甘くてみずみずしいとうもろこし!その栄養素と旬、美味しい食べ方とは?

甘くてみずみずしいとうもろこし!その栄養素と旬、美味しい食べ方とは?

みずみずしい黄色の粒が、甘くて美味しいとうもろこし。

バーベキューやお祭りの屋台など、夏の風物詩として、とうもろこしは欠かせない存在なのではないでしょうか?

とうもろこしの魅力は、なんといってもその用途の広さ。

脇役としてサラダに入れてもよし、主役としてそのまま食べてもよし。最近では、とうもろこしから作るコーン茶なども人気が高まっています。

そんな使い勝手の良いとうもろこしについて、今回はその栄養素や旬、美味しい食べ方をお伝えしていきます。

とうもろこしは、収穫した直後が一番美味しく、食べごろとされています。とうもろこしの正しい保存方法を覚えておくと、風味を逃さずに、美味しくいただけます。常温・冷蔵・冷凍の保存期間や、解凍するコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

とうもろこしは実は野菜ではない?

とうもろこしは実は野菜ではない?

とうもろこしは世界三大穀物

とうもろこしはサラダやおかずの一品として使われることから、「とうもろこし=野菜」と思っている人が多いのではないでしょうか?

実は、とうもろこしはお米や麦と並ぶ世界三大穀物の一つで、メキシコの主食であるトルティーヤなどは乾燥させたとうもろこしの粉からできています。

スーパーでは野菜コーナーの他に、乾燥とうもろこしとして乾物コーナーにも置かれ、主食して調理することも可能です。

スイートコーンは野菜

日本のスーパーで一般的に売られているとうもろこしは、甘みの強いスイートコーンと呼ばれる種類。

これは農林水産省のホームページにて「野菜」と分類されています。

とうもろこしは他にも、ポップコーンに使われる爆裂種や馬歯種(デントコーン)、硬粒種(フリントコーン)、もち種(ワキシーコーン)、軟粒種(ソフトコーン)など様々な種類があります。

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とうもろこしの栄養素とは

とうもろこしの栄養素とは

食物繊維が豊富

とうもろこしは三大栄養素である糖質・脂質・タンパク質のうち、糖質が最も多い栄養素となっています。

「糖質が高いということは太りやすい?」と思うかもしれませんが、実はとうもろこしには食物繊維がたっぷり。

とうもろこしの粒皮に多く含まれる不溶性食物繊維は、便秘の予防をはじめとする整腸作用だけでなく、血糖値の上昇を抑えてくれる効果もあります。

ビタミン・ミネラルもたっぷり

とうもろこしには美容効果があるといわれているビタミンB1、ナイアシン、ビタミンEなども豊富に含まれており、むくみ改善に効果的なカリウム、便を柔らかくしてくれるマグネシウムなど、ミネラルの含有量が多いのも特徴です。

糖質が多く夏バテ時の主食にも!

このようにとうもろこしは、ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、しかもエネルギー源となる糖質が多く、主食としても使うことができる栄養価の高い食材です。

幼い子供から高齢の方にまで食べやすく、食欲のない夏バテ時にもぴったりです。

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とうもろこしの品種と旬な時期

とうもろこしの品種と旬な時期

とうもろこしの品種と旬な時期を紹介

栄養たっぷりのとうもろこしですが、日本でよく食べられているスイートコーンには、実は様々な品種があります。

ここではそんなとうもろこしの品種と、それぞれの旬な時期についてお伝えしていきます。

現在よく知られているスイートコーンには、粒の色によってゴールデンコーン・シルバーコーン・バイカラーコーンの3タイプがあります。

どれも栄養価が高く、甘みの強い品種であることが特徴になります。

ゴールドラッシュ

ゴールドラッシュはゴールデンコーンの一種で、粒皮が柔らかく、一つ一つの粒が大きいのが特徴です。

また、とうもろこしの先端まで実がびっしり付きやすいという特徴もあります。旬な時期は7〜8月頃です。

雪の妖精

雪の妖精はシルバーコーンの一種で、加熱しても変わることのない真っ白な粒が特徴です。

糖度が15〜18度とフルーツにも匹敵する甘さで、なかには糖度が20度を超えるものもあります。旬な時期は6月初旬から9月頃です。

甘々娘(かんかんむすめ)

