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好きな自治体に寄附をして返礼品(お礼の品)を受け取ることができる「ふるさと納税」。
実は、ふるさと納税では特産品・名産品のみならず「炊飯器」ももらえることをご存じですか。
今回は、ふるさと納税の返礼品「炊飯器」に注目。
2019年6月の法改正後も選ぶことができる炊飯器メーカーや、関連するおすすめの返礼品もご紹介いたします!
ふるさと納税で炊飯器がもらえる
「ふるさと納税」は、好きな自治体を寄附によって応援できる制度です。
自治体は寄附額に応じた様々な返礼品を用意しており、利用者の楽しみの一つとなっています。
ふるさと納税の返礼品といえば、それぞれの土地ならではの特産品・名産品(米、肉、野菜、果物、工芸品、民芸品など)というイメージがあるのではないでしょうか。
これらはもちろん、ふるさと納税におけるポピュラーな返礼品ですが、それだけではありません。
実は、ふるさと納税の返礼品の中には「炊飯器」などの家電もあり、高い人気を誇ります。
2019年6月に、ふるさと納税をめぐる法改正があり、農産物などの一次産品のみならず「地場産品」も返礼品の対象になりました。
この地場産品の対象の中に「炊飯器」が存在しています。
改正に伴い「一次産品」に加え「地場産品」もふるさと納税の対象に
ふるさと納税は、対象となる返礼品などに関して、2019年6月に法改正されました。
もともと、ふるさと納税では寄附者への返礼は想定されていませんでしたが、一部自治体が寄附金額に応じた特産品の返礼を開始。
現在はこれがスタンダードとなり、様々な返礼品がアピールされるようになっています。
これまでに大手ショッピングサイトのギフト券や旅行券を返礼品とし、多額の寄附金を集めた自治体も存在します。
これに対して総務省は「地域経済に寄与する返礼品とすること」「返礼品の割合は寄附額に対して3割以下とすること」と呼びかけましたが、最終的にはあくまでも各自治体の判断に委ねられていました。
しかし今回は法改正によって、返礼品を「各地域の一次産品、または地場産品」「寄附額の3割以下」というルールを、各自治体へ求めることとなったのです。
新制度施行後も炊飯器をもらうことはできる
大手ショッピングサイトのギフト券や旅行券など、一次産品・地場産品ではない商品を返礼品とし、多額の寄附金を集めた一部自治体。
総務省から注意や警告を受け、4つの市町が対象から除外されました。
法改正による新制度施行の影響で、返礼品の内容も多少変わったため「炊飯器は返礼品として認められるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その心配はいりません。
メーカー発祥の地、もしくはメーカー本社があるなど「返礼品と関係の深い自治体」であれば炊飯器のような家電も、地場産品の対象として認められます。
これに加えて「還元率が3割以下」であれば、何の問題もなくふるさと納税で炊飯器をもらうことができるのです。
炊飯器の買い換えを検討する際には「ふるさと納税の利用」も選択肢の一つであるといえるでしょう。
ふるさと納税で人気の炊飯器と関連おすすめ返礼品
ここからは、ふるさと納税の返礼品である炊飯器や関連する返礼品をご紹介いたします。
ふるさと納税で人気の炊飯器メーカー3社と共に、ご飯に合う様々な食材、茶碗やお箸などをご紹介します。
ふるさと納税で人気の炊飯器メーカー
ふるさと納税で人気の高い炊飯器メーカーは、主に以下の3社となります。
<人気の炊飯器メーカー>
- 象印
- 日立
- アイリスオーヤマ
ふるさと納税で人気の炊飯器①象印
象印は、1948年に設立された調理器具の製造販売メーカーです。
象印といえば魔法瓶と並んで、高品質でバリエーションを豊富な炊飯器が有名。
中でもIH炊飯器の市場占有率は国内トップとなっています。(*2019年9月末時点)
象印の炊飯器は「マイコン炊飯器」「IH炊飯器」「圧力IH炊飯器」と、ラインナップの幅広さが特徴的。
中でもかまど炊きを連想させる炊きあがりを実現する、羽釜構造の内釜を採用したモデルは有名です。
そんな象印マホービングループのマザーファクトリーとして機能する「象印ファクトリージャパン株式会社」の大阪本社が、大阪府大東市に所在します。
大東市で創業したのは1967年12月ということで、すでに半世紀以上の歴史を誇り、地元で愛され続けてきました。
ふるさと納税で人気の炊飯器②日立
株式会社日立製作所は、1920年に設立された日本を代表する総合電機メーカーです。
日立の炊飯器の特徴は、おいしさと使いやすさの両立。
