生姜を購入した際に、量が多くて困ったことはないでしょうか?
生姜はコツさえつかめば、誰でも長期保存のできる野菜です。
この記事では、生姜の常温・冷蔵・冷凍・乾燥の4つの保存方法を紹介しています。
乾燥やカビを防ぐコツを知って、生姜を最後までおいしく楽しみましょう。
生姜の常温保存の方法
生姜は15℃を下回ると腐る原因になります。そのため、常温保存が適切です。
生姜の常温保存方法は、以下の2種類があります。
- 新聞紙で包んで保存
- 焼酎につけて保存
それぞれ詳しく確認していきましょう。
新聞紙で包む場合|保存目安2週間~1ヵ月
新聞紙で包んで保存する手順は、以下の通りです。
1.生姜皮つきのまましっかり洗う
2.1つずつ霧吹きなどを使用して新聞紙を水で湿らせる
3.水で湿らせた新聞紙で生姜を包む
4.新聞紙で包んだ生姜を冷暗所に置く
乾燥は、カビの発生や変色の原因になります。
生姜を乾燥させないよう、新聞紙を水で湿らせましょう。
新聞紙がない場合は、キッチンペーパーで代用できます。
長持ちさせるなら、新聞紙やキッチンペーパーを週に1回交換しましょう。
また、新聞紙もキッチンペーパーもない場合は、アルミホイルで包んで保存してもOKです。
アルミホイルの使用は、カビ予防にもなります。
焼酎につける場合|保存目安3ヵ月~半年
生姜を焼酎につけて保存する手順は、以下の通りです。
1.生姜を皮つきのまましっかり洗う
2.35℃以上の焼酎を入れた瓶を用意する
3.焼酎の入った瓶の中に生姜を入れる
4.生姜と焼酎の入った瓶を常温で保存する
35℃以上の焼酎が手に入らなければ、34℃以下の焼酎でも問題はありません。
焼酎の香りが残るため、お子さまのいるご家庭では注意しましょう。
生姜の冷蔵保存の方法
室温が15℃を上回る季節は、冷蔵保存が適しています。
生姜の冷蔵保存方法は、以下の2種類です。
- キッチンペーパーで包んで保存
- 水につけて保存
それぞれ詳しく確認していきましょう。
キッチンペーパーで包む場合|保存目安1~2週間
生姜を焼酎につけて保存する手順は、以下の通りです。
1.生姜を皮つきのまましっかり洗う
2.生姜の水分を拭き取る
3.皮つきのままキッチンペーパーに包む
4.キッチンペーパーで包んだ生姜をポリ袋に入れる
5.冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
ポリ袋の口は完全に閉じてはいけません。ポリ袋の中に水滴が発生し、生姜が傷む原因になるからです。
水につける場合|保存目安2週間~1ヵ月
生姜を水につけて保存する手順は、以下の通りです。
1.生姜を皮つきのまましっかり洗う
2.水を入れた瓶または保存容器を用意する
3.水の入った瓶または保存容器に一片または丸ごと生姜を入れる
4.冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
生姜を水につけて保存する理由は乾燥を防ぐためです。
生姜がかぶるくらい、たっぷり水を入れましょう。
また、唐辛子があれば、水の中に生姜と一緒に入れることでさらに長持ちさせられます。
生姜を水につけて保存するときのポイントは、水にぬめりが出ないように注意することです。
水にぬめりが出ると、カビや腐敗の原因になります。
不衛生な状態にならないように、水を3~4日で換えましょう。
また、水につけた一片の生姜を使用するときは、断面を薄くスライスして捨ててください。
生姜の冷凍保存の方法
使いたい量を使いたいときに使えるようにする保存方法が、冷凍保存です。
冷凍保存した生姜は、どんな料理にも手軽に使用できます。
生姜の冷凍保存方法は、以下の4つです。
- 皮つきのまま丸ごと冷凍する
- カットして冷凍する
- すりおろして冷凍する
- 皮を冷凍保存する
これらの冷凍保存方法に共通しているのは、解凍せずに調理できる点です。
それぞれ詳しく確認していきましょう。
皮つきのまま丸ごと冷凍保存する場合|保存目安3~4週間
生姜を皮つきのまま丸ごと冷凍保存する場合、ラップに包んで保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。
