りんごの保存方法|おいしさを保つポイントから保存食のレシピまで

りんごの保存方法|おいしさを保つポイントから保存食のレシピまで

保存していたりんごのみずみずしさがなくなり、食感が悪くなってしまった経験はありませんか。りんごのおいしさを長く保つためには、ポイントを押さえた保存方法が大切です。

この記事では、りんごの基本的な保存方法や長期保存のコツについて解説します。

りんごを使った保存食のレシピも紹介するので、りんごを長く楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。

1年中購入することができるりんごは、多くの人に親しまれている果物の1つです。美味しいりんごはプレゼントとしても喜ばれること間違いなし!りんごの旬な時期を品種の特徴と共にご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

りんごの保存期間は?

りんごの保存期間は?

りんごは温度の影響を強く受ける果物なので、保管場所の環境により保存期間が異なります。

りんごは常温保存できる果物ですが、季節や用途に合わせて適切に保存するとより長くりんごのおいしさを楽しめます。

保管場所の温度によるりんごの保存期間の違いは、以下のとおりです。

  • 常温保存:1ヶ月
  • 冷蔵保存:1ヶ月
  • 冷凍保存:3ヶ月

りんごは涼しい場所を好む果物のため、秋や冬のように気温が低い季節は常温保存でも問題ありません。一方で、春や夏は気温が高いため、冷蔵保存がおすすめです。

また、りんごをより長く保存したい場合は、冷凍保存すると季節に関係なくりんごのおいしさを保てます。

ふるさと納税でりんごを探す

りんごを保存するときのポイントは?

りんごを保存するときのポイントは?

りんごの鮮度を少しでも長く保つためには、いくつかのポイントを押さえて保存する必要があります。

ここでは、りんごの保存に適した保管場所や乾燥を防ぐ方法、カットしたりんごの保存方法について紹介します。

りんごは涼しい場所に保存する

りんごの保存に適した温度は0~5℃前後のため、りんごを保存する際はできるだけ涼しい場所を選択しましょう。

常温保存する場合は、気温の低い秋や冬の時季が適しています。

ただし、冬は暖房をつけていると部屋の温度が高くなり、常温保存でもりんごが傷みやすくなる場合があるので注意しましょう。

保存場所は、暖房を使用していない涼しい場所を選んでください。

春や夏といった気温が高くなる季節は、常温保存ではなく冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

りんごを新聞紙やキッチンペーパーで包む

りんごを保存する際は、乾燥対策として新聞紙やキッチンペーパーに包んでから保存しましょう。

りんごは乾燥に弱いため、そのまま保存するとみずみずしさが失われ、ボソッとした食感のりんごになりやすいです。

新聞紙やキッチンペーパーなどで包んであげると、りんごから水分が蒸発するのを防げます。

また、新聞紙やキッチンペーパーには急激な温度変化を軽減する役割もあり、温度調節によってりんごのおいしさをより長く保つ効果もあります。

ラップやポリ袋に包んでりんごから発生するエチレンガスを防ぐ

りんごはエチレンガスの発生量が多い果物のひとつです。

エチレンガスは植物の成長に欠かせないホルモンの一種ですが、このガスが収穫後の野菜や果物に作用すると、成長を促進させ傷みを早める効果があります。

りんごは収穫後もエチレンガスを多く排出するため、冷蔵庫のように密閉された空間で保存する際は、ラップやポリ袋に包んでから保存しましょう。

りんごを長期保存したい場合は、エチレンガスの影響にも注意が必要です。

カットしたりんごの保存方法は?

カットしたりんごは空気に触れると茶褐色に変色しやすいですが、これはりんごに含まれるポリフェノールが原因で起こります。

変色を防いで保存したい場合は、以下の方法でポリフェノールの働きを抑え、空気に触れないようにしてあげましょう。

  • 塩水に浸す:水400cc、塩ひとつまみ
  • はちみつを溶かした水に浸す:水400cc、はちみつ大さじ2
  • 砂糖水に浸す:水400cc、砂糖大さじ2
  • レモン水に浸す:水400cc、レモン汁小さじ2

それぞれ5分程度りんごを浸すと、りんごの変色を防ぐことができます。

浸したりんごは流水で洗い流してしまうと効果がなくなるので、洗い流さずに保存しましょう。

また、カットしたりんごは空気に触れないようにして、冷凍保存するのもおすすめです。

ふるさと納税でりんごを探す

りんごの適切な保存方法は?

りんごの適切な保存方法は?

