お米の種類と特徴|人気な種類や主な産地もご紹介

お米の種類と特徴|人気な種類や主な産地もご紹介

お米は、日本食にとって欠かせない食材です。

日本で品種登録されている種類は900品種以上あり、主食のごはん用として作られたものだけでも400品種以上あります。

本記事では、主なお米の種類とそれぞれの食感や産地について詳しくご紹介します。

自分にぴったりな品種を見つけるための参考にしてください。

本記事では、お米に賞味期限や消費期限はあるのかについて紹介します。古いお米をおいしく炊くコツも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

種類別にみるお米の特徴

お米は品種だけでなく、白米や玄米、胚芽米などの種類に分けられます。

それぞれ含んでいる栄養素や味わいが異なるため、お米を選ぶ前に知っておくと好みのお米を見つけやすくなります。

ここでは、お米の種類別に特徴をご紹介します。

白米

白米の特徴は、味にクセがなく食べやすい点になります。

水の量や調理方法によってお米の柔らかさを調節できるので、離乳食から介護食までいろいろな料理に使用できます。

また、食物繊維が少なく、消化効率がいいのもポイントです。

白米は冷めても美味しく、傷みにくい点からお弁当に入れられます。

玄米

玄米はビタミンや食物繊維などの栄養素が多く含まれているため、健康に気をつけている方におすすめです。

もみ殻のみを取り除いたものなので、初めて食べる方は食べにくいと感じる場合もありますが、食べているうちに慣れてくるでしょう。

最近では玄米よりも食べやすい発芽玄米が人気を集めているため、気になる方は発芽玄米から試して見てください。

胚芽米

胚芽米は白米の食べやすさと、玄米の栄養素を合わせ持った種類です。

胚芽米は、特殊な精米技術でぬか層を削っているため、精米程度を調節している「分づき米」とは異なります。

玄米は消化が悪いため子どもには食べさせられませんが、胚芽米は噛む力がある子どもに食べさせられるのも特徴です。

雑穀米

雑穀米は白米にいろいろな雑穀を加えて炊いたものです。

一般的にアワ・キビ・ハトムギ・キヌアなどがブレンドされています。

また、商品によっては黒豆や小豆、ごまなどの豆類が含まれているケースもあります。

白米に加えるだけなので、自宅に白米が残っている方でもすぐに雑穀米を食べられるでしょう。

入れる量も調節できるので、子どもがいる家庭や初めて雑穀を食べる方は少しずつ量を増やすのがおすすめです。

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食感別にみるお米の種類

お米には「もっちり系」や「しっかり系」といった食感の違いがあります。

食感の違いを覚えることで、料理をするときに「どの食感のお米が向いているのか」を考え、料理をより美味しく作れるようになります。

以下では、お米の食感についてご紹介します。

もっちり系

もっちり系のお米は、粘りが強く噛むほどに甘みを感じられるお米が多いです。

また、含まれているアミロースがしっかり系よりも低いため、冷めても美味しいのが特徴です。

濃い目の味付けをしたおかずにも負けないうまみを持っているので、おこわ風の炊き込みご飯やおにぎりを作るときにも使えます。

しっかり系

しっかり系のお米は、どんな料理にも対応できるのが魅力です。

しっかり系のお米は粒感が強く崩れにくいので、丼ものやピラフ、チャーハンなど水分量の多い料理にぴったりです。

硬めのお米が好きな方は、しっかり系をチェックしてみてください。

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人気が高いお米の種類と特徴

お米は全国各地でさまざまな特徴を持ったものが作られています。

同じ品種でも作られている場所の気候や水の成分によって、食感や柔らかさが変化します。

そのため、お米を選ぶ際は品種や特徴以外に、生産地も確認するようにしましょう。

以下では、人気が高いお米の種類と特徴についてご紹介します。

コシヒカリ

日本人なら一度は聞いたことがあるコシヒカリは、圧倒的シェア数を誇るお米の王様です。

味がしっかりとしているだけでなく、炊きあがったときの香りやツヤの良さが特徴

現在日本では、本島にあるすべての都府県で栽培されています。

そのなかでもとくに人気が高いのが「新潟の魚沼産コシヒカリ」です。

魚沼産コシヒカリは日本一美味しいブランド米とも呼ばれており、食味ランキングでは「特A」を獲得しています。

