イワシの栄養と効果を解説!栄養を逃さない食べ方と缶詰活用法

イワシは栄養豊富な魚!種類・加工による栄養の違いや健康効果も解説

※本コンテンツはAI技術を活用しつつ人による執筆や監修をしています。

ビタミンDには、骨を丈夫にする、うつ症状を改善するなど、さまざまな効果が知られてます。この記事では、ビタミンDのもつ働きと効果、適切な摂取の方法などを解説します。

イワシに含まれる主な栄養素とその働き

イワシに含まれる主な栄養素とその働き

イワシは「泳ぐ栄養カプセル」ともよばれるほど、豊富な栄養素をバランスよく含んでいる青魚です。

日々の健康維持に役立つ、多彩な成分がぎゅっと詰まっています。

生のマイワシ100g当たりに含まれる、代表的な栄養素とその働きは以下の通りです。

栄養素

マイワシ(生100g当たり)の含有量

主な働き

たんぱく質

19.2g

筋肉や皮膚、内臓などの材料になる

EPA

780mg

血液をサラサラにし、健康な血流を維持する

DHA

870mg

脳や神経の機能を維持し、記憶力をサポートする

カルシウム

74mg

骨や歯を構成し、丈夫に保つ

2.1mg

全身へ酸素を運び、貧血や疲労を予防する

ビタミンD

32.0μg

カルシウムの体内への吸収を高める

ビタミンB12

16.0μg

赤血球の形成を助け、神経の働きを正常に保つ

参照:食品成分データベース(文部科学省)

筋肉や皮膚の材料となる良質なたんぱく質

生のマイワシ100gには、19.2gのたんぱく質が含まれています。

たんぱく質は、人体を構成する基礎となる非常に重要な三大栄養素の一つです。

イワシのたんぱく質は、体内で合成できない9種類の必須アミノ酸をバランスよく含む「良質なたんぱく質」に分類されます

筋肉や皮膚、髪の毛だけでなく、体内のホルモンや免疫物質の材料としても幅広く使われます。

脂質の代謝を助けるビタミンB群も豊富に含まれているため、効率よく体内で活用できるのが特徴です。

参照:食品成分データベース(文部科学省)

参照:魅力満載「いわし」を食べよう! (おいしい健康)

血液や脳の健康をサポートするオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)

イワシは、青魚の脂に多く含まれる多価不飽和脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を非常に多く含んでいます

これらはオメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)に分類され、体内でほとんど合成できないため、日々の食事から積極的に摂取する必要がある必須脂肪酸です

EPAは血中の余分な中性脂肪を減らし、血流をスムーズにする働きが注目されています。

一方、DHAは脳や網膜などの神経細胞を構成する重要な成分であり、脳のコンディション維持をサポートします。

参照:オメガ3(n-3系脂肪酸)の必要性と影響(農林水産省)

骨や歯を丈夫にするカルシウムとビタミンD

イワシは「泳ぐカルシウム」ともいわれるほどカルシウムが豊富であり、骨や歯を健やかに維持するために役立ちます。

とくに、カルシウムの体内吸収を促進する働きを持つビタミンDが豊富である点が強みです

カルシウムは単体では吸収されにくい性質がありますが、ビタミンDと同時に摂取することで、体内への吸収率が格段に高まります。

この2つの栄養素を同時にしっかりと摂取できるイワシは、効率的な骨づくりのための優れた食材です。

参照:意外とスゴイ!いわしの栄養を徹底解説 (女川さかな手帖 )

貧血を予防し元気を維持する鉄分

イワシには、血液の構成成分として欠かせない鉄分が豊富に含まれています

イワシに含まれる鉄分は、植物性食品に多く含まれる非ヘム鉄と比べて、約5〜6倍も体内への吸収率が高い「ヘム鉄」です

鉄分が十分に満たされることで、全身の細胞に酸素がしっかりと行き渡るようになります。

これにより、貧血の予防だけでなく、疲れやすさや体が重いといった不調の解消、毎日の元気の維持に貢献します。

参照:管理栄養士に学ぶ~貧血予防!鉄分を摂ろう~(つかざき病院)

エネルギー代謝をスムーズにするビタミンB群

ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシンといったビタミンB群がイワシにはバランスよく含まれています

