。
「塩を揉み込み、水で洗って、下ゆでする」という作業をなんどか繰り返してください。
メインとなる鍋の具材6選【魚介類】
次に、メインになる魚介類の具材を紹介します。
魚介類は冬に旬を迎えるものが多いので、鍋に合わせる具材としておすすめです。
【カニ】カニすき・カニしゃぶ
鍋にカニを入れると、だしがよくでて味もよく、見た目にも豪華な鍋になります。
鍋には茹でカニではなく、「生カニ」を使ったほうがおいしく食べられます。
カニを存分に味わうために、淡白な食材を合わせるとよいでしょう。
【牡蠣】牡蠣の土手鍋
牡蠣は、あまり煮込みすぎると身が縮んで固くなるので、食べる少し前に鍋に入れます。
牡蠣は下処理として、塩と片栗粉を小さじ1ほどまぶして水を入れ、やさしくかき混ぜたあと、きれいな水で2.3回ゆすいでください。
一手間を加えることで、さらにおいしく食べられます。
【タラ】タラ鍋
冬になると食べたくなる、あっさりと淡白な味わいのタラ。
身が崩れやすいので、鍋に入れた後はあまり触らずに加熱するのがポイントです。
ポン酢と薬味で食べれば、タラのやさしい味わいが楽しめます。
【アンコウ】アンコウ鍋
アンコウは、少しグロテスクな見た目ですが、コラーゲンたっぷり、低カロリーな具材。
淡白な味わいと、プリプリの食感が楽しめます。
アンコウ鍋はしょう油味とみそ味、どちらもおいしいですが、アンコウの肝を溶かし込んだ鍋も、奥深い味わいです。
【鮭】石狩鍋
鮭は、手に入りやすい鍋の具材です。
鮭は塩鮭ではなく、「生鮭」を使ってください。
鍋に入れる下処理として、軽く塩を振っておくと臭みがなくなり、おいしくいただけます。
【エビ】寄せ鍋
エビは、殻付きで入れるとだしがでます。
下処理として、足をとり、背中の殻の間に楊枝を刺して背わたをとっておくと、食べやすくなります。
鍋の具材に欠かせない野菜10選
【白菜】
鍋に入れる定番の野菜といえば、食物繊維が豊富な白菜。
加熱することでカサが減り、多くの量を食べられます。
芯の部分は火が通りにくいので、そぎ切りにして、最初のほうに鍋に入れてください。
【キャベツ】
通年で手に入りやすいキャベツは、鍋の具材としても重宝します。
白菜よりも水分が少ないため、スープの味が薄まりません。味が染み込みやすく、シャキッとした歯ごたえが楽しめます。
【長ネギ】
長ネギは、切り方や調理の方法で、味わいの変化を楽しめる鍋の具材です。
筒切りにすれば、外側の歯ごたえと、内側のトロトロ食感を楽しめます。
筒切りにした長ネギは、煮込むと甘くなるので、早いタイミングで鍋に入れるのがおすすめ。
白髪ねぎにすれば、さっと鍋に入れた後、肉などを巻いてあっさり食べられます。
【玉ねぎ】
玉ねぎは、煮込むことで甘味が増し、鍋のだしにコクがでます。
繊維に沿って厚めにスライスすれば、玉ねぎの甘さが楽しめますし、薄切りにして軽く煮込めば、玉ねぎの甘さが味わえます。
【ニラ】
鍋に入れることで、味のアクセントになる香味野菜、ニラ。
火が通りやすいので、煮込みの終盤に鍋に加えることで、歯ごたえと風味を楽しめます。
火を通しすぎると苦味がでてしまうので、注意してください。
【大根】
やわらかくて味が染み込みやすい、鍋に人気の具材です。
下ゆでしておくと苦味やアクが取れておいしくいただけます。
大根をおろして、みぞれ鍋にしても違った味わいを楽しめます。
【人参】
短冊切りやいちょう切りで鍋に加えてもいいですが、花型で抜くとより彩りがよくなります。
人参は火が通りにくいので、鍋の序盤に加えます。
型で抜く場合は、鍋の具材の上にあったほうが華やかに見えるので、あらかじめ電子レンジでやわらかくしておくとよいでしょう。
【もやし】
家計にやさしい価格で手に入れやすいもやしは、クセがないのでどのような鍋にでも合わせられます。
