梅酒の基本的な作り方を徹底解説!下ごしらえから梅酒の楽しみ方まで紹介

梅酒の基本的な作り方を徹底解説!下ごしらえから梅酒の楽しみ方まで紹介

「梅酒を作ってみたいけど、作り方や材料がわからなくて難しそう」と思っている方は多いのではないでしょうか。
梅酒は材料を3つ揃えるだけで手軽に作ることができ、下ごしらえも難しくありません。

この記事では、梅酒作りに必要な材料や基本の作り方についてわかりやすく紹介します。

梅酒作りにおすすめのお酒や、梅酒の楽しみ方も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

梅は、古くから日本人にとって馴染みの深い果物。梅干しをはじめとした加工食品は、毎日の食卓に欠かせない常備食です。今回は、代表的な梅の種類と特徴について解説。梅干し・カリカリ梅・梅酒・梅ジャムなど、さまざまな食品に最適な梅品種もご紹介します。

梅酒の材料は3つ

梅酒の材料は3つ

梅酒を作る際の基本的な材料と分量は、以下の通りです。

  • 青梅:1㎏
  • 氷砂糖:600g
  • ホワイトリカー:1.8L

梅酒の材料は、スーパーで手軽に手に入ります。

梅酒の甘さを調節する場合は、氷砂糖の量を変えてください。

甘さ控えめの梅酒を作る場合は500g、甘みの強い梅酒を作る場合は800gと、好みに合わせて氷砂糖を用意するとよいでしょう。

また、梅酒は数ヶ月以上熟成させる必要があるので、保存容器が必要です。

容器の大きさは、梅1㎏に対して4Lが目安となります。

熟成の様子を外からチェックできる透明の容器を使用しましょう。

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梅酒作りにおすすめのお酒は?

梅酒作りにおすすめのお酒は?

梅酒はホワイトリカー以外に、ブランデーや日本酒、本格焼酎でも作れます。

梅酒を漬けるお酒は、必ずアルコール度数が20度以上のものを選んでください。

アルコール度数が20度未満のお酒で梅酒を作ると、酒税法により違反行為となるので注意が必要です。

ブランデーを使って作る

ブランデーで作る梅酒は、豊かな香りと風味が特徴です。

ブランデーは熟成するほど味が深まるお酒なので、梅酒を作る場合も熟成が進むほど香りやコクが増していきます。

また、アルコール度数が40〜50度あるブランデーはカビが発生しづらいため、長期保存にも向いています。

日本酒を使って作る

日本酒を材料にすると、華やかな香りとまろやかさが特徴の梅酒に仕上がります。

ブランデーや焼酎より飲みやすいので、ストレートやロックで楽しむのもおすすめです。

市販されている日本酒はアルコール度数が20度未満のものが大半なので、梅酒作りに日本酒を使用する際は必ずアルコール度数を確認するようにしてください。

本格焼酎を使って作る

甲類焼酎のホワイトリカーだけでなく、本格焼酎で作る梅酒もおすすめです。

本格焼酎にはさまざまな種類がありますが、梅酒との相性がよいのは麦焼酎・米焼酎・黒糖焼酎などです。
スッキリとした味わいのホワイトリカーと異なり、原料の風味や香りがしっかりと感じられる梅酒に仕上がります。

麦焼酎はクセのないシンプルな味わい、米焼酎は米の旨味がありスッキリとした味わい、黒糖焼酎は黒糖の甘みとコクのある味わいが特徴です。

焼酎の種類によって梅酒の味が変わるので、自分好みの焼酎を探してみるのもおもしろいかもしれません。

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梅酒作りは下ごしらえが重要

梅酒作りは下ごしらえが重要

梅酒を作る前に、まずは材料となる梅の実の下ごしらえを行いましょう。

正しく下ごしらえをしないと熟成中にカビが発生したり、まろやかな梅酒に仕上がらなくなったりします。

熟成期間を短縮する方法についても紹介しているので、参考にしてみてください。

梅のアク抜き

手順

  1. 梅をひと粒ずつ洗い汚れを落とす
  2. 梅を2~4時間水に浸し、アク抜きをする
  3. 梅を水から取り出し、キッチンペーパーに梅を並べて水気を切る

梅のアク抜きは、まろやかな梅酒を作るために大切な作業です。
カビが発生する原因になるので、汚れを落とすときに傷んでいる梅を見つけたら取り除いてください。

また、梅の水気を切る際は、重ならないように梅を並べると早く水気を切ることができます。

保存容器の消毒

手順

  1. 保存容器を洗う
  2. 鍋の底に布巾を敷き、保存容器を入れる
  3. 鍋に水をたっぷり入れ、加熱する
  4. 沸騰したらそのまま10分間煮沸消毒をする
  5. キッチンペーパーで水気を拭き取り、保存容器を乾燥させる

買ったばかりの保存容器は汚れていることがあるので、食器用洗剤で洗ってから煮沸消毒をしてください。
煮沸消毒には、雑菌の繁殖やカビの発生を防ぐ効果があります。

熱湯消毒できない容器や、容器を入れる大きな鍋がない場合には、食品に使用可能なアルコール消毒液を使って消毒しましょう。

梅は冷凍したほうがいい?

