どくだみ茶の効能・効果とは?成分や飲む際の注意点も詳しく解説!

どくだみ茶の効能・効果とは?成分や飲む際の注意点も詳しく解説!

どくだみ茶は「美容と健康によい」というイメージがありますが、どのような効能・効果があるかご存知でしょうか。

身近な場所で育つどくだみには、お茶として飲み続けることで体によい成分がたくさん含まれています。

この記事では、どくだみ茶の効能・効果と成分、飲む際の注意点について解説します。

ハーブには、食べる、飲む、香りを楽しむといった、さまざまな活用方法があります。初心者でも育てられる人気ハーブの特徴や、便利な使い方をそれぞれ詳しくご紹介いたします。

どくだみとは?

どくだみとは?

どくだみは日本各地(本州、四国、九州、沖縄)に広く分布しています。山野をはじめ身近な場所にも自生する多年草です。

ゲンノショウコ、センブリと並ぶ日本三大民間薬のひとつで、多くの方に健康茶として愛用されています。

どくだみの名前の由来は「毒を矯める(毒をためる=なおす、矯正する)」など多数の説があります。

どくだみの歴史は古く、江戸時代の本草書「大和本草」には十種類の効果があると記されている生薬です。

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こんな方にどくだみ茶はおすすめ

こんな方にどくだみ茶はおすすめ

どくだみは身近な場所で簡単に採取でき、インターネット通販でも手に入る身近な生薬です。

美容と健康を保つために大切な栄養素や機能成分が多く含まれています。

「どくだみ茶」も健康によいとされ、次の3つに当てはまる方にとくにおすすめです。

  • 日常生活で自然由来の成分を気軽に取り入れたい方
  • 美容と健康が気になる方
  • 長時間同じ体勢でいる事が多い方

近年増えているテレワークをはじめとしたデスクワーク、立ち仕事など長時間同じ体勢でいる場合、体内の血液循環が悪くなります。

どくだみには「老廃物を体外に出すデトックス作用」「便秘の改善」「むくみの改善」など、体の内側から体調を整える効果が期待できます。

次の章ではどくだみの栄養成分と機能成分について見ていきましょう。

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どくだみ茶の栄養成分や機能性成分

どくだみ茶の栄養成分や機能性成分

どくだみ茶には、美容と健康によい成分が多く含まれているのが特徴です。

ここからは、どくだみ茶に含まれる成分が人体にどのような作用があるのか詳しくお伝えします。

ビタミン

ビタミンは人体の生命維持に大切な有機化合物です。体内でほとんど生成することができないため、食品から摂る必要があります。

どくだみ茶には主に、ビタミンB群(ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸)脂溶性ビタミン(ビタミンK)が含まれます。

  • ビタミンB2
    皮膚、髪、爪などの細胞の形成や再生にも関与するビタミンです。皮膚や粘膜の機能を正常に保つ働きがあります。
  • ナイアシン
    ビタミンB2と同様に、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。体内で糖質・脂質・タンパク質の代謝や、エネルギー産生に関わる栄養素です。
    ほかにも、脂肪酸やステロイドホルモンの生合成、DNAの修復や合成、細胞分化など、幅広い生命活動に関与します。
  • パントテン酸
    多くの食品に含まれ通常の食生活では不足しにくいものの、脂質や糖質の代謝で重要な役割を果たす栄養素です。善玉コレステロールを増やし、ホルモンや抗体の産生に関わります。
    摂りすぎると下痢になることがあるため、サプリメントでの過剰摂取には注意が必要です。
  • ビタミンK
    骨に存在するたんぱく質の合成を助けて、カルシウムを骨に沈着させ骨の形成を促します。
    血液凝固因子を合成する際の補酵素としての働きもあり、不足するとケガをした時に血が止まりにくくなります。

ミネラル

ミネラルも体内では作られないため、食品を通して摂取する必要があります。

どくだみ茶には主にカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、マンガンなどが含まれます。

  • カリウム
    利尿作用があり余分な塩分を体外に排出します。
  • カルシウム
    骨や歯を形成するのに重要な栄養成分です。
  • マグネシウム
    骨の形成や体温・血圧の調節のほか、体の代謝を助ける働きがあります。
  • 鉄分
    貧血予防に欠かせません。たんぱく質、ビタミンB12や葉酸と一緒に摂ると効果的です。
  • 亜鉛
    新しい細胞が作られる組織や器官では必須で、皮膚の形成にも関係します。
  • マンガン
    骨の発育や皮膚の代謝に必要です。