おいしい炊きあがりに必要な、発熱・伝熱・蓄熱性の高さを追求し、さらにお米の炊き分けが可能な機種も。
ほぼスチームレスの機種、少量でもおいしい炊きあがりが実現する機種もあるなど、細やかな配慮に満ちています。
そんな日立の創業地が、社名の由来ともなっている茨城県日立市。
ふるさと納税においても、返礼品として日立製炊飯器を用意しています。
ふるさと納税で人気の炊飯器③アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ株式会社は、1971年に設立された生活用品の企画・製造・販売会社です。
21世紀に入ってから家電に力を入れましたが、炊飯器も魅力的なラインナップの一つとなっています。
アイリスオーヤマの炊飯器の特徴は、リーズナブルな価格と多機能の両立。
30種以上の銘柄別炊き方に対応している機種、食物繊維成分(レジスタントスターチ)を倍増する炊き方が可能な機種などもあります。
そんなアイリスオーヤマの工場があるのが宮城県角田市。
ふるさと納税においても、返礼品としてアイリスオーヤマの炊飯器を用意しています。
炊飯器と一緒に欲しい関連おすすめ返礼品
炊飯器をもらうなら、お米をはじめとする関連の返礼品も一緒に選ぶのがおすすめです。
ここからは、炊飯器と一緒に欲しい以下の関連おすすめ返礼品をご紹介します。
- 白米 / 玄米・雑穀米 / 無洗米 / お米セット
- 食卓を彩る茶碗 / 箸
- もっと美味しく!炊き込みご飯の具材
- 炊きたてご飯によく合う新鮮な卵
- 箸が進む!ご飯のお供の加工食品
白米 / 玄米・雑穀米 / 無洗米 / お米セット
日本には数多くの米どころがあり、それぞれに豊かな味わいを持ちます。
そんなお米は、ふるさと納税における人気の返礼品の一つです。
せっかく高品質な炊飯器をもらうのなら、各土地の様々なブランド米を食べ比べるのも良いでしょう。
なお、お米の種類としては、白米はもちろんのこと、栄養価の高さも特徴的な玄米や雑穀米。
さらには便利な無洗米を用意する自治体もあります。
また、複数の美味しいお米のセットで提供されている場合もありますので、食べ比べにはもってこいといえるでしょう。
食卓を彩る茶碗 / 箸
お茶碗やお箸は、民芸・工芸品の代表格。
各地域を象徴する、素敵な模様や細工に目を奪われることでしょう。
地元の名木あるいは塗り方を活かしたお箸や、木製あるいは焼き物のお箸置きなども大変素敵です。
この他にも、お皿など、食卓を彩ってくれる返礼品は多数あります。
各自治体が提供する色とりどりのお茶碗や箸を見ているだけでも心が躍ります。
もっと美味しく!炊き込みご飯の具材
良質な炊飯器で、お米本来のおいしさを引き出しながらじっくりと炊き上げる…。
そんな楽しみ方も非常に贅沢ですが、その土地土地で食されてきた炊き込みご飯も、捨てがたいですね。
返礼品の中には、真空パックなどのレトルトで、炊き込みご飯の具材を提供しているケースもあります。
現地以外ではなかなか食べることができない美味しさを、ぜひ自宅でも味わってみてください。
炊きたてご飯によく合う新鮮な卵
ご飯のお供として高い人気を誇る卵。
炊きたてご飯に相性抜群な卵かけご飯にするもよし、卵雑炊、卵焼き、ベーコンエッグ、オムレツにするもよし…と様々な食べ方で楽しめます。
なお、卵かけご飯を食べる方は、併せてお醤油や出汁もチェックしておきたいですね。
この他、卵はお菓子作りにも利用できるなど、ご飯のみならず利用の幅が広い点も嬉しいポイントといえるでしょう。
箸が進む!ご飯のお供の加工食品
ご飯のお供となる加工食品もふるさと納税の返礼品には豊富です。
肉・魚・野菜などの新鮮な生の食材も魅力的ですが、その土地ならではの加工が施された食品ならば、すぐにご飯と一緒に楽しむことができます。
ふりかけや梅干し、漬け物、納豆、燻製、干物・乾物など、ご飯に合いそうな加工品は多数見つかります。
中でも、缶詰・瓶詰などご飯のお供になりそうな食品がたくさん。海や山の珍味を贅沢にご飯の上にのせ、極上の時間を堪能したいですね。
まとめ
「ふるさと納税に興味はあるけど、納税したことはない」。
そんな方も多いことでしょう。
「魅力的な返礼品が見つからない」ということも、大きな理由かもしれません。
しかし、今回ご紹介した炊飯器のような家電製品は、注目に値する返礼品の一つと言えそうです。
2019年6月の法改正により「地場産品」も返礼品として認められ、炊飯器も正式にその対象となりました。
炊飯器の買い換えを考えている方や、お家で美味しいご飯を食べたい方などはぜひ、ふるさと納税を検討してみてくださいね!