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大根を使い切れずに腐らせてしまったり、鮮度の落ちた大根を使うことになってしまったりしたことはありませんか?
大根は保存の仕方次第でおいしく鮮度を保ったまま、長期保存が可能です。
今回は大根を長持ちさせる保存方法と、保存した大根の活用レシピをご紹介します。
大根を買うときに鮮度をチェックするポイント
大根を買うときは鮮度をチェックしましょう。
鮮度のいい大根はみずみずしくて味も良く、長期保存にも向いています。
良い大根を選ぶためには、以下のポイントに気をつけましょう。
- 全体的にハリとツヤがある
- 表面に傷がない
- まっすぐな形をしている
- ひげ根が少なく、ひげ根の毛穴が浅い
- 葉つきの場合、葉が青々としてみずみずしい
鮮度の落ちた大根はしなびてひげ根が黒く変色していたり、葉の切り口から新しい葉が伸びていたりします。
また、傷がついていると傷みやすい上、カビも生えやすい状態に。
鮮度のチェックポイントを知っておくと、同じ値段でより良い大根を選ぶことができます。
大根は冷凍保存が便利でおすすめ
大根の保存期間は冷蔵庫で約7~10日、冷凍庫だと約1ヶ月。
冷凍保存は保存期間が長くなるだけではなく、いろいろなメリットがあります。
- 冷凍すると繊維が壊れて、味がしみやすくなる
- カットして保存することで、料理の際に時短になる
- 下味をつけて冷凍すると漬物になる
3つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
冷凍すると繊維が壊れて味がしみやすくなる
大根は水分を多くふくむ野菜です。
冷凍すると大根内部の水分が凍って体積を増し、繊維の細胞壁を破壊します。
繊維が壊れることで、生の大根よりも短時間で味がしみやすくなり、時短でおいしい料理に。
味のしみた大根は料理のおいしさを左右する大きなポイント。
手間をかけずに時短で作れて、とても便利です。
カットしてから冷凍保存で時短になる
使う料理に合わせて、いちょう切りや輪切りにカットしてから保存しておけば、調理の際にそのまま使えて時短になります。
特にまるまる1本の大根を保存するときに有効です。
下味をつけて保存すると漬物になる
酢やドレッシングなどで下味をつけて、冷凍庫に入れておくだけで漬物の完成です。
ほかにも、醤油など料理に合わせた下味をつけておけば、冷凍している間に味がしみて簡単においしい料理ができます。
カットして下味をつけておくことで、さらなる時短にもなります。
【使い方別】大根を冷凍保存する手順
大根の料理に合わせた使い方ごとに、冷凍保存する方法を紹介します。
保存期間はどれも約1ヶ月。
使いたいときに使いたい分だけ取り出せばいいので、とても楽です。
使いやすい形にカットしてから冷凍する場合
大根を使うメニューに合わせて、使いやすい形にカットしておくと便利です。
お味噌汁ならいちょう切りや短冊切りに、おでんなら輪切りにするといいでしょう。
大根を冷凍保存する手順です。
- 大根を洗って葉元の少し下でカットし、皮をむく
- キッチンペーパーで水気をふき取る
- お好みの形にカット
- 一度に使う量ごとに小分けにしてラップで包む(輪切りは包まなくてもよい)
- 冷凍用の保存袋に入れて、空気をしっかり抜く
水気が残っていると傷みやすくなるので、しっかりと水気を切りましょう。
袋の空気もできるだけ少なくするのが長期保存するコツです。
大根おろしにしてから冷凍する場合
大根おろしにしてから冷凍するのも便利でおすすめです。
- 皮をむき、おろし器ですりおろして大根おろしにする
- クッキングペーパー(フェルトタイプのキッチンペーパー)をしいたザルに大根おろしを移し、軽く水気を切る
- 1食分ごとに冷凍用の保存袋に入れて冷凍する
ザルにクッキングペーパーをしいて大根おろしの水気を切ると、ザルの網目に大根おろしがひっかからず、無駄を出さずに後片付けも楽になります。
大根おろしの1人前の量は30~60gとされていますが、お好みで量を調節してください。
4人家族なら、4人分をまとめて保存袋へ。
一人暮らしなど一度に使う量が少ない場合は、1食分ごとにラップで小分けにしてから保存袋に入れるといいでしょう。
下味をつけて冷凍する場合
ドレッシングや砂糖を加えた甘酢と一緒に袋に入れて冷凍しておくだけで、簡単に漬物ができます。
- 皮をむき、千切りか短冊切りにカット
- 冷凍用保存袋に大根とドレッシング(もしくは酢、砂糖、塩)を入れる
- 袋の上から軽くもむ
- 袋の空気を抜いて冷凍庫へ
使う料理に合わせて、つける下味も変えましょう。
和風の煮物に使うなら、酢の代わりに醤油を下味としてつけておくと、冷凍している間に味がしみた大根のできあがりです。
冷凍した大根は解凍せずに調理できる
冷凍保存した大根は、解凍せずにそのまま調理することができます。
電子レンジや流水で解凍すると苦味や辛味が出やすいため、解凍する場合は冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。
使い方別の保存方法ごとの冷凍大根のレシピをご紹介します。
カットした冷凍大根を使ったレシピ
凍ったままの大根を入れて、手早くお味噌汁が作れてしまいます。
- 沸騰したお湯に昆布や和風だしの素と冷凍大根、お好みの具材を入れる
- 具材に火が通ったらいったん火を止め、味噌を加える
- 豆腐を入れる場合は最後に入れ、沸騰する寸前まで温まったら火を止めて完成
輪切りにした冷凍大根は他の具材と一緒に煮込んで、おでんに。
- 大根以外の具材を食べやすいサイズにカットする
- 沸騰したお湯に冷凍大根、具材、昆布と調味料(4人分…醤油大さじ4、みりん大さじ2、塩小さじ1/2)を加え、15分ほど煮込む
- ちくわやがんもどきなどの練り物を加えて、弱火で10分煮る
- 味見をして味を調え、完成
おでんは具が多く、具材ごとに下処理も必要なので、大根の準備がなくなるだけで楽になります。
また、冷凍大根はすぐに味がしみこむため、短い煮込み時間でも一日置いたようなおいしさに。
大根おろしにした冷凍大根を使ったレシピ
焼き魚に欠かせないのが大根おろし。
- 冷凍したすりおろし大根を自然解凍して、焼き魚に添え、完成
魚焼きグリルは洗うのが大変なので、おろし器などの洗い物が減るとありがたいものです。
大根おろしはみぞれ煮にも使えます。
- 鶏むね肉200gを1cm幅に薄く切り、薄力粉をまぶす
- フライパンに油をしき、中火で鶏むね肉を焼く
- だいたい火が通ったら、凍ったままの大根おろしとポン酢大さじ4・砂糖大さじ2・ごま油大さじ1を加える
- 大根おろしが完全に解けたら、小口切りにしたネギを散らして完成
お鍋に入れればみぞれ鍋になるので、多めにすりおろして冷凍しておくと何かと便利です。
下味をつけた冷凍大根を使ったレシピ
下味をつけて冷凍するだけで漬物も作れてしまいます。
- 冷凍保存袋に大根200gと酢大さじ2、砂糖小さじ2、塩小さじ1、出汁昆布1枚を加える
- 袋の上から軽くもみ、袋の空気を抜いて冷凍する
- 凍ったら食べごろ
好きな時に好きな分だけ解凍して召し上がってください。
お好みで柚子を加えたり、酢の代わりにドレッシングを使ったりとアレンジも楽しめます。
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