甘々娘はバイカラーコーンの一種で、白と黄色の粒が入り混じった実が特徴です。

栽培が難しいためなかなか市場に出回ることがなく、他の品種と比べて時間経過による糖度の低下が遅いという特徴があります。

旬な時期は5月下旬から6月下旬です。

他にも、とうもろこしには美味しくて栄養価の高い品種がたくさんあります。

今回は、その中から3種類を紹介させていただきましたが、気になる品種や購入時期からとうもろこし選びをするのも楽しむ方法の1つになります。

美味しいとうもろこしの見分け方

美味しいとうもろこしの見分け方を4つご紹介します。

  1. とうもろこしの皮の色が濃いものを選ぶ
  2. とうもろこしのひげ根が茶褐色でふさふさとし、やや湿っているものを選ぶ
  3. 手にした際にずっしりと重みのあるものを選ぶ
  4. とうもろこしの切り口が白っぽいものを選ぶ

とうもろこしは収穫後、時間経過と共に糖度や風味が落ちてしまいます。

そのため、美味しいとうもろこしを食べるためには、収穫してから時間の経っていないものを選ぶ必要があります。

上記に挙げた4つをポイントとし、新鮮で美味しいとうもろこしを選んでくださいね。

また、購入してからすぐに食べる予定がない場合には、皮付きのものを選んだ方が風味が保たれます。

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とうもろこしの栄養を逃さない美味しい食べ方

とうもろこしの栄養を逃さない美味しい食べ方

とうもろこしの栄養は水溶性のものが多い

とうもろこしを食べる時、その栄養を逃さずに美味しく摂取したいですよね。

とうもろこしの調理法といって思いつくのは「茹でる」だと思いますが、実はとうもろこしの栄養素であるビタミンやミネラルは水溶性で水に溶けやすいものが多いです。

そのため調理の際には、「蒸す」「電子レンジを使用する」といった調理法をとると良いです。

とうもろこしを電子レンジで簡単に調理する方法

  1. とうもろこしのひげを切り、皮は二枚程度残るように剥く
  2. 皮ごととうもろこしを洗い、ラップで包む
  3. 電子レンジの天板に割り箸を2箇所設置し、その上にとうもろこしを置く
  4. 600wで5分加熱すれば完成

参考:https://cookpad.com/recipe/284178

すぐに食べない時のオススメ保存法

とうもろこしは収穫して時間が経つほど、風味や糖度が落ちてしまいます。

そのため、すぐに食べられない場合には冷凍保存がおすすめ。

ひげを切り落とし、皮付きのままラップで一本ずつくるんだら、保存袋へ入れて冷凍庫で保管しましょう。

これで約1ヶ月程度は保存が可能です。

召し上がる際には、先ほどの電子レンジのレシピ同様、ラップに包んだままチンすることで食べることができます。

(冷凍の場合、1〜2分ほど多く加熱するとよいでしょう。)

とうもろこしのひげも捨てずに活用

また、捨ててしまいがちなとうもろこしのひげは、綺麗な部分を1〜2日乾燥させ、フライパンで炒ることで、とうもろこしのひげ茶として活用することが可能です。

とうもろこしの栄養を逃すことなく摂取できるので、是非試してみてください。

とうもろこしは歯につまる?上手に食べる秘伝の技

とうもろこしを食べる際、粒皮が歯に詰まって食べづらいという経験をしたことはありませんか?

また、調理の際に包丁で切りとると、粒の根元部分が残ってしまい、もったいなく感じる人も多いことでしょう。

そこで最後に、とうもろこしを上手に食べる方法を3つお伝えします。

道具を使用せずに食べる

こちらの方法では、手だけで綺麗に実をとります。

まずはじめにとうもろこしの実を一列だけ指でとり、列に隙間を作ります。

その後は、その隙間にとうもろこしの実を倒すようにすることで、綺麗に実をとることができます。

バターナイフを使用する

指でとるのが面倒な方には、バターナイフがおすすめ。

とうもろこしの芯と実の間にバターナイフをいれ、そのまま実をはずしていきます。大体一度に2列ずつ取ることができます。

専用器具を使用する

最後は専用器具の使用です。

家族が多くて処理が大変な方などにおすすめで、「とうもろこしカッター」と検索すると様々な専用器具を購入することができます。

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