ふるなびスタッフ
目次
沖縄県は温暖な気候に恵まれており、魅力的な特産品の宝庫です。
本記事では、沖縄を代表する果物・野菜・海産物といった食材から、お土産にも最適な加工品や工芸品まで幅広くご紹介します。
マンゴーやゴーヤ、海ぶどうといった定番品はもちろん、沖縄ならではの珍しい品々まで特徴やおすすめの楽しみ方を解説します。
沖縄の文化と風土を感じられる逸品を見つけて、旅の思い出やお土産選びに役立ててください。
沖縄の果物の特産品
沖縄を代表する果物にはマンゴー、パインアップル、シークヮーサーがあります。
生で食べても美味しいですが、プリン・ケーキなどのデザートや料理のアクセントとしても使われ、用途は幅広いです。
マンゴー
マンゴーは沖縄県を代表する果物の1つで、濃厚な甘さが特徴です。
果実は夏場に贈答品として人気があります。また、プリンやシャーベットなどのデザート、ジュースなどの加工品も人気を集めています。
パインアップル
パインアップルは、甘さの中に爽やかな酸味がある果物です。
温暖な気候条件で育つ果物で流通しているものの多くが海外から輸入されているため、沖縄県産は貴重な国産果実です。
生食のほか、ケーキやドライフルーツなどの加工品があります。
シークヮーサー
シークヮーサーは直径3〜4センチの柑橘系の果物で、青いものは強い酸味が特徴です。
特徴を活かし、カットしたものを刺身や焼き魚にかけて使うのが一般的です。
また、黄色く熟したものは甘味が増すので生食に向きます。
沖縄の野菜の特産品
苦味が特徴のゴーヤ、辛味がアクセントの島らっきょう、加熱すると粘り気がでるハンダマが沖縄野菜の代表例です。
飲食店では、一品料理として出される時もあります。
ゴーヤ
ゴーヤは独特の苦味が特徴の島野菜です。
沖縄県では琉球王朝時代から食べられてきたとされており、歴史ある野菜の1つです。
卵や豆腐と一緒に炒めたゴーヤチャンプルーなどで親しまれています。
島らっきょう
島らっきょうは一般的ならっきょうと比較して少し小さいですが、辛味と香りが強いのが特徴です。
塩漬けや天ぷらで食べるのが一般的で、お酒のおつまみとしても重宝されています。
ハンダマ
ハンダマはキク科の植物で、沖縄以外では水前寺菜（すいぜんじな）などの呼び名で親しまれています。
加熱するとぬめりが出るため、おひたしや和物で食べると独特の食感が楽しめます。
ポークやツナとの相性もよく、手軽に沖縄を感じられる野菜です。
沖縄の海産物の特産品
沖縄の海産物の特産品はモズク、アーサ（あおさ）、海ぶどうが代表例です。
暑い時期が長い沖縄では三杯酢などで和えて、暑さを乗り切る酢の物が定番です。
モズク
モズクは海藻の一種であり、沖縄県が9割以上のシェアを誇っています。
三杯酢などと和えて生で味わうほか、加熱してスープや天ぷらとしても食べられています。
場所により獲れるモズクが異なるため、食べ比べる楽しさもあります。
アーサ（あおさ）
アーサはヒトエグサという海藻の一種で、あおさと同じものです。
磯の香りが豊かで汁物や天ぷら、オムレツなど様々な料理に利用され、栄養価も高く食物繊維やビタミン類などが豊富に含まれています。
海ぶどう
プチプチとした食感が特徴の海藻で、「グリーンキャビア」とも呼ばれます。
沖縄の温暖な海で育ち、ポン酢や三杯酢でそのまま食べるのが一般的で、日本のみならず海外でも人気の食材です。
沖縄の肉の特産品
沖縄には肉の特産品もあり、近年人気を集めています。
特に、牛肉と豚肉が注目されており、特徴や注意点を解説します。
おきなわ和牛
おきなわ和牛とは、沖縄生まれ沖縄育ちの黒毛和種です。
おきなわ和牛は温暖な気候とストレスフリーの環境で育つため、上質な肉質になりやすいとされています。
