かぼちゃの保存方法を徹底解説!丸ごと長持ちさせるコツもご紹介

かぼちゃの保存方法を徹底解説!丸ごと長持ちさせるコツもご紹介

かぼちゃを冷蔵庫に入れていたら、いつの間にかカビが生えていた経験はありませんか。

かぼちゃは保存法次第でカビを発生させずに、長期間保存できます。

水気と温度に注意するのが、かぼちゃを長持ちさせるポイントです。

この記事では、かぼちゃの保存方法と保存期間を、丸ごと・カットなどの状態ごとに紹介します。

保存中に傷んだかぼちゃの見分け方も説明するので、ぜひ最後までご覧ください。

ほっこり甘いかぼちゃ。料理はもちろんスイーツにも使われる、人気が高い野菜です。ところでかぼちゃの旬を知っていますか?人によって「かぼちゃは夏に採れるから夏が旬!」とも「冬至に食べるくらいだから冬が旬!」ともいいます。今回はそんなかぼちゃの旬についてご紹介していきます。

かぼちゃを丸ごと保存する場合

かぼちゃを丸ごと保存する場合

かぼちゃには固い皮があり、外部からの影響を受けにくいため、適切な方法であれば長期間保存できます。

ここではかぼちゃを切らずに、1つ丸ごと保存する方法を紹介します。

保存方法

丸ごとのかぼちゃは、以下の手順で保存できます。

  1. かぼちゃを新聞紙で包む
  2. 風通しのよい冷暗所で保存する

新聞紙で包むと、かぼちゃを乾燥から守り、水分を適度に保持する効果があります。

かぼちゃを新聞紙で包み、ヘタを上にして風通しのよい冷暗所に置くと、長期間の保存が可能です。

日の当たらない、10℃前後の場所が保存に向いています。

保存期間:約2ヶ月

丸ごとのかぼちゃは適切な場所を選べば、2ヶ月程度の保存が可能です。

かぼちゃの収穫の最盛期は夏ですが、食べ頃は秋から冬にかけての寒い季節とされています。

夏のかぼちゃを冬至に食べられるのも、かぼちゃの高い保存性のおかげです。

かぼちゃを切らずに丸ごと保存していると、熟成が進み、水分が抜けて甘味が増すため、よりおいしく食べられます。

かぼちゃを丸ごと保存するときの注意点

かぼちゃを切らずに丸ごと保存する場合でも、夏場は冷蔵庫の野菜室に入れましょう

保存時の適温が10℃前後であるかぼちゃは、猛暑が続くと、冷暗所であろうと常温での鮮度保持は難しいためです。

新聞紙に包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存すると、かぼちゃを傷ませる心配も少なくなります。

