おすすめカクテル21種類!シチュエーション別に名前を一挙ご紹介

おすすめカクテル21種類!シチュエーション別に名前を一挙ご紹介

カクテルを飲んでみたいけれど何を選べばいいかわからない、という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、まずカクテルとはどういったものなのかをご紹介した後、21種類のカクテルをシチュエーション別にご紹介していきたいと思います。

スコッチやバーボンなど、名前を聞いたことはあっても違いや特徴が分からない人も多いのではないでしょうか。 そこで、この記事ではウイスキーの種類と特徴、おすすめの飲み方をご紹介します。

カクテルとは?

カクテルとは?

カクテルは、ベースとなるお酒に果汁やシロップなどを加え、混ぜて作るドリンクのことです。

数種類のお酒だけを混ぜるケースもあります。

カクテルは英語で「おんどりのしっぽ」を意味しますが、材料をかき混ぜるのに「にわとりのしっぽの羽」を使ったからなど、名前の由来は諸説あるようです。

カクテルの種類

カクテルの種類

カクテルの種類は、大きくショ-トカクテルとロングカクテルに分けられます。

ショートカクテルは、短時間で飲み切れるようにカクテルグラスにそそぐカクテルで、アルコール度数が高め。

ロングカクテルは、炭酸水などで割り、長細いグラスに注がれるカクテルで、アルコール度数が低めです。

カクテルの作り方

カクテルの作り方

カクテルには、主に4種類の作り方があります。

ステアはミキシンググラスで材料を混ぜる方法で、ショートカクテルを作る際に用います。

ビルドは、ミキシンググラスは使わず、直接使用するグラスの中で材料を混ぜる方法です。

主に、ロングカクテルを作る際に使います。

シェークは、シェーカーを振ることで、混ざりにくい材料などを混ぜたり、アルコール度数が高いお酒の刺激を抑えて飲みやすくしたりする方法です。

ブレンドは、ミキサー(バーブレンダー)を使用し、強力かつスピーディーに混ぜ合わせる方法です。

氷を加えてシャーベット状態にしたり、生のフルーツを混ぜてカクテルを作ったりする際に使用します。

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シチュエーション別おすすめカクテル

ではこれから、各シチュエーション別に、カクテルの名前・材料・作り方・由来・アルコール度数などをご紹介していきたいと思います。

食事にも合う!定番カクテル

食事にも合う!定番カクテル

食事と一緒にカクテルを飲むならば、アルコール度数が低めで、甘さ控えめのロングカクテルがおすすめです。

ご紹介するカクテルはオールデイカクテルなので、飲む場所や時間を選びません。

何を飲もうか迷った時に、注文するのもありです。

モスコミュール

ウォッカとライム・ジュース、ジンジャーエール(またはジンジャー・ビア)が材料のモスコミュール。

日本語に訳すと「モスクワのラバ」という意味ですが、アメリカ生まれのロングカクテルです。

度数は10~15度なので、意外と強くありません。正式には、銅製のマグカップで飲みます。

炭酸の刺激とライムの香りが爽やかな飲みやすいカクテルです。

ジントニック

ドライジンとトニックウォーターをステアし、ライムかレモンを添えたロングカクテルです。

植民地時代のインドで、イギリス人がマラリア予防に飲み始めたのがきっかけで誕生しました。

爽やかで、あまりクセが強くないため、いろいろな料理に合わせやすいのが特徴。

香辛料の入っているカレーとも好相性です。度数は10~15度です。   

モヒート

豪快につぶしたミントの葉がアクセントになっているモヒート。

ラム酒とソーダ、ライム、砂糖などが材料のロングカクテルです。

キューバ発祥のカクテルで、作家のアーネスト・ヘミングウェイが飲んでいたことでも知られています。

度数は16~25度。爽やかな飲み口なので、カルパッチョや肉料理などにも合います。

マルガリータ

テキーラ、ホワイトキュラソー(オレンジリキュール)、レモンジュース(またはライムジュース)をシェークしたショートカクテルです。

グラスのふちに塩をまぶすスノースタイルが特徴的。

考案者であるジャン・デュレッサー氏の亡き恋人の名前をとって命名されました。

度数は26~29度とやや高め。

氷と一緒にハンドミキサーにかけた「フローズンマルガリータ」やホワイトキュラソーをアガベシロップに代え、オンザロックで飲む「トミーズマルガリータ」は度数が低め(1~10度と16度~25度)です。

