知って得する!大人の常識テーブルマナー|カトラリーの正しい使い方を徹底解説

知って得する!大人の常識テーブルマナー|カトラリーの正しい使い方を徹底解説

恋人や大切な人との記念日や、仕事のお付き合いなどでフレンチレストランなどに行くとテーブルにフォークとナイフなどカトラリーが用意されています。

そのようなテーブルマナーを必要とするシチュエーションで、スマートな振る舞いをしたくても、どの順番で使えばよいかマナー違反になっていないか、と困った経験はありませんか。

この記事では、カトラリーを使う順番やシーンによっての置き方などカトラリーに関するテーブルマナーについて徹底解説します。

大人の常識としてテーブルマナーを身に着けて、一目置かれる存在になりましょう。

食べ終わりのテーブルマナーには、洋食・和食・中華料理のそれぞれにルールがあります。しかしながら、それぞれの正しいテーブルマナーはあまり知られていません。食べ終わりのテーブルマナーを知ることで、会食などに参加した際も安心して楽しめるでしょう。洋食・和食・中華料理についてそれぞれの食べ終わりのテーブルマナーを詳しくご紹介いたします。

カトラリーとは?最初はナイフだけだった

カトラリーとは、食事に使う「ナイフ・フォーク・スプーン」などの総称をいいます。

今でこそ当たり前になっている3つのセットですが、最初はナイフだけを使っていたそうです。

その後スプーンを使うようになり、後になってフォークも使用するようになったといわれています。

今では、様々な種類や素材のものがあるカトラリーをもう少し詳しく見てみましょう。

カトラリーの歴史

カトラリーの歴史は浅く、約200年前の17世紀ごろに認識されたといわれています。

12世紀ごろはテーブルにナイフが1つだけあり、主人(ホスト)が肉や魚を切り分けて、それを皆がそれぞれに手づかみで食べていました。

これは当時、「指は神様が与えられた優れた道具である」と、宗教の教えがあったためです。

15世紀ごろになり、ようやく1人1つのナイフを使用するようになりましたが、用意されたものではなく各自で持参するものでした。

同じころ、ようやくスプーンが使われるようになりましたが、スプーンは高級品だったため食事で使用していたのは富裕層のみで、一般的には財産として保有されていました。

一般庶民が使用するようになったのは、17世紀ごろになってからです。

フォークは、ナイフよりも早く11世紀ごろに食事に使用されていましたが、手で食べる習慣は根強く「食事は神様からの授かったものであり、手で食べることが正当でフォークを使うのは摂理に反する」と宗教の教えがあり普及しませんでした。

