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「ナッツの女王」として世界中で人気を高めている「ピスタチオ」。
女性を中心にオシャレな食べ物として人気を高めていますが、ピスタチオに馴染みがない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ピスタチオの「美味しい食べ方」を中心に上手な殻の剥き方や保存などについてご紹介していきます。
ピスタチオ味と触感
ピスタチオは、他のナッツに比べて、ねっとりとした食感をしており、コクのある味わいが特徴的です。
ねっとりとした食感は、アボガドを噛んでいときに似ています。
ナッツの1種といわれるとカリッとした食感をイメージしがちなので、初めてピスタチオを食べる人はビックリするかもしれません。
味は、ほんのり甘いコクがあり濃厚です。
ピーナツや枝豆と味が似ているといわれることも多く、きな粉のような優しい風味を味わうことができます。
枝豆のような青臭さも多少感じられますが、それほど気になるものではありません。
見た目の割に癖が少ないというのも、多くの人に愛される理由の一つです。
ピスタチオの殻を上手に剥く方法
ピスタチオは殻が割れた状態で販売されていることがほとんどです。
その割れ目の隙間に、指をグイッと差し込むことで簡単に剥くことができます。
また、すでに剥いた皮を隙間に差し込んでねじるという方法もあります。
テコの原理を使うことで簡単に剥くことができます。
隙間が狭くて指が入らない時や固くて割れない時などにおすすめの方法です。
薄皮は食べても大丈夫?
落花生と同じようにピスタチオにも薄皮がありますが、薄皮は食べても問題ありません。
食物繊維が豊富に含まれているので、剥かずに食べるほうがおすすめです。
ピスタチオの美味しい食べ方
ピスタチオを美味しく食べられるレシピを紹介します。
自分の好みに合った美味しい食べ方を見つけていきましょう。
まずは生でそのまま食べる
ピスタチオそのものを感じてみたいという方には、まずは生で食べてみることをおすすめします。
ピスタチオは生で食べても問題ありませんが、食べ過ぎると腹痛の原因になることもあるので気をつけましょう。
ピスタチオのフィナンシェ
ピスタチオは風味があるので、焼き菓子に取り入れるのもおすすめ。
ピスタチオを砕いたものに上白糖とバニラビーンズを入れ軽く混ぜ合わせておきます。
それに、鍋で溶かしたバターと卵白を混ぜあわせたものを入れ、薄力粉とベーキングパウダーを加えます。
袋に入れて一晩寝かせてから、オーブンで焼けば完成です。
トッピングはピスタチオやフランボワーズを乗せるとおしゃれに仕上がります。
スムージー
栄養バランスの良いピスタチオは、スムージーを作るのにピッタリです。
好みの食材とミキサーで混ぜ合わせましょう。
飲み心地が良くなるように、生ピスタチオやパウダーを使うことをおすすめします。
甘く飲みやすいのは、バナナと豆乳と混ぜたスムージーです。
カカオニブを入れることでほんのりチョコの風味を感じられ、チョコバナナのような味になります。
アイスクリーム
ピスタチオの濃厚さは、アイスクリームとも相性バッチリです。
アイスクリームを作るためには、ペーストを作る下ごしらえが必要です。
まず、ピスタチオを熱湯にくぐらせ塩分を落とします。
それを牛乳と一緒にミキシングしてペーストを作り、ホイップクリームと混ぜ合わせます。
そこに卵とラム酒を加えてさらに混ぜ、冷凍庫で冷やせば完成です。
薄皮の舌触りが気になる場合はあらかじめ取り除いておくようにしましょう。
ピスタチオの栄養と嬉しい効果
ピスタチオは健康に良い効果が盛りだくさんです。
もちろん食べすぎは良くありませんが、適度に食事に取り入れることで健康的な食生活を作っていけるといいですね。
ここでは、代表的なピスタチオの効果について紹介していきます。
ピスタチオの栄養素
ピスタチオは栄養素が豊富で健康に良いナッツです。
良質な資質も含まれており、血圧を下げる効果も期待できます。
詳しい栄養素は下記のとおりです。
成分名 | 可食部100gあたり |
---|---|
カロリー | 562キロカロリー |
脂肪 | 45.39g |
一価不飽和脂肪酸 | 23.82g |
多価不飽和脂肪酸 | 13.74g |
糖質 | 7.66g |
タンパク質 | 20.27g |
食物繊維 | 10.3g |
カリウム | 025mg |
ビタミンE | 2.3mg |
ビタミンB2 | 1.7mg |
鉄分 | 3.92mg |
βカロテン | 249μg |
むくみ&高血圧の予防
ピスタチオに豊富に含まれるカリウムは、過剰に摂取されたナトリウムの排出を促します。
ナトリウムの摂取量が多いと、体内の水分量が増えてむくみが生じたり、血圧が高くなったりなどの症状が出ます。
日本の食生活はナトリウムの摂取量が比較的多いため、日常的にカリウムを摂取してナトリウムを排出することは大切です。
また、ピスタチオに含まれている鉄と銅は、血液の生成を助ける栄養素なので貧血防止にも効果があります。
美肌効果
ピスタチオに含まれるβカロテンは、美肌効果のある栄養素です。
肌の乾燥予防や、ニキビ肌の改善、免疫力の向上など多くの効果が認められています。
また、ピスタチオに含まれるビタミンEには、血流をよくする効果があるため、肌に潤いやツヤが欲しい人におすすめです。
ビタミンEは、紫外線から肌を守ってくれるので、シミやそばかすといった肌トラブルを未然に防ぐ手助けにもなります。
疲労回復効果
ピスタチオにはビタミンも豊富に含まれており、食べたものをスムーズにエネルギーに変換する手助けをしてくれます。
その他にも、ピスタチオに含まれる鉄や銅は、血液の中の酸素を体中にめぐらせる効果があるので、疲労回復に効果的です。
効率よくエネルギーを生み出し、体中に行き渡らせることで、疲れにくい体作りにつながります。
ピスタチオの旬と保存方法
ピスタチオは、日照時間が長く乾燥した土地で栽培されています。
収穫時期は実が赤くなる9月〜10月ごろで、この時期が旬にあたります。
とはいえ長期保存しやすい食べ物ですし、それほど旬にとらわれる必要性はありません。
正しく保存方法を知り、長く美味しく食べられる工夫をしましょう。
ローストされたピスタチオ
ローストされたピスタチオは「酸化」に注意して保存しましょう。
空気に触れることで酸化が進み、傷みやすくなってしまいます。
真空パックや瓶などの密閉できるものに入れて、外気を遮断して冷蔵庫で保存します。
保存期間は約6ヶ月です。
生のピスタチオ
生のピスタチオを保存するときは「酸化」と「カビ」に注意しましょう。
ピスタチオには油分が多く含まれているので、酸化しやすいです。
また、生の状態は水分量も多いためカビが生える可能性も高くなります。
保存方法はロースト状態と同じで、なるべく空気に触れないように真空パックや瓶に入れて、冷蔵庫で保存してください。
保存期間は約3ヶ月です。
まとめ
ピスタチオは豊富な栄養素を含む、美味しくて健康的な食べ物です。
もちろん食べすぎには注意が必要ですが、毎日の食生活に取り入れることでたくさんの効果を得ることができます。
自分の生活に合った食べ方を見つけられるといいですね。