目次
トマト鍋に合う定番の具材は、白菜や鶏肉などです。
また、キムチやレモンなどの意外な具材も、じつはトマト鍋と相性が良くおすすめです。
本記事では、トマト鍋を美味しくする具材や簡単にできるアレンジレシピを紹介します。
今夜の夕食メニューに悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
トマト鍋に合うおすすめの具材【定番3選】
トマト鍋に合う定番の具材は、以下の3つです。
- 白菜
- 鶏肉
- シーフードミックス
他の鍋でもよく使われる具材は、トマト鍋との相性も良くおすすめです。
具材に迷った際は、まずは間違いなく美味しい定番の具材を選びましょう。
白菜
トマト鍋の定番の具材は、白菜です。
煮込んだ際のとろとろとした食感は、和風・洋風・エスニックとさまざまな味付けにマッチするため鍋料理に欠かせない野菜です。
白菜は冬野菜の定番で、10〜3月頃に出荷量のピークを迎えます。
ビタミンCや葉酸が豊富な白菜を効率良く食べるには、スープに溶け込んだ栄養も一緒に摂取できる鍋料理が最適です。
白菜の芯は、火が通りにくいため葉の部分より先に鍋に入れて煮込むと、全体を美味しく食べられます。
鶏肉
トマト鍋で定番の具材のひとつは、鶏肉です。
鶏の脂は、スープに溶けて鍋全体に甘みを出すため野菜や豆腐などほかの具材をより一層美味しくします。
鶏肉には、うま味成分であるグルタミン酸が豊富に含まれています。
イタリアンでチキンとトマトソースを組み合わせた料理が多いように、鶏肉とトマトの相性は抜群です。
トマト鍋を作る際は、脂身の多い鶏もも肉を使うとスープにコクや深みが出やすくなります。
食べ盛りの子供がいる家庭では、鶏肉を少し大きめに切って入れると食べ応えが出て満足感を味わえるでしょう。
シーフードミックス
シーフードミックスは、トマト鍋で良く使われる具材です。
魚介から出る出汁は、トマト鍋にコクを与えてくれます。
シーフードミックスは、食べやすい大きさにカットされたエビ・イカ・アサリなどが入っている商品で、適量を直接鍋に入れて使用できます。
シーフードミックスは、冷凍の商品が多く長期間ストックしておけるため、忙しくて毎日買い物に行けない家庭に重宝される具材です。
意外とトマト鍋に合う具材【変わり種3選】
トマト鍋に意外と合う変わり種の具材は、以下の3つです。
- キムチ
- レモン
- サバ缶
定番ではない変わり種の具材を使えば、トマト鍋の新しい楽しみ方を発見できます。
意外な具材の魅力を1つずつ確認しましょう。
キムチ
意外とトマト鍋に合う変わり種の具材のひとつは、キムチです。
キムチには、トマトと相性の良いにんにくが含まれていて鍋全体の香りを豊かにしてくれます。
また、キムチの辛みはトマトのうま味を引き出すため少量加えるだけでもスープの味が整います。
キムチは、最後に火を止めてからトッピングするか味変用に別皿に置くなどして、シャキシャキとした食感を残すのがおすすめです。
さっぱりとしたトマトとピリッと辛いキムチの組み合わせで、食欲のない日でも食べやすいトマト鍋に仕上がります。
レモン
トマト鍋に合う意外な具材は、レモンです。
トマト鍋にレモンを加えると爽やかさがプラスされるため、さっぱりとして食べやすくなります。
また、レモンの酸味にはトマトの甘みを引き立てる効果があり、スープがより一層美味しく仕上がります。
レモン果汁は、市販のトマトソースにも多く使用されていて、酸味と酸味の組み合わせは意外にも相性が抜群です。
レモンは、輪切りにして一面にのせたり仕上げに果汁を絞ったりと、さまざまな方法を試してください。
サバ缶
サバ缶も、トマト鍋に合う変わり種の具材です。
トマトと魚介は相性が良いため、魚のうま味が多く含まれているサバ缶を汁ごと加えることで鍋が美味しく仕上がります。
サバ缶には、骨まで柔らかく加工されたぶつ切りのサバが入っています。
骨を気にせず丸ごとトマト鍋に加えられるサバ缶は、子供がいる家庭の鍋の具材に最適です。
サバ缶には、水煮・醤油煮・味噌煮があります。
トマト鍋に加える際は、シンプルに塩だけで味付けされている水煮を選ぶのがおすすめです。
今夜使えるトマト鍋レシピを5つ紹介
自宅ですぐに試せるトマト鍋のレシピは、以下の5つです。
- レンジで作る「簡単トマト鍋」
- しめはパスタで!「ペスカトーレ鍋」
- いつもの味に飽きたら「豆乳入りトマト鍋」
- 魚介のうま味たっぷり!「海鮮トマト鍋」
- 不思議な食感!?「トマト鍋のメレンゲのせ」
トマト鍋は具材や作り方を変えることで何通りもの楽しみ方ができます。
今夜のトマト鍋は、ぜひ普段のレシピに一工夫加えてみましょう。
レンジで作る「簡単トマト鍋」
材料(2人分)
- お好みの具材(ウインナー・キャベツ・玉ねぎなど):2人分
