マスクのニーズが高まる時期や時期ごとでの注意点

マスクのニーズが高まる時期や時期ごとでの注意点

近年は新型コロナの影響によって、1年中マスクをつけることが当たり前です。

ですが、マスクはコロナ対策だけではなく、インフルエンザの防止や花粉症の人の対策としてもニーズがあります。

この記事では、マスクの販売大手のユニ・チャーム株式会社によるデータをもとに、マスクのニーズが高まる時期について解説します。

他にも、マスクをつける際の注意点や、自分に適したマスクの選び方、正しいマスクのつけ方などもご紹介しますので、参考にしてみてください。

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マスクのニーズが高まる時期

近年、コロナの影響で1年を通じてマスクをつける人が増えていますが、マスクのニーズが高まるとされている時期は大きく分けて2つに分かれます。

インフルエンザに対してのニーズが高まる時期は11月末から2月

インフルエンザに対してのニーズが高まる時期は11月末から2月

インフルエンザの流行は、主に11月下旬から12月上旬にかけて始まります。

その後1月下旬から2月上旬にピークを迎えます。

そのため、マスクのニーズも1月をピークとして2月ごろまでが1年を通して最もニーズが高くなります。

インフルエンザウイルスは、感染した人のせきやくしゃみによる飛沫感染が主な感染経路となります。

そのため、11月末~2月にかけて、飛沫感染を受けないようにする人や、移さないようにする人が増えるためマスクのニーズが高くなっているのです。

花粉防止としてニーズが高まる時期は3月や4月

花粉防止としてニーズが高まる時期は3月や4月

花粉を防止する目的で春先の3月~4月が最もマスクのニーズが高まります。

2020年の「日本花粉学会」のデータによると、春先である3月~4月中旬に、多くの人を悩ませるスギ花粉とヒノキ花粉がピークを迎えます。

また、5月ごろにはイネ科、9月にはブタクサ属(キク科)や、カナムグラ(アサ科)も多くなります。

マスクによる花粉対策は、自分の顔にフィットする形であれば効果はあります。

ですが、マスクは花粉を完全に防げるものではありません。

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時期ごとでマスクをつける際の注意点

時期ごとでマスクをつける際の注意点

時期によってマスクをつける際の注意点についてご紹介します。

大きく分けて注意する時期は2つあります。

まずは夏の時期でのマスク着用による熱中症に注意することです。

厚生労働省からも気温・湿度が高い時でも人と2メートル以上離れていれば、マスクを外すようにすべきといった内容も発表されています。

冬に乾燥肌でのマスク着用による肌荒れにも注意が必要です。

インフルエンザが流行するのが冬の間なので、マスクを外したくても外せない状況が続きますが、肌が乾燥すると細菌やウイルスが侵入しやすくなってしまいます。

ですので、冬は常日頃から肌の乾燥を防ぐための保湿が大切です。

化粧水や乳液、クリームなどで保湿をしてマスクによる肌荒れを防ぎましょう。

自分にあったマスクの選び方

マスクは素材(ガーゼや不織布)と形状(平型やプリーツ型や立体型)の2つが選ぶ際のポイントとなります。

マスクの素材はガーゼか不織布にするか決める

マスクの素材はガーゼか不織布にするか決める

一般的な家庭用マスクは、フィルター部分の素材の違いで主にガーゼタイプと不織布タイプの2パターンがあります。

ガーゼタイプ

ガーゼタイプのマスクは、綿織物を重ね合わせたものです。

特殊なフィルターを縫い込み、花粉などの通過を防げます。

吸湿性や吸水性があり、速乾性と通気性も高いです。

使用感が良く機能性も優れています。

繰り返し洗って使うことができます。

不織布タイプ

不織布タイプのマスクは、値段がリーズナブルです。

主に使い切りとして使われています。

2003年頃から家庭用マスクとして使用され始めました。

市販されている家庭用マスクの約97%が不織布タイプのマスクです。