材料の梅はそのまま使っても問題ありませんが、冷凍した梅で梅酒を作ると熟成期間を短縮できます。

これは冷凍した梅は繊維が壊れやすく、梅のエキスが早く抽出されるためです。

また、冷凍した梅で漬けた梅酒は熟成期間が短いため、カビが発生しづらく発酵のリスクを抑えられるメリットもあります。

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【基本】梅酒の作り方

【基本】梅酒の作り方

梅酒の基本的な作り方を紹介します。

カビの発生を防ぐコツや保存方法についても解説しているので、梅酒作りの参考にしてみてください。

手順1:キッチンペーパーで梅の水気を拭き取る

下ごしらえをした梅に水気が残っている場合は、キッチンペーパーでしっかりと拭き取りましょう。

水気を残すとカビが発生する原因となるので、必ずひと粒ずつ拭いてください。

梅の実は傷つきやすいので、丁寧に扱いましょう。

手順2:竹串で梅のヘタを取る

梅のヘタは熟成中に取れてしまうため、あらかじめ竹串で取り除いておきます。

ヘタの部分にゴミが入っている場合があるので、ヘタと一緒にゴミも取り除いてください。

竹串を使う際は、梅の実に傷がつかないよう注意しましょう。

手順3:保存容器に梅と氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぐ

梅のエキスは浸透圧によって抽出されるので、梅の実が氷砂糖になるべく触れるよう梅と氷砂糖を交互に入れましょう。

梅と氷砂糖を全て入れ終えたら、ホワイトリカーを注いでください。

手順4:蓋をして冷暗所に保存する

熟成中に雑菌が入らないよう、保存容器の蓋をしっかり閉めましょう。

直射日光に当たると梅酒が傷んでしまうので、冷暗所に保存してください。

保存場所は、床下収納や押し入れ、戸棚などがおすすめです。

冷蔵保存は梅酒の熟成が進まなくなるので避けてください。

手順5:梅酒を熟成させ、梅を取り出す

3か月ほど熟成させると梅のエキスが抽出され、梅酒を飲めるようになります。

梅酒は熟成させるほどコクが出るので、好みに合わせて熟成期間を伸ばすとよいでしょう。

梅は長期間入れておくと梅酒が濁る原因となるので、1年ほどで取り出してください。

取り出した梅はそのまま食べてもよいですし、ジャムにすることもできます。

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梅酒の楽しみ方

梅酒の楽しみ方

梅酒はロックやソーダ割り、水割りなど定番の飲み方以外にも楽しみ方があります。

ここでは、梅酒で作るオリジナルのカクテルの作り方や、梅の実を活用したジャムの作り方を紹介します。

さまざまなアレンジ方法で、ひと味違う梅酒を楽しんでみてください。

梅酒でオリジナルカクテルを作る

材料

  • 梅酒:50mL
  • 好みのジュース:100mL
  • 氷:適量

手順

  1. グラスに氷を入れる
  2. グラスに梅酒とジュースを注いで混ぜる

梅酒を使ったオリジナルカクテルは、2ステップで簡単に作れます。

ジュースのほか、紅茶や緑茶なども梅酒と合うのでおすすめです。

手軽に作ることができるので、ぜひ試してみてください。

梅の実でジャムを作る

材料

  • 梅酒から取り出した梅:1㎏
  • 砂糖:800g

手順

  1. 梅の実から種を取り出す
  2. 梅の実を刻んで鍋に入れる
  3. 砂糖を加えて煮込む
  4. とろみが出てきたら保存容器に入れる

梅酒から取り出した梅の実を利用して、ジャムを作るのもおすすめです。

加熱調理によってアルコール成分が飛ぶので、お子さんや妊娠中、授乳中の方も安心して食べれます。

梅ジャムはパンやヨーグルトはもちろん、肉料理のソースや、サラダのドレッシングに加えるのもおすすめです。

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梅酒の作り方まとめ

基本の梅酒の作り方や、下ごしらえの方法について紹介しました。

梅酒を作るのに難しい手順は必要なく、材料を3つ揃えるだけで簡単に作れます。

梅を漬けるお酒の種類を変えれば色んな味が楽しめるので、自宅でオリジナルの梅酒作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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