白湯の健康効果を解説!効果的な飲み方や1日の適量も紹介

白湯の健康効果を解説!効果的な飲み方や1日の適量も紹介

白湯さゆは健康や美容によいといわれていますが、実際にどのような効果があるのでしょうか。

この記事では、白湯の健康効果を詳しく解説します。

白湯を飲むのに適した時間帯や1日の適量、白湯に関する疑問もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

南部鉄器は、岩手県が誇る伝統工芸品。熟練の職人たちにより脈々と受け継がれてきた鉄鋳物は、芸術性と実用性を兼ね備えた逸品です。今回は、そんな南部鉄器の特徴や人気の理由をご紹介。使い方やお手入れ方法についても詳しく解説します。

白湯とは

白湯とは

白湯とは、水を一定時間沸騰させ、50℃前後の温度に冷ましたものです。

体温よりも温度が高いため、体を内側から温められ、健康や美容によい効果が期待できます。

ノンカフェイン・ノンカロリーの白湯は、赤ちゃんからお年寄りまで、安心して飲むことができます。

水さえあればいつでも手軽に作れるので、普段の生活にすぐに取り入れられるのも魅力です。

白湯はアーユルヴェーダが発祥

白湯は、インドで古くから伝わる伝統的医学「アーユルヴェーダ」が発祥です。

アーユルヴェーダでは、人間を含む自然界のすべては、カパ(水の質)・ピッタ(火の質)・ヴァータ(風の質)の3つの質から構成されると考えられています。

水を火で沸かし、沸騰させることで風を加えた白湯は、3つの質が調和した飲み物で、生命活動のバランスを整えるとされています。

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白湯の健康効果

白湯の健康効果

古くから白湯には健康効果があるとされ、生活に取り入れられてきました。

この章では、白湯の健康効果を詳しく解説します。

ダイエット効果

白湯を飲むと、胃腸などの内臓が温められ、基礎代謝量が増えるため、ダイエットに効果的です。

基礎代謝量とは、呼吸、体温の維持、脳や心臓の活動など、生命維持に必要な最小限のエネルギー消費量です。

内臓温度が1℃上がると、基礎代謝量が10〜13%増えるといわれています。

白湯は体温よりも高い温度のため、内臓が温まり、基礎代謝量の増加が期待できます。

デトックス効果

白湯を飲むとリンパの流れがよくなるため、デトックスに効果があります。

リンパとは、毛細血管から漏れ出た血液中の液体成分で、体内の老廃物を体外へ排出する役割があります。

体を温めると血行がよくなり、リンパの流れも促進されます。

また、体内の水分量が足りないと、リンパ液の粘性が増して流れにくくなります。リンパの流れをよくするには、適切な水分補給が必要です。

白湯を飲むと、体を温めつつ水分補給ができるので、リンパの流れがよくなり、老廃物が排出されやすくなります。

また白湯は、便秘改善にも効果的です。

リンパに集められた老廃物は、最終的に尿や便となって体外へ排出されます。

白湯を飲むと、腸の動きが活発になり排泄を促すため、便秘改善にも効果的です。

免疫力アップ

白湯は、免疫力アップの効果も期待できます。

ヒトの小腸には、免疫細胞の一種であるリンパ球が数多く存在しています。

リンパ球は、がん細胞やウイルスなどの異物を排除する働きをもつ、重要な免疫細胞です。

温度の低い環境では、免疫細胞の機能が低下するため、腸の冷えは免疫力の低下につながります。

免疫細胞の機能を高めるには、腸を冷やさないことが大切です。

白湯を飲む習慣がつくと、腸が温まり、免疫力アップの効果が期待できます。

美肌効果

白湯には、肌荒れのない美しい肌を保つ効果があります。

肌は、新しい細胞が生まれて古い細胞がはがれ落ちる「ターンオーバー」を繰り返しています。

このように細胞が生まれ変わるには、血液により運ばれる酸素や栄養素が必要です。

何らかの原因で血流が滞り、細胞に十分な栄養素が行き渡らなくなると、肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れを起こしやすくなります。

白湯を飲むと体が温まり、血流がよくなります。細胞のすみずみまで酸素や栄養素が行き渡るため、ターンオーバーが整い、美肌によい効果を与えるのです。

冷え性改善

白湯は、冷え性の改善に効果があります。

常に手足が冷えている、手足が冷たくて眠れない、といった状態を冷え性と呼びます。

冷え性にはいくつかの原因がありますが、血行不良もひとつの要因です。

血行が悪いと、手足などの末端まで血液が行き渡らず、冷えを感じます。

白湯を飲むと体が温まり、血行がよくなるため、冷え性が改善されやすくなります。

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効果的な白湯の飲み方と1日の適量

効果的な白湯の飲み方と1日の適量

白湯は飲み方次第で、より大きな効果を発揮します。

この章では、白湯を飲む最適な時間帯や1日の適量を紹介します。

白湯を飲むのに最適な時間帯は?

