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さつまいもは1年を通して人気のある食材です。
そのまま食べるもよし、スイーツに使ったりスープなどに使うのもよし、幅広い料理に使える万能野菜です。
このさつまいもの本来の甘さとホクホク感を楽しむなら、シンプルに蒸すことをおすすめします。
今回は、基本の蒸し方から蒸し器を使わない方法、さらにさつまいもを美味しく蒸すためのコツまで詳しく解説します。
蒸し器を使ったさつまいもの基本の蒸し方
さつまいもを美味しく楽しむ方法として、多くの人が思い浮かべるのは蒸し器を使った蒸し方ではないでしょうか。
蒸し器を使う方法は、栄養素が逃げにくくヘルシーな調理法としてもおすすめです。
まずは、蒸し器を使った基本の蒸し方を紹介します。
準備するもの
- さつまいも
- 蒸し器
- 水
手順
- さつまいもは泥が付いていることが多いので、たわしなどを使ってしっかり洗います。
- 皮付きのまま蒸すことで、栄養価を逃さず風味も豊かになります。
- 大きいさつまいもは半分や1/4に切っておくと、蒸し時間が短くなり均一に蒸し上がります。
- 蒸し器に水を入れ、さつまいもを並べます。水の量は、さつまいもが浸からないように注意します。
- 中火で蒸し始めます。蒸気が出てから約20〜30分蒸します。竹串を刺してスッと通るようになれば蒸し上がりです。
蒸し器なしでもOK!さつまいもの蒸し方
蒸し器がない場合でも、さつまいもを美味しく蒸す方法はたくさんあります。
忙しい時や手軽に楽しみたい時には、家庭にある道具で誰でも蒸したさつまいもの美味しさを楽しみましょう。
ここでは、蒸し器を使わずにさつまいもを美味しく蒸すための手順とそのコツを詳しく紹介します。
電子レンジを使った時短蒸しの方法
身近な家電としても知られる電子レンジを使えば、短時間でさつまいもを柔らかく蒸し上げることができるので、調理時間を大幅に短縮することができます。
特に、お子さまのおやつやちょっぴりお腹が空いた時など、すぐに食べたい時に便利です。
ここでは、電子レンジを使ったさつまいもの蒸し方と、熱の通りを均一に仕上げるためのコツを紹介します。
準備するもの
- さつまいも
- ラップ
- 電子レンジ
手順
- 皮を残したまましっかり洗います。
- さつまいもをラップでしっかりと包みます。これにより、蒸気が逃げずに内部で循環するため、均一に蒸すことができます。
- 電子レンジの500Wで5〜8分加熱します。さつまいもの大きさによって加熱時間は調整してください。
- 竹串を刺して柔らかくなっていれば完成です。足りない場合は30秒ずつ追加で加熱します。
圧力鍋でふっくら蒸す方法
圧力鍋は高圧で蒸すため、さつまいもの甘みをしっかりと引き出しながら柔らかく仕上げることができます。
時間がないときや、手早くしっかりした食感のさつまいもを楽しみたいときにはおすすめの方法です。
ここでは、圧力鍋を使ったさつまいもの蒸し方とコツを紹介します。
準備するもの
- さつまいも
- 圧力鍋
- 水
手順
- 皮を残したまましっかり洗います。
- 大きいさつまいもは半分や1/4に切ってください。
- 圧力鍋に少量の水(約1カップ)を入れ、さつまいもを並べます。
- 圧力鍋の蓋を閉めて、中火で加圧します。圧がかかり始めたら、火を弱めて約10分蒸します。
- 加圧が終わったら火を止めて、自然に圧力を抜きましょう。
フライパンでしっとりふかし芋
フライパンで蒸し煮にすることで、さつまいもの甘さとしっとり感を引き出すことができるので、おすすめの蒸し方のひとつです。
特別な道具を使わずに家庭にあるフライパンで作れるので手軽で便利です。
ここでは、フライパンを使ったふかし芋の作り方とコツを紹介します。
準備するもの
- さつまいも
- フライパン
- 水
- ふた
手順
- 皮を残したまましっかり洗います。
- 大きいさつまいもは半分や1/4に切ります。
- フライパンに少量の水(約1/2カップ)を入れ、さつまいもを並べてください。
- 蓋をして中火で蒸し煮にして、約20〜30分蒸しましょう。このとき途中で水がなくならないように注意します。