オレンジ系のフレーバーが入らないトミーズマルガリータは、食事に合わせやすいカクテルとして人気を博しています。 

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デートや女子会にぴったり!女性向けの甘いカクテル

デートや女子会にぴったり!女性向けの甘いカクテル

フルーティーでカラフルなカクテルは、見た目も華やかで、ロマンチック気分を盛り上げてくれます。

度数が低めのものが多いので、ふだんお酒を飲まないけれど、ちょっとほろ酔い気分を味わいたい方におすすめです。

食後酒のカルーアミルクは、デザート代わりに飲んでみてください。

ミモザ

シャンパンをそそいだフルート型のシャンパングラスに、オレンジジュースを加え、ビルドしたカクテルです。

ミモザの花に色が似ていることから、その名がつきました。

オレンジキュラソーも入れるのが正式という説もありますが、日本では入れないのが一般的です。

イギリスでは、タンブラーに氷を入れ、バックスフィズとして飲まれています。

度数は1~10度。お酒が弱い方におすすめしたいカクテルです。

ベリーニ 

フルート型のシャンパングラスにそそいだピーチネクター(桃のジュース)とグレナデンシロップを混ぜ、スパークリングワインを満たしたカクテルです。

ピーチネクターの代わりに生の桃を使うことやスパークリングワインを最初にそそぐこともあります。

1948年、ベネチアでイタリアの画家ベリーニの展覧会が開かれた際に、ハリーズバーの経営者が創作しました。度数は1~10度と低めです。 

カンパリオレンジ

氷の入ったタンブラーにイタリアのハーブリキュール・カンパリとオレンジジュースをそそぎ、軽く混ぜたカクテル。

ほろ苦さと甘酸っぱさの加減が絶妙です。

カンパリは、「The World’s Best Selling Classic Cocktails 2022 」で1位に選ばれたネグローニの材料としても知られています。度数は1~10度です。 

