美味しいサインを見逃さないで!マンゴーの食べ頃の見分け方と保存方法を解説

美味しいサインを見逃さないで!マンゴーの食べ頃の見分け方と保存方法を解説

世界三大トロピカルフルーツの1つとされるマンゴー。

南国のフルーツというイメージが強いマンゴーですが、実は国産のマンゴーも負けず劣らずとっても美味しいことをご存じですか?

この記事ではマンゴーの代表的な種類や特徴、美味しい食べ頃の見分け方、簡単な切り方やマンゴーを使ったアレンジレシピまで、余すことなくたっぷりとマンゴーの魅力をお伝えします。

マンゴーといえば、とろけるような果肉と濃厚な味わいで大人気の南国フルーツ。ところが、まだまだ知られていないのがマンゴーの正しい切り方。種の周りにたくさんの果肉が残ってしまい、「もったいない」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、マンゴーの切り方について徹底解説。

マンゴー好きなら知っておきたい基本の3品種

マンゴー好きなら知っておきたい基本の3品種

マンゴーは約4000年前からインドで栽培され始めた歴史の古いフルーツで、その種類はなんと数百種類

なかでもアップルマンゴー、ペリカンマンゴー、タイマンゴー、これら3種類のマンゴーが日本ではよく知られているので、まずはこの3種類の特徴をご紹介します。

アップルマンゴーの特徴

アメリカのフロリダから台湾を経て日本に上陸したアップルマンゴー。

正式にはアーウィン種と呼ばれる品種で、その特徴的な鮮紅色から「アップルマンゴー」と呼ばれるようになり、国内で栽培されるマンゴーの95%以上を占めるまで普及しました。

果肉はオレンジ色で、食感はとろけるように柔らかく味は濃厚。追熟するとさらにジューシーさと芳醇な香りが増すので、完熟で食べるのがおすすめ。

日本最高峰のマンゴーと呼ばれる宮崎県の「太陽のタマゴ」もアップルマンゴーです。

ペリカンマンゴーの特徴

ペリカンのくちばしのような形が特徴的なペリカンマンゴー。

正式にはフィリピン産のガラパオ種と呼ばれる品種で、ぷくっとした黄色い丸い形がペリカンの口ばしを連想させるのだとか。

味わいは比較的あっさりしていて香りも控えめ、甘味と酸味がちょうどよいバランスで、クセのある香りがちょっと苦手という人にはおすすめのマンゴーです。

日本では輸入品として3月頃から出回り、フィリピンでも1年を通してずっと出荷されているので、大きなスーパーであれば1年中ずっとお目にかかれるマンゴーです。

タイマンゴーの特徴

読んで字のごとくタイ産のマンゴーであるタイマンゴー。

一般的には、ナムドクアイ種とマハチャノ種が「タイマンゴー」と呼ばれています。

見た目はペリカンマンゴーにとてもよく似ているタイマンゴーですが、ペリカンマンゴーより果皮の黄色が濃いめで形もやや大きめ。しっかりとコクがあるのにさっぱりとした甘味で食感はとても滑らか。

ペリカンマンゴーと同じように安価でいつでも手軽に食べられるマンゴーです。

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食べ頃を見逃さない!マンゴーの見分け方

食べ頃を見逃さない!マンゴーの見分け方

収穫したイチゴやブドウは日にちを置いても甘くなりませんが、メロンやバナナは日にちが経つと甘くなります。

このように日にちが経つと甘くなる果物は「クライマクテリック型」という果実に分類され、収穫後も軟らかさや甘さがどんどん変化していくことが大きな特徴です。

マンゴーも「クライマクテリック型」の果実なので、美味しく食べるには、食べ頃の軟らかさや甘さを見極めて食べることが重要です。

食べ頃はどう見分ける?決め手は軟らかさと香り

マンゴーの食べ頃は、その色の変化で見分けるのが一般的で、アップルマンゴーは十分赤くなってから、ペリカンマンゴーやタイマンゴーは黄緑色から黄色に変わってからが食べ頃!とよく言われるのですが、

  • アップルマンゴーはボイラーで人工的に赤くすることがある
  • ペリカンマンゴーは黄色くなってもまだ熟してないことがある
  • キーツマンゴーという品種は、最初から最後まで色が変わらない

