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さまざまな料理に活用できるネギは、日ごろからストックしておきたい食材の一つです。
しかし、保存方法を間違えると、鮮度や風味が落ちてしまったり、しなびてしまったりする恐れがあります。
この記事では、代表的なネギの種類や保存のコツを詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
代表的なネギの種類
ネギの品種は、細かく分けると500種類以上あります。
ここでは、その中でも代表的なものについてご紹介します。
長ネギ(白ネギ・根深ネギ)
「長ネギ」は、根元が白くて長いので、「白ネギ」や「根深ネギ」とも呼ばれています。
火を通すと甘みを感じられることから、炒め料理や鍋の具材などに使われることも多いネギです。
長ネギには、以下のような品種があります。
下仁田ネギ
下仁田ネギは、群馬県下仁田町の特産品として知られているネギです。
一般的な長ネギに比べて、根元の部分が太く短いことが特徴。
生のままでは辛みが強いですが、加熱すると強い甘みが出てくるため、すき焼きや焼きネギ、蒸し焼きにするのがおすすめの食べ方です。
深谷ネギ
深谷ネギは、おもに埼玉県深谷市で栽培されているネギです。
白い根元の部分が長く、表面の皮を剥くと綺麗な白色の葉が見られます。
甘みが強く、とくに12月頃に収穫されるものは「秋冬ねぎ」と呼ばれ、ミカンなどの果物に匹敵する糖度があるといわれています。
リーキ
リーキは、西洋ネギ(ポロネギ)とも呼ばれており、オランダやベルギーなどヨーロッパで多く栽培されているネギです。
また、近年は国内でも栽培に取り組む農家が増えています。
日本の長ネギは葉の先端まで筒状になっていますが、リーキの青い葉はV字状に平たく潰れており太いという特徴があります。
ネギ特有の刺激的な香りや辛みが少なく、加熱するとトロッとした柔らかい食感になるため、ネギが苦手な人でも食べやすい品種です。
青ネギ(葉ネギ)
青ネギは、青色の葉の部分が長く、葉先まで食べられることから「葉ネギ」とも呼ばれています。
風味が良いので薬味に使われることが多く、食卓にはかかせないネギです。
青ネギには、以下のような品種があります。
九条ネギ
九条ネギは、京都市南区九条地区を主産地とする、伝統的な京野菜の一つです。
葉の内側にぬめりがあり、甘みと香りが強いことが特徴で、薬味をはじめとして、鍋、すき焼き、あえ物、汁物など、幅広い料理に活かすことができます。
博多万能ネギ
博多万能ネギは、福岡県朝倉市で栽培されている青ネギです。
鮮やかではっきりとした緑色が特徴で、全国で数多く生産されている万能ねぎの中でも「3大ねぎ」の一つとして知られています。
風味が良く、名前に「万能」と入っている通り、さまざまな料理に合わせることが可能です。
芽ネギ
芽ネギは、発芽した直後の、若くて細い青ネギです。
太さは1mm程度、長さは10cm前後のものが多く、一般的なネギに比べると細く短いことが特徴となっています。
食感はやわらかく、さわやかな香りとほどよい辛味を持つことから、寿司のネタやお吸い物の具材によく使われます。
長ネギの長持ちする保存方法
束で買うと、ついつい干からびさせてしまいがちな長ネギ。
ここでは、長ネギの長持ちする保存方法を「常温保存」「冷蔵保存」「冷凍保存」に分けてご紹介します。
常温保存
長ネギを常温保存する方法は以下の通りです。
1. 長ネギを丸ごと新聞紙で包む
2. 風通しがよく、直射日光が当たらない場所に立てて保存する
長ネギの常温保存に適した温度は14℃以下とされています。
それ以上の温度になると傷みが進む恐れがあるため、暑い季節の常温保存は避けるようにしましょう。
また、購入時に長ネギが入っていたビニール袋をそのまま使用していると、湿気がこもって傷みやすくなります。
保存の際には必ず袋から出して、新聞紙に包み直すことをおすすめします。
長ネギを常温保存する場合の保存期間は、約1週間です。
冷蔵保存
長ネギを冷蔵保存する方法は以下の通りです。
1. 根元を切り落とし、青い部分と白い部分に分けてカットする
2. 水で湿らせたキッチンペーパーに包む
3. 保存袋に入れ、野菜室に立てた状態で保存する
水分や風味を損なわないためにも、長ネギを冷蔵保存する場合は、できるだけ長いまま保存することをおすすめします。
また、長ネギは乾燥に弱いため、保存の際にはたっぷり水を含ませたキッチンペーパーで包み、保存袋に入れる際にも空気が入らないように注意しましょう。
長ネギを冷蔵保存する場合の保存期間は約10日です。
冷凍保存
長ネギを冷凍保存する方法は以下の通りです。
1. 根元を切り落とし、保存袋に入りやすい長さにカットする
2. 水気をよく拭き取り、ラップでしっかり包む
3. 保存袋に入れて冷凍する
冷凍保存の場合も、冷蔵保存と同様に、できるだけ長いまま保存することで、鮮度や風味を維持することができます。また、ラップでしっかり包むことで、鮮度が保たれやすくなります。
長ネギを冷凍保存する場合の保存期間は約1か月です。
青ネギの長持ちする保存方法
次に、青ネギの長持ちする保存方法を、「常温保存」「冷蔵保存」「冷凍保存」に分けてご紹介します。
常温保存
青ネギの保存に最適な温度は0~2℃、湿度は95~100%とされています。
気温が低くなる冬であれば、冷暗所で短期間常温保存することも可能ですが、基本的にはあまりおすすめできません。
とくに、カットした青ネギは常温保存すると傷みが早くなる恐れがあるため、避けた方がよいでしょう。
上記のような理由から、青ネギの保存には冷蔵保存や冷凍保存が適しているといえます。
冷蔵保存
青ネギの冷蔵保存には、「丸ごと保存する方法」と「カットして保存する方法」の2種類があります。
青ネギを丸ごと冷蔵保存する方法は以下の通りです。
1. 青ネギを丸ごと新聞紙で包む
2. 野菜室で立てた状態で保存する
なお、水分による傷みを防ぐために、丸ごと保存をする場合は水洗いをせずに保存します。
青ネギを丸ごと冷蔵保存する場合の保存期間は約1週間です。
次に、青ネギをカットして冷蔵保存する方法は以下の通りです。
1. 使いやすい長さにカットして保存容器に入れる
2. かぶるくらいの水を入れて蓋をし、保存する
3日おきに水を取り替えることで、鮮度を保ったまま保存することができます。
青ネギをカットして冷蔵保存する場合の保存期間は約1週間です。
冷凍保存
青ネギを冷凍保存する方法は以下の通りです。
1. 青ネギを洗い、使いやすい長さにカットして保存袋に入れる
2. 冷凍保存する
小口切りにする場合は、タッパーなどの保存容器に入れるのもおすすめの方法です。
容器の底にキッチンペーパーを敷くことで、ネギの水分が吸収され、鮮度の高い状態で冷凍することができます。
また、ネギ同士がくっつくのを防ぐために、完全に凍る前に容器を数回振っておくとよいでしょう。
用途が決まっていない場合は10cm程度の長めにカットし、小分けにしてからラップに包んで冷凍しておくと使い道が広がります。
青ネギを冷凍保存する場合の保存期間は約1か月です。
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