ビタミンB群は、食事から摂取した糖質や脂質、たんぱく質を体内で効率よくエネルギーに変えるための代謝プロセスに不可欠な栄養素です。

とくにビタミンB12は、赤血球の正常な形成や神経機能を健全に保つために極めて重要であり、これが不足すると貧血や手足のしびれなどの原因となることがあります。

また、ビタミンB2やB6は皮膚や粘膜の健康維持を助け、健やかな肌作りに貢献します。

参照:食品成分データベース(文部科学省)

参照:ビタミンB12欠乏症(いろはなクリニック)

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イワシを食べることで期待できる健康効果

イワシを食べることで期待できる健康効果

イワシに含まれる優れた栄養素は、体内でさまざまな有益な作用をもたらします。

定期的にイワシを食べることで、以下のような多くの健康効果が期待できるでしょう。

  • 血管と血液の健康維持(生活習慣病や動脈硬化の予防)
  • 脳機能のサポート(記憶力向上や学習能力の維持)
  • 骨密度のキープ(骨粗しょう症の予防)
  • 細胞の活性化(エイジングケアや美肌効果)

これらの具体的な健康効果について解説します。

生活習慣病や動脈硬化の予防

イワシに含まれるEPAは、血管を広げて血圧を下げ、血小板が固まるのを防いで血栓を予防する働きが期待されています。

さらに、血中の中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を減少させ、善玉コレステロール(HDL)を増やすことで、血液を健康な状態に維持します。

これにより、血管が硬くなる動脈硬化の進行を抑え、心筋梗塞や脳卒中といった生活習慣病を未然に防ぐ効果が期待できます。

参照:EPA ・イワシ油とは(心臓クリニック横浜三ツ沢)

記憶力向上や脳の活性化

脳の神経細胞膜に多く存在するDHAは、脳の情報伝達をスムーズに保つ役割があります。

これにより、脳が活性化され、集中力のアップや学習能力、記憶力の向上に役立ちます。

日頃から仕事や勉強で頭をよく使う世代はもちろん、高齢期における認知機能の低下や、アルツハイマー型認知症を予防するためのサポート成分としても、日々のイワシ摂取は大変有効とされています。

参照:DHA・EPAの効果と上手な取り入れ方を医師が解説(宮﨑胃腸科内科医院 )

骨粗しょう症の予防と骨の強化

加齢やホルモンバランスの変化によって骨密度が低下すると、骨がもろくなり折れやすくなる「骨粗しょう症」を引き起こします

骨密度を保つためには、カルシウムだけでなく、それを骨に沈着させるビタミンDやマグネシウムなどのミネラルをバランスよく摂取することが不可欠です。

イワシには骨の主要成分となるカルシウムと、その吸収・骨形成を助けるビタミンDが理想的な組み合わせで含まれています。

とくに骨を丸ごと摂取できる加工品や缶詰を利用することで、より効率的な骨の強化が図れます。

参照:イワシ缶詰の栄養価(大日本水産会)

エイジングケアや美肌効果

健やかな皮膚を維持するには、新しい皮膚細胞の材料となる良質なたんぱく質と、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促すビタミンB群が欠かせません。

イワシには、これらの栄養素が凝縮されています。

さらに、皮膚や血管の老化を防ぐ抗酸化成分「コエンザイムQ10」が豊富なのも大きな魅力です。

これらの相乗効果により、肌のハリや潤いを保ち、全身のエイジングケアを内側から力強くサポートしてくれます。

参照:コエンザイムQ10の働き含有食品(協和発酵バイオ)

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イワシの種類や加工品による栄養価の違い

イワシの種類や加工品による栄養価の違い

イワシと一口にいっても、さまざまな種類や加工品が存在します。

それぞれの特徴を知ることで、日々のメニュー選びに役立てることができます。

ここでは、以下の3つの観点から栄養価の違いを解説します。

  1. イワシの品種ごとの違い
  2. 生魚と缶詰の違い
  3. 干物や煮干しなどの加工品の特徴

マイワシ・カタクチイワシ・ウルメイワシの栄養比較

日本の周辺で漁獲される主なイワシは、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類です

それぞれの栄養特性は、以下の表のように異なります。

種類

特徴

栄養面でのメリット

マイワシ

最も脂乗りがよく、大ぶり

DHA・EPAなどの必須脂肪酸や、ビタミンD、ビタミンB12が最も豊富

カタクチイワシ

小型で、ちりめんじゃこや煮干しの原料

小骨が多いため、丸ごと食べることでカルシウムや鉄分を大量に摂取できる

ウルメイワシ

脂肪が比較的少なく、水分も少ない

さっぱりした味わいで、筋肉や組織の原料となるたんぱく質の比率が高い

DHAやEPAをしっかりと摂りたい場合はマイワシ、カルシウムを手軽に補給したい場合はカタクチイワシといった使い分けができます。

参照:食品成分データベース まいわし | かたくちいわし | うるめいわし(文部科学省)

