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長野県の東端に位置する軽井沢町(かるいざわまち)は、いわずと知れた国内有数の避暑地。
抜群の人気を誇る観光地としてはもちろん、伝統的な別荘地としても有名です。
冷涼で過ごしやすい気候に美しい自然、西洋の雰囲気がただようまち並みや、多彩なショッピングスポットなど、軽井沢町には国内外の人々を惹きつけてやまない魅力があります。
この記事では、そんな軽井沢町のふるさと納税に注目。
人気の特産品や寄附金の使い道などについてご紹介します。
軽井沢町ってどんなところ?魅力や見どころをご紹介
「避暑地」や「リゾート」と呼ばれる地域は国内に数多くありますが、そうした中でも軽井沢町のブランド力は格別。
ここでは、軽井沢町の特徴を3つのポイントからご紹介します。
標高1000m!国際的なウェルネスリゾート
軽井沢町は、浅間山の南麓、標高およそ1000mのゆるやかな斜面に広がる高原地帯です。
夏でも平均気温20℃ほどと過ごしやすく、古くから避暑地・別荘地として愛されてきました。
もともとは、1886(明治19)年にカナダ生まれの英国宣教師アレキサンダー・クロフト・ショー氏が、軽井沢に避暑にやって来たのがはじまり。
ショー氏が気候や自然の素晴らしい軽井沢を「屋根のない病院」と称して以来、国籍を問わず多くの人々が訪れるようになりました。
スポーツ施設も数多く設置され、テニス、ゴルフ、スケートなどのスポーツ文化の発祥地としても知られています。
文学者や芸術家が集うアートなまち
軽井沢町は、さまざまな文学者や芸術家が休養や作品づくりに訪れていたことでも有名です。
室生犀星、川端康成、堀辰雄、井上靖らのように、別荘を購入して滞在を繰り返した人物も多く、軽井沢町を舞台にした作品も豊富に残されています。
町内には、文学や芸術とのつながりが感じられる記念碑や銅像が点在。
ゆかりの人物の記念館や美術館を巡ると、軽井沢を愛した文化人たちの作品に触れることができます。
豊かな水と自然のオアシス
町のシンボル的存在の活火山「浅間山」をはじめ、軽井沢町には四季折々の自然が楽しめる場所がたくさん。
森林浴とハイキングを満喫できる「碓氷(うすい)峠」では、浅間山に沈む夕日の絶景を眺めることができます。
このほか、かつて外国人客から「スワンレイク」と呼ばれていた紅葉の名所「雲場池(くもばいけ)」や、「白糸(しらいと)の滝」に代表される滝の数々など、水の美しさに浸れるスポットも満載です。
軽井沢町のおすすめ特産品7選
当初、外国人向けの避暑地として発展した軽井沢町は、いち早く取り入れた西洋文化に日本の文化を融合させ、ここだけのグルメや工芸品を生み出してきたまちです。
ここでは、そんな特産品の中からおすすめの7品をご紹介します。
信州牛
とろける肉質と極上の旨味が自慢の信州牛は、長野県の壮大な自然が育んだブランド和牛。
地域ごとにブレンドされるこだわりの飼料が、特有のまろやかな味わいの秘訣です。
ステーキやすき焼き、焼肉、ハンバーグなどで、その美味しさを堪能してください。
信州ポーク・ハム
「信州香原豚」や「信州そだち蓼科麦豚」などの銘柄で販売されているブランド豚肉・信州ポーク。
臭みがなく、ジューシーでやわらかな食感を楽しむことができます。
職人の手で丁寧に作られるハムやベーコン、ソーセージなども、肉の甘みが感じられる贅沢な逸品です。
高原野菜
軽井沢町は、冷涼な気候を活かした高原野菜の産地としても有名。
キャベツやレタスをはじめ、さまざまな種類の野菜が生産されています。
「軽井沢霧下野菜」は、軽井沢町で栽培されているブランド野菜のひとつ。
湿度が高く、霧の発生が多い栽培環境のおかげで、みずみずしく甘い野菜ができるといわれています。
信州そば
信州そばは、そば栽培が盛んな長野県の代表的な特産品。
軽井沢町にも信州そばの名店が集結しています。
地元のそばの実と美味しい水をたっぷりと使ったそばは、まさに絶品。
香ばしくて濃厚なくるみつゆでいただくと、信州らしさを存分に味わうことができます。
