里芋の冷凍方法|冷凍のメリットやコツ、おすすめレシピを紹介

里芋の冷凍方法|冷凍のメリットやコツ、おすすめレシピを紹介

イモ類の中でもカロリーと糖質が低く、ヘルシーなことで知られる里芋。

保存方法がわからず放置していたら、カビが生えてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

冷凍すると、食感を大きく損なわずに長期間保存できるため、余った里芋は冷凍保存がおすすめです。

本記事では、里芋の正しい冷凍方法や冷凍するメリットを紹介します。

冷凍里芋の活用レシピも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

煮物や汁物などでよく使われ、特有のねっとりとした食感が魅力の里芋。調理法によって食感の変わる里芋は、他の芋類とは異なる味わいをもち、他に変わりのきかない食材の一つです。今回の記事では、そんな里芋に含まれる豊富な栄養素や美味しい里芋の見分け方、保存方法、調理法などをまとめてお伝えしていきます。

里芋を冷凍するメリット

里芋を冷凍するメリット

里芋を冷凍保存するメリットは、下記の通りです。

  • 保存期間が延びる
  • 食感・風味の劣化を防げる
  • 料理の時短に繋がる

里芋はイモ類のため、ジャガイモやサツマイモのように常温保存も可能です。

しかし、常温保存は里芋が室温の影響を大きく受けます。

室温次第では里芋の寿命を縮めたり、食感・風味を劣化させたりする可能性が高いです。

また、皮をむかずに常温保存していると劣化に気が付くことが難しくなります。

そのため、里芋をすぐに使い切れない場合は、小分けにして冷凍することがおすすめです。

手間をかけずに冷凍する方法もあるため、余った里芋でお困りの方は冷凍保存方法をチェックしてみてください。

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里芋の冷凍方法

里芋の冷凍方法

里芋は分厚い皮に覆われていることから、保存の際には皮をむいた方が良いのか、洗って良いのかなどで迷われる方が多いでしょう。

以下では里芋を冷凍する手順を、生のまま保存する場合と加熱後冷凍する場合、調理済みの里芋を冷凍する場合の3つのケースに分けて詳しく紹介します。

生のままの保存と加熱後未調理状態で保存する場合は約1か月、調理済みの里芋を冷凍する場合は約2週間を目途に食べきるようにしてください。

生のまま冷凍する方法

まだ加熱も皮むきも行っていないのであれば、皮をむかずに生のまま冷凍がおすすめです。

生のまま冷凍するメリットは、加熱や調理の手間がかからず簡単なこと。

里芋を生のまま冷凍する手順は、下記の通りです。

  1. 皮が付いたままの里芋をしっかりと洗い、泥を落とす
  2. キッチンペーパーで表面の水気を拭き取る
  3. 里芋1つ1つを個別にラップで包む
  4. ラップで包んだ里芋を食品保存用袋に入れ、冷凍庫へ

生のまま冷凍する場合のポイントは、里芋1つ1つを個別にラップで包むこと。

保存時に個別に包んでおくことで、使用時に必要な分だけさっと取り出せます。

里芋を生のまま冷凍する場合の保存期間の目安は、約1か月です。

期限内を目途に食べきるようにしましょう。

加熱後冷凍する方法

解凍後の手間を極力省きたい場合は、加熱後冷凍する方法がおすすめです。

また、すでに里芋の皮をむいて加熱している場合にもこの方法が使えます。

  1. 里芋を洗って表面の汚れを落とし、中心部にぐるっと一周切り込みを入れる
  2. 鍋に里芋が沈むくらい水を入れ、沸騰するまで強火にかける
  3. 沸騰したら中火に弱めて竹串がすっと刺さるようになるまで煮る(目安は10~15分)
  4. 里芋の熱を冷まし、1で切り込みを入れた部分から皮をむく
  5. 適度なサイズにカットし、キッチンペーパーで表面の水気を拭き取る
  6. そのまま食品保存用袋に入れ、冷凍庫へ