シンガポールスリング

ドライジンとチェリーブランデー、レモンジュースをシェークし、ソーダを加えたカクテルです。

チェリーブランデーをシェークせず、最後にそっと落とす作り方もあり、その場合は砂糖を加えてシェークします。

シンガポールスリングは、1915年、シンガポールのラッフルズホテルで生み出されました。

日本では、ラッフルズホテルのレシピとは異なり、ロンドンのサヴォイホテルのレシピを主に採用。

そのため、ラッフルズホテルのレシピで作られたカクテルはラッフルズスリングと呼ばれ、区別されています。

一般的なシンガポールスリングの度数は16~25度。

オリジナルと比べると、甘さ控えめでスッキリした味わいのカクテルです。

カルーアミルク

氷を入れたグラスにコーヒーリキュール(カルーア)と牛乳をそそぎステアして作るカクテルです。

アラビア語でコーヒーを表す俗語「カワ(qahwah)」が名前の由来といわれるカルーア。

アラビカ種のコーヒー豆抽出液やバニラ、カラメルなどを、サトウキビから作られるスピリッツに漬け込んで完成します。

度数は10~15度。

コーヒー牛乳みたいな見た目と味で女性に人気のカクテルですが、飲み過ぎにはご注意ください。

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カラフルで映える!トロピカルドリンク

カラフルで映える!トロピカルドリンク

トロピカルドリンクはトロピカルカクテルとも呼ばれ、1980年代にブームになったカクテルです。

熱帯産のフルーツを使うことから、この名がつきました。

ジンやウォッカなど無色透明のホワイト・スピリッツがベースのため、フルーツのカラフルさが引き立ち、とくに女性に人気のカクテルとなりました。

今もその当時の人気カクテルの何種類かは、お店で飲むことができます。

飾りに、南国のフルーツやお花などを使うのも特徴です。

マイタイ

ポリネシア語で「最高」を意味する、南国ムードただようカクテルです。度数は16~25度。

ホワイトラム、キュラソー、パイナップルジュース、オレンジジュース、レモンジュースをシェークし、クラッシュアイスが入ったグラスに投入。

最後に、ダークラムをフロート(色が混ざらないように、そそぎ重ねる)し、フルーツや蘭の花などを飾りつけします。

ストローを刺せば、完成です。 

チチ

「粋な」、「スタイリッシュな」を意味するアメリカの俗語が由来の、ハワイ生まれのカクテルです。

ウォッカ、ココナッツミルク、パイナップルジュースをシェークし、クラッシュアイスが入ったグラスにそそぎます。仕上げに、カットしたパイナップルとマラスキーノチェリーをグラスの縁に飾り、ストローを刺せばでき上がり。

味は甘口で、度数は1~10度と低めです。

ブルーハワイ

1957年に、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジというハワイのホテルのバーテンダー、ハリー・イーが生み出したカクテルです。

ホワイトラム、ブルーキュラソー、パイナップルジュース、レモンジュースをシェークし、クラッシュアイスが入ったグラスにそそぎます。

仕上げにカットしたパイナップルや蘭の花などを飾ればでき上がり。

ちなみに、オリジナルレシピだと、ラムの代わりにウォッカを使います。度数は16~25度です。

ピニャコラーダ

スペイン語で「裏ごししたパイナップル」を意味する、カリブ海生まれのカクテルです。

チチとほぼレシピが一緒で、ウォッカの代わりにラムを使います。

ホワイトラム、ココナッツミルク、パイナップルジュースをシェークし、クラッシュアイスが入ったグラスにそそぎます。

仕上げに、カットしたパイナップルとマラスキーノチェリーをグラスの縁に飾り、ストローを刺せばでき上がり。

度数は1~10度。他に、ジュースの代わりにカットパイナップルを使い、クラッシュアイスと一緒にミックスする「フローズンピニャコラーダ」というカクテルもあります。

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ハードボイルド小説の気分が味わえる!度数高めの大人カクテル

ハードボイルド小説の気分が味わえる!度数高めの大人カクテル

ハードボイルド小説は、感情表現を抑え、事実のみを無駄なく描く、乾いた文体の小説です。ちなみに、ハードボイルドは英語で「固ゆでの卵」を指します。

とくに有名なハードボイルド作家は、レイモンド・チャンドラー。チャンドラーの小説には、主人公のフィリップ・マーロウがお酒を飲むシーンが、たびたび登場します。

なお、作家のヘミングウェイは、ハードボイルドの元祖ともいわれています。

マティーニ

キング・オブ・カクテルと呼ばれるマティーニ。

名前の由来は諸説ありますが、イタリアの酒造メーカー、マルティーニ・エ・ロッシ社が自社製のベルモットを使ってカクテルを作る際、マルティーニ・カクテルと呼んだという説が最も有力です。

レシピの種類が豊富で、アメリカで1979年に出版された「ザ・パーフェクト・マティーニ・ブック」には、268種類のマティーニが紹介されています。

標準のレシピは、ドライジン3/4とドライベルモット1/4または4/5と1/5をステアし、カクテルグラスに注いでからレモンピールをしぼり、オリーブの実をのせます。

度数は35度程度、とかなり高いです。

ヘミングウェイの小説には、ジンとベルモットの割合が15対1という、超ドライなマティーニが登場。

フィリップ・マーロウも小説の中で飲んでいます。 

ギムレット

小説「長いお別れ」の「ギムレットには早すぎる」というセリフであまりにも有名なカクテルです。

レシピは、ドライジン3/4とライムジュース1/4をシェークし、カクテルグラスにそそぐだけ、と極めてシンプル

砂糖をティースプーン1杯分加えることもあります。

19世紀、イギリス海軍の軍医だったギムレット卿が、兵に支給されるジンはストレートで飲むと度数が強いので、ライムジュースで薄めて飲むように提唱したのがきっかけで生まれたといわれています。

