バナナの栄養を徹底解説!効果的な食べ方や摂取量の目安も紹介

バナナには、健康に役立つたくさんの栄養素が含まれています。今回は、バナナに含まれる主な栄養素や、その特徴をご紹介します。

バナナには、エネルギー源となる糖質のほか、カリウムやマグネシウム、ビタミンB群などの栄養素が豊富に含まれます

果物でありながらでんぷんを含むのが特徴で、ゆっくりと消化吸収されるため腹持ちがよく、低カロリー・低脂質な食品です。

さらに、食物繊維やポリフェノールといった、健康を意識する人にうれしい成分も含まれています。

この記事では、バナナに含まれる栄養素とその働きに加え、効果的な取り入れ方や1日の摂取量の目安などを詳しく解説します。

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バナナの主な栄養素とその働き

バナナの主な栄養素とその働き

バナナは他の果物に比べて水分が少なく、炭水化物(糖質と食物繊維)を多く含むのが特徴です。

生のまま食べられるため、水溶性のカリウムやビタミンB群などの損失が少なく、栄養を逃さず摂取できます

100g当たりで比べると、エネルギー(カロリー)は他の果物よりも高めですが、ご飯・パン・麺類よりも低く、でんぷんを含む食品のなかでは低カロリーといえるでしょう。

バナナ(生)の可食部100g当たりの栄養価

栄養成分含有量
エネルギー93kcal
水分75.4g
脂質0.2g
食物繊維1.1g
糖質21.4g
カリウム360mg
マグネシウム32mg
ビタミンB10.05mg
ビタミンB20.04mg
ナイアシン0.7mg
ビタミンB60.38mg
葉酸26μg

※参考:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

ここからは、バナナに含まれる主な栄養素とその働きを解説します。

糖質|活動のエネルギー源となる

糖質は活動のエネルギー源となる重要な栄養素です。

バナナには、単糖類(ブドウ糖や果糖)、二糖類(ショ糖)、多糖類(でんぷん)といった、構造の異なる糖質がバランスよく含まれます。

糖質は単糖を基本構造とし、それが2つ結合した二糖類、10〜1,000個つながった多糖類などに分類されます。

単糖類や二糖類は消化吸収が速く、多糖類は消化酵素により分解されてからゆっくりと吸収されます。

つまり、バナナには、摂取後すぐにエネルギーに変わる即効性と、スタミナを維持する持続性をもつ糖質が両方含まれるのです。

食物繊維|良好な腸内環境のサポート

食物繊維とは、ヒトの消化酵素で消化されない成分の総称です。

腸内細菌のエサとなる「水溶性」と、便のカサを増やして腸を刺激する「不溶性」に大別され、バナナには不溶性の方が多く含まれます

  • 水溶性食物繊維:0.1g/100g
  • 不溶性食物繊維:1.0g/100g

バナナの食物繊維は、他の果物と比べてとくに多いわけではありませんが、以下の成分を含むことで良好な腸内環境をサポートすると考えられます。

  • レジスタントスターチ
    難消化性のでんぷんで、腸内細菌のエサとなる。
    食後血糖値の上昇を穏やかにする働きがある。
  • フラクトオリゴ糖
    ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエサとなる。
    ヨーグルトなど乳酸菌を含む食品と相性がよい。

※参考:海老原 清「レジスタントスターチの栄養・生理機能」日本調理科学会誌(2014)
倉重 恵子「プレバイオティクスとフラクトオリゴ糖…」砂糖類・でん粉情報(2023)

カリウム|塩分の排出を助ける

カリウムは、栄養素として不可欠な「必須ミネラル」の一つです。

細胞の浸透圧を適切に保つ働きがあり、体内の過剰な塩分(ナトリウム)の排出を助けます

バナナはカリウムが豊富な食品の一つで、むくみが気になる人にとっても意識して取り入れたい食品です。

カリウムは水溶性のため、ゆでたり煮たりすると水に溶け出しやすい性質がありますが、生で食べられるバナナでは流出しにくく、効率よく摂取できます。

このような点から、腎臓に疾患があるなどカリウムを制限している人は、バナナの摂取に注意が必要です。摂取の際は医師に相談しましょう。

ビタミンB群|疲労回復のサポート

ビタミンB群は、さまざまな酵素の働きを助ける補酵素として働く、エネルギーの産生にも欠かせない栄養素です。

バナナに含まれる主なビタミンB群とその働きを以下にまとめます。

  • ビタミンB1
    主に糖質のエネルギー代謝を助け、肉体疲労の回復をサポートする。
  • ビタミンB2
    脂質や糖質の代謝に関わり、効率的なエネルギーの産生に寄与する。
    皮膚・髪・爪などの健康維持を助ける。
  • ナイアシン
    脂質・糖質・たんぱく質の代謝に欠かせない栄養素。
    皮膚や粘膜の保護に関わる。
  • ビタミンB6
    たんぱく質やアミノ酸の代謝を助け、皮膚・髪・歯などの健康維持に役立つ。
  • 葉酸
    ビタミンB12とともに赤血球の生成に関わり、「造血のビタミン」とも呼ばれる。
    核酸(DNAやRNA)の合成に関わり、新しい細胞が作られるのを助ける。

マグネシウム|骨や歯の健康を支える

マグネシウムは、骨・歯の健康維持やエネルギーの産生などに関わる重要なミネラルで、果物のなかではバナナに豊富に含まれます。

マグネシウムの主な働きは以下のとおりです。

  • カルシウムやリンとともに骨の構成成分となり、骨にしなやかさを与える。
  • 300種類以上の酵素の働きに必要で、エネルギーの産生に寄与する。
  • 筋肉のスムーズな動きを助け、神経伝達を正常に保つ。