- 竹串を刺して柔らかくなっていれば完成です。
炊飯器でホクホク焼き芋
いまや炊飯器はご飯を炊くだけでなく、スイーツを作ったりと幅広い活用方法があります。
その炊飯器でさつまいもをじっくりと加熱すると、甘みと香ばしさを引き出すことができるので、おすすめの蒸し方のひとつです。
この方法は手間がかからず、炊飯器にセットするだけで手軽に作れるので忙しい日でも気軽に楽しめます。
ここでは、炊飯器を使ったホクホクな焼き芋の作り方とコツを紹介します。
準備するもの
- さつまいも
- 炊飯器
手順
- 皮を残したまましっかり洗います。
- さつまいもをそのまま炊飯器に入れますが、大きい場合は切っても構いません。
- 普通の炊飯モードで約40~60分炊いてください。
- 炊きあがった後に、竹串を刺して柔らかくなっていれば完成です。
ねっとりした蒸し芋が食べたい時のおすすめ蒸し方
ねっとりとした食感の蒸し芋が好きな方に、おすすめな方法を2つ紹介しましょう。
この2つの手順を踏むことで、さつまいものデンプンが変化して濃厚でねっとりとした甘みを引き出すことができます。
ここでは、ねっとりした蒸し芋を楽しむためのおすすめの蒸し方を紹介します。
①冷水に浸す
蒸す前にさつまいもを冷水に30分ほど浸けておきます。
たったこれだけのことですが、さつまいものデンプンが変化してねっとりとした食感になるのです。
この手順を踏んだあとは、蒸し器や圧力鍋など自分が選んだ蒸し方で通常通りに蒸してください。
②長時間蒸す
さつまいもを長時間蒸すことで、ねっとりとした食感が引き出されます。
表記されている一般的な蒸し時間よりも少し長めに蒸して、さらに蒸し上がった後に少し冷ましてから食べるとより甘みが増します。
さつまいもを美味しく蒸すために押さえたいコツ
さつまいもを美味しく蒸すためには、ただ蒸すだけではなくコツを知ることが大切です。
さつまいもの選び方や蒸す前の下準備、蒸し時間や温度の調整などちょっとした工夫で味や食感が大きく変わります。
ここでは、さつまいもをさらに美味しくするために押さえたいコツを紹介します。
皮つきの場合
食べやすいのは皮をむいたほうが…と思うかもしれませんが、実はさつまいもを皮つきのまま蒸すことで栄養価を逃さず風味も豊かになります。
ただし、皮つきのまま蒸す場合には、しっかりと洗って土を落としましょう。
基本はやっぱり!さつまいもの選び方
美味しく蒸したさつまいもを食べるためには、まず良質なさつまいもを選ぶようにしましょう。
はずさないさつまいもの選び方のポイントは次の3つです。
- 見た目:表面が滑らかで、ひび割れや傷がないもの。
- 色:色が均一で鮮やかなもの。特に、紫芋や紅芋などは色が濃いものほど甘みがあります。
- 重さ:同じ大きさなら重みのあるものを選びます。これは水分を多く含んでいて、しっとりとした食感が期待できるからです。
一番美味しいさつまいもの蒸し方
これまでにいくつかの蒸し方を紹介しましたが、さつまいもを一番美味しく蒸す方法は蒸し器を使う蒸し方です。
ただ、さつまいもには大きさや形などさまざまなので、蒸す時にちょっとした手間を加えるのも必要になることがあります。
次に押さえておきたいポイントをまとめて紹介します。
- さつまいもを洗う:皮付きのまましっかり洗います。
- 切る:大きいさつまいもは半分や1/4に切ります。
- 蒸し器にセット:蒸し器に水を入れ、さつまいもを並べます。
- 蒸す:中火で蒸し始めます。蒸気が出てから約20〜30分蒸すようにします。
- 確認する:竹串を刺してスッと通るようになれば蒸し上がりです。
まとめ
さつまいもを美味しく蒸すためには、蒸し方だけでなく選び方やコツも大切です。
紹介したように、蒸し器や圧力鍋、電子レンジ、フライパンや炊飯器など様々な方法でさつまいもを楽しむことができます。
ねっとりとした食感を楽しみたい場合や、ホクホクした食感を楽しみたい場合など、その時々に応じて蒸し方を選んでみてください。
年中買うことができる野菜だからこそ、自分に合った蒸し方でさつまいもの美味しさを楽しみましょう。