白菜を長持ちさせる保存のコツ|冷蔵・冷凍方法からレシピまでを紹介

白菜を長持ちさせる保存のコツ|冷蔵・冷凍方法からレシピまでを紹介

生で食べればシャキシャキの食感が楽しめ、煮込めば甘くてトロトロな甘味をを味わえる白菜。

種類が多く一年中生産されていますが、旬である冬には丸のままの白菜が売られていることも多いので、鍋にたっぷりと入れて楽しむことができます。

しかしながら、意外と使いきれずに残ってしまい、そのまま冷蔵庫に放置していたら水分が抜けてしなびてしまったという経験はありませんか?

白菜は、上手に保存すれば日持ちする野菜です。

この記事では、白菜を長持ちさせる保存のしかたとおいしく食べきる方法をご紹介します。

冷凍保存した白菜を使ったレシピも紹介しますので、白菜が余ったときにはぜひ試してください。

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白菜の日持ちはどれくらい?

白菜の日持ちはどれくらい?

白菜は95%が水分でできています。(参照:日本食品標準成分表2020年版(八訂))

この水分をできるだけ逃がさないように保存することが、長くおいしさを保つコツです。

一般的に白菜は常温・冷蔵・冷凍の3つの方法で保存されています。

旬の時期には手ごろな価格で丸のまま販売されていることが多いですが、使い切れそうにない、または冷蔵庫に入りきらないという理由であきらめてしまうことがあります。

丸のままなら常温で保存ができ、カットしてから冷凍保存もできるので、ストック野菜として常備しておくとすぐに使えて便利です。

白菜の日持ちは保存環境によっても違いますが、きちんと保存すれば以下のように長くおいしさを保てます。

  • 常温で保存 約2週間
  • 冷蔵で保存 約1か月
  • 冷凍で保存 約1か月

3つの保存のしかたを、さらに詳しく紹介していきます。

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常温から冷凍まで白菜の保存方法を徹底解説!

常温から冷凍まで白菜の保存方法を徹底解説!

夏は暑さで傷みやすいので冷蔵や冷凍で保存しますが、冬場は気温の低い屋外でも保存できます

常温や冷蔵で保存する場合には、乾燥しないように気を付け、土に生えているときと同じように立てておくという一手間をかければ、新鮮な状態をキープしやすくなります。

常温で保存

冬場に丸ごと購入した場合の保存方法は、常温がおすすめです。

玄関やベランダなど日中の温度が上がらない冷暗所を選び、外に置く場合には白菜が霜などで凍らないように注意しましょう。

保存の際は、乾燥しないように新聞紙で包むか紙袋に入れて立てて置きます。

長く保存していると外葉が乾燥してしんなりしたり、黄色く変色したりすることがありますが、内側の葉を乾燥から守ることができるのでそのままかぶせておき、使う時にはがします。

調理するときは使う分だけを外側からはがして使い、小さくなったら冷蔵庫に移したり、冷凍したりして保存するのがおすすめです。

冷蔵で保存

白菜は収穫後も成長が続いています。

根元にある芯の白い部分を三角に切り取ったり、包丁で切り込みを入れたりしておくと成長を緩やかにでき、長く鮮度を維持することが可能です。

保存するときは、切り口に濡れたキッチンペーパーをかぶせて乾燥しないようにしてから、ラップで全体を包んで冷蔵庫に入れましょう。

冷凍で保存

冷凍した白菜は解凍時に水分が抜けるので、火が通りやすくなり短時間で調理が可能です。

白菜が残った時だけでなく、価格が安いときに多めに買って保存しておくと便利に使えます。

冷凍するときは、葉をよく洗い水気をふきとって使いやすい大きさにカットします。

カットしたものは、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜いておけば、酸化を防げます。

また、白菜は冷蔵で保存すると場所をとりますが、茹でて冷凍すればかさが減り保存するスペースが少なく済みます。

茹でるときは塩を少量入れた湯で軽く茹で、水気をしぼってから小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋にまとめて冷凍しましょう。

