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サクサクの衣が美しい天ぷらは、日本を代表する料理です。
具材のバリエーションが豊かで、天ぷら専門店でも多種多様な具材が用意されています。
この記事では、定番から変わり種まで、さまざまな天ぷらの具材を紹介します。
揚げ方のポイントも併せて解説するので、天ぷらを作る際の参考にしてください。
天ぷらの定番具材【魚介類】
まずは、天ぷらの定番である「魚介類」の具材を紹介します。
水気が多い魚介類を揚げる際には、調理中の油ハネに注意しましょう。
油に入れる前に、水気をよく拭き取り、打ち粉を細部までまぶしておくと、油ハネをおさえられます。
えび
えびは、天ぷらでもとくに人気のある具材です。天ぷらといえばえび天を思い浮かべる人も多いでしょう。
プリプリした食感と、華やかな見た目がおもてなし料理にもおすすめです。
筋を切り、形を整えて揚げると、まっすぐなえび天に仕上がります。
タコ・イカ
タコやイカは、歯ごたえのある食感が人気の具材です。
タコの天ぷらは、衣のサクサク感とタコの弾力のコントラストが楽しめます。
イカは部位によって食感が異なり、胴の部分はプリプリ、足の部分はコリコリとした歯ごたえが魅力です。
調理が面倒に感じる場合、ボイルされたものを使えば、手軽に天ぷらを作れます。
キス
クセがなく淡白なキスは、天ぷらにすると旨味が引き立ちます。
サクサクの衣と、ふわふわしたキスの身は相性抜群。
上品な天ぷらに仕上がります。
ちくわ
ちくわは手軽に調理できるため、天ぷらの具材としてもおすすめです。
ちくわ自体にしっかりと味がついているので、味つけなしでも美味しく食べられます。
お弁当やおつまみにもおすすめの具材です。
カニカマ
生で使われることの多いカニカマは、天ぷらにすると旨味が閉じ込められ、贅沢な味わいに変化します。
赤色が鮮やかで、天ぷらの彩りとしてもおすすめです。]
天ぷらの定番具材【野菜類】
彩り豊かな野菜類の天ぷらは、食卓を華やかにしてくれます。
天ぷらでよく用いられる「野菜」の具材を紹介します。
かぼちゃ
黄色と緑のコントラストが美しいかぼちゃは、天ぷらにすると彩りのアクセントになります。
7mmほどの厚さにカットして、時間をかけて揚げるとやわらかく火が通ります。
甘味のあるかぼちゃの天ぷらは、お子様にも人気のある具材です。
さつまいも
さつまいもは、やさしい甘味が美味しい天ぷらの具材です。
薄めに切って揚げるとおやつ感覚で美味しいですが、厚めに切ったさつまいもをじっくり揚げてもホクホクとした甘味が楽しめます。
れんこん
サクサクとした食感が楽しいれんこんも、天ぷらの定番具材の一つ。
じっくり揚げるとホクホクした食感に変化するので、好みによって揚げ時間を調整するのもおすすめです。
ししとう・ピーマン
鮮やかな緑色がよいアクセントになるししとうやピーマンも、天ぷらには欠かせません。
天ぷらにすると、特有の苦味も和らいで、食べやすくなります。
ピーマンはカットして種を取り、ししとうは調理中の破裂を防ぐため切れ込みを入れておくと安心です。
なす
なすは加熱すると、やわらかくとろけるような食感になります。
切れ込みを入れて扇状にすると見た目も華やか。
衣を薄くつけて揚げると、なすの紫が、盛り合わせのなかで鮮やかに映えます。
大葉
薄い大葉は衣を薄くつけ、短時間油にくぐらせると、サクサクとした天ぷらに仕上がります。
大葉のさわやかな風味が、油っこい天ぷらを食べやすくしてくれます。
しいたけ
風味豊かなしいたけは、天ぷらにすると絶品です。
ふっくらと仕上がり、旨味の詰まった天ぷらになります。
表面に飾り切りを加えると、見た目も華やかに仕上がります。
天ぷらの定番具材【肉類】
魚介類や野菜類など、あっさりとした具材がメインになりがちな天ぷら。
肉類を具材にすると、ボリュームのある天ぷらを楽しめます。
肉類のうち、定番となる天ぷらの具材を紹介します。
鶏肉
鶏肉は、部位によってさまざまな違いが味わえます。
胸肉やささみで作ればあっさりと淡白に、もも肉で作ればジューシーな味わいが楽しめるのです。
さらに、下味をつけて揚げると、しっとりやわらかなとり天が作れます。
豚肉