こうしてみると、必ずしも色だけでは見分けられないことがよく分かります。

そこで決め手となるのが「軟らかさ」と「香り」

マンゴーは品種や栽培方法に関係なく熟してくると軟らかくなり、独特の香りがでてくるのですが、熟していないマンゴーは、指で押しても硬くて、匂いもほとんどありません。

「熟した色になったかな?」と思ったら、先ずは指先で軽く押してみて、少し軟らかさを感じて、甘い香りが強くなってきたら食べ頃です。

またマンゴーの表面をよく見ると、プルームと呼ばれる白い粉がたくさん付着していて、このプルームがなくなり表面が少しベタついてくれば、これも食べ頃のサイン。

逆にこれ以上熟成させると、黒い斑点が出てきて、味が悪くなるので注意が必要です。

マンゴーの正しい保存方法

マンゴーの正しい保存方法

マンゴーは温度に気をつけて保存しないと、熟成が進みすぎて味が悪くなるので、ここでは正しいマンゴーの保存方法について紹介します。

基本的にマンゴーは常温で保存します。

とくに完熟前のマンゴーは常温で保存して、しっかり追熟させましょう。

十分に完熟してこれ以上追熟させたくない場合は、7~8℃ぐらいの冷暗所で保管すれば追熟は止まります。

ただし、7℃以下になると低温障害を起こし味もどんどん悪くなるので、冷蔵庫であれば野菜室で保存してください。

また追熟がななかな進まないときには、リンゴと一緒に保存するのがおすすめ

マンゴーはエチレンという植物ホルモンにより熟成が進むので、エチレンガスをたくさん放出するリンゴといっしょに保存すれば、どんどん追熟が進みます。

ちなみに完熟マンゴーは7~8℃で正しく保存した場合、3週間ぐらいは保存できるので、正しく保存して美味しいマンゴーを楽しみましょう!

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選ぶなら国産マンゴー!旬の季節と品種を紹介

選ぶなら国産マンゴー!旬の季節と品種を紹介

収穫後もどんどん熟してしまうマンゴー。

とくに輸送期間が長い輸入マンゴーは、途中で完熟が過ぎないように、果皮がまだ青いときに早採りするので、輸入マンゴーのほとんどが、熟度にバラツキのある中途半端な状態でお店に並んでいます。

一方、国産マンゴーであれば、プロの農家が完熟をしっかり見極めて直送するので、いちばん美味しい最高の状態で食べられるメリットがあります。

また、国産マンゴーによく使われるアーウィン種は、他の品種より濃厚さや芳醇さが優れており、上品な香りがすることから、輸入マンゴーの10倍以上も高い高級マンゴー。

ちなみに国産マンゴーの旬の季節は、5月から8月にかけての暑い季節。

  • 宮崎県=4月~6月(ピークは6月)
  • 沖縄県=6月~8月(ピークは7月)

ここではそんな国産マンゴーの中から、絶品の高級マンゴーを3つ紹介します。

太陽のタマゴ

宮崎県の誇る高級マンゴーの最高峰である「太陽のタマゴ」は、

  • 見た目の品位は「青秀」以上
  • 大きさ階級は「2L」以上
  • 糖度は「15度」以上

これら3つの厳しい基準を全てクリアしたマンゴーにのみ与えられる称号で、

「樹上で完熟したものが自然に落ちてくるのを待って収穫する」

自然完熟にこだわった極上の一品です。

とろけるような食感と濃厚な味わい、芳醇な香りと爽やかな後味。

まさに日本最高峰と呼ぶにふさわしい、味も見た目もプレミアムなマンゴーです。

吉玉

アップルマンゴー、金蜜、キンコウ、キーツなど、紀州和歌山「吉本農園」で栽培される多種多様なマンゴーの総称が「吉玉」で、その最大の特徴は全国でも珍しい「ポット栽培」。

土に直接植えるのではなく、ポットと呼ばれる大きな鉢に1本ずつ鉢植えして、それぞれの木の大きさや成長に合わせて、水や肥料を与えることで、マンゴー本来のパフォーマンスを最大限まで引き出す画期的な方法により、

  • アップルマンゴーの糖度16~18は「太陽のタマゴ」に匹敵する甘さ
  • 金蜜にいたっては、糖度20~28という圧巻の甘さ!

