目次
「冷蔵庫に小松菜を入れておいたら葉がしおれてしまった」という経験はありませんか?
小松菜を長持ちさせたいなら、冷凍保存がおすすめです。
この記事では、小松菜を「生のまま冷凍する方法」と「茹でてから冷凍する方法」それぞれのメリットを解説します。
おいしい小松菜の選び方や、冷凍した小松菜を使った時短レシピも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
小松菜を冷凍保存するメリット
野菜には冷凍保存に向いているものとそうでないものがありますが、小松菜は冷凍しても食感が悪くならないので冷凍保存に向いています。
「冷凍すると栄養が落ちてしまうのでは?」と考える方もいらっしゃいますが、小松菜を冷凍保存しても栄養価はほとんど変わりません。
まずは、小松菜を冷凍保存したときのメリットを3つ紹介します。
メリット1|長持ちする
小松菜は、買ってきた状態で冷蔵庫に入れておくだけでは、徐々に鮮度が落ち栄養も失われてしまいます。
冷蔵庫は乾燥しやすいため、長く保存すると葉がしなびて黄色くなり味も落ちてしまうのです。
上手に冷凍保存をすることで、新鮮なまま栄養価も落とさずに長持ちさせることができます。
メリット2|節約になる
小松菜が新鮮なうちに全部使いきれないという方には、小分けして冷凍するのがおすすめです。
冷凍庫から必要な分を取り出せばいつでも新鮮な状態で利用できるので、余って捨てるということがなくなります。
食材を捨てないということは、フードロス削減にもつながります。
メリット3|時短できる
「冷凍してしまうと、解凍がめんどう」と感じる方もいるでしょう。
この記事で紹介する冷凍方法とレシピを参考にしていただければ、短時間で1品完成します。
冷凍小松菜をストックしておけば、簡単におかずが1品作れるのでとても便利です。
新鮮でおいしい小松菜選びのポイントは3つ
小松菜をよい状態で冷凍するには、新鮮でおいしい小松菜を選ぶことが重要です。
以下では、上手な小松菜選びのポイントを3つ紹介します。
ポイント1|葉の色が濃い
葉が濃い緑色で、色鮮やかな小松菜を選びましょう。
葉が黄色くなっているものは、鮮度が落ちて栄養も失われています。
ポイント2|葉が肉厚で張りがある
葉は肉厚で丸みがあり、やわらかいほうが甘みがあっておいしい小松菜です。
葉先までピンと張っている新鮮なものを選びましょう。
葉が大きすぎるものや葉脈が密集しているものは筋っぽく、食感がよくありません。
ポイント3|茎が太くしっかりしている
茎が太くしっかりしている小松菜を選ぶと、シャキシャキとした歯応えを楽しめます。
茎の色は白っぽいものではなく、薄い緑色のものを選びましょう。
小松菜の栄養を逃さず冷凍保存する方法と保存期間
小松菜は生のままでも茹でてからでも冷凍可能です。
以下ではそれぞれのメリットと上手な冷凍方法、保存期間を解説します。
栄養を逃したくないなら|生のまま冷凍
購入したときのまま栄養を落とさずに長持ちさせたい方は、生のまま冷凍するのがおすすめです。
小松菜が新鮮なうちに冷凍してしまえば、うまみも逃げません。
生のまま冷凍する手順は以下のとおりです。
- 小松菜を水洗いし、茎の根元の土を落とす。
- 水気を切り、キッチンペーパーで残った水気を拭き取る。
- 4〜5cmの食べやすい大きさに切る。
- 1回で使い切れる量に小分けし、やさしくラップで包む。
- フリーザーバッグに入れて空気を抜き、冷凍庫でつぶれないように保存する。
水気をよく拭き取らないと霜がついて味が落ちたり、固まって使いにくくなったりします。
生のまま冷凍した場合は葉が崩れやすいので、2〜3週間を目安に使い切りましょう。
長持ちさせたいなら|茹でてから冷凍
小松菜には水溶性のビタミンが含まれているため、茹でる工程である程度失われてしまいます。
ただ、茹でてから冷凍する場合は3週間〜1ヵ月と、生のまま冷凍した場合よりも長い期間の保存が可能です。
新鮮な小松菜がたくさんあるなど、すぐに使いきれない場合の保存に向いています。
茹でてから冷凍する手順は以下のとおりです。
- 小松菜を水洗いし、茎の根元の土を落とす。
- たっぷりのお湯を沸かし、塩を小さじ1杯入れる。
- 茎のほうから湯に入れて10秒、全体を入れて15〜20秒ほど茹でる。
- 冷水にあげ、粗熱が取れたら水気を絞る。