県内の飲食店で食べられるほか、スーパーや道の駅、オンラインショップなどでも購入できます。
あぐー豚
あぐー豚とは食用の豚肉を指し、在来品種であるアグー豚と西洋豚との交配で生まれた豚です。
肉の中では脂身が特に美味しいとされ、臭みが少ないのがあぐー豚の特徴です。
あぐー豚はブランド豚であるため、ブランドマークのあるお店から購入しましょう。
沖縄の加工品の特産品
沖縄の加工品の代表例は以下の通りです。
- ちんすこう
- サーターアンダギー
- 黒糖（サトウキビ）
- 泡盛
- 豚肉加工品
加工品は、お菓子やお酒、一品料理まで幅広くあるため、お気に入りの逸品を見つけてみてください。
ちんすこう
ちんすこうは、小麦粉・砂糖・ラードを主原料とした沖縄の伝統的な焼き菓子です。
サクサクした軽い食感と優しい甘さが特徴で、長方形でギザギザの形をしています。
プレーンの他、黒糖や紅いもなど沖縄を連想する味が楽しめます。
サーターアンダギー
サーターアンダギーは小麦粉・砂糖・卵を混ぜて油で揚げた丸いお菓子で、水を加えないため、硬い食感が特徴です。
揚げたてをそのまま食べる以外にも、アイスクリームや生クリームをトッピングしたアレンジメニューも楽しまれています。
黒糖（サトウキビ）
黒糖はサトウキビを絞った汁を煮詰めて作られる砂糖で、沖縄県ではお菓子や料理に使われます。
さらに、家事や仕事の合間につまんだり、お茶うけとして勧めたりと生活の一部になるほど一般的です。
泡盛
泡盛は、米を原料に沖縄県産の黒麹を加え、発酵させて製造するお酒です。
ストレートやロック、水割りなどいくつか飲み方があり、酒造によりこだわりが異なるため、飲み比べも楽しみの一つです。
豚肉加工品
豚肉加工品は沖縄料理には欠かせない存在で、以下のようにいくつか種類があります。
- ソーキ
- ラフテー
- てびち
- ミミガー
- ポーク
ソーキは豚の肋肉でソーキそばなどで親しまれており、ラフテーは豚の角煮の沖縄での呼び方で主にバラ肉が使われています。
てびちは豚足のことで煮物に使われ、ミミガーは豚の耳でポン酢やみそ和えで食べるのが一般的です。
ポークは豚肉をすり身に加工したもので、おにぎりの具材として親しまれています。
沖縄の工芸品の特産品
沖縄の工芸品の特産品には琉球ガラス、シーサー、琉球漆器などがあげられます。
沖縄の工芸品は見た目にも美しく、形として残るため旅の思い出や贈り物として人気があります。
琉球ガラス
琉球ガラスは独特の気泡が美しい工芸品です。
戦後、ガラス作りに必要な材料が揃わず、職人が元々あったガラスから作り直して生まれたとされています。
土産物店で購入できる他、工房の見学、手作り体験なども人気です。
シーサー
シーサーは沖縄の家の屋根や門にみられる守神の置き物です。
獅子がなまって「シーサー」と呼ばれるようになった説が有力で、伝統工芸品の1つですが比較的安価なものも多く手軽に購入できます。
琉球漆器
琉球漆器はデイゴやセンダンの木から作られた器の工芸品で、歴史は古く琉球王朝時代に遡ります。
現代では重箱やお椀が好まれますが、日常で使えるもの、アクセサリーとして加工されたものなど幅広い商品があります。
まとめ
沖縄には、豊かな自然と歴史が育んだ魅力的な特産品が数多くあり、本記事では大きく分けて以下の6つのジャンルを紹介しました。
- 果物
- 野菜
- 海産物
- 食肉
- 加工品
- 工芸品
沖縄の特産品を一口に言っても幅広く、定番はもちろん、あまり馴染みのない一品までそれぞれに魅力が詰まっています。
沖縄を訪れた際や商品を購入する際には、上記の特産品を通して文化や歴史を深く感じてみてはいかがでしょうか。
