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松葉茶にどんな効能があるのか気になったことはありませんか?
松葉茶の効能は、松葉茶の成分によってもたらされるものです。
この記事では、松葉茶の成分と効能をはじめ、美味しい淹れ方や飲むときの注意点を紹介しています。
松葉茶の効能や淹れ方を知って、美味しく楽しみましょう。
松葉茶とは?
松葉茶は、さわやかな香りが特徴的な健康茶です。
5~7月に摘まれた松の葉を乾燥させたお茶で、アカマツまたはクロマツが使用されています。
松葉茶は古代中国の頃から飲まれており、長寿の秘薬として仙人が普段から使用していたそうです。
松の葉を摘んできて、自分で松葉茶を作る人もいますが、毒性のある松もあるため、購入する方が安心でしょう。
松葉茶の効能は各成分の効能!
松葉茶の効能は、松葉茶に含まれる成分によるものです。
松葉茶には以下の成分が主に含まれています。
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンK
- ケルセチン
- クロロフィル
- ミネラル
- テルペン
それぞれの成分による効能について詳しく見ていきましょう。
ビタミンA|皮膚の粘膜などをサポートする
ビタミンAには、皮膚や粘膜が正確に機能するようサポートする働きがあります。
ビタミンAのそのほかの主な働きは以下の通りです。
- 視力を維持する
- 聴覚を維持する
- 動脈硬化を予防する
ビタミンAを過剰摂取すると、めまいをはじめ、頭痛や関節痛、骨密度の減少などの症状が出ることがあります。
ただし、通常の食事であれば問題ないとされているため、松葉茶を日常的に飲む程度であれば問題ないでしょう。
ビタミンC|コラーゲンを生成する
ビタミンCとは、水溶性ビタミンのひとつです。
水溶性ビタミンは水に溶けやすい性質を持っているため、お茶やスープなど水分と一緒に摂取すると体内に取り入れやすくなります。
そのため、松葉茶はビタミンCを摂取しやすいといえるでしょう。
ビタミンCを摂取すると、コラーゲンを生成し、シワの予防やケガの治りをよくするなどの働きが期待できます。
ビタミンCのそのほかの主な働きは以下の通りです。
- メラニンの生成を抑制する
- 鉄の吸収をサポートする
- 動脈硬化を予防する
- 白内障を予防する
- ストレスを緩和する
ビタミンCには、活性酸素を抑えることで、メラニンの生成を抑制したり白内障を予防したりする働きがあります。
ビタミンCを過剰摂取すると、腹痛や下痢、吐き気などの症状が出ることがあるため注意が必要です。
ただし、通常の食事であれば問題ないとされているため、松葉茶を日常的に飲む程度であれば問題ないでしょう。
ビタミンK|骨を維持する
ビタミンKはカルシウムが骨から排出するのを抑える働きをします。
ビタミンKのそのほかの主な働きは以下の通りです。
- 骨密度をアップする
- 血液を固める
血液を固める働きは、ケガをしたときに自然に血を止める役割を担っています。
ケルセチン|動脈硬化を予防する
ケルセチンはポリフェノールのひとつです。
ポリフェノールは抗酸化物質であり、抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、老化の原因である活性酸素を取り除いて、体が酸化してしまうのを抑えることです。
抗酸化作用によって、動脈硬化の予防や血液を改善する働きがみられます。
ケルセチンのそのほかの主な働きは以下の通りです。
- 高血圧を予防する
- 関節の痛みを緩和する
- 血流を改善する
- 脂肪の分解を促進する
- コレステロールを減少させる
関節の痛みを緩和するのは、ケルセチンの持つ抗炎症作用によるものです。
クロロフィル|コレステロールを下げる
クロロフィルは別名「葉緑素」と呼ばれる緑色色素のことをいいます。