冷凍した白菜は、汁ものの具にしたり餃子のタネにしたりして使えます。

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冷凍した白菜を活用した簡単レシピを紹介

冷凍した白菜を活用した簡単レシピを紹介

生のまま冷凍した白菜は、冷蔵庫で自然解凍して使うのがおすすめです。

解凍時に出た水分をしぼって使えば漬物のような食感になり、あと一品欲しいときに重宝します。

また、汁ものや煮物に使う場合には、凍ったまま鍋に入れれば、生の状態より早く柔らかくなるので調理時間の短縮もできます。

白菜には、カリウムという栄養素が含まれていて、体の中の塩分の摂りすぎを調整するという役割を担っています。(参照:e-ヘルスネット 厚生労働省

カリウムは水に溶けやすいので、生のまま冷凍したものをスープや鍋に使えば、栄養を逃す心配もありません。

ここでは、スープ料理など冷凍保存した白菜を使って作る簡単なレシピをご紹介します。

白菜のクラムチャウダー

材料が少なく簡単に作れるのが、白菜のクラムチャウダー。

市販の冷凍シーフードや冷凍あさりと冷凍した白菜を使うので短い時間で簡単に出来上がります。

小さくカットした人参やじゃがいも、冷凍のシーフードを入れて煮込みます。

冷凍した白菜は、他の具材が煮えたころに凍ったまま入れましょう。

軽く溶かしたバターと小麦粉を練り、さらに牛乳でのばしながらルーを作り、鍋で煮込めば完成。

ルーは市販のシチューの素を使えば、さらに時短が可能です。

肉団子と白菜のスープ煮

ひき肉に塩や醤油、片栗粉を加えたものを団子状に丸め、沸騰した湯に入れます。

冷凍白菜以外ににんじんや玉ねぎなどの野菜があれば、薄く切って入れると具沢山になります。

野菜と肉団子に火が通ったら、冷凍した白菜を入れ、塩コショウでスープの味をととのえればできあがりです。

冷凍やチルドの肉団子を利用するとさらに簡単に作れるので、時間のないときのお助けメニューとして冷蔵庫に材料を用意しておくと便利です。

白菜のツナマヨサラダ

茹でて冷凍しておいた白菜を解凍し、水気をよく絞っておきます。ボウルに白菜とツナ、マヨネーズを入れて和えるだけで完成する簡単な一品。

七味唐辛子を加えたり、醤油を少し垂らしたりしてもおいしくなります。

簡単に作れるので、野菜が足りないときの1皿にすると食物繊維が補えます。

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白菜の上手な選び方

白菜の上手な選び方

白菜は一年を通じて店頭で見かけますが、10~2月に出荷の最盛期を迎えます。

この時期には、丸のままのりっぱな白菜が店頭に並んでいるのを見かけることも多いです。

白菜を購入するときには、次のようなポイントを知っておくと新鮮な白菜を選べます。

ポイント①丸のままの白菜は、葉の巻きと重さを確認

丸のまま購入するならば、白菜の胴回りが太くずっしりと重たいものがおすすめです。

外葉が緑で、葉の巻きが詰まっているのは新鮮な証拠です。

ポイント②カットした白菜は、切り口を確認

半分や4分の1にカットされた白菜は、外葉が外されていることが多いので、葉の詰まり具合や切り口で鮮度を確認します。

白菜は収穫後も成長するため、日にちが経つと切り口が盛り上がってきます。

購入するときは、切り口が平らで変色が無く、葉と葉の間が開いていないものを目安に選んでください。

ときどき、黒い小さな斑点のある白菜を見かけることがありますが、斑点はポリフェノールによるもので食べても問題ありません。

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まとめ

鍋の材料として使われることが多い白菜は、味がたん白で鍋以外にもさまざまなメニューで使われます。

炒めたり煮たりと和洋中問わずに活躍する野菜なので、常備しておくと献立選びの幅が広がります。

白菜を保存するときは立てて置き、乾燥から守るために新聞やラップで包んでおけば、冷蔵で1か月ほどと比較的長く保存が可能です。

旬である秋から冬には丸のまま売られていることも多いので、半分は冷蔵して、もう半分は冷凍にしてというように保存すれば、さまざまな料理に使えます。

白菜を上手に保存して、便利に活用してみてください。

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