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カットかぼちゃを冷蔵保存する場合

カットかぼちゃを冷蔵保存する場合

カット済みのかぼちゃは、傷みやすいため常温保存には向きません。

かぼちゃを丁寧に下処理した後、冷蔵庫での保存が必要です。

ここではカットしたかぼちゃを、冷蔵庫で保存する方法を紹介します。

保存方法

カットかぼちゃを冷蔵庫で保存する方法は、以下のとおりです。

  1. タネとワタを取る
  2. 水気を取る
  3. ラップに包む

それぞれの工程を詳しく解説します。

①タネとワタを取る

カットしたかぼちゃから、タネとワタをスプーンなどで丁寧に取り除きます。

タネやワタの部分は水分が多く、とくに傷みやすいためです。

保存期間を伸ばすためには、カットかぼちゃはなるべく早くタネとワタを取り除いておきましょう。

スーパーなどで販売されているカットかぼちゃも、一度ラップを外して処理しておくことで、より長持ちさせられます。

②水気を取る

カットしたかぼちゃを保存する場合は、水気が大敵です。

水気が多い部分があると、そこから傷みやすくなります。

カットかぼちゃを洗う場合、皮の部分を水拭きするなどして、実の部分が濡れないように注意が必要です。

かぼちゃに水気があれば、ペーパータオルなどでしっかりと拭きとっておきます。

③ラップに包む

カットかぼちゃの下処理が済んだら、乾燥を防ぐためにラップで包みます。

切り口をぴったりとラップに密着させ、密閉容器に入れると、冷蔵庫の野菜室で保存できます。

タネとワタをくり抜いた部分は乾燥しやすく、傷みが早くなるので、全体に隙間なくラップで包むのが長持ちさせるポイントです。

2、3日で食べきる予定なら、食べやすい大きさに切り分けてから保存すると、調理しやすくなります。

保存期間:3~5日

カットかぼちゃを冷蔵で保存できる期間は、3~5日です。

かぼちゃはカットすると傷みが早く、気をつけていてもカビが生えやすくなります。

調理前には傷みがないか、しっかりと確認が必要です。

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カットかぼちゃを冷凍保存する場合

カットかぼちゃを冷凍保存する場合

カットしたかぼちゃを長期保存するには、冷凍がおすすめです。

ここでは、切ったかぼちゃを冷凍庫で保存する方法を紹介します。

保存方法

カットしたかぼちゃを冷凍するには、冷蔵と同様の下処理をします。

  1. タネとワタを取り除く
  2. 水気を取る

下処理後のかぼちゃを冷凍するには、大きく分けて3つの方法があります。

  • 生のまま冷凍する
  • 加熱して冷凍する
  • マッシュして冷凍する

それぞれ詳しく解説します。

生のまま冷凍する

時間のないときには、カットしたかぼちゃを生のまま冷凍保存します。

かぼちゃを使いたい料理に合う大きさに切って、1回分ずつラップに包み、保存袋に入れて冷凍します。

ラップと保存袋で二重に包むのは、かぼちゃの劣化を抑えるためです。

加熱して冷凍する

時間に余裕があれば、冷凍保存前に、かぼちゃを短時間加熱するのがおすすめです。

食べやすい大きさに切ったかぼちゃを固めに茹でて、完全に冷めてから水分を拭き取り、ラップと保存袋で包んで冷凍します。

火の通りも早く、調理しやすくなるので、時短調理にも向く保存方法です。

マッシュして冷凍する

生のかぼちゃに比べると、冷凍したかぼちゃは食感やおいしさが損なわれます。

しかし、マッシュしたかぼちゃなら冷凍後も、おいしさがキープできます。

かぼちゃをマッシュして冷凍する手順は、以下のとおりです。

  1. かぼちゃをやわらかくなるまで茹でる
  2. 熱いうちに木べらやマッシャーで潰す
  3. 完全に冷めたら少量ずつラップで小分けにする
  4. 保存袋に入れて冷凍庫で保存する

皮を除いてからマッシュすると、彩りがよいだけでなく、離乳食にも活用できます。

保存期間:約1ヶ月

冷凍庫で保存したかぼちゃは生・加熱済みにかかわらず、1ヶ月程度の保存が可能です。

保存袋に冷凍した日付を記入して、風味が損なわれる前に食べきるとよいでしょう。

冷凍庫に入れる際は、金属トレーなどに乗せて急速に凍らせると、かぼちゃのおいしさがより保たれます。

冷凍保存したかぼちゃの調理方法

冷凍保存したかぼちゃは、解凍せずに加熱調理するのがおすすめです。

解凍すると水分が抜けて食感が悪くなり、味も損なわれてしまいます。

切って冷凍したかぼちゃは、そのままフライパンや鍋に入れて調理可能です。

冷凍保存したかぼちゃは、冷蔵していたものよりもやわらかい食感に仕上がります。

シチューやグラタンなど、しっとりとした食感を楽しめる料理にはとくにぴったりです。

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保存中に傷んだかぼちゃの見分け方

保存中に傷んだかぼちゃの見分け方

かぼちゃは長期保存が可能な野菜ですが、保存状態やかぼちゃの品質によっては、傷みが早い場合もあります。

傷みを発見したらすぐに取り除き、残りの部分も傷んでいないか確認が必要です。

ここでは、保存中に傷んでしまったかぼちゃの見分け方を紹介します。

カビが生えていないか

丸ごと常温保存できるかぼちゃにも、カビが生えることがあります。

皮の部分が白く変色している場合はカビを疑い、中身まで傷んでいないか確認します。

カットしたかぼちゃでは、タネとワタを取り除いた部分にカビが生えやすくなります。

調理前に白や緑に変色した部分がないか、よく観察しましょう。

やわらかくなっていないか

丸ごとのかぼちゃを触ってやわらかくなっていたら、中身が腐っている可能性があります。

カットしたかぼちゃも、やわらかくて糸を引いているような場合は、傷んでいるため処分しましょう。

異臭はしないか

冷凍庫で保存したかぼちゃは、解凍したときに異臭を発することがあります。

食品を冷凍保存すると、微生物の繁殖による腐敗は防げますが、一切劣化しないわけではありません。

保存期間が長いと、水分が気化して「冷凍焼け」を起こしたり、脂質やタンパク質、色素などが酸化されたりするのです。

臭いが気になる場合は、カレーなどの香りの強い料理に使用すると、違和感なくかぼちゃを楽しめます。

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まとめ

かぼちゃは日持ちしやすい野菜です。

丸ごとのかぼちゃは、適した環境なら2ヶ月ほどは保存でき、熟成により甘味が増すメリットもあります。

カットしたカボチャも、丁寧に下処理をすれば保存期間を延ばせますし、冷凍保存もできます。

ぜひ、長持ちさせるポイントを抑えて、新鮮でおいしいかぼちゃを味わってみてください。

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