緑色色素とは、植物の葉や海藻、緑色の野菜などの天然の緑色をした色素のことです。
クロロフィルはコレステロールを下げ、血行を促進します。
クロロフィルのそのほかの主な働きは以下の通りです。
- 高血圧を予防する
- 貧血を予防する
- 筋肉を維持する
- 胃腸の老廃物を排出する
- 胃腸の粘膜を修復する
クロロフィルは酸素と血液の循環をサポートするため、貧血の予防につながります。
クロロフィルを過剰摂取すると、皮膚炎などの原因になることがあるので注意が必要です。
ただし、通常の食事であれば問題ないとされているため、松葉茶を日常的に飲む程度であれば問題ないでしょう。
カルシウム|骨粗しょう症を予防する
カルシウムはミネラルのひとつです。
カルシウムを摂取すると、常に新しい骨がつくられるため、骨粗しょう症の予防につながります。
カルシウムのそのほかの主な働きは以下の通りです。
- 歯をつくる
- 骨をつくる
- 血液を固める
- スムーズに動けるように筋肉を収縮させる
- ストレスを緩和させる
ケガをしたときに自然に血を止めるのが、血液を固める働きです。
カルシウムは、ビタミンDと一緒に摂取すると吸収がよくなります。
松葉茶を飲むときは、ビタミンDを含む食品と一緒に摂取するのがおすすめです。
鮭や鯖などの魚やきのこ、チーズなどを一緒にいただくとよいでしょう。
カルシウムを過剰摂取すると、高カルシウム血症や泌尿器系の結石、便秘、鉄などの吸収を阻害するといった症状が出ることがあります。
ただし、通常の食事であれば問題ないとされているため、松葉茶を日常的に飲む程度であれば問題ないでしょう。
マグネシウム|骨の成長をサポートする
マグネシウムは、カルシウムと作用しながら骨をつくり、骨の成長をサポートします。
マグネシウムのそのほかの主な働きは以下の通りです。
- 高血圧を予防する
- 片頭痛を予防する
- 体温を調節する
- 筋肉を収縮させる
マグネシウムを過剰摂取すると、下痢の症状が出ることがあります。
ただし、通常の食事であれば問題ないとされているため、松葉茶を日常的に飲む程度であれば問題ないでしょう。
テルペン|リラックスさせる
テルペンは精油の成分のひとつです。
松のテルペンの主な成分であるα-ピネンによって、リラックスできます。
テルペンのそのほかの主な働きは以下の通りです。
- 炎症を抑える
- 高血圧を予防する
松葉茶を飲む際の注意点は?
松葉茶を飲むときに注意すべきことは、以下の2つです。
- アレルギーを持っている人が摂取すること
- カフェインが含まれていること
それぞれ詳しく確認していきましょう。
松のアレルギーの人は摂取に注意!
松葉茶は松を使用して作られているため、松のアレルギーを持っている場合はアレルギー症状が出ることがあります。
アレルギー症状は、喉の痛みや吐き気、下痢などです。
松のアレルギーを持っている場合は、医師に相談するなどして摂取に細心の注意を払いましょう。
松葉茶に含まれる微量のカフェインに注意!
松葉茶には微量のカフェインが含まれています。
緑茶や紅茶、コーヒーなどと比較した場合、松葉茶のカフェイン含有率は少量です。
しかし、妊娠中など、カフェインの摂取が気になる方は避けた方がよいでしょう。
【豆知識】美味しい松葉茶の淹れ方をご紹介
松葉茶を美味しく淹れるには、ちょっとしたコツが必要です。
松葉茶を美味しく淹れるコツは2つあります。
- 水と茶葉の比率を守ること
- 煮出す時間を厳守すること
それでは、手順を詳しく見ていきましょう。
1.鍋またはやかんに松葉茶を5~15gと水を1L入れる
2.松葉茶を入れた水を沸騰させる
3.1~2分煮出す
4.鍋またはやかんを火からおろす
5.茶こしで茶葉を濾しながら、カップに松葉茶を注ぐ
最後に茶こしでしっかり茶葉を濾すと、雑味なく美味しい松葉茶がいただけます。
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