17世紀になって、やっとフォークが使われるようになり、ナイフで切った肉や魚を口まで運ぶものと決められ、食事の道具として認識されるようになったのです。

種類

カトラリーの種類は様々で、細かく分けると20種類以上にもなります。

フルコースを食べる場合には、肉料理用のテーブルナイフ・テーブルフォーク、魚料理用のフィッシュナイフ・フィッシュフォークまたはフィッシュスプーン。

デザートやオードブル用のデザートフォーク・デザートスプーン、ブイヨンスープ用のブイヨンスプーン。

食後のコーヒーや紅茶用のティースプーン、エスプレッソにはモカスプーンと、料理によってカトラリーを使い分けます。

素材

昔は、金や銀、真鍮が使われていました。

純銀は非常に高価なため、近年では重さや、やわらかさが近い洋白に銀メッキを施した「洋白銀器」が多く使われています。

また、耐久性や美観性に優れたステンレス製のものも多く使われるようになっています。

それぞれの特徴は下記のとおりです。

純銀

金と並ぶ美しさがあり、古くから宝飾品としても用いられており貴重な金属です。

純銀は抗菌性が高く、表面が滑らかで口当たりが優しいため食事には最適です。

ただその反面、錆が生じお手入れが必要なため、一般家庭ではあまり使用されません。

洋白銀器

銅とニッケルと亜鉛で作られたものに銀をコーティングしています。

重量感や見た目も純銀製にそっくりで、今では銀器といえは「洋白銀器」を指すほど一般的です。

ステンレス

ステンレスは、鉄とニッケルなどを混ぜた合金で、錆びにくく耐食性のある素材です。

安価な物から高価なものまであり、今では輝きと耐久性に優れたステンレスが最も多く使われています。

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おさえておきたい!カトラリーの正しい使い方

おさえておきたい!カトラリーの正しい使い方

参考元:https://tokubai.co.jp/news/articles/2004

使う順番

一般的にはまず、プレートを中心に左側にフォーク、右側にナイフやスプーン、上部にデザートフォークとデザートスプーンが置かれています。

使う順番は、外側のカトラリーから食事の出てくる順番通りに使いましょう。

持ち方

持ち方

フォークやスプーンの丸くもりあがっている側を「背」、くぼんでいる側を「腹」と呼びます。

ナイフは刃と反対側が「背」です。

ナイフとフォークの持ち方は、背を上にしてナイフは右手、フォーク左手に持ち、柄の部分を軽く握って上から人差し指で押さえます。

この時、肘を張ってしまうと動きがぎこちなくなってしまうため、肘を軽く曲げリラックスした姿勢をとりましょう。

置き方

カトラリーの置き方次第で、お店の方へ「食事中」か「食事終了」のサインになります。

食事中やナプキンで口を拭くときは、お皿の上にフォークとナイフをハの字になるように置きます。

この時、ナイフの刃は内側に向けてください。

【食事中の置き方】

食事中の置き方

食事が終了したら、お皿の上にフォークを手前にナイフを奥にして、時計の4時方向になるように斜めに揃えて置きます。

これはフランス式で、イギリス式は時計の6時方向、アメリカ式は時計の3時方向と変わってきます。

【食後の置き方】

食後の置き方

落としてしまったときは

うっかりカトラリーを落としてしまった場合、自分で拾うのはマナー違反になります。

落としてしまったときは、小さく手をあげてお店の方に拾ってもらいましょう。

順番を間違えたときは

カトラリーは使う順番に外側から並んでいますが、もし間違えてしまってもそのまま使い続けて大丈夫です。

使いづらい場合は、落としてしまったときと同様に、小さく手をあげてお店の方に交換してもらいましょう。

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フォークとナイフのNGマナー5選

料理を最初に切り分ける

肉料理を食べる際、最初に食べやすい大きさに切り分けてしまうと、食材が冷めやすくなりおいしくなくなってしまいます。

左端から、一口ずつ切り分けて食べるのが正しいマナーです。

フォークを右手に持ち替える

切り分けた料理を、利き手である右手にフォークを持ちかえて食べるのもマナー違反です。

カトラリーは、基本的には用意された方の手で使用しなくてはいけません。

当然ですが、右手に持ったナイフに刺して食べるのもマナー違反です。

フォークに刺した料理を一口で食べない

フォークに刺した料理が大きいからといって、一口で食べずにかじってしまうのはマナー違反です。

一口ずつで食べられる大きさに切り分けるようにしましょう。

フォークの背に乗せて食べる

ご飯などをフォークの背に乗せて食べる方がいらっしゃると思いますが、じつはマナー違反です。

フォークの背に乗せると、不安定で落としやすく姿勢を崩してしまうためです。

また、背に乗せるときに食べ物を押しつぶしてしまうのも、もちろんマナー違反です。

柄を皿の外に大きくはみ出して置く

フォークとナイフを置く際に、刃の部分だけお皿の上に乗せて、柄の部分がお皿から大きくはみ出して置くのはマナー違反です。

服の袖に引っかかってしまう可能性や、お店の方がお皿を下げる際に手間をかけてしまうためです。

なるべくお皿の内側に置くようにしましょう

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スプーンのNGマナー5選

スプーンいっぱいまですくう

スープをすくう量は、スプーンの3分の2程度までです。

いっぱいにすくうと、口に運ぶまでの間にこぼれてしまいますし、こぼさないように姿勢を崩してしまうと見た目が悪くなってしまうためです。

すくったスープに息をかけて冷ます

スープが熱いときに、息を吹きかけて冷ますのはマナー違反になります。

熱いスープの場合は、スープの下の方ではなく、表面をすくうことで、息を吹きかけなくても舌をやけどせずに飲むことができます。

音を出して飲む

あまりいないと思いますが、スープを「ズズッ」とすすうなど音を立てて飲んではいけません。

基本的に、食事の際に音を出すのはマナー違反とされています。

スープを飲む物ではなく、「食べ物」だと意識して口の中に流し込むようにすると音を出さずに食べることができます。

スープをかき集める

スープの量が少なくなったら、器を傾けてスプーンですくって飲みます。

このときに、スープをかき集めると音が出てしまうのでマナー違反になります。

スープは器の底に少し残ってしまっても大丈夫です。

スプーンを使ってパスタを巻く

パスタを食べる際、スプーンを使って麺を巻くのは日本だけです。

フォークだけで巻いて食べるようにしましょう。

スープパスタ以外は、パスタ用にスプーンは用意されていません。

スープパスタのスープを飲むときは、一旦フォークを置きスプーンを右手に持ち替えて飲むのがマナーです。

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まとめ

カトラリーの使い方、テーブルマナーをご紹介しました。

間違えて覚えていたマナーはありませんでしたか?

基本的なテーブルマナーをおさえて、大人としての振る舞いができるようになりましょう。

相手を思いやる気持ちを大事にすれば、自然とテーブルマナーは身に付きます。

食事の場を通じて、コミュニケーションを取りながら楽しい時間を共有してください。

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