保存袋の中に入った空気はしっかり抜きましょう。
皮つきのまま丸ごと冷凍した生姜は、解凍せずにそのまますりおろして使用します。
冷凍するときは、すりおろしやすい大きさに切っておきましょう。
カットして冷凍保存する場合|保存目安1~2ヵ月
生姜をカットして冷凍保存する場合、お好みのサイズ・形にカットしてOKです。
薄切り、千切り、みじん切りなど、使用する料理に合わせましょう。
カットして冷凍するときの手順は、以下の通りです。
1.生姜をしっかり洗う
2.生姜の皮を剥く
3.使用する料理に合わせ、生姜を使いやすい大きさにカットする
4.生姜の水分を拭き取る
5.料理に使用する分量ずつ、小分けにラップで包む
6.ラップに包んだ生姜を保存袋に入れる
冷凍したカット生姜を使用するときは、わざわざ解凍する必要はありません。
冷凍の状態のまま、料理に使用しましょう。
すりおろして冷凍する場合|保存目安1~2ヵ月
生姜をすりおろして冷凍保存する場合、さまざまな形で冷凍できるため便利です。
すりおろして冷凍するときは、次の手順で進めます。
1.生姜をしっかり洗う
2.生姜の皮を剥く
3.生姜をすりおろす
4.すりおろした生姜はラップに包んで保存袋に入れるか、製氷機に入れて、冷凍庫で保存する
保存袋に入れて冷凍保存するときは、使いたい量だけ使用できるようにしましょう。
保存袋の上から手でブロックに分けることで、使いたい量に分けられます。
使う分量をそれぞれラップに包むのも良いでしょう。
細長い形に包んで冷凍すれば、使いたい量を折って使用することも可能です。
冷凍したすりおろし生姜は、凍ったままスープや紅茶などに入れて使用します。
薬味をはじめ、餃子やハンバーグなどの料理に使用する場合には、自然解凍してから使いましょう。
香りづけに使える!皮は捨てずに冷凍保存へ
生姜の皮を剥いた後、捨ててしまっていませんか?
冷凍保存のために剥いた皮は、捨てずに冷凍しましょう。
生姜の皮は熱した油に入れて、香りを移して風味づけに使用できます。
香りづけだけでなく、鶏肉の臭み取りにも使用できるため、生姜の皮の冷凍保存はおすすめです。
生姜の乾燥保存の方法|保存目安3か月~1年
乾燥保存は、生姜をすぐに使用する予定がないときに有効な保存方法です。
生姜の乾燥保存方法には、以下の2種類があります。
- 天日干しで乾燥させる保存方法
- 電子レンジで乾燥させる保存方法
乾燥させた生姜は、そのまま保存するか、粉末にして保存します。
そのまま保存する場合は、保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
粉末にして保存する場合は、乾燥させた生姜をフードプロセッサーにかけて粉末にします。
粉末にした後にふるいにかけると、なめらかな粉末になるのでおすすめです。
粉末にした後は、保存容器や瓶に入れて常温保存しましょう。
乾燥させた生姜を使用するときは、そのまま紅茶や煮物に入れてください。
天日干しで乾燥させて保存する場合
天日干しをするときには、ざるをはじめ、天日干し用のネットやかごを用意しましょう。
天日干しの手順は以下の通りです。
1.生姜をしっかり洗う
2.生姜の皮を剥く
3.生姜を薄切りにする
4.ざるをはじめ、天日干し用のネットやかごに、薄切りにした生姜を並べる
5.庭やベランダで2~5日間天日干しする
夜や雨の日は室内に入れて乾燥させましょう。
6.干した生姜を保存袋に入れて冷蔵庫で保存する
粉末にして保存するときは、瓶や保存容器に入れて常温で保存しましょう。
電子レンジで乾燥させて保存する場合
電子レンジで乾燥させる場合には、焦がさないように気を付けることが大切です。
電子レンジにかけながら、逐一、様子を見ましょう。
電子レンジで乾燥させる手順は、次の通りです。
1.生姜をしっかり洗う
2.生姜の皮を剥く
3.生姜を薄切りにする
4.生姜を耐熱のお皿に並べて、600ワットで約10分電子レンジにかける
5.しっかり水分が抜けたら、保存袋に入れて冷蔵庫で保存する
粉末にして保存するときは、瓶や保存容器に入れて常温で保存しましょう。
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