ここではりんごの基本的な保存方法から、より長く保存できる方法まで解説します。

ご家庭でりんごを保存するときの参考にしてみてください。

りんごの基本的な保存方法

手順

  1. 新聞紙またはキッチンペーパーでりんごをひとつずつ包む
  2. りんごを袋に入れて保存する
  3. 冷暗所または野菜室に保存する

水分の蒸発を防ぐため、りんごを新聞紙またはキッチンペーパーに包んでください。

常温保存の場合は、完全に密閉するとりんごから蒸発した水分によってカビが発生する恐れがあるので、風通しのよい紙袋やかごに入れて保存しましょう。

また、冷蔵庫で保存する場合、りんごから発生するエチレンガスが他の野菜や果物の傷みを早める恐れがあります。

りんごを新聞紙やキッチンペーパーで包んだあとに、ポリ袋に入れてから保存してください。

秋や冬の涼しい季節は冷暗所で常温保存、春や夏の暖かい季節は冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。

りんごは冷凍するとより長く保存できる

手順

  1. りんごを洗い水気を拭き取る
  2. 新聞紙またはキッチンペーパーでりんごを包む
  3. 冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ保存する

冷凍したりんごは常温や冷蔵よりも傷みにくく、3ヶ月程度の保存が可能になります。

冷凍保存したりんごは、繊維がほぐれて柔らかい食感になるのが特徴です。

保存する際は乾燥を防ぐため、ひとつずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んであげてください。

冷凍用の保存袋に入れると霜を防ぐことができ、より長くりんごのおいしさを保てます。

解凍する際は、完全に解凍すると水分が出てべチャッとした食感になるので、半解凍やシャーベットの状態で楽しみましょう。

また、カットしたりんごを冷凍する場合は、塩水などで変色を防いでから、袋に入れて保存するのがおすすめです。

ふるさと納税でりんごを探す

りんごで自家製の保存食を作る

りんごで自家製の保存食を作る

りんごはそのままだけでなく、加工してから保存することも可能です。

自家製の保存食に加工して、生のりんごとはまた違うおいしさを楽しんでみてはいかがでしょうか。

りんごジャム

材料

  • りんご:3個
  • 砂糖:180g
  • レモン汁:大さじ2

作り方

  1. りんごの皮をむく
  2. りんごを4等分に切り、芯を取り除く
  3. りんごを幅1cmほどの厚さに切る
  4. 鍋にりんごを入れ、砂糖とレモン汁を加える
  5. 鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にする
  6. アクを取り除きながら、水気がなくなるまで煮込む

使用するりんごの種類によってジャムの甘さが異なるので、酸味が強いりんごの場合は、砂糖を20~30gほど多く加えてください。

ジャムを煮込む際に火加減が強いと焦げてしまうので、弱火でじっくり煮込むのがポイントです。

木べらを使ってゆっくりジャムを混ぜながら煮込むと、より焦げつきにくくなります。

完成したジャムは、雑菌の発生しづらい煮沸消毒済みの瓶に保存しましょう。

ジャムの保存期間は、冷蔵保存の場合は2~3週間ほど、冷凍保存の場合は1ヶ月程度です。

りんごのコンポート

材料

  • りんご:3個
  • 砂糖:120g
  • レモン汁:小さじ6
  • 水:600ml

作り方

  1. りんごの皮をむき、8等分に切り分ける
  2. りんごの芯を取り除く
  3. 鍋にりんご、砂糖、レモン汁、水を入れる
  4. 鍋を弱火にかける
  5. りんごが透き通るまで20分程度煮込む

りんごは品種によって甘さが異なるので、砂糖の量で甘さを調節してください。

レシピではりんごの皮をむいていますが、皮付きのままりんごのコンポートを作ることもできます。

皮付きの場合は、皮の成分によって淡いピンク色に色づき、皮と果肉の2つの食感が楽しめるコンポートができあがります。

りんごのコンポートをすぐに食べる場合は冷蔵保存、長期保存する場合は冷凍保存しましょう。

冷蔵保存は2週間ほど、冷凍保存は1ヶ月ほど保存可能です。

ふるさと納税でりんごを探す

まとめ

りんごを保存する際は涼しい場所を選び、乾燥を防いで保存してあげましょう。季節や用途に合わせて保存方法を分けると、りんごのおいしさをより長く保てます。

ジャムやコンポートにして、生のりんごとは違う楽しみ方をするのもおすすめです。

りんごの適切な保存方法を実践して、おいしい状態を長く楽しんでみてください。

ふるさと納税でりんごを探す

鮮やかな橙色の果実をかじると、口の中にふくよかな甘味が広がる柿。産地や品種、熟し具合によって味わいがさまざまで、食べれば食べるほどに奥深さが感じられるのも魅力。この記事では、そんな柿の旬の時期のほか、代表的な産地や品種、おすすめの保存方法などについてご紹介します。
栗は、ホクホクとした食感とほんのりとした甘みが特徴の秋の味覚です。しかし、「どのようにして食べたらよいのかわからない」という人も、いるのではないでしょうか。栗の素朴なおいしさや食感を味わうのであれば、茹でて食べるのがおすすめです。ここでは栗をおいしくいただける、基本から時短の調理方法などを紹介します。茹でた栗の保存方法もぜひ参考にしてください。