目次
※本コンテンツはAI技術を活用しつつ人による執筆や監修をしています。
雑所得とは

まずは、雑所得の基本的な定義と、どのような収入が雑所得に該当するのかを確認しましょう。
雑所得の定義と具体例
雑所得とは、所得税法で定められた10種類の所得区分のうち、他の9種類(給与所得、事業所得、不動産所得、利子所得、配当所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得)に該当しない所得のことです。
雑所得は、以下の3つに区分されます。
- 公的年金等:国民年金、厚生年金、企業年金などの年金収入
- 業務に係るもの:副業による収入のうち、事業所得に該当しないもの
- その他:上記以外の雑所得(仮想通貨の売却益など)
雑所得に該当する主な収入(副業・仮想通貨・年金など)
具体的に雑所得に該当する収入には、以下のようなものがあります。
| 収入の種類 | 具体例 |
|---|---|
| 副業収入 | クラウドソーシング、せどり、アフィリエイトなど |
| 仮想通貨 | ビットコインなど暗号資産の売却益・交換益 |
| 公的年金 | 国民年金、厚生年金、企業年金 |
| 個人年金 | 民間の保険会社の個人年金 |
| 原稿料・講演料 | 事業として行っていない場合 |
| FX取引 | 外国為替証拠金取引の利益 |
雑所得はふるさと納税の限度額に影響する?

雑所得がある場合、ふるさと納税の控除上限額にどのような影響があるのでしょうか。
雑所得があると控除限度額が上がる仕組み
ふるさと納税の控除上限額は、「総所得金額」をもとに計算されます。
雑所得は総所得金額に含まれるため、副業や仮想通貨で利益がある場合は、控除上限額が変動する可能性があります。
例えば、給与収入のみで年収500万円の方と、給与収入500万円に加えて雑所得が100万円ある方では、後者の方が控除上限額は高くなります。
雑所得を含めて計算するメリット
雑所得を含めて控除上限額を計算することで、以下のメリットがあります。
- より多くの返礼品を受け取れる:控除上限額が上がることで、自己負担2,000円で受け取れる返礼品の選択肢が広がります
- 税金の控除枠を最大限活用できる:控除上限額の範囲内で寄附しやすくなります
雑所得がある場合の控除上限額の計算方法

雑所得がある場合、控除上限額はどのように計算すればよいのでしょうか。
控除上限額の計算式
ふるさと納税の控除上限額の計算は複雑なため、正確な金額を知りたい場合はシミュレーションツールの活用をおすすめします。
目安として「住民税所得割額の約2割」と覚えておくとよいでしょう。
課税所得金額に応じた計算に必要な変数は以下の通りです。
| 課税所得金額 | 変数 |
|---|---|
| 195万円以下 | 23.559% |
| 195万円超〜330万円以下 | 25.066% |
| 330万円超〜695万円以下 | 28.744% |
| 695万円超〜900万円以下 | 30.068% |
| 900万円超〜1,800万円以下 | 35.520% |
| 1,800万円超〜4,000万円以下 | 40.683% |
| 4,000万円超 | 45.398% |
【計算例】給与収入500万円+雑所得100万円の場合
具体的な計算例を見てみましょう。
前提条件
- 給与収入:500万円、雑所得:100万円
- 家族構成:独身
- 社会保険料控除:70万円
この場合、給与所得356万円+雑所得100万円=総所得金額456万円となり、控除上限額の目安は約8万円〜9万円程度です。
雑所得がない場合(約6万円〜7万円)と比べて、約2万円ほど上限額が増えます。
シミュレーションツールの活用
自分で計算するのは複雑なため、シミュレーションツールの活用がおすすめです。
ふるなびでは、給与収入や雑所得、家族構成などを入力するだけで、控除上限額の目安を簡単に確認できます。
雑所得がある場合は確定申告が必要?ワンストップ特例との違い