フラボノイド

フラボノイドには抗炎症作用、抗菌作用、抗菌作用があるのが特徴です。

どくだみ茶(乾燥葉)に含まれる主な成分には、クエルシトリン、イソクエルシトリン、ルチンなどがあります。

  • クエルシトリンイソクエルシトリン
    利尿作用があり体内の老廃物を排出します。
  • ルチン
    動脈硬化を防ぐ働きがあります。

デカノイルアセトアルデヒド(精油成分)

精油成分のデカノイルアセトアルデヒドは、どくだみ特有の香りをもたらす物質であり、強力な抗菌作用があります。

デカノイルアセトアルデヒドは生葉に含まれ、乾燥すると香りとともに消失します。

  • デカノイルアセトアルデヒド
    にきびなど肌荒れの原因になる菌を抑制する働きがあります。

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どくだみ茶の効能・効果は?

どくだみ茶の効能・効果は?

どくだみ茶を飲むことで多くの栄養成分や機能成分を手軽に摂れます。

ここからは、どくだみ茶の効能・効果を5つお伝えします。

美肌

どくだみ茶に含まれるフラボノイドのもつ抗酸化作用は、肌の老化防止や美容に良いとされます。

また、毛細血管を強くし血の巡りが改善され、体内の代謝が高まることが期待できます。

肌のターンオーバーとメラニンの排出が促され、シミ・そばかすの予防にも繋がるでしょう。

デトックス

どくだみ茶に含まれるクエルシトリンには利尿作用や老廃物を体外に排出する働きがあるとされています。

どくだみ茶のデトックス作用により体内の代謝を高め、体のすみずみまで栄養成分が届くようになります。

体のだるさやむくみ解消、冷え症予防、生理不順・生理痛解消などの効果も期待できるでしょう。

ダイエット

どくだみ茶は、食事に含まれる脂肪の吸収を抑制するとされる成分を含んでいます。

クエルシトリンのデトックス作用で体内の代謝が高まり、便秘解消することでダイエットにも繋がります。

一度に大量に飲むのではなく、どくだみ茶を毎日継続し長く飲み続けることがポイントです。

動脈硬化予防

どくだみ茶に含まれるカリウムは、塩分(ナトリウム)を排出する働きや血液の老廃物を排出する作用があるため、高血圧予防・生活習慣病予防になります。

また、ポリフェノール化合物であるフラボノイドは、血管を強くして血流をよくする働きが期待できます。

便秘予防

どくだみ茶に含まれるミネラル類が腸の動きを活発にし、老廃物を体外に排出することで、便秘予防になるでしょう。

なかでもマグネシウムは、腸内に水分を集めて便を柔らかくし、排出しやすくします。

クエルシトリンにも便を柔らかくする作用があります。

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どくだみ茶を飲む際の4つの注意点

どくだみ茶を飲む際の4つの注意点

美容と健康によいとされるどくだみ茶ですが、飲む際に注意点があります。

持病や体調によっては成分が禁忌になることもあります。体質に合わない場合は控えましょう。

どくだみ茶を飲む際の、主な注意点を4つ紹介します。

腎疾患がある場合は医師に相談する

どくだみ茶にはカリウムが多く含まれます。

腎機能が低下している場合は高カリウム血症になるリスクがあるため控えましょう。飲用の際は必ず主治医に相談してください。

妊娠中は飲むことを控える

どくだみ茶はカフェインレスで、妊娠中・授乳中でも飲用できます。

ただし、子宮収縮作用があるため妊娠初期は飲用を控えましょう。妊娠中期以降も過剰摂取に気をつけ、体調が安定しない場合は必ず主治医に相談してください。

肌荒れが生じた場合も飲むことを控える

体質によっては、どくだみ茶を飲んだ後に日光を浴びることで、肌荒れが生じる場合があります。

これは、どくだみに含まれる「フェオフォルバイドa」という成分によるものです。

どくだみ茶を飲み始めてから肌荒れが起こった場合は、いったん飲むことを控えたり、必要に応じて医師に相談したりするとよいでしょう。

摂りすぎに注意する

どくだみ茶に含まれるマグネシウムやクエルシトリンは、利尿作用のほか、お腹を緩くする働きもあります。過剰摂取すると胃腸が弱まり、下痢や頻尿になる場合もあります。

体によいからといって飲み過ぎず、普段通りお茶を飲むタイミングで摂取しましょう。

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まとめ

古来より生薬として利用されてきたどくだみは、多くの効能・効果があります。

どくだみ茶は、体調や体質によっては留意すべきですが、美容と健康を保つためにおすすめの健康茶です。

どくだみ茶が飲みにくい場合は、他のお茶とブレンドすると飲みやすくなります。

一度に沢山飲むとお腹を壊すこともあるため、適度な量で長く続けていきましょう。

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