生と缶詰(水煮・蒲焼など)の栄養価の違い

生のイワシと缶詰(水煮・蒲焼など)では、栄養価に大きな違いがあります。

缶詰は新鮮なうちに密封し、高圧・高温で調理されるため、骨までホロホロと柔らかいのが特徴です。

そのため、生のイワシでは残しがちな骨まで丸ごと食べられ、摂取できるカルシウム量は生魚の約3〜4倍以上にも達します。

また、加熱により流れ出しやすいDHAやEPAなどの脂質成分も、缶詰なら缶汁のなかに丸ごと凝縮。

汁まで余さず料理に使うことで、オメガ3脂肪酸を無駄なく摂取できます。

参照:食品成分データベース まいわし | 缶詰・水煮 | 缶詰・蒲焼 (文部科学省)

干物や煮干しなどの加工品における栄養の特徴

イワシは傷みが早いため、古くから多くの干物や加工品にされてきました。

丸干しやめざしといった干物や、カタクチイワシを茹でて乾燥させた「煮干し」は、水分が抜けることで栄養価が凝縮されているのが最大の特徴です

とくに煮干しは、可食部100g当たりのカルシウム量が約2,200mgに達し、生のマイワシの約30倍近くにもなります。

少量をスープに入れたり、そのままおやつや酒のつまみとして食べたりするだけで、効率よくミネラルを補給できます。

ただし、加工の段階で塩が使われるため、生の魚に比べて食塩相当量が高くなる点には留意してください。

参照:食品成分データベース(文部科学省)

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イワシの栄養を効率よく摂取する食べ方と調理のコツ

イワシの栄養を効率よく摂取する食べ方と調理のコツ

イワシの豊富な栄養素を、損なうことなく体に吸収させるためには、調理法にちょっとしたコツがあります。

とくに熱に弱く、溶け出しやすいオメガ3脂肪酸を無駄にしない方法をいくつか紹介します。

  • 「生」で脂ごと食べる(お刺身・なめろう)
  • 「汁物」にして流れ出た栄養も逃さない(つみれ汁・スープ)
  • 「酸」を加えてカルシウムの吸収を促す(酢やレモン、梅干しの活用)

これらの調理の工夫について詳しく解説します。

オメガ3脂肪酸を余さず摂れる「お刺身」

DHAやEPAは非常に酸化しやすく、熱を加える調理をすると脂として周囲に流れ出てしまいます。

網で焼く「焼き魚」にするとオメガ3脂肪酸は約20%失われ、衣をつけて油で揚げる「フライ」にすると約50%ものオメガ3脂肪酸が失われるとされています。

そのため、栄養素を損なうことなく、100%丸ごと摂取するのに最適な食べ方が「お刺身」です

お刺身で食べることで、加熱による酸化や減少を防ぎ、新鮮な必須脂肪酸をストレートに体へ取り入れることができます。

薬味に生姜やねぎ、大葉などを合わせると、魚特有の生臭さを抑えるだけでなく、殺菌効果も高まるためおすすめです。

参照:調理によるオメガ3の減損(日本脂質栄養学会)

溶け出た栄養もスープごと味わう「煮物・汁物」

温かい料理でイワシを食べたい場合は、煮汁やスープを一緒に飲める調理法が推奨されます。

「つみれ汁」や「いわしのだんご汁」「お味噌汁」などのスープ系にすることで、加熱中にイワシから溶け出したDHAやEPA、さらにはスープに溶けやすい水溶性のビタミンB群まで、すべてスープごと回収して摂取することができます。