繊維や糸を、熱や機械で接着させてシート状に作られています。

不織布は、粒子捕集性や通気性に優れているので、マスク以外でも紙おむつや生理用品などに使われています。

自分に適したマスクの形状を決める

自分に適したマスクの形状を決める

マスクを使用する目的や顔の形によって、自分に適したマスクは異なります。

主に平型タイプ、プリーツタイプ、立体型タイプの3つがあります。

特徴を順番に解説します。

平型タイプの特徴

平型タイプのマスクは、四角い形のマスクで保湿性と保温性が高いことが特徴です。

ガーゼマスクはだいたいが平型マスクです。

寝るときやオフィスでエアコンの風から喉を守るのに役立ちます。

綿を使用しているので肌にも優しいです。

ただし、すき間ができやすいので、花粉対策としてのマスクには不向きです。

プリーツタイプの特徴

プリーツタイプのマスクは、すき間ができにくいことが特徴です。

プリーツの伸縮性を利用して、顔の形にあわせやすいからです。

また、マスクをしたまま話してもズレにくいです。

マスクと口の間に空間があり、口と鼻を押さえつけないため、呼吸もしやすく圧迫感が少ないです。

マスクによる息苦しさが気になる人におすすめです。

立体型タイプの特徴

立体型タイプのマスクは、顔の形に合うよう立体的にデザインされています。

立体型なので口元に空間ができるので、メイクが崩れにくく、女性におすすめのタイプです。

ただし伸縮率があまりないので、サイズが合わない場合もあるので装着してみて判断する必要があります。

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正しいマスクのつけ方

正しいマスクのつけ方

マスクの効果を高めるために、正しいマスクのつけ方でもっとも重要なのは、マスクと顔の間にできるだけスキマを作らないことです。

プリーツタイプや立体型のタイプでも、マスクを着けている際にスキマを作らないことを意識しましょう。

マスクと顔の間にスキマを作ってしまうと、細菌やウイルス飛沫、花粉が侵入しやすくなります。

マスクの役割であるウイルスや花粉の対策が弱くなります。

鼻や頬の周りには隙間ができやすいので注意が必要です。

顔のサイズや形にあったマスクを選びましょう。

またマスクの表裏や、上下を間違えてつけてしまった場合も効果が低くなるので、パッケージや使用説明をしっかり確認してつけるようにしましょう。

マスクをつけている際に注意すべきこと

マスクをつける際に注意すべき内容をまとめます。実際にマスクをつけるときに意識してください。

顎にかけない

よく顔からマスクをずらして顎にかけている人がいますが、顎についたウイルスがマスクの内部に入ってしまう可能性があるので予防効果が低くなります。

マスクから鼻が出ないようにする

息苦しいという理由で鼻を出してマスクをつけている人もいますが、当然ウイルスが体内に侵入しやすくなります。

とっさに出てしまうせきやくしゃみが、ほかの人に飛んでしまうことも避けるべきです。

息苦しい場合はプリーツタイプのマスクから、自分に適したものを選んでつけましょう。

マスク自体にできるだけ触らない

マスクのフィルターに触ってしまうと、マスクについているウイルスが手にもついてしまう可能性が高くなります。

ウイルスの感染や拡散の予防のためには、マスクにできるだけ触らないことも重要です。

まとめ

この記事では、マスクのニーズが高まる時期や時期ごとでマスクを着ける際の注意点、マスクの種類やつけ方など、幅広くご紹介しました。

重要なポイントをまとめますので、再度ご覧ください。

  • インフルエンザでマスクのニーズが高まる時期は11月末から2月
  • 花粉防止でマスクのニーズが高まる時期は3月や4月
  • 夏の時期でのマスク着用による熱中症に注意する
  • 冬に乾燥肌でのマスク着用による肌荒れにも注意が必要
  • マスクは素材と形状で自分にあったマスクを選ぶ
  • マスクと顔の間にできるだけスキマを作らないことが予防で重要

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