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福岡県の郷土料理であるもつ鍋は、醤油ベースのスープと旨味あふれるもつが美味しい料理です。
もつとスープがセットになった商品も多く販売され、全国的に手軽に食べられています。
もつ鍋にはさまざまな具材がマッチしますが、それだけに、具材選びに迷うことも多い鍋料理です。
この記事では、もつ鍋におすすめの具材を、定番から変わり種まで幅広く紹介しています。
スープの旨味を最後まで味わえるシメも紹介していますので、ぜひご覧ください。
もつ鍋におすすめの具材:肉類
もつ鍋の「もつ」とは、ホルモンなどの内臓肉のことです。
この章では、もつ鍋におすすめの肉類の具材を紹介します。
①牛肉
もつ鍋の主役である「もつ」は、一般的に牛のホルモンを指します。
ホルモンのうち、もつ鍋によく用いられるのは下記の部位です。
- コプチャン
- マルチョウ
- シマチョウ
ホルモンは脂がのっていて、プリプリとした食感が魅力的。
生もつを購入した場合は、しっかりと下茹でして臭みを取っておくとよいでしょう。
②豚肉
もつ鍋は豚もつでも作れます。
牛もつに比べて豚もつは、クセが強いのが特徴です。
もつ以外では、脂の乗った豚バラ肉を入れても、もつ鍋の濃厚な風味が楽しめます。
③鶏肉
もつ鍋には、出汁のよく出る手羽先や手羽元など、鶏肉もおすすめです。
もつの風味と鶏の出汁が、もつ鍋をより美味しく仕上げてくれるでしょう。
④ソーセージ
ソーセージも、もつ鍋に合う具材のひとつで、お子様がいる家庭にもおすすめです。
ソーセージからは、旨味を含んだ脂や出汁が出るうえ、皮のパリッとした食感がもつ鍋にアクセントを与えてくれます。
もつの風味が苦手なお子様にも、喜んでもらえるでしょう。
もつ鍋におすすめの具材:野菜類
鍋料理には肉類のようなメイン食材だけでなく、野菜もたくさん入れると甘みが加わり美味しくなります。
ここでは、もつ鍋におすすめの野菜の具材を紹介します。
⑤キャベツ
もつ鍋には、たくさんのキャベツを入れてみましょう。
大きめに切ったキャベツでも、加熱すればかさが減って食べやすくなります。
煮込んだキャベツからやさしい甘みが出るので、濃厚なもつの風味がマイルドになるのもおすすめするポイントです。
じっくり加熱してくたくたになったキャベツから、短時間の加熱で歯ごたえの残るキャベツまで、鍋に入れた時間によって、さまざまな食感が楽しめます。
⑥ニラ
ニラは、もつの独特な風味を、食欲をそそる香りで食べやすくしてくれます。
火が通りやすいので、ニラは他の具材の上に並べ、余熱で火を通すとよいでしょう。
鮮やかなニラの緑色は、もつ鍋の彩りを華やかにしてくれます。
⑦にんにく
もつ鍋にはにんにくが必要不可欠です。
すりおろしてスープに混ぜたり、薄切りにしてほかの具材の上に乗せたりと、楽しみ方はさまざま。
にんにくの風味が、もつのクセをやわらげ、止まらない美味しさに仕上げてくれます。
⑧ごぼう
風味の強いごぼうも、もつ鍋とは好相性です。
泥を落としたごぼうをささがきにして、じっくり加熱すると、ごぼうからコクが出てスープを美味しくしてくれます。
火が通ったごぼうも、もつの旨味が染み込み、ごぼう自体の風味と合わさり深い味わいになるのです。
歯ごたえのあるごぼうが、もつ鍋の食感によいアクセントを与えてくれます。
⑨もやし
火が通るとしんなりして食べやすくなるもやしも、もつ鍋におすすめです。
出汁のきいたスープがもやしに絡み、たくさん食べられます。
もやしは火の通りが早いため、最後のほうに加えるとよいでしょう。
⑩白菜
鍋物の定番野菜である白菜は、もつ鍋にも向いています。
キャベツと同様に、ざく切りにして、スープの味を染み込ませるとよいでしょう。
白菜はクセのない野菜なので、スープの味を存分に楽しめます。