白湯を飲むのに最適な時間帯は、起床後、就寝前、食事中です。

次に、それぞれの時間帯に飲むと効果的な理由を説明します。

起床後

起床後の白湯には、水分補給と消化機能向上の効果があります。

就寝中は多くの水分を失うため、起床後に白湯を飲んで水分を補給しましょう。

コーヒーやお茶などのカフェインを含む飲み物は、空腹時は胃に負担がかかるので避けた方がよいでしょう。

また、寝起きは体温が低く、胃腸も冷えているため、消化機能が働きにくい状態です。

朝食で摂った栄養素をしっかりと消化吸収するためにも、朝は胃腸の動きをよくすることが必要です。

冷たい水よりも、温かい水の方が胃の運動が活発になるという研究結果があります。

起床後すぐに白湯を飲むと、胃腸の動きが活発になり、消化機能が高まります。

就寝前

就寝前に白湯を飲んで水分補給をすると、良質な睡眠が得られます。

睡眠中は通常、副交感神経が優位で、心身がリラックスした状態です。しかし、交感神経が優位になると、興奮状態になり良質な睡眠を妨げてしまいます。

就寝中に汗や呼吸で多くの水分が失われると、血流が滞って交感神経が優位になりやすく、熟睡できないのです。

寝る前の水分補給で、血流の悪化を防ぎ、副交感神経を優位に保てます。体を冷やさないためにも、水ではなく温かい白湯がおすすめです。

食事中

食事中の白湯には、さまざまな効能があります。

先述したとおり、温かい飲み物は胃腸での消化を促進させます。

消化促進の目的であれば、温かいお茶でもよいですが、カフェインの摂りすぎには注意しましょう。

また、食事中に少しずつ白湯を飲むと、ゆっくりと食事ができ、食べすぎを防げます。

お酒を飲むときにも、白湯は効果的です。

お酒と白湯を交互に飲むと、アルコールによる脱水を防ぎ、血中アルコール濃度も下がります。この場合、冷たい水よりも白湯や常温の水の方が、胃腸への負担が少なくなります。

さらに、お酒と同量の白湯を飲むようにすると、飲みすぎを防止できます。

少しずつ飲むと効果的

白湯は、一気に飲まず、少しずつ飲むと効果的です。

体が一度に吸収できる水の量は200〜250mLほどで、摂取してから完全に吸収されるまでに20〜30分の時間がかかります。

一気にたくさん飲んでも、体内に吸収されず、尿として排出されてしまいます。

一度に飲む白湯の量はコップ1杯分までとし、1日のうちで何度かに分けて飲むとよいでしょう。

1日の適量は700~800mL

白湯の1日の適量は700〜800mLです。

国土交通省の「健康のため水を飲もう」推進運動では、成人男性の1日に必要な飲み水の量は1.2Lとされています。

そのうち他の飲み物を考慮すると、白湯は700〜800mLが適量です。

あまりにも多量に水分を摂取すると、腎臓が水の排泄を処理しきれなくなり、低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。

白湯を含む多量の水の摂取には注意が必要です。

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白湯に関するQ&A

白湯に関するQ&A

この章では、白湯の効果に関する疑問をQ&A形式で解説します。

白湯が飲みにくい場合のアレンジ方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

どんな水を使っても効果はある?

白湯に使用する水は、水道水でも市販のミネラルウォーターでも構いません。

白湯の健康効果は、成分ではなく温度に由来します。飲用水であれば好きなものを選んでください。

水道水の塩素が気になる場合は、10分以上煮沸するようにしましょう。

日本の水道水は、法令により一定量の塩素を含むよう定められています。

塩素は煮沸により除去できますが、その際に微量のトリハロメタンという物質が生成されます。

トリハロメタンには発がん性があると指摘されていますが、10分以上の煮沸で大部分を除去できます。

ただしトリハロメタンは、日本の水質基準で、生涯にわたって摂取しても無害な量に設定されています。安全性に問題はないので、それほど神経質になる必要はありません。

また、沸騰させた水やミネラルウォーターには塩素が入っておらず腐敗しやすいため、すぐに飲み切るようにしましょう。

電子レンジでも作れる?

水を温めて50℃ほどの白湯を作る場合、電子レンジや電気ポットを使っても構いません。

アーユルヴェーダでは、やかんの水を、火を使って沸騰させることが重要とされています。

しかし、白湯の健康効果は50℃前後の温度にあるため、アーユルヴェーダ式にのっとらずとも十分な効果を得られます。

手軽に電子レンジなどでも作れるのが、白湯の魅力です。

白湯が飲みにくい場合はどうする?

白湯が飲みにくい場合は、煮沸させる、アレンジを加えるなどの方法が有効です。

水道水は、10分ほど煮沸すると塩素のにおいが抜けて飲みやすくなることがあります。

また、味のない白湯に香味を加えてアレンジすると飲みやすくなり、効能もアップします。

  • 生姜とハチミツ
    白湯に生姜のスライスとハチミツを加えます。
    体を温める効果が高まり、ハチミツの甘みで飲みやすくなります。
  • レモン
    よく洗ってスライスしたレモンを白湯に加えます。
    レモンに含まれるクエン酸により、消化を助ける効果が高まります。
  • ハーブ類
    ミントやローズマリーなど、お好みのハーブをカップに入れ、白湯を注ぎます。
    ハーブ類には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれ、よい香りでリフレッシュやリラックス効果も期待できます。

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まとめ

白湯には、ダイエットやデトックス、免疫力アップなどのさまざまな効果があります。

体を内側から温めるため、血行がよくなり、冷え性の改善にも役立ちます。

飲むタイミングは、起床後と就寝前、食事中がおすすめです。

胃腸の動きをよくして消化を促進し、水分補給で血流を改善します。

白湯の1日の適量は700〜800mLです。飲みすぎると体に害を及ぼすことがあるので、注意しましょう。

手軽で健康効果の高い白湯を、ぜひ生活に取り入れてみてください。

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