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高知県は太平洋に面し、山々に囲まれた自然豊かな地形が特徴の、温暖な気候と清らかな水資源に恵まれた地域です。
食文化も多彩で、ユニークな名物グルメが多く存在します。
この記事では、高知を訪れた際に食べてほしい名物グルメをご紹介します。
高知の名物グルメ5選【ご当地グルメ編】
高知でぜひ食べてほしいご当地グルメを紹介します。
龍馬バーガー
「龍馬バーガー」は、高知県の新名物として登場したご当地グルメです。
このバーガーは、地元で朝採れた新鮮な野菜と香ばしい鰹のフレークを使用しているのが特徴です。
ナスやピーマン、トマトといった高知県産の野菜がたっぷり入っており、高さがあって見た目のインパクト抜群ですが、ボリュームのわりにあっさり食べられます。
ギュッと押しつぶしてからかぶりつくと、バンズに肉汁がしみ込みデミグラスソースの濃厚さとフレッシュな野菜のおいしさ、肉のジューシーさが口の中に広がります。
『5019PREMIUM FACTORY』で提供されるこのバーガーは、地元の人々に愛され、訪れる観光客にも人気の高いグルメです。
鰹のたたき
「鰹のたたき」は、高知県の代表的なご当地グルメです。
新鮮な鰹の身の表面だけを炙って、薬味としてにんにくや生姜、ネギをたっぷりとのせて食べます。
ポン酢で食べるのもおいしいですが、高知では特に「塩たたき」がおすすめです。
鰹の鮮度がよくなければ味わえない塩たたきは、鰹の豊かな風味をダイレクトに感じられます。
初夏の初鰹は脂が少なくあっさりとした味わい、秋の戻り鰹は脂がのっており濃厚な味わいが楽しめます。
地元の人々にとっては、冠婚葬祭や神事など、特別な日に欠かせない料理とされ、各家庭や地域で親しまれています。
ペラ焼き
高知県土佐清水市の名物グルメ「ペラ焼き」は、小麦粉と卵を水で溶いた生地を鉄板上で薄く広げ、鰹節粉、青のり、ネギ、すり身の天ぷらなどを豪快にトッピングし、溶き卵をかけて焼き上げる地元の粉もの料理です。
焼きたてのアツアツに、ソースを塗って食べます。
生地にソースがよく染みて、どこか懐かしい味わいが楽しめます。
甘口のソースを選べば子どものおやつにピッタリで、辛口のソースを選べばビールのおつまみにも最適です。
個々のお店でソースが違っていたり、具材の違う種類があったりするので、土佐清水市で「ペラ焼き」巡りをするのも楽しいでしょう。
室戸キンメ丼
高知県室戸市で水揚げされる新鮮なキンメダイを使用した「室戸キンメ丼」は、地元の名物グルメです。
この丼には、室戸産のキンメダイの照焼きと、季節に応じた地魚の刺身が盛り合わせられています。キンメダイは加熱しても硬くなりにくく、淡白でクセが少ないため、しっとりとした食感と優しい味わいが楽しめます。
食べ始めは、お刺身の鮮度と香ばしい照り焼きをそのまま堪能します。
次に、ご飯とのマッチングを楽しんでください。
最後は自家製のキンメダイのだしをかけてだし茶漬けにします。
だし茶漬けはだしのふわりとした香りが食欲をそそり、最後まで飽きることなくおいしく食べられます。
地元の人々に愛され、訪れる観光客にも人気の高い「室戸キンメ丼」は、高知の海の幸を存分に味わえる料理です。
いも天
いも天は、高知のソウルフードとして地元民や観光客に愛される名物グルメです。
主に国産の金時系さつまいもが使われ、ホクホクとした食感と甘みが魅力です。
いもと衣のバランスが絶妙で、外はカリッ、中はジュワッとし、噛むごとに甘さが口いっぱいに広がります。
衣には砂糖や塩が練り込まれており、冷めてもおいしく食べられる工夫がされています。
高知では道の駅や産直市場、サービスエリアなど、あらゆる場所で販売されています。
お店によってさつまいもの種類や切り方が違うので、食べ比べするのも楽しいでしょう。
高知の名物グルメ3選【麺編】
高知で食べてほしい麺類を紹介します。
ジャン麺
ジャン麺は、ホルモン・ジャン麺専門店『まんしゅう』で提供されている高知県のご当地グルメです。
この料理の特徴は、麺の上にたっぷりとのせられるあんかけで、卵とニラ、ぷりぷりのホルモンが入っており、ボリューム満点です。
麺や米などの食材は、すべて高知県産を使用するこだわりで、麻婆豆腐のような見た目の、旨辛でコクのあるラーメンです。
麺を楽しんだあとは、あんかけにご飯を入れることで、おいしいあんかけを最後の一滴まで味わえます。
生卵や焦がしチーズのトッピングで自分好みにアレンジできるのも魅力です。
香南ニラ塩焼きそば
高知県香南市の名物料理「香南ニラ塩焼きそば」は、全国一の生産量を誇る香南市産の新鮮なニラをたっぷり使用したご当地グルメです。