ポリフェノール|抗酸化作用がある

ポリフェノールは、さまざまな植物が作り出す、抗酸化作用をもつ成分です。

紫外線やストレスなどにより体内で活性酸素が過剰に産生されると、細胞が酸化され、健康に影響を及ぼす可能性があります。

ポリフェノールは抗酸化作用により、細胞に酸化ダメージを与える活性酸素の影響を抑えます。

バナナにもポリフェノールが含まれ、日常の食事から手軽に摂取できます。

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バナナを食べるタイミングと摂取量の目安

バナナを食べるタイミングと摂取量の目安

バナナの栄養を効果的に利用するには、食べるタイミングを意識するとよいでしょう。

この章では、バナナの効果的な食べ方と1日の摂取量の目安を紹介します。

朝食時|エネルギー補給と体内リズムの調整

バナナには、朝のエネルギー源となる糖質と、体内リズムの調整を助けるアミノ酸が含まれます。

ここからは、これらの成分の具体的な働きを解説します。

即効性と持続性を両立した糖質補給

バナナには吸収速度の異なる糖質が含まれ、即効性と持続性のあるエネルギー補給に役立ちます。

普段の朝食にプラスするほか、時間がないときはバナナだけでも食べておくとよいでしょう。

ただし、バナナだけではたんぱく質が不足しやすいため、乳製品などと組み合わせると、より栄養バランスが整います

さらに、バナナに含まれるレジスタントスターチには、食後血糖値の上昇を穏やかにする働きが期待できます。

血糖値の急上昇は、活動のパフォーマンスを低下させ、長期間続くと健康に影響を及ぼす可能性があります。

血糖値の変動に配慮しつつエネルギーを補給できるバナナは、忙しい毎日を手軽にサポートしてくれる食品といえます。

睡眠に関与するメラトニンの生成をサポート

バナナは、トリプトファンというアミノ酸を比較的多く含む果物です。

トリプトファンは必須アミノ酸の一つで、セロトニンやメラトニンの材料となります。

セロトニンは精神の安定に寄与し、それを材料として夜間に生成されるメラトニンは、体内時計(サーカディアンリズム)に合わせて入眠を促す働きが知られています。

バナナ単体の効果を示す研究ではないものの、ヒトを対象とした比較実験では、朝にトリプトファンを多く含む朝食を摂取し、日光に当たることで、夜にメラトニンの分泌が促進される可能性が示唆されています。

※参考:Fukushige H., et al.「Effects of tryptophan-rich breakfast and light exposure during the daytime on melatonin secretion at night」J Physiol Anthropol(2014)

運動前後|持続的なエネルギー源と運動後の体のケア

運動をする際にバナナを取り入れると、エネルギー補給や運動後の体のケアに役立ちます。

  • 運動前
    バナナに含まれる糖質が時間差で吸収されるため、長時間にわたってエネルギーが補給される。
    運動前に摂取すると、瞬発力とスタミナ維持の両立が期待できる。
  • 運動後
    運動で消費された「筋グリコーゲン(筋肉に蓄えられる糖)」を速やかに回復するには、糖質の補給が重要とされる。
    バナナなら手軽に糖質を補給でき、汗で失われがちなカリウムやマグネシウムなどのミネラルも補える。

摂取量の目安は1日1〜2本

バナナは、1日1〜2本を目安に摂取するとよいでしょう。

活動量や性別にもよりますが、厚生労働省の「食事バランスガイド」によると、1日の果物の摂取量は「みかんだったら2個程度」とされています。

これをバナナに当てはめると、活動量が低い場合は1本、活動量が多い場合は2本程度が適量といえます。

※参考:厚生労働省「『食事バランスガイド』について」

バナナの食べ過ぎは糖質の摂り過ぎにつながりやすいため、1日に大量に食べるのは避けましょう。

また、バナナにはカリウムが多いため、腎臓に疾患のある人などは医師の指示に従うようにしてください

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おいしさを逃さない保存方法

おいしさを逃さない保存方法

保存方法を工夫すると、バナナをよりおいしく、長く楽しめます。

季節による温度管理や置き方のポイントは以下のとおりです。

  • 基本は常温保存
    基本的には、14〜20℃程度の風通しのよい場所での常温保存が適する。
    夏は冷蔵庫、冬は暖かいリビングなど、季節によって使い分けてもよい。
  • 1本ずつ切り離す
    バナナ自体のエチレンガスの影響により、熟成が進み過ぎる場合がある。
    1本ずつ切り離して保存すれば、エチレンガスの影響が抑えられやすい。
  • 山型に置く、吊り下げる
    接触面が多いと、その部分から傷みやすくなる。
    山型に置く、バナナスタンドに吊り下げるといった方法で接触面を減らすとよい。

詳しい保存方法については、バナナを長持ちさせるコツについて解説した記事をご覧ください。

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まとめ

バナナには、糖質・食物繊維・カリウム・ビタミンB群などの栄養素や、ポリフェノール・レジスタントスターチなどの機能性成分が含まれます。

吸収速度の異なる複数の糖質が含まれるため、即効性と持続性を兼ね備えたエネルギー補給ができ、日中や運動時の活動を支えます。

また、レジスタントスターチには、良好な腸内環境のサポートや血糖値の上昇を穏やかにするなどの働きが期待できます。

健康的にエネルギー補給ができる食品として、普段の生活にバナナを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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