豚肉は天ぷらとも好相性。脂の甘味は、揚げるとより引き立ちます。
薄切りの豚肉でも、大葉やピーマンなどの野菜を巻けば、満足感のある天ぷらになります。
ソーセージ
焼くイメージの強いソーセージは、天ぷらにするとまた違った美味しさを楽しめます。
天ぷらのサクサクした衣と、パリッとしたジューシーなソーセージは好相性です。
調理中の破裂を防ぐため、皮には切れ込みを入れておきましょう。
かき揚げにおすすめの具材
天ぷらは、複数の具材を合わせて、かき揚げにしても楽しめます。
具材を小さく切るかき揚げは、火の通りにくい食材にも、しっかりと火が通りやすいこともメリットです。
油に入れたあとはなるべく触らないようにすると、形の良いかき揚げに仕上がります。
玉ねぎ
玉ねぎは加熱すると甘味が出る野菜です。
薄切りにした玉ねぎは、どんな具材とも相性がよく、かき揚げのメイン食材に最適です。
ごぼう
ごぼうは、千切りにしてかき揚げにすると、独特の香りが楽しめます。
固めの食感で、食べごたえのあるかき揚げにできます。
とうもろこし
とうもろこしの実をかき揚げにすると、プチプチとした食感と衣のサクサク感が楽しめます。
甘味が強いとうもろこしは、塩を少しだけつけて食べるのがおすすめです。
えだまめ
枝豆をかき揚げにすると、しっかりとした食感と旨味で、おかずだけでなくおつまみにもおすすめの一品です。
生の枝豆を使うと、さわやかな風味としっかりとした食感が楽しめます。
人参
加熱すると甘味が引き立つ人参は、かき揚げの具材におすすめです。
千切りにすると火の通りが良くなり、オレンジ色も鮮やかなため、華やかで美味しいかき揚げができあがります。
天ぷらの変わり種具材
天ぷらは定番の具材以外にも、さまざまな具材を揚げて楽しめます。
ここでは、天ぷらの変わり種具材を紹介します。
半熟玉子
半熟のゆで玉子は、天ぷらの具材にしても相性良く食べられます。
ごはんや、うどんとの相性も抜群。とろりとした濃厚な黄身と、サクサクの衣がやみつきになる美味しさです。
破裂を防ぐため、揚げる前のゆで卵に、つまようじなどで小さな穴をあけておくとよいでしょう。
もずく
酢の物のイメージが強いもずくですが、天ぷらの具材にもなります。
もずくと衣が一体となり、サクサクとした食感になるので、テンポよく食べられます。
チーズ
チーズを天ぷらにすると、とろけるような食感になり、まろやかな味わいになります。
衣をつけて揚げるだけで、おつまみにぴったりな一品のできあがりです。
ミニトマト
真っ赤なミニトマトは、加熱すると甘味を増して、口の中を楽しませてくれます。
揚げている最中に破裂する危険があるので、つまようじで数か所穴を開けておくと安心です。
まんじゅう
まんじゅうを天ぷらにすると、また違った味わいが楽しめます。
歯ざわりの良い衣と、しっとりとした餡の対比が面白く、癖になる美味しさです。
天ぷらを美味しく揚げるポイント
天ぷらを美味しく揚げるには、いくつかポイントがあります。
ここでは、天ぷらを色よくサクサクに仕上げるコツを紹介します。
野菜の具材から揚げる
天ぷらを美味しく調理するには、具材を揚げる順番が重要です。
おすすめの順番は以下のとおりです。
- 葉野菜(大葉)
- 固い野菜(根菜など)
- その他の野菜
- 魚介類・肉類
- かき揚げ
固い野菜は低温からじっくり加熱すると、中までしっかりと火が通ります。
魚介類や肉類を最初に揚げてしまうと、油に匂いが移り、あとで揚げる具材に影響します。
かき揚げは油のなかで散らばるので、最後の方で揚げるようにしましょう。
油の温度に気をつける
天ぷらを美味しく揚げるには、油の温度も重要です。
低温だと、長時間揚げる必要があり、ベチャッとした仕上がりになってしまいがち。
温度が高すぎても焦げやすいため、具材の種類別に、適した温度で揚げましょう。
具材別の適温は以下のとおりです。
- 葉野菜・固い野菜:低温(160~170℃)
- その他の野菜・かき揚げ:中温(180℃)
- 魚介類・肉類:高温(190℃)
一度に沢山の具材を鍋に入れてしまうと、油の温度が下がってしまいます。
そのため天ぷらは、具材の量を調節しつつ、火加減にも気を配る必要があります。
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