- 4〜5cmの食べやすい大きさに切り、小分けにしてラップで包む。
- フリーザーバッグに入れて冷凍する。
小松菜を切ってから茹でると栄養が水に溶け出しやすいため、切らずに茹でるのがポイントです。
また、解凍するとやわらかくなるため、冷凍せずに食べるときよりも短めに茹でるのがおすすめです。
なるべく少量ずつに小分けしたほうが、解凍時間が短くて済みます。
すぐ食べるなら|冷蔵保存
小松菜を冷蔵庫で保存するときの保存期間は4〜5日です。
長く冷蔵庫に入れたままにすると、乾燥して葉がしおれ栄養も落ちてしまいます。
すぐに食べるなら購入したときの袋のままでもよいですが、数日保存するなら濡らしたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて保存しましょう。
栽培時と同じように、根元を下にして立てて保存すると日持ちします。
乾燥しないようにするのも、おいしさを保つポイントです。
冷凍小松菜を使った時短料理のレシピとコツ
冷凍した小松菜は自然解凍してそのまま食べたり、凍ったまま汁物に入れたり炒めたりできるのでとても便利です。
冷凍のまま作り置きできる漬物や、短時間で簡単にできる料理のレシピを紹介します。
自然解凍で食べられるレシピ2選
まずは自然解凍するだけで食べられるレシピを2つ紹介します。
- すぐできる小松菜のおひたし
- 作り置きできる小松菜の漬物
すぐできる小松菜のおひたし
- 生のまま冷凍の場合:小鉢に冷凍の小松菜を盛り付け、麺つゆをかけて自然解凍する。
- 茹でてから冷凍の場合:冷蔵庫で自然解凍し、水気を絞って盛り付け、麺つゆをかける。
かつお節をかけたり、麺つゆの代わりにポン酢をかけたりするのもおすすめです。
生のまま冷凍した小松菜は、解凍することで細胞が壊れてやわらかくなりますし、アクがないので茹でずにそのままでもおいしく食べられます。
作り置きできる小松菜の漬物
冷凍する前に塩をもみ込んで漬物にします。
- 洗った小松菜の水気を拭き取り、4〜5cmの食べやすい大きさに切る。
- 小松菜に対して2.5%の塩をやさしくもみ込み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存する。
冷蔵庫や常温で自然解凍し、水気を絞れば食べられます。
凍ったまま調理できるレシピ3選
生のまま冷凍した小松菜を利用すれば、解凍せずに調理できます。
- まとめて冷凍できる小松菜と油揚げの煮浸し
- お弁当にも!小松菜とベーコンのソテー
- 小松菜とバナナのスムージー
以下では、とくにおすすめのレシピを3つ紹介します。
まとめて冷凍できる小松菜と油揚げの煮浸し
- 油揚げに熱湯をかけて油抜きし、1.5cmほどの短冊に切る。
- だし汁、醤油、みりん、砂糖を煮たたせ、油揚げと凍ったままの小松菜をさっと煮る。
小松菜は凍らせることで味が染みやすくなるため、さっと煮るだけで完成します。
油抜きした油揚げと生の小松菜を一つのフリーザーバッグに入れて冷凍しておけば、時間がないときでもすぐに調理できて便利です。
お弁当にも!小松菜とベーコンのソテー
- ベーコンは1cmほどの短冊に切る。
- サラダ油を熱したフライパンでベーコンと小松菜をさっと炒め、塩、こしょうで味付けする。
ニンニクやきのこ類を加えたり、盛り付けの最後に温泉卵をのせたりするのもおすすめです。
切ったベーコンと生の小松菜を一緒にフリーザーバッグに入れて冷凍庫に常備しておけば、忙しい朝でもあっという間にお弁当の副菜が作れます。
小松菜とバナナのスムージー
- 生のまま冷凍した小松菜、バナナ、牛乳を、滑らかになるまでミキサーにかけて完成。
- 甘さが足りないときは、はちみつや砂糖を加えて調整。
バナナの代わりにりんごを入れたり、牛乳の代わりにヨーグルトを入れたりしてもいいでしょう。
牛乳の代わりにお水で作れば、あっさりと飲みやすいグリーンスムージーも作れます。
【耳より情報】ふるさと納税で美味しい食材がもらえる!
ふるさと納税を活用すれば、新鮮な魚介類や厳選されたお肉、旬の野菜やフルーツなど、全国の特産品や美味しい食材を手に入れることができます。
しかも、地域の活性化を応援しながら税控除を受けられるメリットも。
この機会にぜひ、ふるさと納税で美味しい食材を手に入れて、食卓を豊かにしてはいかがでしょうか!