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全国でも高い知名度を誇り、大人気のいちご「あまおう」。
そんな「あまおう」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
「あまい」や「おおきい」といったものから「高い」という言葉をイメージされる方も多いでしょう。
「あまおう」はおおきくてまるく、かわいらしい見た目やおいしさから大人気の高級ブランドです。
この記事では、高い知名度から幅広くイメージされている「あまおう」が、どんないちごなのか、その魅力を詳しく解説していきます。
「あまおう」ってどんなブランド?
いちごの高級ブランドとして知られる「あまおう」は、その特徴としてどんなものがあるのでしょうか。
ここからは、「あまおう」がどんなブランドなのか紹介していきます。
「あまおう」の名前の意味
甘いいちごの王様で「あまおう」だと思われがちですが、「あまおう」の名前の由来を知っているでしょうか。
「あまおう」は特徴として、
- あかい
- まるい
- おおきい
- うまい
の四拍子揃ったいちごでそれぞれの頭文字を合わせて、「あまおう」と名付けられています。
もともとは、福岡県内での公募によって命名されました。
「甘いいちごの王様になれるように」という願いも込められています。
じつはこの「あまおう」という名前は商標名であり、品種名ではありません。
品種名は「福岡S6号」といい、「久留米53号」と「92-46」の交配で生まれた「とよのか」や「さちのか」、「女峰」の種を系統にもつ苺のサラブレッドです。
それまで、福岡の主力品種だった「とよのか」には、着色の質が安定しないなどの欠点があり、より高品質ないちごを目指して「あまおう」は開発されました。
「あまおう」の産地
「あまおう」の産地は、福岡県です。
福岡県でのみ栽培や販売ができ、「あまおう」のいちご狩りも福岡県でしかできません。
また、「あまおう」は福岡県がJAふくれんに苗の生産許可を出しており、苗もJA及びふくれんからのみ購入できます。
このように「あまおう」は徹底した栽培管理がされており、福岡県のブランド力の向上、品質の低下を防ぐことで、「あまおう」を守っているのです。
「あまおう」の旬はいつ?
「あまおう」は12月頃から5月頃まで出回ります。
市場に出回る時期から、いちごの旬を冬だと思っている方も多いのではないでしょうか。
いちご本来の旬は3月から4月で、出荷のピークもこのあたりの時期となり「あまおう」も同様です。
本来、冬は旬ではないいちごですが、大型暖房機やビニールハウスなどの春のような環境を作る促成栽培が普及したことで、冬にもいちごを収穫できるようになりました。
なぜ、春が旬のいちごをわざわざ人工的な環境に頼ってまで、生産するのでしょうか。それは、12月にクリスマスケーキ用にいちごの需要が爆発的に増えるからです。
そのため現在では、冬から初夏まで長い期間おいしいいちごを食べることができます。
「あまおう」の3つの等級
あまり知られていませんが、「あまおう」にはグランデ、デラックス、エクセレントの3つの等級があります。
形状や大きさ、赤色のつやや輝きなどから等級が分類されており、価格もそれぞれ異なりますが、どの等級のものでも、一般のいちごと比べ高級です。
どれも一般のスーパーでは手に入りにくく、販売場所は、農家直売、デパートや大手ショッピングモールなどになります。
しかし、エクセレントは希少価値が高く、なかなかお目にかかることはできません。
購入を考えるのであれば、事前に予約をしておくのが良いでしょう。
「あまおう」の値段
「あまおう」は値段の高さから広く知られている、高級ブランドです。
「あまおう」は等級によって値段が異なり、一般的なグランデはおよそ1,500円〜2,000円、デラックスで3,000円前後、エクセレントで4,000円前後で購入することができます。
他の品種のいちごと比較しても、「あまおう」の値段の高さが分かりますね。
「あまおう」の魅力
いちごの高級ブランドとして人気の「あまおう」ですが、その魅力には一体何があるのでしょうか。
ここから、「あまおう」の魅力についてご紹介していきます。
甘味と酸味のバランスが抜群
他の品種と比べて、糖度の高さはそこまで高くはありませんが、絶妙に酸味とのバランスが良く、香り高い濃厚な味わいを楽しむことができます。
高級感のある見た目
「あまおう」は、果実が赤く、つやが良いのでとても高級感のある見た目をしています。
赤くて大きく丸い、かわいらしい見た目は、ギフトとして送っても喜ばれますよ。
大満足の重量感
「あまおう」の魅力はその大満足の重量感にあり、食べ応えも抜群です。
じつは、「あまおう」は世界最重量のいちごとして、ギネスワールドレコードにも認定されています。大きくて重量感もあるので、一粒でとっても満足できますよ。
おすすめの食べかた・選び方
いちごは同じ品種でも、一粒一粒甘いものや酸っぱいものなど個体差がありますよね。
しかし、せっかく値段の高い「あまおう」を買うのなら、おいしいものを選びたいです。
ここでは、「あまおう」のおいしい食べ方やおいしいものを選ぶ見分け方を紹介していきます。
「あまおう」は部位や大きさによって味が違う?
いちごは、へたのついている方から、先端にいくほど糖度は高くなっていきますので、部位によって甘さは異なります。
また、「あまおう」は小さいものほど酸味が強く、大きいものほど酸味が薄れる傾向があることも知っておくと選ぶ際に便利です。
おすすめの食べ方
ヘタをつけたまま、食べる直前に流水で軽く洗っておきます。
食べる時は、ヘタがついていた方から口に入れてください。
いちごは先端にいくほど糖度が高くなるため、先端を最後に食べると甘味が最後まで口に広がります。
保存する場合は、洗わずに冷蔵庫で保存してください。
洗ってヘタを取り、冷凍用のビニールなどに入れて、1つずつ離して保存しておくと香りを失わずに、おいしさを保つことができます。
2、3日以内に食べきるようにしましょう。
おいしい「あまおう」を見分けるための3つのポイント
- 先端がまるいもの、平たいもの
- 表面のつや
- ヘタのへたり具合
先端がまるいもの、平たいものを選びましょう。
いちごは先端にいくほど糖度が高くなるため、先端が大きいものが甘くておいしいいちごだとわかります。
表面のつややてかり具合は注意して見ておくと良いです。
表面のつやでいちごの鮮度が分かります。
濃い赤い色で、てかり具合が良いものを選ぶと良いでしょう。
ヘタの反り具合で鮮度と甘さの両方が分かります。
鮮度が良いものはヘタが反っているものです。
おいしく育ったいちごはヘタの付け根が盛り上がっています。
ヘタの付け根が盛り上がり、種のないスペースが広がって見えるいちごが甘いいちごだと分かります。
おすすめの購入方法
スーパーなどで購入するよりも新鮮な「あまおう」を食べることができる、産地直送のネット通販がおすすめです。
時期が合えばJAが運営する「JAタウン」でも購入することができるので、気になる地域のいちごを探してみてください。
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