ビール
軽井沢町は、クラフトビール(地ビール)の銘柄や専門店が多いまちとしても知られています。
浅間山系の名水と、厳選されたホップや麦芽だけを使って醸造されたビールは、軽井沢の気候によく合うさわやかな味と喉ごし。
醸造所のオリジナリティが光る黒ビールやフルーツビールなども見逃せません。
ジャム・ジュース
りんご、ぶどう、桃、梨などの果物で、全国屈指の生産量を誇る長野県。
県産の新鮮な果物など、国産素材をふんだんに使って製造されるフルーツジャムやジュースは、軽井沢町の定番のお土産です。
材料は果物と砂糖だけなので、果物本来の風味がしっかりと楽しめます。
軽井沢彫
軽井沢町を代表する伝統工芸品・軽井沢彫。
もともとは、別荘に住む外国人向けの西洋家具として作られていたものです。
ダイナミックに彫り込まれた桜やぶどうなどのモチーフは、当時の外国人からも絶大な人気を集めていたのだとか。
伝統を重んじながら新しいデザインや装飾も取り入れられ、時代とともに進化を遂げています。
4通りから選ぼう!軽井沢町のふるさと納税寄附金の使い道
軽井沢町のふるさと納税では、納税者自身が寄附金の使い道を指定することができます。
選択できるのは、次に挙げる3つの取り組み。
使途を指定しない「おまかせ」も含め、全4通りの選択肢の中から自分の意思に沿った使い道を選びましょう。
守ろう豊かな自然
軽井沢町の大きな特徴である、豊かな自然環境と美しい景観。
町の面積の半分ほどは国立・国定公園の中というロケーションにあり、古くから自然環境保護に積極的に取り組んできた自治体です。
使い道に「守ろう豊かな自然」を指定すると、自然保護や野生動物の保全、ごみ処理対策、地球温暖化対策など、町の自然を守り続けるための活動に寄附が充てられます。
育もう教育と文化
「育もう教育と文化」を指定すると、「教育応援分」または「文化施設保存・補修」のいずれかの事業を選択することができます。
教育応援分
町内の保育園や幼稚園、小中学校、高校、大学など、寄附の使い道に特定の教育施設を指定することができる取り組みです。
スポーツの振興、地域伝統文化の承継、奨学金の支給など、各施設の特色を活かした教育事業に活用されます。
「自分の出身校を応援したい」、「思い入れのある施設で使ってほしい」など、納税者の想いが確実に届けられるしくみ。
お礼の報告を受け取ることができますが、返礼品はありませんので注意しましょう。
文化施設保存・補修
町の文化施設を守り、次世代に受け継いでいくための取り組みです。
国の重要文化財にも指定されている純西洋式の木造ホテル「旧三笠ホテル」や、軽井沢における日本人初の別荘「八田別荘」など、軽井沢町には重要な歴史的建造物がたくさん。
これらの建物の保存や補修費用が寄附金の主な使い道です。
増やそう健幸人
「増やそう健幸人」を指定すると、町民の健康促進や病院機能の充実、高齢者・障がい者の生きがいづくりなど、福祉事業全般に寄附が活用されます。
身体面の健康だけでなく、心の健康・幸せを感じられる「健幸人」を増やす取り組みです。
軽井沢町の返礼品が届かないときの問い合わせ先
ふるさと納税の申込み完了後、予定されていた時期になっても返礼品が届かない場合は、軽井沢町の担当部署に直接問い合わせましょう。
問い合わせる前に、次の項目について確認しておくとスムーズです。
- 申込時の住所・電話番号などに不備がないか?
- 決済がきちんと完了しているか?
- 返礼品を辞退するタイプの寄附に申し込んでいないか?
長野県軽井沢町の問い合わせ先
問い合わせ窓口 | 軽井沢町総合政策課企画調整係 |
電話番号 | 0267-45-8504 |
まとめ
首都圏からのアクセスや気候の良さだけでなく、自然・文化・グルメなど、数えきれないほどの魅力を持つ軽井沢町。
過去に訪れて、その魅力の虜になってしまったという方も多いはずです。
そんな軽井沢町は、2021年9月からふるさと納税に返礼品を導入したばかり。
この機会に、ぜひ寄附を検討してみてはいかがでしょうか?