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ゆで卵を作って失敗した経験はありませんか。
ゆで卵の調理は意外と難しく、ゆでている間に卵が割れてしまったり、好みの黄身の状態にならなかったりします。
しかし、調理のポイントさえ押さえれば、ゆで卵を失敗せずに作ることは難しくありません。
この記事では、ゆで卵の基本的な作り方や調理のポイントについて紹介します。
フライパンや電子レンジを使った調理方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ゆで卵を作るときのポイント
ここでは、ゆで卵を調理する際のポイントを紹介します。
黄身の状態をコントロールするコツや、卵の殻をきれいにむくコツのほか、ゆで卵の時短調理法についても解説しているので参考にしてみてください。
ゆで卵は水から作る?お湯から作る?
ゆで卵を水から作るかお湯から作るかに正解はなく、それぞれの方法にメリットがあります。
水から作るメリットは、卵と水の温度差が少ないため加熱しても卵の殻が割れづらいことです。
卵の殻は急激な温度差に弱いので、冷蔵庫から出したばかりの冷えている卵は水からゆでるのをおすすめします。
お湯から作るメリットは、黄身の状態をコントロールしやすいことです。
お湯に卵を入れるタイミングで時間を計り始めるため、水から作るよりもゆで時間を正確に計ることができます。
それぞれのメリットを把握した上で、自分に合ったゆで方を選びましょう。
卵は常温に戻す?
冷蔵庫から取り出したばかりの卵は冷えているため、常温に戻してあげたほうが水との温度差が少なくなり、ゆでる際に殻が割れづらくなります。
冷蔵していた卵は、10分程度常温で置いてから調理するのがよいでしょう。
また、水から作ると徐々に卵が温められるので、お湯から作るよりも殻が割れにくくなります。
ゆで時間で黄身の状態をコントロールする
ゆで卵の黄身の状態は、ゆで時間を調節することでコントロールできます。
ゆで時間は水から作る場合とお湯から作る場合で異なるので注意しましょう。
水から作る場合
- トロッとした卵:4分
- 半熟卵:6分
- 固ゆで卵:10分
ゆで時間は、鍋の水が煮立ってから計ります。
また、黄身の状態をコントロールするために弱火で卵をゆでてください。
火加減が強いままゆでると、黄身が固くなりすぎてしまいます。
お湯から作る場合
- トロッとした卵:6分
- 半熟卵:8分
- 固ゆで卵:10分
沸騰したお湯に卵を入れたら、すぐにゆで時間を計ります。
お湯から作る場合は、中火で卵をゆでましょう。
火加減が弱いと、黄身にしっかりと火が通らないことがあります。
卵の先端にヒビをいれる、穴を空ける
卵の殻にヒビまたは穴を空けると、卵の殻がむきやすくなります。
これは卵の内部に含まれる二酸化炭素がヒビまたは穴から抜けるため、卵が膨張せず白身と薄皮がくっつくのを防いでくれるためです。
穴を空けるときは画びょうや縫い針を利用し、緩やかな丸みがある方の先端に空けましょう。
気室と呼ばれる空気の層があるため、ヒビや穴を空けても中身が流出しません。
ヒビを入れる場合は、スプーンの背で軽く叩いてください。
鍋に酢を入れる
ゆで卵を作る際に、鍋に酢を入れてから卵をゆでるのもポイントです。
酢には白身を凝固する作用があるので、加熱中に殻が割れても白身が流出するのを防いでくれます。
鍋に加える酢は水1Lに対して大さじ1~2杯程度が目安で、卵に味や香りが付くことはないので安心してください。
また、酢には卵の殻を柔らかくし殻をむきやすくする効果もあります。
菜箸で優しく卵を転がす
卵をゆでる際、菜箸で優しく卵を転がしてあげると黄身が片側に寄ってしまうのを防げます。
黄身の位置が中心になるので、断面のきれいなゆで卵を作りたい方におすすめです。
卵を鍋に入れたら、2分〜3分ほど優しく転がしてあげましょう。
時短で作るには?
