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肉や野菜、豆腐などの具材を卵と一緒に食べる「すき焼き」は、日本の代表的な鍋料理の一つです。
すき焼きに合う具材は数多くあり、それぞれの具材の選び方や食べ方で、新しい味わいを発見できるでしょう。
自宅で手軽に美味しいすき焼きを作るために、定番から変わり種まで、おすすめの具材を厳選してご紹介します。
すき焼きのおすすめ具材【定番】
![すき焼きのおすすめ具材【定番】](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_1.jpg)
家庭ですき焼きを作るとき「どんな具材を入れるか忘れてしまった」という方もいるでしょう。
まずはすき焼きの具として定番とされている食材をご紹介します。
牛肉
すき焼きのメイン食材といえば「牛肉」です。
適度にサシが入った、霜降り肉を選ぶといいでしょう。
すき焼きはご存じの通り肉や野菜を煮込む料理なので、サシの入っていないお肉だと硬くなってしまう可能性があります。
おいしいお肉を購入するポイントは、赤身と白身の色を確認することです。
サシが白く浮かび上がっていて、赤身部分が変色していないものを選ぶといいでしょう。
食べる量に合わせて、1人あたり100~200gほどの牛肉を用意しておくと満足感が得られます。
焼き豆腐
煮込んでも崩れにくい「焼き豆腐」は、すき焼きに入れたい定番食材です。
水分が含まれているので、キッチンペーパーでよく水気を拭き取ってから入れるといいでしょう。
「焼き豆腐がない」「安く済ませたい」という場合は、木綿豆腐を使ってみてください。
キッチンペーパーで包んで軽く水切りした木綿豆腐を、焼き目がつくまでじっくりフライパンで焼けば、自家製焼き豆腐が作れます。
長ねぎ
![長ねぎ](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_2.jpg)
すき焼きに必ず入れたい野菜のひとつに、「長ねぎ」があげられます。
じっくりと加熱することで甘みが出るだけでなく、トロトロの食感も楽しめます。
ななめにカットして、中までしっかり味が染み込むようにしましょう。
しいたけ
![しいたけ](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_3.jpg)
風味豊かな「しいたけ」は、人気の具材です。
かさの部分を飾り切りすることで、見た目が華やかになるというメリットもあります。
石づきをカットして、そのままの形で煮込むのがおすすめです。
うま味ですき焼きがおいしくなるうえ、煮汁をたっぷりと吸いこんだしいたけの味わいも楽しめます。
えのき
淡白な味わいながらも、シャキシャキした食感で存在感のある「えのき」。
味が染みやすいので、すき焼きには欠かせない存在です。
石づきを取り、食べやすい大きさにカットして入れましょう。
お肉でえのきを巻くようにして食べると、独特の歯ごたえが楽しめます。
しらたき・くずきり
すき焼きに欠かせない名脇役が、「しらたき」や「くずきり」です。
すき焼きの濃厚な汁を吸ったしらたき・くずきりは、子供にも人気があります。
しらたきはこんにゃく芋やこんにゃく粉から作られたもので、くずきりは葛の根からとれるでんぷん粉から作られています。
どちらが良いということはありませんので、好みで選んでみてください。
春菊
![春菊](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_4.jpg)
「春菊」は、独特の苦味を持った葉野菜です。
甘い味付けが多いすき焼きでは、いいアクセントになるので、入れておきたい食材です。
子どもと一緒に食べる場合、苦味が嫌だという場合もあるので、確認するといいでしょう。
春菊は食べやすい大きさにカットして、最後のほうに投入します。
鮮やかな緑色が加わることで、華やかな見た目のすき焼きになります。
白菜
鍋料理でよく使われる「白菜」は、すき焼きの具にもぴったりです。
火を入れると柔らかくなるので、じっくりと煮込むのがおすすめ。
水分が多く含まれているので、後から入れるとすき焼きの味が薄くなってしまう可能性があります。
食べやすい大きさにカットして、作り始めに入れましょう。
にんじん
![にんじん](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_5.jpg)
白や茶色といった色合いが多いすき焼きには、「にんじん」の鮮やかさをプラスしたいところ。
型抜きをしたり、飾り切りをしたりすると、見た目がよくなります。
最初から煮込んでも問題ありませんが、下茹でしたものを最後に加えると、きれいな色をキープできます。
玉ねぎ
関西風すき焼きには「玉ねぎ」がよく使われます。
加熱することで甘味が増す玉ねぎは、長ねぎより食べやすく、子どもにもおすすめです。
ほかの食材を引き立たせるために薄切りにして入れても、食感を楽しむために厚切りにして入れてもおいしく食べられます。
水菜
しゃぶしゃぶや鍋に入れる野菜として人気の「水菜」は、春菊や白菜の代用になる葉野菜です。
シャキシャキした食感を楽しむなら、できあがる直前に入れるようにしましょう。
安いので、「たっぷり野菜が食べたい」という際におすすめです。
もち
![もち](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_6.jpg)
