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保存したきゅうりの水分が抜けて、しなびていたという経験はありませんか。
きゅうりはデリケートな野菜なので、そのまま保存するとすぐに傷んでしまいます。
しかし、正しく対策をすれば、きゅうりの鮮度をキープしたまま保存ができるのです。
この記事では、常温から冷凍保存まで、失敗しない保存のコツを徹底解説しています。
調理で余ったきゅうりの保存方法にも触れているので、ぜひ参考にしてください。
保存前にきゅうりの鮮度をチェック
きゅうりは収穫から時間が経過すると、水分が抜けます。
保存前に、きゅうりの鮮度を見極めると良いでしょう。
きゅうりの鮮度をチェックするポイントは、以下の通りです。
- 皮にハリとツヤがあるか
- 鮮やかな緑色をしているか
- 表面のイボが尖っているか
それでは、詳しく確認しましょう。
ポイント1|皮にハリとツヤがあるか
収穫から時間が経過したきゅうりは、水分が抜けて皮にハリとツヤがなくなります。
とくに、茎の周辺や先端の水分が抜けやすく、しなびて柔らかくなるのです。
きゅうりの表面をよく確認しましょう。
ポイント2|鮮やかな緑色をしているか
普段食卓に並ぶ緑色のきゅうりは、実が熟す前のものです。
きゅうりは収穫後、時間の経過とともに実が熟し、皮が黄色く変色していきます。
きゅうり全体が、均一に鮮やかな緑色をしているか確認してください。
ポイント3|表面のイボが尖っているか
きゅうりの表面にあるトゲのようなものが、イボです。
収穫から時間が経過すると、きゅうりの水分が抜けてイボが陥没します。
鮮度を確認する際、表面のイボが尖っているか確認しましょう。
品種によって、表面にイボがないきゅうりがあります。
イボがない場合は、他のポイントで鮮度を確認してください。
【基本】きゅうりの保存方法
きゅうりは、常温、冷蔵、冷凍どの保存方法でも保存可能です。
涼しい季節は常温保存、気温が高い季節は冷蔵保存、長期保存には冷凍保存と、使い分けると良いでしょう。
きゅうりの保存方法と、保存期間は以下の通りです。
- 常温保存|2日
- 冷蔵保存|7日~10日
- 冷凍保存|1か月
保存方法をひとつずつ確認しましょう。
常温保存|2日
きゅうりを常温保存する場合は、涼しい季節に行いましょう。
常温保存のポイントは、以下の通りです。
- 冷暗所に保存する
- 乾燥対策をする
常温保存する場合は、高温を避け、乾燥を防ぎましょう。
手順は、以下の通りです。
- キッチンペーパーできゅうりの表面を拭く
- キッチンペーパーできゅうりを一本ずつ包む
- 冷暗所に立てて保存する
それでは、詳しく確認しましょう。
手順1|キッチンペーパーできゅうりの表面を拭く
きゅうりの表面に付いた汚れや水分は、カビが発生する原因になります。
カビが発生すると、きゅうりが傷む恐れがあるのです。
きゅうりの表面を拭いて、カビの発生を防ぎましょう。
手順2|キッチンペーパーできゅうりを一本ずつ包む
外気に触れると、きゅうりの乾燥が進みます。
キッチンペーパーできゅうりを包み、乾燥を防ぎましょう。
きゅうり全体を隙間なく包むことが、ポイントです。
キッチンペーパーがない場合は、新聞紙で代用してください。
手順3|冷暗所に立てて保存する
きゅうりは温度が高い場所で保存すると、徐々に実が熟して黄色く変色します。
熟したきゅうりは味が落ちるため、温度が高くなりやすいコンロ下は避けてください。
家庭では、床下収納やパントリーを利用すると良いでしょう。
気温が高い季節は、冷蔵保存を活用してください。
冷蔵保存|7日~10日
気温が高い季節は、冷蔵保存がおすすめです。
しかし、きゅうりをそのまま冷蔵保存すると、低温により中身が茶色く変色します。
冷蔵保存する際は、低温対策をしてきゅうりの鮮度を保ちましょう。
以下が、手順となります。
- キッチンペーパーできゅうりの表面を拭く
- キッチンペーパーできゅうりを一本ずつ包む
- きゅうりをポリ袋へ入れ、袋の口を軽く結ぶ
- 野菜室へ保存する
それでは、手順を確認しましょう。