ゆで卵を時短で作るには、卵を蒸らして作る方法がおすすめです。
卵を入れた鍋に、底から1cm程の高さまで水を入れ、蓋をして加熱しましょう。
水の量が少なくて済むので、沸騰までの時間を短縮できます。
少量の水で中まで火を通すために、加熱後も蓋をしたまま蒸らしてください。
蒸らし時間の目安は、黄身がトロッとした卵が3分、半熟卵が5分、固ゆで卵が10分です。
ゆで卵の基本的な作り方【水からゆでる場合】
手順
- 卵の先端にヒビまたは穴を空ける
- 鍋に卵と水、少量の酢を入れる
- 中火で加熱する
- 2~3分菜箸で卵を優しく転がす
- 鍋が煮立ったら弱火にする
- 時間を計り、好みの黄身の固さになるまで卵をゆでる
- ゆでた卵を冷水で冷やす
水からゆでる場合は、冷蔵した卵でも常温の卵でも調理可能です。
鍋が煮立ったあとは、必ず弱火にして卵をゆでましょう。
火加減が強いと、黄身が固い仕上がりになってしまいます。
また、好みの黄身の状態に合わせて、ゆで時間を調節してください。
沸騰してからのゆで時間の目安は、黄身がトロッとした卵が4分、半熟卵が6分、固ゆで卵が10分です。
ゆで卵の基本的な作り方【お湯からゆでる場合】
手順
- 卵の先端にヒビまたは穴を空ける
- 鍋に水を入れて沸騰させ、少量の酢を入れる
- 卵をおたまに乗せ、鍋にそっと入れる
- 時間を計り、好みの黄身の固さになるまで中火で卵をゆでる
- 2~3分菜箸で優しく卵を転がす
- 冷水で卵を冷やす
お湯からゆでる場合は、冷えている卵を使うと温度差により殻が割れることがあるので注意しましょう。
冷蔵庫から出したばかりの卵を使う場合は、常温に戻してから使用するのがおすすめです。
また、鍋に卵を入れる際は、おたまに乗せてそっと入れてあげると殻が割れる心配がありません。
ゆで時間の目安は、黄身がトロッとした卵の場合は6分、半熟卵の場合は8分、固ゆで卵の場合は10分です。
フライパンを使ってゆで卵を作る方法
手順
- フライパンに卵を入れる
- フライパンの底から1cm程の高さまで水を入れる
- 蓋をして中火で加熱する
- 沸騰したら中火のまま5分加熱する
- 火を止めて好みの固さになるまで蒸らす
- 冷水で卵を冷やす
フライパンを使ってゆで卵を作る方法は、時短調理になります。
加熱から蒸らし終えるまでは、蓋を開けずに調理を進めましょう。
蓋を開けるとフライパンの温度が下がり、卵に火が通らず失敗する原因となります。
卵を蒸らす時間の目安は、黄身がトロッとした卵が3分、半熟卵が5分、固ゆで卵が10分です。
電子レンジを使ってゆで卵を作る方法
手順
- 常温に戻した卵にヒビまたは穴を空ける
- アルミホイルで卵を包む
- 耐熱容器に卵を入れる
- 卵全体が浸かるように水を入れる
- 耐熱容器にラップをふんわりと掛ける
- 電子レンジを500Wに設定し、5分加熱する
- 加熱後、電子レンジの中で5分置く
- アルミホイルを外し、冷水で卵を冷やす
電子レンジでゆで卵を作る際は、卵の破裂とアルミホイルの取り扱いに注意してください。
卵の破裂を防ぐため、必ずアルミホイルで卵全体を包んでから加熱しましょう。
また、アルミホイルは、そのまま電子レンジで加熱すると発火する恐れがあります。
発火を防ぐため、アルミホイルが隠れるまで耐熱容器に水をたっぷり入れてください。
耐熱容器がない場合は、マグカップで代用するとよいでしょう。
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