ほかにも新潟県の佐渡産コシヒカリや上越産コシヒカリ、福島の会津産コシヒカリなど人気が高いコシヒカリは多いため、好みの食感や柔らかさに合わせて選べます。

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ひとめぼれ

ひとめぼれは、コシヒカリと初星をかけ合わせて作られた品種です。

粘りが強くふっくらとしたお米なので、日本食との相性抜群。

また、香り・うまみ・甘みのトータルバランスがいいのも選ばれているポイントです。

栽培しやすく美味しい品種なので全国各地で栽培されており、現在では生産量がコシヒカリに次いで2位となっています。

原産地である宮城県は全国で最もひとめぼれを栽培しています。

ひとめぼれは東北地方との相性がいいため、宮城県以外でも栽培されていますが、生産地によって粒の大きさや味わいに違いがあるため、ぜひ食べ比べてみてください。

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あきたこまち

あきたこまちは、コシヒカリと奥羽292号をかけ合わせて作られた品種です。

コシヒカリの粘りや香りを受け継いでおり、水分量が多いため冷めても味や食感を損なわないのが特徴。

あっさりとしていて食べやすいので、女性に人気が高いです。

品種名に「秋田」と入っているため秋田でしか収穫できないと思っている方も多いですが、東北地方中部を中心に全国で栽培されています。

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ミルキークイーン

ミルキークイーンは、農林水産省を中心に行われた「スーパーライス計画」でコシヒカリを改良して作られた品種です。

アミロースが低いため、コシヒカリよりも粘り強くモチモチとした食感をしています。

うるち米ともち米の中間ような食感をしているため、炊き込みご飯におすすめです。

南東北から下の地域で栽培に適していると言われているため、ミルキークイーンの原産地である茨城県を中心に福島県や山形県、関東や九州まで幅広い地域で栽培されています。

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ササニシキ

ササニシキは、コシヒカリの兄弟であるハツニシキとササシグレをかけ合わせて作られた品種です。

粒感がはっきりとしている粘りの少ないお米なので、ほかの食材の邪魔をしません。

さっぱりしていて口の中でほどける感じがするため、お寿司屋さんからも人気です。

宮城県古川市で誕生したササニシキは、一時期コシヒカリと並ぶ代表品種でしたが栽培の難しさから年々栽培量が低下しています。

そのため、希少価値が高く「幻のお米」と呼ばれています。

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ゆめぴりか

ゆめぴりかは、寒冷気候のため米作りに向いていないといわれていた北海道で生まれた品種です。

2011年には高級ブランド米として全国デビューし、現在では北海道最上級ブランド米として知られています。

甘みが強く味が濃いのが特徴で、そのままでも美味しく食べられます。

お米の食味ランキングでは最高位の特Aを14年連続受賞。

味の濃い唐揚げやハンバーグなどに合います。

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つや姫

つや姫は、山形県が食味日本一を目指して開発した品種です。

現在では山形県以外に島根県や宮城県でも栽培されており、栽培面積を徐々に拡大しています。

甘み・うまみ・ツヤ感・粒の状態すべての項目において高い評価を得ているため、コシヒカリに優るともいわれています。

甘みとうまみのバランスが良いだけでなく、ほどよく粘り気があり柔らかいのが特徴です。

炊き立てをそのまま食べたり、おにぎりにしたりとシンプルな食べ方が合います。

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まとめ

コシヒカリやひとめぼれ、あきたこまちなど日本には豊富な種類のお米が揃っています。

お米によって合う料理や調理方法が変化するため、自宅で食べる用のお米でもこだわって選ぶのがおすすめです。

今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ好みのお米を探してみてください。

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