シャキシャキした食感を楽しむため、鍋の終盤にさっと一煮立ちさせていただきましょう。
【水菜】
シャキシャキした歯ごたえが特徴で、淡白な味わいだからこそ、どのような鍋とも相性抜群。
生でも食べられる具材なので、食べる直前に鍋に加えてください。
鍋に入れたい名脇役の具材8選
【豆腐】
鍋のだしが染み込んで、やさしい味わいを楽しめる豆腐。
ツルッとした食感の良さを楽しむなら「絹ごし」、煮崩れしにくく、食べ応えを求めるなら「木綿・焼き」など、好みに合わせて選んでください。
【こんにゃく】
鍋に入れることで、食感の変化を与えてくれる食材です。
ヘルシーなのもメリット。
独特のにおいが気になる方は、下ゆでするとよいでしょう。
【油あげ・厚揚げ】
油あげや厚揚げは煮崩れせず、だしのおいしさも一緒に味わえる、鍋にはおすすめの具材です。
鍋に入れる前に油抜きをしておくことで、だしがよく染み込みます。
【きのこ(しいたけ・舞茸・えのき・しめじ)】
多く食べてもヘルシーな食材で、鍋のだしに旨みを与えてくれます。
いくつかの種類を組み合わせるのもおすすめ。
きのこを鍋の具材として使用するときは、水洗いしないようにしましょう。
【巾着】
巾着の中身にもちを入れると、もちが他の食材や鍋につかず、食べやすくなります。
もち以外にも、野菜やミンチ、豆腐などを入れてもおいしいです。
さまざまな具材を入れて「変わり種」にするのもよいでしょう。
【つくね・つみれ・肉団子】
つくねやつみれ、肉団子などは、風味豊かで食べやすいのが特徴。
だしもよく染み込み、口の中で肉汁とだしがあふれ出します。
野菜や薬味を混ぜ込んでもおいしく食べられます。
鍋に入れたい変わり種の具材4選
鍋に必ず入れたい具材ではないですが、入れてみると食感や味の違いが楽しめる変わり種を紹介します。
【生餃子】つるっとした食感
鍋のだしを吸って、皮はプルプルでもちもち、中身はジューシーに仕上がります。
市販の冷凍餃子を入れるだけなので、お手軽。
煮込みすぎると、皮が溶けてしまうので注意してください。
【もち】食感の変化を楽しむ
もちは、ボリューム感があり、食感の変化を楽しめる具材です。
薄く切ってしゃぶしゃぶ風に楽しんだり、トースターで焼いて香ばしさを加えたりしてもおいしいです。
火を入れすぎると溶けてしまうので、注意してください。
【ウインナー】子どもに人気
パリッとした食感が楽しめるウインナーは、子どもにも人気の具材です。
切って入れれば、ウインナーの旨みが溶けだすので、だしにコクがでます。
また、そのまま入れても、ウインナーの食感とジューシーさが味わえるのでおすすめです。
【カマンベールチーズ】チーズ好きにおすすめ
チーズフォンデュのように、溶けたチーズをスープと一緒に具材に絡めていただきます。
温めたらすぐに溶けるので、注意してください。とりわけやすいようにあらかじめ切り込みを入れておくとよいでしょう。
鍋の最後のシメ3選
鍋の最後は、今までの具材から出たおいしいだしを、余すことなく味わってください。
【ごはん】シメの定番
ごはんは、一度水洗いしてヌメリをとってから鍋に入れることで、だしが染み込みやすくなり、サラサラした上品な雑炊に仕上がります。
トロッとしたおじやが食べたいときは、ごはんを洗わずに入れると、とろみがでてよいでしょう。
【麺】のどごしよくシメる
鍋の後のおいしいだしを吸った麺は、のどごしもいいので、シメにぴったりです。
そば、うどん、中華麺、インスタントラーメンなど、入れる麺によっても味わいの変化を楽しめます。
【カレー】斬新なアイデア
具材の旨みがたっぷりのおいしいだしに、カレールーを入れれば、味に深みのあるカレーができあがります。
いつもの鍋に飽きたときは、カレーにすると新しい味わいが楽しめます。
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