こんな糖度を生み出せる「吉玉」は、まさに奇跡の完熟マンゴーと呼んでも過言ではありません。

キーツマンゴー

「キーツマンゴー」はブランド名ではなく、1954年にアメリカのフロリダから台湾に持ち込まれた品種で、その最大の特徴は果皮の色と大きさ。

マンゴーの果皮は、赤や黄色というイメージが一般的なのですが、キーツマンゴーは緑色をした珍しいマンゴーで、完熟するまでずっと緑色のまま。

収穫のタイミングを見分けるのが極めて難しく、さらにその大きさはアップルマンゴーの2倍近くあるため、ずっしりと食べごたえのあるマンゴーです。

オレンジ色の果肉は繊維質が少なくなめらか。

濃厚なコクと芳醇な香りは、アップルマンゴーに負けず劣らず上品な味わいで、国内では宮古島などを中心にごく一部の地域でしか栽培されておらず、市場にほとんど出回ることがないので「幻のマンゴー」と呼ばれるぐらいプレミアム価値の高いマンゴーです。

もう失敗しない?マンゴーの簡単な切り方

もう失敗しない?マンゴーの簡単な切り方

マンゴーはちょうど真ん中あたりに、厚さ7mmぐらいの平たい小判状の種が、実の中いっぱいに広がって入っているので、何も考えずにカットすると種に当たったり、トロッとして形がくずれやすいので、切るのに意外と苦戦します。

ここでは、そんなマンゴーの簡単な切り方を紹介します。

まず最初に大切なのは、種を避けて3枚におろすこと

そうです。骨を避けて3枚におろす「魚の3枚おろし」まさにあのイメージです。

先ずは、まな板の上に水平に寝かせるようにマンゴーを置いて、真ん中にある種を避けるように、まな板と水平にナイフを入れて3枚におろします。

このとき、種の位置を探りながら少しずつナイフを動かして、水平に切っていくのがポイントです。

次に3枚におろしたしたマンゴーのうち、真ん中以外の2枚の中から1枚を取り出して、皮を下にしてまな板の上にのせます。

最後に、皮まで切らないように注意しながら格子状にカットして、裏から皮をひっくり返すように押し出せば、まるで花が咲いたかのように美しい「花咲マンゴー」の出来上がり。

このようにちょっとしたコツを知ってカットすれば、とても簡単に見栄えも豪華な花咲マンゴーができるので、みなさんもぜひお試しください。

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簡単で美味しい!マンゴーのアレンジレシピ

簡単で美味しい!マンゴーのアレンジレシピ

ここではマンゴーを使った、誰でも簡単に作れるおすすめレシピを紹介します。

マンゴープリン

マンゴーを使ったスイーツといえば、老若男女問わず大人気のマンゴープリン。

そんな定番のメニューであるマンゴープリンのレシピを紹介します。

先ずは下ごしらえとして皮を剥いたマンゴーの果肉を、万能こし器でしっかり裏ごしして(ミキサーやブレンダーを使ってもOK)、なめらかなピューレを作っておきます。

次にお砂糖と水を鍋で温め、ゼラチンを加えてよく混ぜます。

最後に生クリームと混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やせば、美味しいマンゴープリンの完成。

隠し味としてココナッツミルクを入れると、南国のトロピカルな風味になるのでおすすめです。

マンゴープリンのレシピ参考

マンゴーシャーベット

マンゴー本来の味を存分に楽しみたい人におすすめなのがマンゴーシャーベット。

お砂糖や牛乳を使わないスッキリ爽やかなデザートで、作り方もとても簡単。

先ずは皮を剥いたマンゴーの果肉をミキサーまたはブレンダーでよく掻き混ぜてピューレを作ります。

次に練乳とレモン汁を入れて味を調整したら冷凍庫に入れて、冷やし固めればマンゴシャーベットの出来上がり。

冷凍庫で「半分ぐらい固まったかな?」と思ったら1度取り出して、よくかき混ぜてから冷凍し直すことで、口当たりがなめらかなシャーベットになります。

マンゴーシャーベットのレシピ参考

マンゴーラッシー

インドで定番の飲み物といえばラッシー。

ここではマンゴーを加えることで、トロトロ感と濃厚な甘みをアップさせたアレンジレシピを紹介します。

先ずはマンゴーの皮を剥いて果肉をサイコロ状の一口大にカットします。

次にヨーグルト、牛乳を加えてハチミツで味を調整しながら、最後に氷を入れてミキサーにかければ完成!

マンゴー本来の濃厚な甘みと、どろっとしたヨーグルトの酸味が絶妙にマッチした、贅沢な味わいのラッシーをお楽しみください。

マンゴーラッシーのレシピ参考

まとめ

濃厚でコクのある甘みと、トロッとした食感が大人気のマンゴー。

国産マンゴーのなかには「太陽のタマゴ」のように、一生に一度は食べてみたいプレミアム価格の高級マンゴーがたくさんあります。

ふだんはなかなか手にすることができない高級マンゴーですが、ふるさと納税の返礼品としても掲載されているので、この機会に利用してみるのもおすすめです。

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