「長いお別れ」に書かれているように、ジンとライムジュース(ローズ社製)を半分ずつ入れるのが、オリジナルのレシピです。

度数は26~30度と、やや高め。

英語で「錐(きり)」に例えられているように、鋭い切れ味が特徴のカクテルです。

フローズンダイキリ

ヘミングウェイのお気に入りカクテルです。

キューバのハバナにあるスラッピージョーというバーで誕生しました。

ホワイトラム、マラスキーノ、ライムジュース、砂糖とクラッシュアイスをミキサーまたはバーブレンダーにかけ、ソーサー型シャンパングラス(または大き目のカクテルグラス)に注いでミントの葉をのせ、ストローを刺せばでき上がり。

マラスキーノの代わりにホワイトキュラソーを入れたり、どちらも入れなかったりするレシピもあります。

度数は10~15度とやや低め。

酒豪だったヘミングウェイは、砂糖抜きのダブルで飲んでいたそうです。

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度数低め!ビールを使った飲みやすいカクテル

度数低め!ビールを使った飲みやすいカクテル

ビールは平均5度前後と、他のアルコールと比べ、度数が低いのが特徴です。

ビールでもアルコールが強いと思われる方やほろ酔い気分を味わいたい方には、ビールのカクテルがおすすめ。

ビールの苦みがまろやかになるので、ふだんはビールを飲まない方も、ぜひ試してみてください。

シャンディガフ 

イギリス生まれのカクテルです。

冷やしたビールをタンブラーにゆっくりそそぎ、その後、同量の冷やしたジンジャーエールをそっと満たして、軽くステアすれば完成。

イギリスではエール(上面発酵ビール)を使うのが一般的。

エールは香ばしい香りとほのかな甘みが特徴。

日本のビールの主流は下面発酵のピルスナーなので、まろやかで切れ味が良いのが特徴です。

度数は1~10度。ビールの苦みが苦手な方におすすめのカクテルです。

パナシェ

パナシェは「混ぜ合わせた」という意味のフランス語です。

冷えたビールに、同量の冷えた柑橘系の無色透明炭酸飲料(レモンスカッシュなど)をそそぎ、軽く混ぜればでき上がり。

度数は1~10度。ヨーロッパでは、レモネードで割るのが主流です。

レッドアイ

レッドアイは、お酒を飲み過ぎて、目が赤く充血した様子から名づけられたカクテルです。

冷えたトマトジュースをそそいだタンブラーに、同量のビールを満たし、軽く混ぜれば完成。

胃にやさしいトマトジュース入りなので、体をいたわりたい時にピッタリ。

度数は1~10度です。

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アルコールが飲めなくても大丈夫!雰囲気に酔えるモクテル

アルコールが飲めなくても大丈夫!雰囲気に酔えるモクテル

最近話題のモクテルは、ノンアルコールカクテルの新しい呼び方です。 

モクテルは、モック(「模倣する」を意味する英語)とカクテルを合わせた造語といわれています。

通常のカクテルのような見た目なので、モクテルを飲んでいると他の人にバレにくいのもメリット。

お酒に弱い方や翌日の朝早く出かけなければならない方におすすめのドリンクです。

シャーリーテンプル

1930年代の名子役にちなんで名づけられたモクテルです。

彼女が滞在していたハワイのホテルで誕生しました。

氷を入れたタンブラーにざくろ味の赤いグレナデンシロップをそそぎ、ジンジャーエールかレモネードを満たし、軽くステアすると完成です。

らせん状にむいたレモンの皮をタンブラーの中に入れ、端を馬の首に見立ててタンブラーの縁に掛ける(ホーセズ・ネック)場合は、最初にセットしておきます。

らせん状のレモンの皮の代わりに、スライスしたレモンを飾りとして使うことやレモンピールを絞ってかけることもあります。

シンデレラ

フランスでは「サンドリヨン」と呼ばれるモクテル。

名前の通り、シンデレラ気分が味わえる華やかなドリンクです。

レモンジュース、オレンジジュース、パイナップルジュースを同量入れてシェークし、カクテルグラスにそそげば完成です。

パイナップルのスライスをグラスの縁に飾ると、よりカクテルらしさが増します。

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