また、トマトなどの煮込み料理や、イワシの水煮缶をそのまま使ったカレースープなどにするのも、無駄なく栄養を摂るための賢い工夫です。

骨ごと食べてカルシウムの摂取量を高める方法

生のイワシは骨が硬く、そのままでは口に残ってしまいます。

しかし、圧力鍋を使ってしっかりと煮込む「梅煮」や「ショウガ煮」にすることで、大きな中骨まで驚くほど柔らかくなり、骨ごと食べられるようになります。

また、イワシを調理する際に「酢」や「レモン」「梅干し」を一緒に加えることも効果的です。

酸の働きによってイワシの骨からカルシウムが煮汁に溶け出しやすくなり、さらに骨自体も格段に柔らかくなります。

酸味はカルシウムの体内への吸収をサポートする役割もあるため、理にかなった素晴らしい組み合わせです。

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イワシを安全に美味しく食べるための注意点

イワシを安全に美味しく食べるための注意点

イワシは非常に優れた健康食材ですが、正しく安全に調理・摂取しなければ、体への思わぬ負担となる場合があります。

とくに以下の3つの注意点を知っておくことが大切です。

  1. 生食による寄生虫リスク
  2. 加工品の摂り過ぎによる過剰成分
  3. 尿酸値に影響するプリン体の含有量

寄生虫(アニサキス)による食中毒の対策

イワシを加熱せず生で食べる際に注意が必要なのが、寄生虫であるアニサキスです

アニサキスの幼虫が胃や腸の壁に入り込むと、激しい腹痛や嘔吐を伴う急性の食中毒を引き起こします。

予防のためには、以下の対策を徹底することが不可欠です。

  • 鮮度が良いうちに速やかに内臓を取り除く(アニサキスは魚の死後、内臓から筋肉へ移動します)
  • 目視でアニサキス(長さ2〜3cmの白い糸状)がいないか確認し、見つけたら除去する
  • -20℃以下で24時間以上冷凍、または中心部までしっかりと加熱(70℃以上、もしくは60℃で1分以上)する

とくに、釣ってきたイワシや、丸ごとのイワシを家庭でお刺身に調理する場合は注意深く確認してください。

一般的な料理で用いる食酢や塩、ワサビや醤油などではアニサキスは死滅しないため、過信は禁物です。

参照:厚生労働省 アニサキスによる食中毒を予防しましょう

缶詰の過剰摂取による塩分や脂質の注意点

手軽に使えて栄養価も満点なイワシ缶詰ですが、毎日偏って過剰に食べ続けるのは避けた方が無難です。

とくに「蒲焼」や「味噌煮」といったしっかり味がついているものは、塩分や糖質が多く使われています。

水煮缶であっても、保存のために一定量の食塩が加えられている製品が多数派です。

厚生労働省が定める日本人の1日あたりの食塩摂取目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。

しかし、味付けの缶詰は1缶で2g〜3g以上の食塩が含まれているものも少なくありません。

毎日複数の缶詰を食べ続けると、あっという間に目標量を超えてしまい、高血圧やむくみを招く原因となりかねません。

イワシの缶詰を利用する際は、以下のような工夫を取り入れるのがおすすめです。

味付け缶詰の過剰摂取リスクを意識する

蒲焼や味噌煮缶詰は美味しく手軽ですが、糖分や塩分が高めに作られています。

食べる頻度を調整したり、他の料理で塩分を控えたりしましょう。

1日1缶程度を目安にする

栄養補給としては非常に効果的ですが、塩分コントロールのために連日食べる場合は量を調整するか、シンプルな「水煮缶」を選びます。

「食塩不使用」や「減塩」タイプを活用する

塩分が気になる方は無塩の水煮缶を選び、料理に使う際に自分で少量の調味料を足して味を調節するのが賢い方法です。

参照:食塩の取りすぎ注意(農林水産省)

尿酸値が気になる方のプリン体の摂取目安

イワシは、プリン体が多く含まれる食品として知られています。

プリン体は体内で代謝されると尿酸に変わり、尿酸値が高くなると痛風を引き起こす要因となります。

健康に良いからといって、毎日イワシを大量に食べ続けたり、凝縮された煮干しを過剰におやつとして口にしたりすることは避けるのが賢明です。

尿酸値が気になっている方や痛風の既往がある方は、イワシの1日の摂取量を控えめにし、プリン体の総摂取量(1日400mgが目安とされています)を超えないよう注意しながら、週に数回などバランスよく取り入れるように調節してください。

参照:プリン体含有量(痛風・尿酸財団)

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まとめ

イワシは、たんぱく質、DHAやEPAといった必須脂肪酸、カルシウム、ビタミン類などが非常に豊富な優れた健康食材です。

生活習慣病の予防や骨の健康維持、記憶力の向上など、多岐にわたる健康効果が期待できます。

刺身や煮物など、栄養を逃さない調理法や缶詰を上手に活用し、安全に美味しく日々の食生活に取り入れてください。

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