⑪玉ねぎ
じっくり加熱すると甘みが出る玉ねぎは、もつ鍋のスープに甘みを与えてくれます。
よく加熱してしんなりした玉ねぎでも、短時間の加熱でシャキシャキした食感を残した玉ねぎでも、好みにあわせて楽しめます。
⑫きのこ類
もつや他の具材の旨みを吸い込んだきのこは、ヘルシーでありながら食べ応え抜群です。
旨味成分の多いきのこは、もつ鍋に入れると、スープに香りと風味を与えてくれます。
数種類のきのこを入れると、さらに味に深みが増し、コクのあるスープに仕上がります。
もつ鍋におすすめの具材:その他
メイン具材となるもつなどの肉類や、名脇役の野菜の他にも、もつ鍋の良さを引き出してくれる具材があります。
ここでは、もつ鍋におすすめの肉類や野菜以外の具材を紹介します。
⑬豆腐
鍋料理の定番具材の豆腐も、もつ鍋と好相性。
じっくりとスープの旨味を染み込ませた豆腐は、もつの脂やコクが楽しめて絶品です。
どの豆腐を入れても美味しく食べられますが、煮崩れしにくい焼き豆腐がとくにおすすめです。
⑭春雨
つるつるとした食感が楽しい春雨は、お子様にも人気な鍋の具材です。
短時間の加熱でスープを吸いすぐに食べられるので、用意した具材が物足りなかった時にも活躍します。
春雨は水分を含むと量が増えるので、かさ増しにもおすすめです。
⑮しらたき・糸こんにゃく
もつ鍋の具材として、しらたきや、糸こんにゃくを入れてみてはいかがでしょうか。
じっくりとスープをしみ込ませたしらたきは、もつ鍋の旨味をそのまま味わえます。
軽く下茹でして、早い段階で鍋に加えるとよいでしょう。
⑯卵
もつ鍋の具材として、卵を加えるのもおすすめです。
ゆで卵をスープに入れて煮込めば、ご飯がすすむ味玉になります。
生卵を具材の上に割り入れて加熱すると、卵がもつ鍋の味をマイルドにしてくれます。
⑰キムチ
もつ鍋の味に飽きてきたら、キムチを具材にしてもよいでしょう。
キムチの辛味と酸味が、もつ鍋をいつもとは違う味わいに仕上げてくれます。
濃厚なもつ鍋に、爽やかな風味が加わるので、アレンジしたもつ鍋として新鮮です。
具材たっぷりのもつ鍋を美味しく食べるポイント
もつ鍋にはたくさんの具材を入れると、それぞれの味が合わさって、より美味しくなります。
ここでは、具材たっぷりのもつ鍋を、最後まで美味しく食べるポイントを紹介します。
「もつ→野菜」の順番で入れる
具材のうち、もつを最初に入れることで、スープにもつの旨味が溶け出します。
もつの後には火の通りにくい根菜、そして葉野菜の順番で加えると、美味しいもつ鍋に仕上がります。
ただし、もつは加熱しすぎると固くなってしまいます。
もつに火が通ったら、もつを野菜の上に移動させてもよいでしょう。
香味野菜を多めに入れる
内臓肉であるもつは、独特のクセや風味があるもの。
にんにくやニラなどの香味野菜を多めに入れると、もつのクセが抑えられて、食べやすくなります。
スープに生姜を加えても、もつの臭みが和らぎます。
適宜調味料を加える
旨味の強いスープが染み込み、具材を美味しく楽しめるもつ鍋。
一方でスープは、豆腐や野菜などから出る水分で薄まってしまいがちです。
最後まで美味しいもつ鍋を楽しむために、具材を足すときは、スープの味に合わせて醤油や味噌を適宜追加するとよいでしょう。
シメまで楽しむ
具材を食べた後のスープには、もつや野菜の美味しさが溶け込んでいます。
このスープにシメを加えると、最後まで美味しく食べられます。
もつ鍋には、下記のようなシメがおすすめです。
- ごはん
- ちゃんぽん麺
- うどん
- パスタ
- 餅
濃い味のスープを吸い込んだシメは、お腹いっぱいでもついつい箸が進んでしまいます。
もつ鍋にシメをいれると、スープに溶け出たもつの美味しさまで、残さず楽しめます。
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