もちを入れてボリューム満点のすき焼きにするのはいかがでしょうか。
最初から煮込むと溶けてしまうので、焼き網やトースターで焼いてから入れるようにしましょう。
すき焼きの汁が馴染んだもちは絶品です。
しゃぶしゃぶ用の薄切りもちをサッとくぐらせたり、餅巾着を煮込んだりするのもいいでしょう。
麩
「麩」は、主に関西地方ですき焼きの具として親しまれています。
さまざまな形がありますが、スーパーで売られている車麩や小町麩を選べば問題ありません。
そのまますき焼きに入れると味が濃くなってしまうため、一度水で戻してから入れるようにしましょう。
すき焼きのおすすめ具材【変わり種】
![すき焼きのおすすめ具材【変わり種】](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_7.jpg)
「いつもと違う味を楽しみたい」という方のために、すき焼きの変わり種を集めました。
気になる食材があれば、ぜひ試してみてください。
豚肉・鶏肉
すき焼きには牛肉がスタンダードですが、「豚肉」や「鶏肉」で食べることもできます。
牛肉よりも安い値段で買えるので、より気軽にすき焼きが楽しめるでしょう。
食べやすい大きさに切った鶏肉や、薄切りの豚肉を使ってみてください。
肉だんご
「肉だんご」を使うのもおすすめです。
好きなひき肉を使って作ってもいいですし、市販のものを利用してもいいでしょう。
すき焼きの汁をたっぷり含んだ肉だんごは、噛むたびにおいしさが溢れます。
厚揚げ
![厚揚げ](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_8.jpg)
焼き豆腐がないけれど大豆製品を使いたい場合は「厚揚げ」を選んでみましょう。
もっちりした内側とカリッとした外側の、食感の違いが楽しめます。
煮崩れしにくく味がよく染みるので、すき焼きの具にぴったりです。
ちくわ
![ちくわ](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_9.jpg)
おでんの具として人気がある「ちくわ」は、すき焼きにもよく合います。
子供と一緒に食べる鍋に入れると、きっと喜ばれるでしょう。
値段が安いので、家計の負担にならないのも嬉しいポイントです。
かまぼこ
子供に人気の練り物製品として「かまぼこ」もおすすめです。
魚の風味が詰まったかまぼこに、すき焼きの汁がよく絡みます。
煮込みすぎると色が変わってしまうので、後半に投入するといいでしょう。
ウインナー・ソーセージ
練り物も、お肉もないというときは、「ウインナー」や「ソーセージ」を入れてみましょう。
すき焼きに入れて煮込むことで、うま味があふれ出します。
お肉を焼くタイミングでいっしょに入れると、焼き目がついておいしそうな見た目になります。
トマト
![トマト](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_10.jpg)
変わり種の野菜としてよく使われるのが「トマト」です。
酸味のあるさっぱりした味わいが、すき焼きの甘さとよく合います。
長い時間煮込むと崩れてしまうため、完成間近に入れるのがおすすめです。
水分が多く含まれているので、トマトを入れたあとは割り下の味を確認するようにしましょう。
なす
味が淡白な「なす」がすき焼きの割り下を吸うと、ジューシーな野菜に早変わりします。
入れる際はななめにカットして、少し煮込む程度で仕上げましょう。
大根
おでんの定番具材「大根」もおいしく食べられます。
厚めに切って面取りをし、なるべく最初の方に入れましょう。
甘い味わいのおでんを食べているような味わいが楽しめます。
薄切りにスライスして、サッと火を通して食べるのもおすすめです。
レタス
生で食べると歯ごたえのある「レタス」。
すき焼きに入れるならば、最後の方に短時間加熱しましょう。
トマトとの相性がいいので、レタスを使う際は一緒に入れてみてください。
キャベツ
白菜の代わりに「キャベツ」を使ったすき焼きはいかがでしょうか。
煮込むとクタクタと柔らかくなるキャベツは、たくさん野菜を食べたいときにおすすめです。
肉のうま味と割り下の甘みがたっぷり染みたキャベツは、ご飯のお供にもぴったり。
ゆで卵
![ゆで卵](https://furunavi.jp/discovery/wp-content/uploads/2023/05/202306_sukiyaki_11.jpg)
「ゆで卵」をすき焼きに入れると、甘い味付け卵ができあがります。
最初に入れて、しっかり中まで味をつけるのがいいでしょう。
うずらの卵を一緒に入れて煮込めば、お弁当に使える小さな味付け卵を作ることができます。
キムチ
ピリッと辛い「キムチ」は、実はすき焼きと相性抜群。
甘辛い割り下に辛味が加わり、大人向けのすき焼きになります。
いつものすき焼きを途中から味変したいときに利用してもいいでしょう。
チーズ
とろりとした「チーズ」は、女性に人気の食材です。
すき焼きの甘さにチーズが加わると、風味豊かな濃厚味になります。
ピザ用チーズをトッピングしたり、カマンベールチーズをまるごと入れて具材とからめたりと、さまざまな食べ方ができます。
まとめ
肉や野菜、練り物など具材たっぷりで作るのがおいしい「すき焼き」。
ご紹介した以外にも、多くの組み合わせで楽しめるでしょう。
定番に飽きたら、変わり種の食材を試してみてください。
好き焼きの新たな魅力を発見できるかもしれません。