【いちごの保存方法】保存期間や美味しいいちごの見分け方も解説

【いちごの保存方法】保存期間や美味しいいちごの見分け方も解説

甘酸っぱい風味と愛らしいフォルムが魅力のいちごですが、保存方法を誤ると傷みやすいので注意が必要な果物でもあります。

冷蔵庫に保存したいちごを出したら、気付いたらしなびていたという経験をお持ちの方も多いでしょう。

この記事では、いちごの正しい保存方法や保存期間、美味しいいちごの見分け方をわかりやすく解説します。

新鮮ないちごをベストの状態で食べるために、ぜひ参考にしてください。

あまおうという品種は知っているけれど、産地まで把握している方は少ないのではないでしょうか。本記事では、あまおうの産地を詳しく紹介します。あまおうの歴史と選び方も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

いちごが傷みやすいのはなぜ?

いちごが傷みやすいのはなぜ?

いちごが他の果物と比べて傷みやすいのは、なぜなのでしょうか?

ここでは、いちごが傷みやすい理由を以下の4つのポイントから解説します。

  • 皮が薄くて傷が付きやすい
  • 水分が多いためカビが生えやすい
  • 乾燥に弱いためシワになりやすい
  • 他の果物から出るガスの影響を受けやすい

皮が薄くて傷が付きやすい

いちごが傷みやすい理由の第一は、皮が非常に薄いため少しの衝撃で傷がつきやすいことです。

たとえば、スーパーのカゴでいちごの上に他の商品を乗せたり、食品がぎっしりと詰まった冷蔵庫に無理やり押し込んだりすると、その衝撃で簡単に傷がつき、そこから傷んでしまいます。

