ふるなびスタッフ
目次
世界一栄養価の高いフルーツとしてギネスにも認定されているアボカド。
選び方が分からず、購入時に失敗した経験がある方もいるのではないでしょうか。
本記事では、アボカドの選び方を詳しく紹介します。
避けるべきアボカドの特徴や自宅で追熟する方法も紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
おいしいアボカドの選び方
食べごろのアボカドを選ぶには、皮の色とヘタ、硬さをチェックすることが大切です。
おいしいアボカドを見分けるために大切なポイントをまとめて紹介します。
皮の色
おいしい食べごろのアボカドを最も簡単に見分けるには、皮の色をチェックすると良いでしょう。
収穫されて間もない未熟なアボカドは、きゅうりのような緑色をしていますが、熟度が進むにつれて段々と黒色に変化していきます。
緑色のアボカドは、硬くてえぐみがありますが、黒色のアボカドは食べごろを迎えており、おいしく食べることが可能です。
緑色のアボカドは、おいしく食べられるようになるまで時間がかかると覚えておきましょう。
ヘタ
アボカドのヘタは、果肉に水分があるほど張りがあり、熟成が進み果肉から水分が抜けるほどシワが寄って沈み込んでいきます。
おいしい食べごろのアボカドを選びたい時は、ヘタの周辺にシワが寄り、ヘタと実の間に隙間があるものを選びましょう。
ヘタの周辺にほとんど張りがなく、大きく沈み込んでいる状態のアボカドは、かなり熟成が進み傷んでいる可能性が考えられます。
ヘタの周辺がやわらかくなっているものや、ヘタが取れているものは避けてください。
硬さ
おいしい食べごろのアボカドかどうかは、硬さでも見分けられます。
アボカドは熟成が進むにつれて果肉がやわらかくなっていき、掴んだ時にやわらかさがあるものが食べごろです。
販売されているアボカドを強く掴んだり、指で押したりするとアボカドが傷む可能性があります。
硬さで食べごろかどうかを判断するのは、購入後にしましょう。
使用するタイミングに合わせたアボカドの選び方
使用するタイミングに合わせたアボカドの選び方を紹介します。
アボカドは未熟な内に収穫され店頭に並ぶため、使用するタイミングにあった熟度のアボカドを選ぶことが基本です。
すぐに使用する予定がない場合、成熟したアボカドを購入すると傷んでしまう可能性があります。
すぐに使用する場合
アボカドを購入後すぐに使用する場合は、皮の色が全体的に黒く、ヘタが浮いているように見えるものを選びましょう。
皮全体が真っ黒でヘタが浮いてきているアボカドは、成熟して食べごろを迎えたアボカドです。
指で押したときの弾力で熟度を確認する方法もありますが、販売されているアボカドを強く押すと傷む恐れがあるため、店頭で弾力を確認することはおすすめできません。
数日後に使用する場合
アボカドを購入後数日以内に使用する場合は、皮の色が全体的に黒に近い緑色のものを選びましょう。
皮全体が黒に近い緑色のアボカドは、ほぼ成熟しており、数日以内に食べごろを迎えるアボカドです。
購入後2～3日ほど自宅で追熟することで、使用するタイミングには食べごろの状態に持っていけます。
1週間後に使用する場合
購入してから1週間ほど時間を空けて使用する場合は、皮の色が緑色のものを選びましょう。
アボカドは緑色の未熟な状態で収穫され、熟度が進むにつれてだんだんと黒色に変色していきます。
店頭に並んでいる時点で皮の色が黒いアボカドを購入すると、使用時には傷んで食べられなくなっている可能性が考えられるので注意してください。
購入後しばらく使用しない時は、緑色のものを選ぶことでアボカドを長持ちさせられます。
避けるべきアボカドの特徴
購入を避けるべきアボカドの特徴を紹介します。
アボカドは切るまで可食部が目に見えませんが、皮の感触やヘタの沈み込み状態から、果肉の傷み具合をある程度予測可能です。
皮が浮いている
アボカドを手にとった時に、皮と果肉の間に隙間があり皮が浮いているものは、避けた方が無難です。
熟成が進みすぎて果肉が変色していたり、傷んでいたりする可能性が考えられます。