加熱後冷凍する方法のポイントは、最初に切り込みを入れること。

茹でる前に切り込みを入れておくことで加熱後の皮むきが簡単になります。

里芋を加熱後冷凍した場合の保存期間の目安は、約1か月です。

調理済みの里芋を冷凍する方法

里芋を既に煮物などへ調理している場合でも、冷凍保存することが可能です。

調理済みの里芋を冷凍する手順を紹介します。

  1. 里芋の熱を冷まし、小分けにして保存容器に入れる
  2. 保存容器を冷凍庫へ

調理済みの場合は、熱を冷ました後で冷凍庫に入れるだけです。

小分けにしなくても問題ありませんが、保存時に小分けにしておくことで解凍・盛り付けを時短できます。

保存期間の目安は、約2週間。

簡単ですが未調理状態よりも保存可能期間が短いため注意が必要です。

調理済みの里芋は傷みやすいため、必ず保存期間内に食べきるようにしてください。

解凍する際は十分に加熱することが大切です。

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冷凍里芋の解凍方法|凍ったままでもOK

冷凍里芋の解凍方法|凍ったままでもOK

冷凍した里芋は、電子レンジで簡単に解凍できます。

電子レンジで加熱する時間の目安は、皮をむいて冷凍している里芋が600Wで1~2分、皮付き里芋が600Wで2~3分、調理済み里芋が600Wで3~4分です。

様子を見ながら加熱してください。

電子レンジにかける際は、保存容器が電子レンジに対応しているか確認しましょう。

なお、皮をむいた状態で冷凍した里芋は、電子レンジで解凍せずに凍ったまま料理に使っても問題ありません。

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冷凍里芋で作るおすすめレシピ3選

冷凍里芋で作るおすすめレシピ3選

冷凍した里芋は、さまざまな調理方法でおいしくいただけます。

冷凍した里芋を使って簡単に作れるおすすめのレシピを3つ紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。

人気の定番!里芋の煮物

里芋料理の定番、おいしい煮物のレシピです。

材料(2人分)

  • 里芋 8個(400g)
  • 醤油 大さじ2
  • 砂糖 大さじ2
  • みりん 大さじ2
  • 和風顆粒だし 小さじ1/3
  • 水 200ml

作り方

  1. 冷凍里芋の皮をむき、一口大に切る
  2. 鍋に全ての材料を入れ、混ぜて馴染ませながら中火にかける
  3. 沸騰したら鍋に蓋をして弱火で15分ほど煮る
  4. 煮汁が少なくなり、里芋に竹串がすっと刺さるようになったら完成

お好みでにんじんやスルメイカ、こんにゃくを加えるなどのアレンジが可能です。

長く煮るほど味が染み込み濃くなるため、薄口がお好みの場合は早めに切り上げてください。

里芋のぬめりが苦手な場合は、鍋に入れる前に塩もみと下ゆでをするといくらかぬめりを軽減できます。

簡単15分!里芋のポテトサラダ

ポテトサラダはジャガイモで作るのが一般的ですが、里芋で作ってもおいしくできます。

材料と作り方は以下の通りです。

材料(2人分)

  • 里芋 5個(250g)
  • きゅうり 1/2本
  • 玉ねぎ 1/4個
  • マヨネーズ 大さじ3
  • 塩 少々
  • コショウ 少々

作り方

  1. 冷凍里芋を耐熱皿に載せ、電子レンジで解凍する
  2. 里芋の皮をむき、粗目に潰す
  3. きゅうりと玉ねぎを薄切りにする
  4. 潰した里芋ときゅうり、玉ねぎ、調味料を混ぜ合わせる

里芋で作ったポテトサラダは、ねっとりとした口当たりを楽しめることが特徴です。

里芋をしっかり潰すと口当たりがよくなり、塊が残るよう粗目に潰すとボリュームが出せます。

お好みでにんじんやツナを加えるなど、アレンジの幅は広いです。

おつまみに最適!里芋の唐揚げ

里芋の唐揚げは、おつまみにもおかずにも最適です。

混ぜ合わせた調味料に漬け込んで、衣を付けて揚げるだけなので簡単に作れます。

材料(2人分)

  • 里芋 5個(250g)
  • 片栗粉 適量
  • 揚げ油 適量
  • 醤油 大さじ2
  • 酒 大さじ2
  • みりん 大さじ2

作り方

  1. 冷凍里芋を耐熱皿に載せ、電子レンジで解凍する
  2. 里芋の皮をむき、1口大に切る
  3. 醤油・酒・みりんをボウルに入れ混ぜ合わせ、里芋を冷蔵庫で15分~1時間漬け込む
  4. 里芋に片栗粉をまぶして180度の油で揚げる

急ぎの場合漬け込み時間は15分で問題ありませんが、長く漬け込んだ方が味が染み込みおいしく仕上がります。

油の温度は揚げていくうちに変化するので、都度火を弱めるなどして焦げないよう注意していてください。

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まとめ

風味を損なわない里芋の冷凍保存方法と人気のレシピを紹介しました。

里芋は、ジャガイモやサツマイモなどのように常温保存も可能ですが、冷凍することで保存期間を最大1か月まで延ばせます。

常温保存は手間がかからず楽ですが、室内温度の影響を受けるため里芋の寿命を縮めたり、食感・風味を劣化させたりする原因になる可能性が高いです。

一度で使い切れない場合は、1つ1つ丁寧に冷凍保存して、さまざまな料理に取り入れてみてください。

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