手順1|キッチンペーパーできゅうりの表面を拭く
きゅうりの表面に付いた汚れや水分で、カビが発生する恐れがあります。
カビが発生すると、きゅうりが傷む原因となるのです。
きゅうりの表面を拭いて、カビの発生を防ぎましょう。
手順2|キッチンペーパーできゅうりを一本ずつ包む
きゅうりは、直接冷気にさらされると、低温により中身が変色します。
キッチンペーパーに包むことで冷気を遮断し、きゅうりの変色を防ぐことができるのです。
隙間があると効果が下がるので、きゅうり全体が隠れるように包んでください。
キッチンペーパーがない場合は、新聞紙を代用すると良いでしょう。
手順3|きゅうりをポリ袋へ入れ、袋の口を軽く結ぶ
結露しやすいため、密閉せず、袋の口は軽く結びましょう。
保存中は結露により、きゅうりが傷む恐れがあります。
定期的にキッチンペーパーを交換してください。
手順4|野菜室へ保存する
野菜室は冷蔵庫の中でも温度設定が高いので、低温に弱いきゅうりの保存に適しています。
できる限り、野菜室を利用しましょう。
野菜室がない冷蔵庫の場合は、冷蔵室に保存してください。
冷蔵室の場合は、冷気の吹き出し口付近を避けて保存すると良いでしょう。
冷凍保存|1か月
長期保存をするなら、冷凍保存がおすすめです。
きゅうりの水分をしっかり絞って保存すれば、シャキッとした食感をキープできます。
手順は、以下の通りです。
- きゅうりを水洗いしてスライスする
- スライスしたきゅうりを塩もみし、水気を絞る
- ラップに包み小分けにする
- ジッパー付きの保存袋に入れ、冷凍保存する
解凍する際は、自然解凍または流水で解凍してください。
それでは、手順を詳しく確認しましょう。
手順1|水洗いをしてスライスする
解凍後、すぐに調理できるよう、水洗いできゅうりの汚れを落としましょう。
きゅうりはスライスすると、水気が絞りやすくなります。
包丁やスライサーを活用して、薄く切りましょう。
手順2|塩もみしたら水気を絞る
塩もみには、効果が2つあります。
- 水分を出す
- 青臭さを軽減する
塩もみをすると、水分が抜けてきゅうりの食感が良くなります。
きゅうり特有の青臭さも軽減するので、旨味が増すのです。
塩もみ後は、きゅうりの水気をよく絞りましょう。
手順3|ラップに包み小分けにする
まとめて保存すると、きゅうりがくっついてしまいます。
きゅうりは、小分けにして保存しましょう。
手順4|ジッパー付きの保存袋に入れ、冷凍保存する
ラップだけでは隙間ができ、ラップ内に空気が入る恐れがあります。
空気が入ると、霜が付いたり、においが移ったりする原因となるのです。
保存する際は、ジッパー付きの保存袋に入れて、冷凍保存しましょう。
調理で余ったきゅうりの保存方法
調理で余ったきゅうりは、状態に応じて保存方法が異なります。
以下が、保存方法です。
- そのまま保存する
- カットして保存する
それでは、詳しく確認しましょう。
そのまま保存する場合
一度包丁で切ったきゅうりは、切り口から水分が抜けやすくなります。
切り口の乾燥を防いで保存すると良いでしょう。
手順は、以下の通りです。
- きゅうりをキッチンペーパーで包む
- キッチンペーパーの上からさらにラップで包む
- 野菜室へ保存する
保存期間は、冷蔵保存で3〜4日です。
キッチンペーパーとラップで包むと、乾燥だけでなく、冷蔵庫の冷気も遮断できます。
低温対策の役割もあるので、隙間なくきゅうりを包みましょう。
カットして保存する場合
カットしたきゅうりを保存する場合は、ひと手間加えると長持ちします。
きゅうりは塩もみをして水分を出し、水気をしっかり絞りましょう。
腐敗の原因となる水分をなくすことで、鮮度を保てます。
手順は、以下の通りです。
- カットしたきゅうりを塩もみする
- 水気を絞る
- ジッパー付きの保存袋または密閉容器に入れる
- 冷蔵保存する
保存期間は、冷蔵保存で5〜7日です。
さらに長持ちさせたい場合は、冷凍保存すると良いでしょう。
冷凍保存の場合は、1か月程度の保存が可能です。
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