水分が多いためカビが生えやすい

水分を多く含んでいるため湿気が多いとカビが発生しやすいのも、いちごが傷みやすい理由のひとつです。

とくに、いちごを洗ってから保存すると表面に付いた水分がカビの原因となり、傷みを早めてしまうので注意しましょう。

乾燥に弱いためシワになりやすい

乾燥に弱いのも、いちごが傷みやすい原因です。

皮が薄いため乾燥しやすく、水分が抜けるとシワになってしまいます。

購入後は保存容器に入れたり、ラップに包んだりするなどして、乾燥を防ぐことが大切です。

他の果物から出るガスの影響を受けやすい

りんごやバナナなどからはエチレンガスと呼ばれるガスが発生しているため、いちごを近くに置くと熟成が促されて傷みやすくなります。

いちごは、他の果物とは別に単独で保存するようにしましょう。

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いちごの3つの保存方法とポイント

いちごの3つの保存方法とポイント

いちごはとても傷みやすい果物ですが、正しく保存すれば冷蔵庫の野菜室で3〜5日程度持たせることができます。

ここでは、以下の3つの保存方法とポイントについて解説しましょう。

  • 常温保存の方法とポイント
  • 冷蔵保存の方法とポイント
  • 冷凍保存の方法とポイント

常温保存の方法とポイント

採れたばかりの新鮮ないちごなら、常温保存が可能です。

常温保存は以下の方法で行います。

①傷や傷みのあるいちごを取り除き、水滴が付いている場合はキッチンペーパーなどで軽く拭きとる

②キッチンペーパーを敷いた容器に、いちごのヘタ側を下にして重ねずに入れる

③いちごの上からキッチンペーパーを被せ、さらに軽くラップして風通しのよい15℃以下の冷暗所に保存する

保存期間の目安その日中
ポイント・保存前に洗わない
・ヘタは取らずに保存する
・できるだけ早く食べる

常温保存は、外気温が15℃以下になる秋や冬場に限って可能です。

直射日光や照明があたると、収穫後でも光合成が進んで傷みやすくなるため、明るい場所を避けることも大切です。

常温保存したいちごは必ずその日中に消費しましょう。

冷蔵保存の方法とポイント

いちごの保存は、基本的には冷蔵庫の野菜室がおすすめです。

冷蔵保存は以下の方法で行います。

①傷や傷みのあるいちごを取り除き、水滴が付いている場合はキッチンペーパーなどで軽く拭きとる

②キッチンペーパーを敷いた容器に、いちごのヘタ側を下にして重ねずに入れる

③いちごの上からキッチンペーパーを被せて容器の蓋を閉め、冷蔵庫の野菜室に入れる

保存期間の目安3~5日程度
ポイント・冷蔵庫の野菜室に保存する
・保存前に洗わない
・ヘタは取らずに保存する

いちごの保存には通常の冷蔵室では温度が低すぎるため、野菜室に入れましょう。

冷蔵庫の野菜室なら冷えすぎることなく安定した温度が保てます。

また、容器に入れることで傷がつくのを防ぎ、他の果物などから出るガスからも守れます。

冷凍保存の方法とポイント

いちごが美味しく保存できるのは、冷蔵庫の野菜室に入れても3~5日程度

どうしても食べきれず残ってしまう場合は、冷凍保存がおすすめです。

冷凍保存は以下の方法で行います。

①いちごを洗い、キッチンペーパーなどで水気を拭きとる

②ヘタを取って重量を計る

③いちごの5~10%の重さの砂糖をまぶす

④冷凍用の保存袋に入れて金属製のバットなどに乗せて冷凍保存する

保存期間の目安約1ヶ月
ポイント・水気をしっかりと拭き取る
・砂糖をまぶして冷凍する
・冷凍のままか、半解凍で使用する

いちごに水気が残っていると解凍時にべちゃっとした食感になってしまうので、洗ったあとはしっかりと拭き取りましょう

また、砂糖をまぶすことで、冷凍によって甘みが落ちるのを防ぎます。

金属製のバットに乗せるのは、短時間で冷凍するためです。

短時間で冷凍することで、細胞の破壊を少なくさせて品質の劣化を抑えられます。

冷凍のいちごは解凍すると食感が落ちるため、そのままシャーベットにして食べるか、スムージーなどに使うのがおすすめです。

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いちごジャムにすれば1年以上保存可能

いちごジャムにすれば1年以上保存可能

いちごを長期保存するには、ジャムにするのも良い方法です。

ジャムにすることでいちごの水分が蒸発して腐敗菌の増殖が抑えられるため、未開封で約1年間保存可能になります

ただし、加熱によって生のいちごに含まれるビタミンCや葉酸が消えてしまうのはデメリットだといえます。

しかし、ポリフェノールや炭水化物、ペクチン、食物繊維などは消えません

さらに、加熱によって血行改善や肌のアンチエイジングに効果的な「メラノイジン」という栄養素が追加されるというメリットもあります。

ジャムは甘いため食べ過ぎるとカロリーが気になる点には注意が必要ですが、栄養価が高く手軽に楽しめるので、いちごの長期保存方法としておすすめです。

参考:実はすごい!?イチゴジャムの健康面での効果

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美味しいいちごの見分け方

美味しいいちごの見分け方

ここまで、いちごの保存方法について解説してきました。

では、そもそも美味しいいちごはどのように見分ければ良いのでしょう。

美味しいいちごの見分け方には、以下の4つのポイントがあります。

  • ヘタがピンと張っている
  • ヘタの付け根まで実が赤く膨らんでいる
  • ツブツブまで赤くなっている
  • 表面に産毛やハリとツヤがある

ヘタがピンと張っている

ヘタが反り返るくらいピンと張ったいちごは、新鮮で美味しいといえます。

いちごに限らず、野菜や果物の鮮度を判断するには、ヘタの部分がポイントです。

ただし、たとえ新鮮であっても、果肉に比べてヘタの部分が大きすぎるものは栄養がヘタに偏っている可能性があるため、避けた方がよいでしょう。

ヘタの付け根まで実が赤く膨らんでいる

ヘタがピンと張ったいちごを見つけたら、さらにヘタの付け根を観察してください。

完熟したいちごは、ヘタの付け根から果肉の上部までが赤くなってぷっくりと膨らんでいます

美味しいいちごを見分けるには、ヘタやヘタの付け根を観察することが大事なポイントです。

ツブツブまで赤くなっている

いちごの熟成がさらに進むと、表面のツブツブまで赤っぽくなります

ツブツブが赤くなるまで完熟したものは少しの衝撃でも傷みやすいため、スーパーなどの店頭に並ぶことは少ないです。

しかし、いちご狩りなどでもしツブツブまで赤くなったいちごを見つけたら、摘んでみてください。

その場で洗って食べると、獲りたてならではのジューシーな甘さが味わえます。

表面に産毛やハリとツヤがある

新鮮ないちごは、果肉の表面に細かな産毛が残っていて、ハリとツヤがあります

いちごの表面にある産毛は「雄しべ」で、収穫後にはさまざまな刺激で落ちてしまうため、産毛の残っているいちごは新鮮だといえます。

また、いちごは乾燥しやすい果物なので、鮮度が落ちると表面のツヤがなくなり、シワっぽくなってきます

表面に産毛が残っていてハリとツヤのあるものは、新鮮で美味しいいちごです。

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まとめ

この記事では、いちごの保存方法や美味しいいちごの見分け方を紹介しました。

いちごは収穫時が最も新鮮で美味しいので、できるだけ早く食べましょう。

食べきれない場合は、冷蔵で3~5日、冷凍で約1ヶ月を目安に保存しましょう。

たくさんのいちごを長期保存したいなら、いちごジャムにするのもおすすめです。

美味しくて栄養価も豊富ないちごを、ぜひ長く楽しんでください。

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