ヘタが沈みすぎている
ヘタの周辺にシワが寄り、ヘタと実の間に隙間があるものが食べごろのアボカドだと先述しましたが、ヘタが沈みすぎているアボカドは避けた方が無難です。
アボカドの熟成が進みすぎて、果肉が傷んでいる可能性が考えられます。
アボカドを自宅で追熟する方法
アボカドを自宅で追熟する方法を紹介します。
追熟とは、緑色の成熟していないアボカドを一定時間置くことで熟させる工程のことです。
成熟していないアボカドは硬くてえぐみがありますが、追熟することで食べごろの状態に仕上げられます。
基本の追熟方法
アボカドは13～24℃前後の環境に置くことで追熟が進みます。
基本の追熟方法は、以下の通りです。
- アボカドを新聞紙で包む
- 直射日光の当たらない場所に置く
完熟までにかかる日数は、追熟を行うアボカドの状態によって変わりますが、おおよそ2～5日です。
新聞紙がない場合は包まなくても問題ありませんが、新聞紙で包んだ方がアボカドから放出されるエチレンガスを閉じ込められ、熟成を早められます。
25℃以上の場所や湿度の高い環境下に放置すると、アボカドが傷む可能性があるので、保管場所には注意してください。
追熟を早める方法
アボカドの追熟を早めたい時は、リンゴかバナナと一緒に保存しましょう。
リンゴやバナナは、青果物の熟成を早める効果を持つエチレンガスを放出しています。
アボカドの追熟を行う際に、一緒に密閉可能な袋にいれることで、アボカドの熟成を早めることが可能です。
自宅にリンゴやバナナがある際は、アボカドと一緒に保存してみてください。
エチレンガスはリンゴとバナナ以外にも、桃やメロン、西洋梨などからも放出されており、ほかの果物でも代用可能です。
アボカドの切り方
中心に大きな種があるアボカドは、いきなり半分に切ろうとしても包丁が種に当たり上手く切れません。
安全にアボカドを切り、種を取り除きたい時は、以下の手順を参考にしてください。
- 縦に包丁をいれ、種に当たるまで切れ目をいれる
- 種に沿って一周切れ目をいれる
- 両手でアボカドを掴み、種を起点にねじるようにして2つに分ける
- 実に残った種に包丁の根元を刺し、ねじるようにして取り除く
- 皮を取り除き、残った実を適切なサイズに切る
アボカドの種は非常に硬いため、包丁で切ろうとすると怪我をする危険性があります。
取り除く時は先に実を半分にしてから取り除きましょう。
アボカドのおすすめレシピ
アボカドを使用したおすすめのレシピを2つ紹介します。
短時間で簡単に作れるレシピを紹介しているので、アボカドの調理方法で迷った時はぜひ参考にしてみてください。
アボカドとトマトのサラダ
アボカドとトマトがあれば簡単に作れるサラダのレシピです。
材料（2人分）
- アボカド 1個
- トマト 1個
- 塩 少々
- コショウ 少々
- 酢 大さじ1
- おろしにんにく 小さじ1
- ごま油 小さじ1
- いりごま 少々
作り方
- トマトを洗って一口大に切る
- アボカドに一周切り込みをいれて、半分に割る
- 割ったアボカドから種と皮を取り除き、1cm角に切る
- 切ったトマトとアボカド、調味料をすべて混ぜ合わせる
クリームチーズや玉ねぎを加えてアレンジすることも可能です。
アボカドのソテー
切って焼くだけで簡単に作れるアボカドのソテーのレシピです。
材料（2人分）
- アボカド 1個
- バター 大さじ2
- 醤油 大さじ1
作り方
- アボカドに一周切り込みをいれて、半分に割る
- 割ったアボカドから種と皮を取り除き、2cm角に切る
- フライパンでバターを溶かし、中火でアボカドを炒める
- 全体に焼き目が付いたら醤油を回しかける
アボカドの切り方は、お好みで調整してください。
まとめ
おいしいアボカドの選び方を紹介しました。
おいしい食べごろのアボカドは、皮の色とヘタの状態、硬さをチェックすることで簡単に確認できます。
すぐに使用する時は、皮が黒く、ヘタが浮いているように見えるものを選びましょう。
アボカドを購入する際は、ぜひ本記事で紹介した選び方を参考にしてみてください。