- にんにく(すりおろし):1/2かけ
- コンソメスープの素:小さじ2
- 酒:50ml
- トマトジュース(無塩):300ml
- 水:100ml
- オリーブオイル:大さじ1/2
- トッピング用のシュレットチーズ・黒こしょう:適宜
作り方
- 具材を食べやすい大きさに切る
- 耐熱ボウルにトッピング以外の具材をすべて入れる
- ふんわりとラップをかけて電子レンジで600w7分程度加熱する
- 一度取り出して全体をかき混ぜる
- 再びふんわりとラップをかけて600wで6分加熱する
- シュレットチーズ・黒こしょうをかける
電子レンジを使った「簡単トマト鍋」は、帰宅してからでもすぐに準備できる時短メニューです。
しめはパスタで!「ペスカトーレ鍋」
材料(2人分)
- お好みの具材(アサリ・イカ・白身魚・野菜など):2人分
- 鷹の爪:1本
- にんにく(みじん切り):1かけ
- オリーブオイル:大さじ1
- カットトマト缶:1/2缶
- トマトジュース(無塩):1000ml
- 鶏がらスープ:小さじ2
- アンチョビ:3枚
- 醤油:小さじ2
- しめ用のパスタ:100g
作り方
- 具材を食べやすい大きさに切る
- 温めた土鍋にオリーブオイル・にんにく・鷹の爪・アンチョビを加えて炒める
- トマト缶・トマトジュースを入れて蓋をし、沸騰するまで中火にかける
- 煮立ったところに鶏がらスープ・醤油を加える
- 柔らかくなるまで具材を煮る
魚介のうま味がたっぷりの「ペスカトーレ鍋」では、具材を食べ終わったあとのスープでパスタを茹でてお楽しみください。
いつもの味に飽きたら「豆乳入りトマト鍋」
材料(4人分)
- トマト:4個
- お好みの具材(鶏肉・野菜・うどんなど):4人分
- めんつゆ:200cc
- 豆乳:600cc
- 生クリーム:200cc
- 水:200cc
- 卵黄:4個
- シュレットチーズ・こしょうなど:少々
作り方
- トマトはへたを取り8等分に切れ目を入れる
- ほかの具材を食べやすい大きさに切る
- 鍋に水とめんつゆを入れて、沸騰するまで火にかける
- 具材を加えて火を通す
- 豆乳・生クリームを入れて再び沸騰したら、トマトの切れ目に卵黄をのせる
- シュレットチーズ・こしょうなどをトッピングする
トマトの酸味がマイルドになる「豆乳入りトマト鍋」は、子供にも大人気のメニューです。
魚介のうま味たっぷり!「海鮮トマト鍋」
材料(4人分)
- 魚介類(魚・あさり・もずくなど):4人分
- お好みの具材(玉ねぎ・トマト・肉など):4人分
- キムチ:お好みの量
- 鷹の爪(輪切り):2個
- にんにく(潰したもの):1かけ
- トマトジュース:600g
- 鰹だし:400g
- オリーブオイル:大さじ2〜3
作り方
- 魚介類は湯洗いや塩抜きなどで下処理する
- 具材を食べやすい大きさに切る
- 鍋にオリーブオイル・にんにく・鷹の爪を入れて火にかける
- トマトジュース・鰹だし・魚介類を入れる
- アクを取ったあとほかの具材を入れて煮込む
- 仕上げにキムチをのせる
魚介の出汁が決め手の「海鮮トマト鍋」には、好きな魚や貝類を使って作ってみてください。
ふわふわ食感!?「トマト鍋のメレンゲのせ」
材料(4人分)
- お好みの具材(白菜・玉ねぎ・パプリカ・豚肉など):4人分
- 卵白:3個分
- 粉チーズ・パセリ・ブラックペッパー:適量
- ★トマトジュース:600cc
- ★にんにく(すりおろし):1かけ分
- ★粉末だし:15g
- ★薄口醤油:大さじ2
- ★酒:100cc
作り方
- 鍋で★の材料を軽く混ぜてから火にかける
- 具材を加える
- 火が通ったら、メレンゲ状に泡立てた卵白をこんもりと浮かべ蓋をして1〜2分加熱する
- 粉チーズ・パセリ・ブラックペッパーをトッピングする
メレンゲのふわふわ食感がクセになり、最後までぺろっと完食できてしまう変わり種のトマト鍋をお楽しみください。
「コクの出る具材」でトマト鍋をもっと美味しく
トマト鍋を美味しくする「コクの出る具材」は、鶏肉・魚介・チーズなどです。
動物性の材料は、トマト鍋に深みを出してくれます。
動物性の材料には、グルタミン酸やイノシン酸といううま味成分が含まれています。よって、トマト鍋に肉や魚介を少し加えるだけで、ほかの具材も美味しく味わえます。
市販のめんつゆやコンソメなどにも、動物性成分が含まれているため肉や魚がない場合に上手く活用してください。
まとめ
トマト鍋に最適な具材は、白菜・鶏肉・シーフードミックスなどです。
また、キムチ・レモン・サバ缶などの変わり種も、意外とトマト鍋に合うため試してみてください。
トマト鍋は、入れる具材や作り方を少しアレンジするだけでより一層美味しくなります。
コクを出すには、鶏肉・魚介・チーズなどの動物性の具材を加えてみましょう。