雑所得がある場合、ふるさと納税の控除を受けるために確定申告が必要なのでしょうか。
雑所得20万円以下の場合
1か所から給与を受けている給与所得者で、給与所得・退職所得以外の所得(雑所得を含む)の合計が20万円以下の場合、所得税の確定申告は原則不要なため、寄附先が5自治体以内などの条件を満たす場合は、 ワンストップ特例制度を利用するのが良いでしょう。
ただし、住民税には「20万円以下なら申告不要」というルールがないため、住民税の申告は必要です。
雑所得20万円超の場合
会社員など給与所得者で、副業による雑所得等が20万円を超える場合は、原則として確定申告が必要です。
この場合、ワンストップ特例制度は利用できません。
ワンストップ特例の申請書を提出していた場合でも、確定申告を行うとワンストップ特例は適用されなくなります。
確定申告では必ず寄附金控除の申請を忘れずに行ってください。
ワンストップ特例と確定申告の比較表
| 項目 | ワンストップ特例制度 | 確定申告 |
|---|---|---|
| 対象者 | 確定申告が不要な給与所得者等 | 誰でも利用可能 |
| 雑所得20万円超の場合 | 利用不可 | 必須 |
| 申請先 | 寄附先の自治体 | 税務署 |
| 申請期限 | 翌年1月10日必着 | 翌年2月16日〜3月15日 |
| 寄附先の上限 | 5自治体まで | 制限なし |
雑所得がある場合のふるさと納税の手順【5ステップ】

雑所得がある場合のふるさと納税の具体的な手順を解説します。
ステップ①:雑所得を含めた総所得金額を確認する
給与所得は源泉徴収票で確認し、雑所得は「収入−必要経費」で計算します。
ステップ②:控除上限額の目安を調べる
シミュレーションツールに総所得金額や家族構成を入力して、上限額の目安を把握します。
上限額ギリギリではなく、余裕を持った寄附を推奨します。
ステップ③:寄附する自治体・返礼品を選ぶ
ふるなびで返礼品を検索し、寄附金額を確認しながら選びましょう。
ステップ④:寄附を行い寄附金受領証明書を保管する
寄附完了後に届く「寄附金受領証明書」は、確定申告まで大切に保管してください。
ステップ⑤:確定申告で寄附金控除を申請する
確定申告の時期は翌年2月16日〜3月15日です(還付申告の場合は1月1日から可能)。
e-Taxを利用すれば自宅からオンラインで申告できます。
雑所得がある場合のふるさと納税の注意点

雑所得がある場合にふるさと納税を行う際の注意点を解説します。
自己負担額2,000円は変わらない
雑所得があっても自己負担額は2,000円のままです。
ただし、控除上限額を超えて寄附した場合、超えた分は自己負担となります。
返礼品が一時所得として課税される場合がある
ふるさと納税の返礼品は「一時所得」として扱われます。
一時所得には年間50万円の特別控除があるため、返礼品だけで課税されることは通常ありません。
ただし、他の一時所得(保険の満期一時金、懸賞金など)と合算して年間50万円を超えると、課税対象になる可能性があります。
課税対象となるのは、特別控除50万円を差し引いた金額の2分の1です。
副業が会社にバレる可能性と対策
副業による雑所得がある場合、住民税の増加で会社に副業が発覚するリスクがあります。
対策として、確定申告書の「住民税の徴収方法」欄で「自分で納付(普通徴収)」を選択する方法があります。
ただし、自治体によっては普通徴収に対応していない場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。
なお、ふるさと納税自体は副業ではないため、ふるさと納税の控除によって副業が発覚することはありません。
雑所得とふるさと納税に関するよくある質問
Q. 雑所得が赤字の場合、ふるさと納税の上限額はどうなる?
雑所得が赤字になっても、給与所得など他の所得区分との損益通算はできません。
雑所得の損失は、同じ雑所得内での通算のみ可能です。
赤字の場合は雑所得ゼロとして計算します。
Q. 仮想通貨の利益がある場合の注意点は?
仮想通貨の利益は、売却や交換で利益確定したタイミングで雑所得として計上されます。
年末時点の含み益は課税対象外です。また、損失が出ても翌年への繰越はできません。
Q. 年金受給者でもふるさと納税はできる?
年金収入も雑所得として計算に含めます。
所得税・住民税を納めていれば利用可能ですが、住民税非課税の場合はメリットが少なくなります。
Q. 雑所得20万円以下でも上限額に含めるべき?
住民税の申告を行う場合は、雑所得を含めて計算することをおすすめします。
含めないと控除枠を無駄にする可能性があります。
まとめ
雑所得がある場合、ふるさと納税の控除上限額は給与所得のみの場合より高くなります。
副業や仮想通貨で収入がある方は、雑所得を含めた総所得金額で上限額を計算しましょう。
ただし、雑所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。