地域おこしの一環として誕生したこの焼きそばは、豚肉と麺をオリジナルの塩だれで味付けしているのが特徴で、ニラのシャキシャキした食感と甘みが引き立つ一皿です。
麺の約2倍もの量のニラが使われており、ボリューム満点でスタミナ料理としても人気があります。
地元産のニラは臭みが少なく、塩だれと豚肉の旨味が調和して箸が止まらないおいしさです。
味噌カツラーメン
高知の名物「味噌カツラーメン」は、名古屋名物の味噌カツとは異なり、みそ味のラーメンの上にサクサクのカツがのったユニークな一品です。
中太ちぢれ麺にカリッと揚がったカツ、シャキシャキのもやし、そしてにんにくの効いた濃厚みそスープが特徴的です。
揚げたてのカツはサクサクですが、食べ進めるうちに衣がスープを吸ってトロトロした食感になります。
スープを吸ったカツは、食感と旨味のコントラストが絶妙で、ご飯にもよく合います。
味噌カツラーメンは地元民に広く愛され、ボリューム満点の一杯として人気です。
高知の名物グルメ3選【おつまみ編】
高知のお酒とよく合う、おつまみにもぴったりな名物グルメを紹介します。
うつぼ料理
高知県の沿岸部では、古くから親しまれている「うつぼ料理」が食べられています。
その見た目の迫力とは裏腹に、非常においしいご当地グルメです。
うつぼはその見た目から「海のギャング」とも呼ばれますが、肉厚で柔らかな身を持ち、上質な鶏肉にも似たあっさりとした食感が特徴です。
天ぷらや唐揚げ、すき焼きなどさまざまな調理法でも楽しめますが、特におすすめは「うつぼのたたき」です。
外側を炙ったたたきは、皮下のゼラチン質がプルプルで、濃厚な旨味が味わえます。
塩や酢味噌、ポン酢などにつけて食べます。
栄養価が高いため、骨や関節にも良いとされており、高知のスタミナ料理として高知の人々に広く親しまれています。
ごめんケンカ軍鶏
「ごめんケンカ軍鶏(しゃも)」は、高知県南国市ごめん地域で育てられる純血種のしゃもです。
肉質がしっかりしており、濃厚な旨味が特徴です。
しゃも焼きやレバーたたきなども絶品ですが、特におすすめするのは「しゃも鍋」です。
しゃも鍋は、醤油ベースのスープに野菜と生姜を加えた、シンプルながらもしゃもの濃厚な旨味がしっかりと感じられる食べ方です。
150日間じっくり育てられたしゃも肉は、歯ごたえがあり、噛むほどに旨味と脂のおいしさが広がります。
しゃもから出ただしは上品で、最後に雑炊で締めると、食材の旨味が溶け込んだスープの深い味わいを堪能できます。
高知の地酒とも相性がよいので、ぜひ一緒に楽しんでください。
どろめ
「どろめ」は高知県の方言で、生しらすを指します。
特にカタクチイワシの稚魚が高品質とされており、旬は9月から12月ごろです。
ほのかな苦味と淡白な味わいが特徴で、コリコリとした食感とスルリとした喉ごしの良さから、お酒のつまみにも最適です。
高知では、ゆずぽん酢や三杯酢をかけたり、ぬたと合わせて食べられています。
どろめは鮮度が命で時間が経つと味が落ちるため、新鮮なものを食べるには地元でその日のうちに味わうのがおすすめです。
香南市で開催される「どろめ祭り」では、獲れたてのどろめをつまみにお酒を楽しむ姿が地元の風物詩となっているほど、地元に深く根付いたご当地グルメです。
高知の名物グルメ3選【スイーツ編】
高知の名物スイーツを紹介します。
アイスクリン
「アイスクリン」は高知を代表する名物スイーツです。
主な材料は砂糖、たまご、脱脂粉乳、バナナの香料で、一般的なアイスクリームに比べ乳脂肪分が少ないため、さっぱりとした軽い口当たりが特徴です。
甘さ控えめのどこか懐かしい味わいで、コーンにのせて食べるのが定番です。
ほんのりバナナ風味の白いアイスクリンが人気ですが、抹茶やゆず、チョコレートなど、多彩なフレーバーがあり、高知では幅広い年齢層に愛されています。
街角のパラソル下で販売されていることが多いので、見かけたらぜひ食べてみてください。
芋けんぴ
高知県の郷土菓子である芋けんぴは、細長く切ったさつまいもを油で揚げ、砂糖蜜を絡めて作られます。
カリカリとした食感と、さつまいもの自然な甘さが特徴で、噛むほどにさつまいもの風味が楽しめます。
チョコレートでコーティングされた「チョコがけけんぴ」や、黒胡麻や黒糖、塩味のバリエーションもあります。
さつまいもと砂糖と油だけで作る素朴なお菓子だけに、主材料となるさつまいもの素材選びが重要とされており、高知県内では素材にこだわった芋けんぴが数多く製造されています。
ぜひ、いろいろ食べ比べをして、お気に入りの芋けんぴを見つけてください。
まとめ
今回は、高知の名物グルメをご紹介しました。
海産物や麺類、お酒に合うグルメなど、高知にはおいしいグルメが多くあります。
高知を訪れたらこの記事を参考に、お腹いっぱい高知の名物グルメを満喫してください。